豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

イベント報告

第34回 定期演奏会のご案内

今年も第34回 定期演奏会を開催します。
日時:平成27年11月21日(土) 会場18:30 開演19:00
場所:豊岡市民会館文化ホール
”とよすいの四季”
たなばた
交響詩「フィンランディア」 他
ご来場、お待ちしています。

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練習日誌 2008年6月15日(日) ワンライフ

・本番だー。ワンライフだー。今年は、打パートのメンバーが私的忙しさにあふれてる年回りらしく、前日まで練習に参加できず。ううう。やむを得ないのよ。その忙しさってのもコトブキなものだし。目出度いっ!! いろいろ準備せにゃならん時期に時間を割いて参加しためぐに感謝。今回出れなかったさ~や、次回待ってるぞ(さ~やも御目でとっ!!)。そして、町吹さんの定演から2週間しかなかったにも関わらず、5曲のドラムスを引き受けてくれた細見クン。豊吹いつもながら甘えてしまっています。感謝カンゲキ!!
・晴れたー。ワンライフの日って雨降ったことがないんじゃない?でもカンカン照りではない。ラッキー。これなら会場内もそんなに暑くならないんじゃないかな?(なとどという希望的観測は後に微塵に打ち砕かれることになろうとは、このとき想像だにしない)。
・2階の控え室へGo!! 他団体の方々も使われる部屋なので、片隅にちぢこまって使って下さい。今年は、部屋の奥がパーティションでし切ってあって、着替えスペースが確保されている。豊吹メンバーでは、主にベテラン男子が使用。クラ朝倉さんが入んなった。きゃー、なんか憧れの先パイのお着替えタイムって感じでドキドキするぅ。そこらへんの女子できゃーきゃー言うていた。しかしあっという間に朝倉さん着替え終了。つい立の向こうに残っているのはアルト佐野さんのみ。騒ぎはおさまった…。ゴメンね佐野さん、ときめかなくて。
・楽器を出して各自ウォーミングアップ。待ち時間が長いからぼちぼちやってねー。みんなパカパカ音出ししてる中、チューバ谷下くんは楽器を出さずにしばし瞑目して黙考…。うん、分かるぞ。「昔は待ち時間中めいっぱい吹いてて平気でしたけど、そんなことしたら今はとんでもないことになります」。私がこう言ったら、近くにいたフルート松田さんとクラ朝倉さんがうんうんとうなづいた。はい、一定年代から同意頂きましたー。
・「最近、糖尿じゃないかと思うくらい、やたらノドが乾く」。こんなことをポロッともらしたら、「あぁっ!!実は私も最近そうです!!」byクラ尚ちゃん。「私もよー水飲むようになったわ…」byクラ民ちゃん。続々、告白。糖尿3姉妹、結成か?歯科勤務のテナーとも子が言った、「糖尿の人はね唾液にも糖が混じるから、口から甘~いニオイがするんです。そんで、歯がね、溶けていくんですよ」。きゃぁぁぁ、その事実、ホラー映画より怖いっす。私は市民検診こないだ終わった。尚ちゃんは明日職場で検診。結果が出たら、戦務帳誌上でカミングアウトせなあかんやろか?「そんなに簡単に罹れへんってぇ」byペット坂ちゃん。あんがと坂ちゃん。ちょっぴりうれしいわ。
