豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

練習日誌

練習日誌 9月24日(水)

・「ヘイ・ジュード」「ホールニューワールド」を合奏。このとき、ばり作まえだが“タンバリン”でリズム&テンポを作っていた。が、へたくそ。(ToT) どんどん遅くなる。こりゃぁ特訓だわ。いっしょに河原に行こう、ふじおか。
・次に「サンダーバード」を合奏。曲が終わったとたん、フルートさっちん=高尾が吠えたっ。「あ゛――っ!!腹立つ―――――っっっ!!」 随所に出てくるきゃらきゃらきゃらきゃら(8月27日の戦務帳参照)の運指に、業わいている様子である。彼女は、かわいい見かけの内に燃えるパッションを秘めた(…いや、秘めてないか。表に出てる出てる)あっつぅい笛吹きだ。見てて、すんごくほほえましい。「若いっていいのぅ…」と茶をすすりたくなる。
・休憩の後、「革命」の練習。楽譜を確実に追って吹くために、通常よりもだいぶ遅いテンポで合わせる。早いテンポでやってると、吹けているように感じてしまいやすい。最初から細かいパッセージ等を「ごまかす」練習をしてしまうと、本当の吹きがいを感じないままに本番を迎えちゃうことになるからねー。やっぱ、せっかく大曲チャレンジするからにゃー、「難しかったけどこの曲攻略したぞー!!」と最後に達成感を味わいたいじゃん。じゃかじゃん。「革命」の特に前半部分をたんねんにさらうつもりで、繰り返し練習。木管高音、フルートさっちん・クラ民ちゃん・りえ蔵・あややが、休みの小節の間、肩で息してたような気がした。うっ、涙をさそうっ…。
・しっかし、ししししんどかった…。昔、知る人ぞ知るO江昇先生の合奏指導を受けたとき、「星条旗よ永遠なれ」を、「慣れた曲だからと吹き飛ばさないで、ハーモニーをよく意識しながら」というねらいで、とーてもゆっくーりなテンポで吹かされたことがあった(あのマーチを!!)。そのときもものすっごいしんどかった。今日の練習終わってから、それをふっと思い出し、無意識に同じことやっちゃったなぁ、今日のメンバーはとんでもない練習やらされたと思ってるだろうなぁと、めぐる因果をかみしめたのであった…。今度、O江先生んちに遊びに行こうかしら。一升瓶もって。
・片付けタイムに、アルトあづあづとボーンともみんが、「吹けれへんしけー、河原で練習しよっけー」としゃべっているのがちょっと小耳にはさまれた。はやってんのか?河原。じゃあ、ふじおかの声練とまえだのタンバ練もいっしょさせてくれー。

練習日誌 2003/09/17

わたくし、ばり作まえだは、9月13日(土)の練習をお休みさせていただきました。そんな訳で、専務帳の代筆をペットさかぽーんに託したのでありました。さんきゅー、さかぽん。
アルトあづあづが、とうとうマイ楽器を手に入れた。「知り合いに譲ってもらったんです♪」と言って、大事そうにケースを抱えてきてた。よかったねー、あづあづ。音程が全体的に高いかも、と心配していたが、低いより高い方がだんぜんいいってー。調節きくしね。自分の息を吹き込んで、これから楽器を“育てる”楽しみが出来たね。マイ楽器、おめでとう。
あづあづが楽器を譲ってもらったという話をしていたら、クラ民ちゃんが「ええなぁ、誰か私にもクラリネット譲ってくれる人おれへんかなぁ…」と、けっこうマジにつぶやいてた。つい最近、貯金をパソコン購入に注ぎこんだ彼女は、今度は楽器購入に向けてのあらたな貯金道を邁進中である。がんばれ、民ちゃん。夢は、今話題のYAMAHAカスタム・モデル“K”だっ。
この前の土曜に見学に来ていた森下くんが、本日も参加。希望しているのはトランペットだが、ホルンも吹いた経験があるそうな。んで、「ホルンなら団の楽器があるから、今日はそれ吹いてみたら?」と提案してみると、「えぇっいいんですか?うわぁうわぁ」と無邪気なまでの喜びようを見せてくれた。ういヤツじゃ、と思うてしもうた。
ボーン許ちゃん、豊吹の練習に参加。あれっ、八尾に行ったんじゃないの?「来週に行くことになってね」ということでした。今日もゴキゲンな音色・音形で、機嫌よく「革命」を吹いていた。いなくなっちゃうなんて、やっぱり惜しいなぁ。知り合いに聞いたんですけど、八尾市はゴミの分別けっこうウルサイらしい。許ちゃんは言った、「えぇ~、オレ分別大っ嫌いなんだよねー」。がんばって分け分けしてください。
合奏では「ホールニューワールド」「エル・クンバンチェロ」をやった後、「革命」をやった。え?金管殺し? ごめんごめん。
この前の土曜練習のときに、アルト佐野さんからテナーふじおかに、ひとつの指令が下されていた。「エル・クンバンチェロの最初の叫び、おめぇがやれぇやー」。今日はパーカスの参加者がなく、冒頭部分の練習ができなかったので、ふじおかの気合声が披露されることはなかった。和田山町にお住まいの皆さんにお願いします。河原にたたずみ「くんばんちぇぇろぉぉぅ!!」と夕日に向かって叫ぶ男性を見かけても、決しておびえたり通報したりしないでください。それはきっと、自らに特訓を課している最中の我らがテナー、ふじおかくんです。物陰からそっと励ましてあげてください。2

