豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

練習日誌 2003/08/23

練習日誌 2003/08/23

7時半に練習場の鍵をあけて、メンバーがある程度の人数そろってくるまでの間に、ホルンしろいちゃん(本名は廣井)の結婚式のためのブライダルチーム6人が別室に集まって当日演奏する曲を練習してました。指揮者がちょっと夢中になって、もう一回、もう一回って時間も忘れかけた状態で練習してたら、クラ民ちゃんが入ってきて「空港で使う楽譜、どこに置いてあるん?」と尋ねた。ごめんなさいごめんなさい。私が言っておけばよかったね。ハッと我に返り、団の練習に戻っていきまいた。しっかり者の民さまは、このようにときどき調子にのった団員に喝を入れてくださるのです。大事なきーぱーそんよ。
アルト佐野さんの指揮で合奏練習開始です。始まったとたんに空港フェスの曲をひたすら通す通す通す!!はい次はい次と全6曲のうち4曲まで通したところで、ドラムスゲストの本井さんが登場(出入口から練習室の戸口まで「走って」来られました、さわやかに。ちょっとほれる)。本井さんのドラムを交えて、残り2曲を通した後、佐野さんの口から当然のように「よっしゃ、もう一回最初から」のお言葉がーっ。2巡目か!? せ、せめて休憩をとの言葉をさしはさむ間もなく、怒涛のようにズンドコズンドコ、ずんどこ節じゃなくってひょうたん島はかけ巡る。そして一気にサザエさんメドレーにも突き進む。さてもう一度、佐野さんのお言葉。「はい、10秒休憩。」どはははーと思いながらも、10・9・8・7…としばしの休息をかみしめていたら、「よしっやるぞっ」said佐野さん。ええぇっ、まだ10秒立ってませんぜ。テンカウント中にまだ立ち上がってないのにレフェリーから無理やり「ファィッ」って声かけられたボクサーの気分。もう口がへろへろでKO負け寸前っす。しかし、本井さんのドラムスとめぐとさ~やのパーカス小物が入っているので、テンポよく音楽が進み、打楽器なしの合奏の日よりはるかに楽に吹ける。もう2曲通してやっと1分間の休憩が我々に許された。1分の休憩をやったーと喜ぶ私は、もうすでに豊吹体質と化している。残り2曲だ。ラストスパートァ!! 「世界に一つだけの花」、この曲は飲み過ぎ食べ過ぎ吹き過ぎ注意。「オブラディオブラダ」、マッカートニーを思いながらという情緒もなく吹きまくれ-。ぅおりゃあー、完走だー(「奏」という漢字ではない感じ)。やればできるんだ-、私もみんなもまだまだ若いよ-とちょっと得意になってたら、佐野さんは言いました。「まぁいっぺん、すまっぷやってくれぇやぁ」。…。佐野さんのようにタフに吹きつづけるために体力作りに励もうという思いをあらたにしました。
あーでも、しんどかったけど、繰り返し繰り返し同じ曲をやってると、曲の構成が見えてくる。譜読みに余裕が出てきて、自分の耳が周りの音をたくさん拾えるようになってくる。自分の音がどの位置にいるのか、誰の音を支えているのか、誰の音に乗っかっているのか、誰と誰の音の間を埋めているのか、すごくよく分かってくる。いい練習でした。

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