・予定時間の10分前になったからチューニング。ううーん、今一つ合ってない気がするが、まっ許容範囲か。んー、えっとしょっかぁ(三枝ふう)。出番前です。客席横の通路に並んで、前の団体の手話合唱を聞ききながら待つ。会場の壁際では、今日の参加者の皆さんが作られたトールペイントの小物や布コースターなどがバザーで売られている。その中にかわいくラッピングされた美味しそうなラスク発見。ほどよく腹へり状態を迎えている者には目の毒だわーん。演奏前だからガマンガマン。
・ステージ上でセッティング。「じゃぁまえだぁ、司会頼むでぇ」by佐野さん。ええっ、佐野さんやってくれるんじゃないんですか?私、吹き振りして司会もしてって無理ですよ。お願いしますよー。「わし、今回の曲のMC、頭に入ってへんのだわいや。おめー、せぇや」。ええー、勘弁して下さい。佐野さん、お願いですからぁ。スタッフさんが「あのぉ、マイクはどちらに渡したら…?」と尋ねられたので、「あの人に渡して下さい」と言うてもた。強引勝ち。結局佐野さんが引き受けてくれました。佐野さん、や~さし~い。しかし、本番直前の緞帳裏で司会の分担決めるなんて。豊吹もフレキシブルなバンドになったなぁ。
・はいはい、そこのクラパート。緞帳の「火の用心」の表示の下で、火ぃ燃やすジェスチャーして遊ばないの。「準備よろしいでしょうかー?」。みんな、配置、楽譜、オッケーですか?「ちょ、ちょっと待ってくれぇや」。ん?何が準備できてない?…はいはーい、佐野さんの録音機材待ちでーす。「あの位置に機材置いても自分の音しか入らないんじゃないですか?」、バスクラ荒木さんが言った。それ聞いたチューバ谷下くんとバリサクまえだが口々に答えた。「いやいや、佐野さんは自分の音さえ録れとったらそれでええんだ」「そうそう、自分大好きだもん」「うんそう、自分ファンクラブの会員番号1番だしな」「会員番号1番 兼 会長な」。2人がこう言っている間中、荒木さんは「ひどい…ひどい…」とつぶやき続けていた。もう、人聞き悪いツブヤキやめてよね。2人の佐野さんへの愛情の発露が分からないのかなあ。
・さーぁ、幕、上がりました。トップは『羞恥心』!! よしっ出足は好調。おおっお客さんから手拍子出ました。曲が終わって佐野さんのMC。用意してないとは言いながら、そこはアドリブの帝王。「なんかお笑いのグループの曲らしいですでー。次は、ゆずっていう2人くらいのグループの曲ですわ。え?2人だったなぁ。そうだらぁ?(笑)」。伝聞と推定で織り成す見事なお笑い司会術。やっぱり佐野さんでなきゃ!!まかせて正解っ。
・ゆずの『ストーリー』終わって、『キュート』。これも出足はオッケー。テンポ固定するまで指揮して、Cの木管ソリから吹きにかかる。ここからだった。どんどん速くなっていく。テ、テンポがテンポがーああぁっ!! あわてて振りだしてももう遅い。さかまく奔流に小船は見る間に流されていった…。怒涛の勢いで突き進む『キュート』。汗ダクで必死について行く『キュート』。ああぁっもうダメ!!。…ふっとみんな我に返ったと思ったら、ダル・セーニョだった。弱奏になると遅くなる。豊吹の悪いクセが、このときはいい方に働いた。ふぅぅぅ~、なんとか無事終了。でもね、ちょっと快感だった。あの疾走感はけっこう楽しかったです。ふふっ。
