豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

吹奏楽コンクール但馬大会

吹奏楽コンクール但馬大会

近畿地方、梅雨明けしましたー。今日は、予想最高気温27度という、爽やかな一日になりそう。過ごしやすいぞ。こりゃ、ええどー。

豊吹から吹連へのご奉公には、バリサクまえだが行くことに。舞台係です。舞台チーフの吉谷センセ(但東中)と相談して、舞台袖の黒板に舞台図を大写しする仕事もさせていただきました。チョークの粉まみれになって団体入れ替え時にドカドカ走り回る姿は、客席にいた団員たちにも「ああ、また暴れてる」と目撃されました。野生に返って楽しかった…。

2時15分です。豊吹メンバー、じばさん3階に集合しました。佐野さんが来てらっしゃいます!! 病身を押しての参加。すごい佐野さん!!うるんだ目でしんどそうで痛々しかったけど、でもでも、りっぱ、えらい!! 涙でそうだった。

風邪といえば、クラリネットりえ蔵ちゃんも鼻水が出て困るって言ってた。体調不良を押し切って、ぶっとい息出して楽器に命を与えてる彼女の姿勢を見てると、感心しました&すかっと爽快です。

助っ人チューバ尾崎くんは、カッターシャツの下に大学時代の部活で作ったTシャツを着てました。バックプリントがかっこいいの。縦書き黒字毛筆体で「音道」と大書してある。背中を見てるとその文字が透けてて、むちゃくちゃオーラを感じました。豊吹もあんなん作ろー。

チューニング室で30分間の最終調整の後、いざ本番。えべれーたーで移動中、花の10代メンバー、アルトたなかちゃん・アルトあづあづ・ボーンともみんが「緊張するぅ、どうしょう~…」って言ってたので、ちょっと話して笑かしちゃった。大口あけて笑ってた。ええぞなええぞな。その調子でリラックスよ。
ステージ裏で待機中、坂ちゃんの携帯にメール入ってきた。斎藤師団長からの激励メールです。小声でみんなに伝えて、本番前の気合を入れなおす。ありがたい。離れてても気持ちは一緒だー。とても心強いメッセージだった。

いよいよステージに上る。それぞれ自分の配置におさまる。舞台が明るくなる前に、指揮者は、落ち着いて・音程よく歌って・しっかり息を出そう、ってなことを言ってたかな。自分で言ったこと忘れるなよとつっこまれそうだが実は私も緊張してた。第一音を振り出すときが一番怖い。みんな一緒だから平気。みんながいるから大丈夫。と念仏のようにとなえる。

演奏中のことは、照明が明るかったな、くらいしか覚えていない。たはは。演奏終わって袖に引っ込んでから、一等最初の「講評」を岡崎”大”先生(笑)からもらった。ぼそっと一言、「(低音のええ声で)おもろいのぉ」。えっへへへー、まさか「スラヴ舞曲」を”メドレー”で演奏するとは予想していなかっただろう。おもろかっただろう。さてとっ、後片付けだ。家に帰るまでが運動会です。ぢゃなかった。楽器かたすまでが演奏よ。

今年のコンクールを終えて、豊吹は、団員どうしがお互いに「補い合えるチーム」だ、ということを再発見いたしました。
私はかつて、今年のコンクールほど激しいメンバーの入れ替わりを経て迎えた本番は、経験したことがない。少なくとも私の記憶の中では初めてのことだと思う。みんなそれぞれの忙しい生活の中で、音楽に割くパワーと時間をやりくりしながら作っている。そんな中、出演できなくなった人の抜けた後をカバーし、急遽出演できることになった人の音を支え吸収して、一つの音楽を作り上げようとする。欠席している人も、豊吹を気遣って励ましている。運営の面でも「補い合い」が見えた。
団員一人一人が芸達者で働き者。だから、臨機応変に吹ける・動ける。そして、「不安だけどよっしゃやってみるわ!」のノリで、とっさの状況下でも補い合って進める。みんなパワフルだわ。
まだまだ「上手い」演奏のできるバンドではないけれど、いろいろなアクシデントがあった中、どうにかお客さまの前に提供できるものを作ることができた。そこに豊吹のみんなの底力を見た気がします。   よっしゃ、次は空港フェスだぁ!!

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