練習日誌 2003/09/13

ホルンしろいちゃん復活ー!!無事結婚式も新婚旅行も終わって、凱旋です。真っ黒になっているそのお顔をみて、皆から、「新婚旅行どこいってきたん?」の問いに「東京と沖縄!」。だれもが「???」よく聞いてみると、「東京」とはディズニーランドのことだった。なっとく。
トランペットに入団希望者がいらっしゃいました。モリシタくん24歳。その腕前は計り知れませんが、立派な社会人らっぱーになってくれることを期待しますよ。(さかぽん曰く「かかってきなさい」何をご老体が…)
きょうは指揮者まえだがお休みだったので、終始佐野氏にて練習は進む。「さあ、全部ざーっと通すぞぉ」の声に、一同「げっ」。佐野さん、あんたはすごい!
サックス佐野さん、合奏前にコルクが1つ無いことに気づく。「あれ、なんか足らんような気がする」。おいおい、何年やってるんですか!と激しい突っ込み。やっぱ、木管は複雑だからラッパのようにはいかないんだなぁ(?)
一通り通して、「革命」もやってみる。何年か前にやったが、忘れてた。「こんなにきついとは思いませんでした。」(さかぽん)。やっぱ年かな?
片付けしていると、豊小名物「ゴキブリ」出現!アルトいしぇのケースの中に突入してしまった。ゴキブリが大嫌いなアルトいしぇ、半狂乱。しかし、豊小にはどうしてゴキブリがたくさんいるのだろう?

練習日誌 2003/09/10

今日の練習には、アルトいしぇ@モーニンプ娘。のハズバンドであるボーン古ちゃんが遊びにきた。自身の所属するフリーサウンドオーケストラの演奏会の宣伝がてら、楽器持ってきて合奏に参加してくれた。古ちゃんの音はいつ聴いてもパワフル。いい刺激になりまっしゅ。
合奏で「革命」やるよーと言ったのがきいたのか、最近の何回かの練習を経て恐ろしさを感じたのか、個人練習の時間に、みんな「革命」の楽譜をいっしょけんめいにさらっている。自分もその中の一人として吹いてるときには、そんなに感じなかったんだけど、トイレに行こうと部屋を出て、戻ってきて練習室の扉を開けたとたんに…。革命シャワーが全身に浴びせかけられる!! いやシャワーなんて優しいもんじゃなかったな。滝、滝。または洪水。「革命」の断片が四方八方から絶え間なく降り注いであめあられ、あああ…。しかし、みんなすげぇ集中力。一心不乱の十数人。はたから見てるとちと怖いけど、コートの中では平気なの。だけど、涙が出ちゃう…「革命」なんだもん…。るるるるる~る、なみぃだもーあせもー…(以下略)。
ホルンやよひちゃんとテナー藤岡が参加の今日の合奏。ホルン中井氏は職場飲み会のため、参加が遅くなる予定。さて、「さくら」を合わせるとき、Aからのソロをどっちが吹くのか? 奥ゆかしい(?)やよひちゃんは「えぇ~吹けませーん」と譲りにかかる。じゃあここは藤岡くんに吹いてもらいましょう。以前吹いてた中井氏とは兵隊さんつながりということで(ユーフォ岩下さん説)。ソロを聴いて思ったけど、藤岡、音が太くなったねぇ。たっぷり響いてるし、いい音色になってきた。がんばってるなぁ。しかし、かたいっ。歌い方が、体のゆれ方が、ガチガチです。それだけにほほえましいもんがあるんだけどね、彼の演奏には。だが、もーちーと柔らかくならへんかなぁ?
人間温度計パート2(パート1は8月30日のトロンボーン)を私は見たっ。それは、「革命」合奏時のペット上坂くん。ほっぺが真っ赤です真っ赤です。どんどん体温上昇しています。ああっおでこの赤みが尋常じゃなくなってきました。血管切れそうです。おもしろいので、合奏を止めずに続けました。
古川家の長男・優くんも練習に参加(マイ楽器持参だよ、プラスチックのらっぱ)。「革命」の練習の間、ずぅーっと母・アルトいしぇの足元の床に“正座”して、目をまん丸にして真っ剣に聴いていた。ショスタコの五番シンフォニーには、2歳児をもひれ伏させる魔力があるのだろうか…。
練習終了後に、アルトあづあづが「パソコンがまだ直らないんです」と嘆いていた。岩下さんに見てもらったときには症状が出ず、あづあづが使い出すとオカシクなるそうだ。そこで私が「そのパソコン、人を見て動いてるんだぞ」と言うと、あづあづは「ひどーいっ!!」と言ったが、隣で聞いていたボーンともみんは目を見開いて大笑いしていた。友達がいのある笑いっぷりであった。