・MCの間にもお客さんの出入りはある。『キュート』終わった後、入ってきたお客さんは…。あれは…中貝市長!! ステージ上の団員の間でひしょひしょ声が伝わった。しちょさんだ…しちょさんが来た…。こりゃ気合入れて演奏して、しちょさんにええとこ聴いてもらわにゃ。後ろに控える団員たちの、そんなひそかな盛り上がりを知ってか知らずかこの男。マイクの大音声でいきなり叫んだ。「あー、市長さん!!こんにちはぁぁー!!」by佐野さん。演奏でさりげなくアピールするつもりが、あからさまなアピールに。中貝市長を赤面させて、思わず頭を下げさせる男、佐野祐一。只者じゃない。選挙に出て。オバマに勝てるよ。
・『フィールソーグッド』のフジオカのテナーソロ。前に出るかね?と言ったのだが、奥ゆかしい彼は首をフルフル振っている。じゃあ、前列のクラが“モーセの出エジプト”のように二つに割れてフジオカの前に音の道を作ろう。そう言ってたのが前日の練習だった。佐野さんのMCに笑いこけて…じゃなくて聞きほれて、尚ちゃんやしほつんに確認しておくのを忘れてた。しまった、と思ったときはもうテナーソロの直前だった。頼む!!覚えていてくれ!! と念じて2人を見た。しかし、そこにいたのはしんっけんな顔して真っ直ぐ楽譜に向かって吹いている懸命な乙女たちの姿だった…。テナーソロ終了―…。でも、まっ、いっか。一人だけ覚えてくれてた人がいたから。それは朝倉さん。テナーソロの直前、私と同じように、やきもきしてるような表情で2人を見とんなった。ど、同志よ~。って思った。
・『ラ・クカラチャ』ー!! ラストです。この曲、各パート全部にソリが与えられている。昨日の練習では、ホルンが今一つモゴモゴして聴こえにくかった。バックも抑えて音量バランスとるけど、ホルンパートももっと出して。ベルアップでも何でもしていいから。ぐるぐる廻っても踊り狂ってもいいから。ところが「音が出ん出ん虫…(泣)」こともあろうに前日になってスランプに陥ったのがホルン中井隊長。かくなる上は、でんでんむし隊長を支えるんだ女子高生たちよ。で、本番の『ラ・クカラチャ』。ホルンソリにさしかかった。ホルンと目を合わせて、出せ出せジェスチャーを繰り出す。新人ホルンゆーこタン、少し前のめりになった。総高最高学年いけなおちゃん、サラサラヘアを揺らして吹く。顔を真っ赤にして吹く。3人の音がぶっとくぶっとく聴こえてきた。いいいぞぉ!!そして中井隊長を復活させたのが大阪にいる愛娘のりえい。昨夜、父の危機に遠距離電話で回復法を伝授してくれたのだ。いいぞぉ!!ホルンパートの若者たち!! あ、涙出てきそう。
・全曲終了―。お疲れさんでしたー。やっぱり例年通りむれむれむんむんの、汗だらだらのステージでしたな。ふうふう、お疲れ。ドラムス細見くん、ありがとう。本当に助かりました。ますます上手くなったんじゃない?すごく安心して吹けました。このステージで豊吹の本番デビューしたフルートのせタン、ホルンゆーこタン。復帰デビューした朝倉タン。そして、意外や意外、ワンライフに出るのは初めてというフルート松田タン。それぞれ初陣おめでとうございます。さぁー、ラスク買いに行こーっと。

