豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

練習日誌 2006年11月1日(水)

練習日誌 2006年11月1日(水)

・パンフレットのゲラ刷りが上がったよー。今年の表紙はクラ民ちゃんのデザインだ。見て見てー民ちゃんー、とゲラを差し出すと「ほぉぅ!!」と彼女の口からは聞いたことのないような、M.ジャク〇ン調の奇声が発せられた。白人だ。白人の喜び方だ。
・合奏が始まる前に、川﨑団長から「廊下に貴重品置いてる人がいる?なるべく身の周りに置いておいて」とアドバイスが。そうですね。何年か前に合奏中に盗難事件がありましたからね。何人かがワタワタと自分のカバン等を取りに行っている最中、クラりえりえが「え?なんで?」と不思議がっていた。クラりえ蔵が「入り口のドアの開く音がしたけど合奏場に誰も入ってくれへん、だったらコワイだろ?」と、簡潔な説明をしてくれた。うんうん、それが生きてる人であってもそうじゃない人であってもコワイよな。するとりえりえ、「ええーっ、そうじゃない人はドアなんか開けない」。あ、納得。すりぬけて来なるもんな。こんな話してる横で、クラ民子&クラ尚江が「入り口にワナをしかける」話をしていた。どんなワナですか。猪用のギザギザの刃のヤツ。いやいや、バネ式でチーズがのせてあるヤツ。戸の上に黒板消しはさんだら?。うわレトロっ。「でも一番イヤなワナは“♭5つ”だろ?」って私が言ったら、二人とも「あ」って顔して、アンコール曲の楽譜を探しだした。(10月25日の戦務帳参照)
・本日の合奏曲を黒板に書くとき、『功名が辻』って書かずに《一豊と千代》って書いといた。クラしほつんがそれを見て「あれ何?何の曲?」って聞くから、功名が辻って答えると、「え?そうなん?なんで?あ、主人公の名前?え?誰?」。山内一豊って知らんか?一豊の妻の内助の功って知らんか?って聞いてやると、「えー習ったことないー」って言った。え?もしかして、総合高校、日本史未履修ですか?(時事ネタ)。「えー日本史はあるけど、まだそこまで行ってへんー」。ああ、そうなんか。戦国時代はこれからなのね。「あー、徳川家康は習ったー」って、戦国なろとるやん!!一豊、いつの時代の人や!!
・続いて『功名が辻』ネタを。この前の日曜の大河ドラマ、家康がむっちゃかっこよくって惚れたわー。西田敏行なんだけど。って話をしたら、クラしほつんが「え?にしだとしゆきって誰?」。おもろいなー、しほつんわー。ものごころつき始めると何でも聞きたくなるんだなー。ん?4・5歳児?あ。功名ネタのつもりが、しほつんネタだった。このしほつんの問いには、クラりえりえが先輩として堂々たる回答を即座に出してくれた。「“つりバカ”の人!!」。
・『ジェラート・コン・カフェ』って知ってる? いや、今練習してる曲のタイトルなんですけどね。もともとはアイスクリームにエスプレッソかけたデザートの名前なんですよ。って合奏のとき言ったら、みんな、へー…って顔して聞いてた。だもんで、スコアに書かれた作曲者の言葉を読み上げた。「…おいしいお菓子のイメージそのままの楽しい曲です。でも、ちょっと大人の人は甘さとほろ苦さの混じった味を感じて、人生に重ね合わせてみてください」…。甘さとほろ苦さー。ちょっと大人のヒトー。誰かがぼそっと「“ちょっと”大人でないとあかんのかなー…」とつぶやいた。そーだねー、“だいぶ”大人のヒトはどんな味を感じりゃいいのかねー。「…やっぱ“シブい”味の演奏か?」。ジェラート・コン・カフェ。イターリヤっぽいこじゃれたデザートも、豊吹にかかれば、甘い→苦い→シブい、と3段活用の末に味を変えさせられる。
・曲の方の『ジェラート・コン・カフェ』です。中間部に16小節のパーカスソリがある。ドラムス細見クンがいろいろいろいろ考えて、華麗でなおかつあっついドラムソロを展開しようとしている。いいぞぉ。ノッてるぞぉ。激しいぞぉ。ヒートアップしてきたぞぉ。おやおやテンポがあやしいぞぉ。あれあれ拍子がなくなってるぞぉ…。ヘ、ヘルプ!!カウベル成田くん!! 私はあなたの打音をたよりに棒をふります。この曲で、私と成田くんは運命共同体。なりたがコケればまえだもコケる。

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