練習日誌 2003/09/06

ペット上坂くん、本日練習復帰―!!! 6月のたけのこ村(豊吹のお泊りレク行事)以来だから、実に3ヶ月ぶりです。骨折完治、おめでとう。練習に来た上坂くんは、はにかんだように笑いながら「長いこと、ご迷惑おかけしました」とあいさつした。うぉ~ん、いいひとだぁー(ごうなき)。豊吹の行事中に負傷したのだから、こっちの側こそ上坂くんに迷惑かけたことを謝らなきゃいけないくらいなのに。それなのにグチをこぼす訳でなく、それどころか周りに対して心配りを忘れない。これぞ日本男児よ、但馬人のかがみよ。あーうれしいよかった、こんな人が豊吹のトランペットにいてくれて。おかえりなさい、上坂くん。みんな、あなたを待っていたよ。
続々集まるメンバーたちが、上坂くんを見るたびに「うぉー!!」とか「わぁー!!」とか奇声…じゃない、歓声を上げながらあいさつする。愛されキャラです、彼は。
さーて、練習。今日のチューニングは、イッパツでばっちり合った。一人ずつメーターで音をひろった後、チューニングB♭を一斉ロングトーンして音程を確かめ、それから高音・中音・低音、または金管・木管のパートごとにチューニングし直して、また全員で合わせる。いつもは、こういった作業が不可欠。なのに、今日はメーターでひろった後のロングトーンで音程が合った。ほぅー、なんかうれしい気分。
音出しがてら、アルト佐野さんのしきりで「ヘイ・ジュード」を合奏。とよすいでは独特の並び方で練習しているので、アルトサックスの隣にペットが座る。その日、久々の練習でそして初見でがんばっていた上坂くんに、隣で吹いていた佐野さんが「ちょっとリズムが違うわいやー」「ここはまぁちっとこう吹いてくれぇやー」と注文しまくり。佐野さんは、自分の知らない曲は「細けぇこと言うないやぁ」と軽く流す人だが、知ってる曲となると「これはよぅ知っとるしけぇ、わしゃぁうるしゃぁでー」とノリノリで指示を出す人だ。困ったように吹く上坂くん、なんとか一生懸命、佐野さんについていって「ヘイ・ジュード」完奏。その後、遅れて来たペットたにむらが加わって、ショスタコ「革命」の練習が始まった。この曲も佐野さんの知ってる曲で、しかも「好きなんだわいやー」と言う思い入れ激しい曲。全員合奏のはずなのに、佐野さんによるペットのパート練習のように合奏は進む。「そこは一拍休んで♪うんぱらら・らっちゃっちゃっちゃ♪って吹くんだわいや」「ここ、まぁ一回やってみらぁやー」「ここのトランペット、かっこええよー吹けぇやー」などなどいろいろsaid佐野。ペットたにむらが、たまらず「もうっ、この席、座るんじゃなかったーっ」とぼやいたが、毎回ペットはその位置です。これから先、逃れられないよー。ふふふ。
《後日談》ペットたにむらから聞いたところ、「今年の定演のテーマは“ノスタルジー”だ、そうに違いないって理恵ちゃんが言ってた」そうだ。あー、古メンバーが合奏のとき、これ懐かしい懐かしいってしきりに言ってるし、実際古い曲多いもんなぁ。クラりえ蔵ちゃーん、着眼点は鋭かったけどちがうのよー。今年のテーマは“開局50周年”よ。

