・きょーおは楽しいぃひなまつりぃ♪ いや、歌ってみたかっただけなんです。許して、ぶたないで。
・合奏です。佐野さん、まず何しよっか? 「んー、『千の風になって』」byアルト佐野さん。「わし、今日たまたま、この曲聴いたんだわいや」。へぇ、偶然に?「うん。だしけー、この曲はわしに、まん、まん、まかせれや」。佐野さんは、どもるほどに意気込みが増す御方。じゃー、カウント取りお願いします。佐野さんのワンツーで合奏。この前の木管ディに合奏したときは空白が多くて分からなかったけど、曲の全体像がだいぶ見えてきました。冒頭のメロディ担当はなんとボーン。ブラス曲としてはぢみな切り出し方です。でも、ボーンの音色というのが、原曲のテノールの雰囲気に一番似通ってるのかもしれません(今日はいないユーフォも重なってるかもしんないけど)。その後、各パートにメロディのバトンは渡されていき、全員が必ずどこかでこの美しいメロディを歌い上げる恩恵にあずかれる、といった構成です。私も、今日はバリサクで参加してましたが、バスクラさくらとベース川﨑さんと一緒にしんぐ・あ・めろでぃ。ユニゾンでエンジョイ。伴奏部分は、なめらかな動きの表現に気をつけながら、8分音符はちょっと音を立てて、リズムをポップにしたり。ひとつのパートに様々な役割がつけてあるから、いろいろ考えて吹けて楽しい。いいぞう、この曲。
・…しかし、破局点は訪れた。前回クラなおちゃんが指摘した、終結部にしかけられたワナだ。今日1stを吹いてる民ちゃんがひかかったかって? NO!! ワナにかかったのは佐野さんです。カデンツソロの前のフェルマータまできたとき、その次のソロへの合図をどうすればいいのか出しあぐねた佐野さんは、突然私にフッてきた。「…ん…まん…まん…まかせるわー!!」。佐野さんは、追い詰められるほどにどもりが増す御方。おまかせください。佐野さんの後処理には慣れてます。
・カデンツ、どんなタイミングで入るのー?と民子の楽譜をのぞき込んだりしてる最中、クラりえりえ&バスクラさくらが何やらヒソヒソささやきあっていた。ここでマイデビルイヤー、パワー全開。「…カデンツって何?」「電化製品の一種…」。だはははははっ。電機屋さんの娘・さくらよ、お前の発案か?「ち、違います。タケガワが言ってたんです!!」byさくら。もぉー、しほつんわー。練習来てない日もおもろいんだからー。とひとしきり大笑いして、さ、練習に戻ろうというときになって、佐野さんが「ああ、カデンツを家電製品のカデンとかけてそう思ったんか?」と言い出した。え?今さら解説?さっきみんなでそれを笑ってたんじゃないですか? と思ったその瞬間、今度はりえりえが「あ!! そうなんだ!!」と“初・納得”という声を出した。佐野さんの解説を聞いて初めて分かったんだな?ああ、今春からの彼女の職場は笑いで満たされるであろう。
・次はヤン・フランツ・ヨーゼフ・ヴァン=デル=ローストの『タンツィ』。これって、神戸シンフォニックバンドさんの委嘱で作曲されたんだって。楽譜にもおっきくそう書いてあるし。で、HPをのぞいたペット坂ちゃんが“委嘱するに至るいきさつ”っていうのを教えてくれた。高橋徹さんがヤン・ヴァンデルローストのお友達で、高橋さんが「作ってくんない?」ってお願いしたんだって。…概略ですよ!!ここに書いたのは!! 依頼された本当のいきさつっていうのは、もっともっと正式なものでしょう、もつろん。でも、有名な作曲家や編曲家の方々と親交のある一般バンドって…、すごいですねぇ。
・うちだって、ツテを頼って解明したことがあるぞ。『TANCZI』の発音・意味について、ホルン中井さんが知り合いのロシヤ語堪能な人に尋ねてくれた。これが豊吹団員のツテだっ(とほほほ…)。舞曲、英語の「ダンス」にあたる単語は、ロシヤ語では「ターニェツ(TАНEЦ)」という。「ターンツィ(TАНЦЫ)」はその複数形。「複数形ってことは…よぉけの人で踊っとるってことか?」by佐野さん。3つの舞曲でしょぉぉぉー!!3つあるから複数形!! 佐野さんは、ダンスホールいっぱいの踊る人間を想像していたらしい。わいわいがやがやタンツィタンツィ。踊るあほぅと見るあほぅ同じあほなら踊らにゃソンソン。
・『タンツィ』合奏してて、すっごい不安になる部分があった。中低音の伸ばしのパートなんだけど、音程が合ってなくって変な和音が鳴った。そこの伸ばしの人は?ベース、バスクラ、バリサク、ボーンです。はい、その人たちだけで伸ばしてー。…。う、うあぁぁ!!あ、悪魔の和音だー!! ってくらい恐ろしい響き。何?何の音? 尋ねてみると、ボーンがB♭。その他がD。なんや3度の音程か?それがなんでおどろおどろしい響きに…。え、でもDやってる3パートに比べてボーンの方が音域は高いから、Dから上に数えてE・F・G…、え?6度音程?になるの。で、今日は間に何の音もないからすっげ不安定になって悪魔の和音になったわけか。あー、斎藤さんのせいじゃなかった。よかった。ふぅ。
・『行進曲「紅毛氈」』。佐野さんは、いつまでたってもこのタイトルの字面に慣れない。「毛ぇがよぉけ書いてあるなぁ」by佐野。いや、よぉけ(たくさん)って言っても2ヶ所だけですから。「なーんか難しげーな字ぃなんだわいや。パソコンで出るかいや?」。いや、“もうせん”って打てば普通に変換しますから。「そぉかぁ?ああ!! “て”ぇの漢字に一本増やしたら“毛”になるんだったけぇな」。“て”?“て”って…?“手”か!! 佐野さん!! 手と毛じゃハネる方向からして違うから!!…今度、漢字ドリルを買ってきてあげようかな? あの「えんぴつで書くなんちゃら」ってシリーズので、ええの出てないかな?
コメントを残す