練習日誌 2006年 9月16日(土) 国体炬火リレー

・国体炬火リレーです。いやーとうとう来たわ、この行事。ちょっとわくわく、ちょっとびくびく。楽しそうなんだけど、経験したことないから、どんな進行になるか何かハプニングが起こるか分かんないんだもん。まぁでも、何かあったらスタッフの方々の指示に従えばよいのだから、行事を楽しみましょー。
・でも雨模様です。とよすいTシャツ[オレンヂ色]のデビュー戦なのに。びたびたにぬれてしまうのかオレンヂT。色落ちしたらどうしょうオレンヂT。せっかくのおニューなのに。(Tシャツより楽器の心配せっちゅーの)
・もうすぐ9時半。集合場所のじばさん駐車場に向かう。あっいるいる!! ぎょーさん。じばさん玄関前にわらわらとたむろしているオレンヂ色の集団。まだ9時になっていないというのに、この集合のよさ。聞けば、ペット坂ちゃんなど、駐車場が空いてるかが不安なので30分前に来たという。石橋叩いて渡るクンだー。海軍5分前行動より6倍すごい堅実行動。ベース川崎さんも同じような時間に来られたらしい。さすが団長・副団長!!
・みなさんご自分の車がすぐそばにあるし、9時半までまだ間があるし、ここで今日の参加賞グッズの受け渡しをしよう。こ、これは良いモノだー。国体ロゴ入りポロシャツ、揃いの柄の帽子、それから国体記念章。この記念章がいいのよ。メダルバッジなんだけど、分厚い作りでずしりと重い。銅色に鈍い光を放ち重厚な様相を呈しながら、中央の図案は「はばタン」。かわいカッコいい。ええもんもろたー。
・ポロシャツはそれぞれサイズがあるので、配りやすいように前もってタグに名前を書いておいた。川崎さんが配るのを手伝いながら尋ねられた。「ねぇねぇ、この“ぷれじでんと”って書いてあるの誰の?」。川崎団長、あなたのです。昨日、ホルン中井さんからメール送信された配車表の中の“TOYOSUI1”っていうのも、団長の車のことです。米大統領搭乗機=エアフォース1、よって豊吹団長乗車機=トヨスイ1。
・ここで、ホルン中井さんの携帯にメールが入った。フルートまりまりからだ。今日来れなくなったって。っがーん、かなしぃー。ん?続きがある。「昨日、川﨑さんの携帯に連絡したのですが、お返事がなかったので心配になって、中井さんにメールしました」。…川﨑さ~ん、返事出してあげてくださいよー。「いやぁ、携帯でメール打つのってなんか苦手で…」。言い訳する姿がなぜかかわいらしかった…。しかしまりまり、丁寧な連絡で感心。確認のメール入れるなんて気配り十分です。
・一人減ったが一人増えたぞ。雨で地区の運動会が中止になって、ユーフォ岩下さんが来られた。わーいわーい、岩下さんと吹けるー。うれしぃなー。
・ボーン斎藤さんが来られておっしゃった。「浮田さんが会社の駐車場に車置いてもええでってー」。おおっテナー浮田さん(現在休団中)。我が団の影の後見人。練習にはお忙しくて来られないが、今日のようにときどきさりげなく助けてくださる。顔は見えずともその存在感は大きい。あしながおじさん?…長いか?(←失言)
・よしっ9時半になった。会場へ出陣!! と、意気込んだが、一人足りない。誰よ!! ユーフォ山本がまだ来ていない。配車計画上、彼を乗せることになっている坂ちゃんは、気をもんでいる。欠席するという連絡もない。どうなってるんだろ?事故にでもあってなきゃいいけど。川﨑さんが山本くんの携帯に連絡してみた。すると、「市役所(会場)に直接行くらしい」ということだ。えっ?会場付近は駐車場が限られてるから乗り合わせて行くって予定なのに。しかも連絡もせずに勝手に動くとは…。こんなアホ、もとい革命的なヒトの身の上を心配していたのかと思うと、ホッとすると同時にヘナヘナと力が抜けてしまった。演奏も行動も、周りに対する気配りが大切よね、吹奏楽団ってところは。つくづくそう思いました。
・気を取り直して会場へ。市役所前の広場に演奏場がしつらえてある。雨天決行なのでテントが張ってありその下にイスが並べられている。さて、ドラムセットのセッティングだ。細見くんのベードラを置こうとしたら、下が雨で濡れている。マット持ってきた?「持ってきてません」ありゃ!!細見くんはわりと平気な顔して「そのまま置いてください」なんて言っている。ダメだ~よー。市役所のスタッフの方に「すみません、段ボールがあったら頂きたいんですがっ」とお願いした。すると、即座に!!段ボールが提供された。しかも大量に。ありがとう、防災課の原田さん!!