練習日誌 2003/09/03

この日は、フルート2人・クラ2人・アルト2人・ボーン2人と、2人参加のパートが多かった。「イーぺーコーの日」と命名。または「ニコニコの日」。
空港フェスも終わりしばらくは営業もないので、ちょっと丁寧に基礎っぽいことをやりました。チューニング(B♭とその周辺の音)をした後、B♭音階上下行1音4拍ずつ。inB♭でド-ミ-ドの3度・ド-ファ-ドの4度・ド-ソ-ドの5度の音程幅を全員でロングトーンしながらそろえる練習。音を出してから口先で微調整なんかしてると、かえって音程は不安定になる。吹こうと思う音の音程を頭の中で歌って「ねらう」。管楽器は「作音楽器」ですから。音程・音量・音色が自分次第でいろんなふうに作れる。ニュアンスまで自在に作れるようになったら快感よ。んで、仲間の音とい~いバランスでハーモニー作れたときはゾクゾクするよ。これを味わいたくって吹奏楽やめられないのよー。
今日は新譜を持ってきました。森山直太朗の「さくら」です。わーい、この曲すきー。でもこの曲のメロディー、楽譜にしたらちょっと読みづらい。タイが多くって拍の裏から動き出すところばかり。原曲聴いて、歌い回しを覚えたーい。スコアには、イントロ後に「ホルンorテナーサックスのソロ」と書いてあるぞ。ホルンとテナーのポジション争い勃発か? この日はテナー欠席・ホルン1人出席だったので、そのオンリー1が吹くことに。その名は中井さん。せつせつと流れるはずのメロディーが、楽隊ちっくに変っていく…。
「サンダーバード」練習時に、あの番組はフルート松田さんが小学6年生の年に放映されたという事実が発覚。「プラモデルで作ったがなー」とリアルタイムのモデラー歴を披露された。何号のプラモデルだったんだろう? やっぱ中央司令塔の1号か?それとも宇宙ステーションの5号か?
最後に「ヘイ・ジュード」を軽く通しました。昔のニューサウンズの楽譜はよいですな。簡単だけどきれいで聴き映えのする編曲です。気持ちよく吹けたー。
練習前から気になってたんだけど、今日、アルトあづあづが箱入りのパソコンを持って来ていたの。なんでだろ~と思ってたら、練習後、ユーフォ岩下さんに渡してた。あっ、故障?大変だねー、と言ったとたんに、みんな口々に、バックアップこまめに取ってる?ウイルス対策どうしてる?とパソコン話に花が咲く咲く。そして岩下さん質問攻め。やっぱ気軽に相談できるこんぴーたープロが身近におんなると助かるわー。

練習日誌 2003/08/30

もうすぐ新学期ぃー♪。いつも使わせてもらっている豊小のミーティング室には、新しい教科書が山積みに置いてありました。てな訳で、音楽室に移動―ん。いいなぁ、新しい教科書もらった時ってわくわくしたよねー。うーん、のすたるじぃ。
昼間の空港フェスの疲れもなんのその。定演でやる予定にしているショスタコの交響曲第5番「革命」終楽章を、合奏してしまいましたー。あははあははあはは。おそろしいなぁー、とよすい。数年前(5~6年前だったかな?)に演奏したことがあるので、楽譜があるはずなんだが、完全にそろったものが見つからない。古ぅ~いぼろぼろになった不揃いな楽譜を配ったら、今日来ているメンバーのパートにはどうにか行き渡った。よかった。佐野さんの「せーのっ」でばぁーんと演る。
「とりあえず、できるところまでしょっかー」(said佐野さん)と言って始めたんだが、とうとう最後まで演ってしまった…。あははあははあはは。おそろしいなぁーとよすい、パート2。
ラスト近くを吹いてるときに私は見た。ボーン許ちゃん&斎藤さんの顔が、首から額に向かってじょじょにじょじょに赤くなっていくのを。わー白人みたい。人間温度計。ただ今楽器に息入ってます入ってます、血圧上昇心拍数増加発熱発汗動悸目まい、そして恍惚感をたたえた顔つき。うわぁ、二人してどっかイッちゃいそう。ええもん見さしてもろたわー。
ここで悲しいお知らせ。ボーン許ちゃんが、お仕事の都合で大阪に引っ越すこととなりました。今日を最後に豊吹の練習には来れなくなってしまいました。えーん寂しいよー。定演で「革命」やるから、いっしょに吹こうよー。一日練習の日に帰ってきたらいいからさー。そう言ったら、許ちゃんは「あっ定演には帰ってこようかな、聴きに」なんて言ってた。岡山から豊岡に引っ越して来られて3年ちょい。そのすばらしい音色と豊富な知識と、ときにアヤシイ音楽談議で私たちを楽しませてくれました。これからもお元気で。暴飲暴食暴ジャン(はて何のジャンだろう…)にはくれぐれも気をつけて!!

練習日誌 2003/08/27

今日は、空港フェス前の最後の練習です。水曜日なので、全員出席とはいきませんでしたが、最終調整です。と言っても、これまでの営業でも演奏してやりなれた曲ばかりなので、指揮者からはあまりこまごまとした指示を出しません。「オブラディ」のトロンボーンのハーモニー取りにくいとこがあったから、そこを直したくらいかな。屋外で演奏するときは特に音程に気を配りたいですね。うちは編成ミニミニバンドだから、音程そろえて音を寄せていかないと、遠鳴りのする太い音にならないんですよ。人数ほしいです。パソコンの前の貴方のご参加、待ってるわ!! たいへんたいへん。廊下で楽器を出していたアルトにんぷ伊勢(いしぇ)のスカートの止め具が壊れた-。「どーしょー。このままだったらスカートずり落ちてパンツ丸見えぇー!!」…そんな言葉を大声で吐くあなたは私と同い年。はぢらいを持ちませうね。 空港の曲だけでなく、今日は今年11月の定演用の曲もちょこっと合奏してみました。まだ候補なので決定曲ではないのですが。ちょっと昔のニューサウンズ「サンダーバード」。イントロ部分の木管高音たちのきゃらきゃらきゃらきゃら、きゃらきゃらきゃらきゃら(この曲吹いた経験のあるクラ・フルート吹きの方々はこの文字に音つけて歌って懐かしんでください)って細かいパッセージ、しんどそう…。よし、国際救助隊を呼ぼう。さんだーばーず・あ・ごー。でも対照的にテーマを吹いてる金管のメンバーは楽しそう…。♪このよーのしあわぁせーのったっめぇーぇにっ、ゆっけっうーみにりくにぃー♪ 思わず口ずさむNHK翻訳の主題歌。ちょいと血沸き肉踊った。

練習日誌 2003/08/23

7時半に練習場の鍵をあけて、メンバーがある程度の人数そろってくるまでの間に、ホルンしろいちゃん(本名は廣井)の結婚式のためのブライダルチーム6人が別室に集まって当日演奏する曲を練習してました。指揮者がちょっと夢中になって、もう一回、もう一回って時間も忘れかけた状態で練習してたら、クラ民ちゃんが入ってきて「空港で使う楽譜、どこに置いてあるん?」と尋ねた。ごめんなさいごめんなさい。私が言っておけばよかったね。ハッと我に返り、団の練習に戻っていきまいた。しっかり者の民さまは、このようにときどき調子にのった団員に喝を入れてくださるのです。大事なきーぱーそんよ。
アルト佐野さんの指揮で合奏練習開始です。始まったとたんに空港フェスの曲をひたすら通す通す通す!!はい次はい次と全6曲のうち4曲まで通したところで、ドラムスゲストの本井さんが登場(出入口から練習室の戸口まで「走って」来られました、さわやかに。ちょっとほれる)。本井さんのドラムを交えて、残り2曲を通した後、佐野さんの口から当然のように「よっしゃ、もう一回最初から」のお言葉がーっ。2巡目か!? せ、せめて休憩をとの言葉をさしはさむ間もなく、怒涛のようにズンドコズンドコ、ずんどこ節じゃなくってひょうたん島はかけ巡る。そして一気にサザエさんメドレーにも突き進む。さてもう一度、佐野さんのお言葉。「はい、10秒休憩。」どはははーと思いながらも、10・9・8・7…としばしの休息をかみしめていたら、「よしっやるぞっ」said佐野さん。ええぇっ、まだ10秒立ってませんぜ。テンカウント中にまだ立ち上がってないのにレフェリーから無理やり「ファィッ」って声かけられたボクサーの気分。もう口がへろへろでKO負け寸前っす。しかし、本井さんのドラムスとめぐとさ~やのパーカス小物が入っているので、テンポよく音楽が進み、打楽器なしの合奏の日よりはるかに楽に吹ける。もう2曲通してやっと1分間の休憩が我々に許された。1分の休憩をやったーと喜ぶ私は、もうすでに豊吹体質と化している。残り2曲だ。ラストスパートァ!! 「世界に一つだけの花」、この曲は飲み過ぎ食べ過ぎ吹き過ぎ注意。「オブラディオブラダ」、マッカートニーを思いながらという情緒もなく吹きまくれ-。ぅおりゃあー、完走だー(「奏」という漢字ではない感じ)。やればできるんだ-、私もみんなもまだまだ若いよ-とちょっと得意になってたら、佐野さんは言いました。「まぁいっぺん、すまっぷやってくれぇやぁ」。…。佐野さんのようにタフに吹きつづけるために体力作りに励もうという思いをあらたにしました。
あーでも、しんどかったけど、繰り返し繰り返し同じ曲をやってると、曲の構成が見えてくる。譜読みに余裕が出てきて、自分の耳が周りの音をたくさん拾えるようになってくる。自分の音がどの位置にいるのか、誰の音を支えているのか、誰の音に乗っかっているのか、誰と誰の音の間を埋めているのか、すごくよく分かってくる。いい練習でした。

練習日誌 2003/08/09

練習前にアルト佐野さんからメールあり。フリーサウンドの本井さんが、今日の練習に来てくださるそうだ。空港フェスのドラムをお願いしたところ、お忙しい方なのに引きうけてくださったのです。とてもありがたいです。仏様のような御方です。なむなむ。
本井さんが来られる前に、集まったメンバー全員で豊吹秘蔵のドラムセットを運搬・セッティングしました。うちのセットはちょいとよそでは見られんしろものですぜ、お客さん。組み立て方(?)がちょっとトクシュなので、出来上がり図(セッティング済みの写真)を見ながらみんなで共同作業。このシンバル右かな左かなタムタムちっさいやつここでええんかこのスタンドの立て方逆っちゃぁうんこりゃグロッケンのスタンドだわいや混ざっとるぞ上から撮った俯瞰図がほしいなぁ。こんなふうに、打楽器のしろうとさんたちなので、右往左往しながらなんとか完成させる。円山川フィエスタの前に何回か出したから手順はわかってるはずなのに、すぐ忘れちゃってえへへだわ。あーでも巨大プラモデル作ってるみたいで、おもしろかった。
北中が県大会中A部門で金賞とったことが話題に上がる。えらいっ!! 快挙ですっ!! 北中出身クラ吹きみゆきちゃんがとっても興奮してた。すごいよーホントすごい-。ほとんどの団員が但馬大会の北中の演奏を聴いてなくて、「聴いとけばよかったー」と後悔の嵐。当日舞台係をしていた私も、北中の準備手伝いをしたのに演奏始まる前に舞台を離れたの。残念でした。北中のみなさま、金賞受賞おめでとうございます。県大会では、グロッケンの運び忘れはなかったですか?(笑)
8時45分頃、本井さん登場―。あの甘いマスクに微笑をたたえながら。ああ、うちの岩下さんのスパークリングスマイルとどっこいの素敵な笑顔だわ。本井さんのドラムに合わせて、空港フェスの曲をざっと通し練習。チューバ谷下くんとバリサクまえだが「ふ、吹きやすい…楽だぁ」と嬉しがった。低音とパーカスはお友達パートなのだ。本井さんのドラムは、いつ聴いてもノリがいいっ。かっちょいいっ。こっちの管楽器の演奏まで上手く聴こえちゃいそう。ありがたやー。また拝んでしまおう。なむなむ。
練習終了後、ドラムセットの後片付け。またまたみんなで、これはこっちのケースだわいやどうやってたたむんだいや入れへんぞ向きを変えてみたらええんちゃぁうん、と大騒ぎなのじゃー。豊吹はみなさんの自転車操業で成り立っているバンドです。分からんことでも分からんなりに、なんとかがんばって乗りきってます。