・よしみんな位置についたな。チューニングもすんだ。10時半だ。これから20分間、炬火が到着する10分前まで、にぎやかしの演奏をするぞー。曲は4曲準備している。ぼちぼちとやりましょか。最初は『はばタン』ねーと確認していたら、大開通りのスピーカーから『はばタン』が流れてるのが聴こえる。…かぶっちゃってる。まいっかー。
・雨が降る降る、雨が降る。テントは奏者でいっぱいだ。指揮者はぬれぬれポイントに立つしかあるまい。しかし、かろうじてテントの中に半分体を入れて棒を振っていたのだが、屋根布をつたって雨水が私の背中を襲う。はははは平気さぁ。冷たくなんかないさぁ。これぞまさしく年寄りの冷や水。すると、パーカスめぐがレインコートをかけに来てくれた。わぁありがとう。助かったー。曲の合間に聞くと「原田さんが“中井さんに”って、持って来てくんなったの」ということだった。わぁーありがとう、防災課の原田さん!!パート2。
・4曲目の途中で、スタッフの方からストップの指示があった。炬火がもうすぐ到着するというアナウンスが入る。しかし、まもなくスタッフの方から伝えられたのは「20分ほど到着が遅れるそうです」。もうしばらく演奏していてください、ということだった。うおっ!!もう曲がありません。隊長!! 弾がっ、弾がキレました。そこで鶴の…じゃない、ユーフォ岩下さんの一声、「『はばタン』やろう!!」。やりましょう、はばタンをもう一度。渾身のはばタン。どぅだー!!しかしまだ火は来ない…。あー、定演の曲の楽譜とか持ってくればよかったねー、などとしゃべりつつちょっと休憩タイム。私が、「よし次は『功名が辻』!!」とたわむれに口にすると、隣にいたクラしほつんが「いやだぁぁー」とマジで嫌がっていた。冗談っすよ。
・このふいに空いた時間をどう過ごそうか…。リレー走者隊の方々も手持ち無沙汰そうにしてらっしゃる。走者隊の個々の中で記念撮影が始まった。それをぼーっと眺めていて、あの御方の姿が目に飛び込んできた。そうだ、あの御方ととよすいで写真をとってもらおう。私はハズカシさを必死にこらえて叫んだ。「しちょぉー!!中貝市長ー!!」…。この時間を利用して楽団と一緒に写真を撮って頂けませんか、とお願いしたところ、寛大な市長はこころよく受けてくださった。めぐのデジカメで私が撮ろうとしていたら、原田さんが撮って下さった。わぁーありがとう、原田さん!!パート3。
・その後、とよすい隊は、珍しい模様のカサをもった観客を見つけて「何の模様だろう?」と予想したり、その模様をさりげなく走って見に行ったり、「テリア柄でした」と確認・納得したりして、時間を過ごした。そして、ついに!!「炬火が到着しました。みなさん、拍手でお迎えください」のアナウンスが。せーのっ。ぱーん、ぱ・ぱーん、ぱぱん・ぱぱん・ぱぱん♪ 『スポーツ行進曲』だぁーっ。炬火リレー隊が市役所前広場に入場しました。ちょっち興奮、なんか感動。ああーっ無事に着いてよかったー。そして大会旗と炬火の引継ぎ。次走者隊が出ます。「出発用意!」「駆けあーし!」「進め!!」。せーのっ。ぱーんぱぱっぱっ・ぱっぱっぱっぱっ・ぱっ・ぱーぱんっ♪『ウィーンはいつもウィーン』よーっ。走者隊が広場を出て、後走車が続く。長い行列の最後が広場を出るまで曲がもつか。もうすぐ終わり、というときに原田さんが「いい長さです」と言ってくださった。ああうれしい。Fineまで演奏し終わる。広場に行列は残っていない。よしっ役目は果たせたぞ。みっしょん・こんぷりーと!!しゅーりょー!! みんな、お疲れ様でした。市役所スタッフの方々、お世話になりました。とっても楽しかったです。
・土曜練習は“もちろん”行なわれたが、私はちょっち他のバンドの用事があってお休み。よって練習の分の戦務帳もお休みさせていただきます。営業日誌だけでご容赦をー。

練習日誌 6月5日(日)in 愛工房ワンライフ音楽会

・1時半にじばさんビルのロビーに集合です。この日は、お隣の総合体育館前広場で新市合併のお祝いイベントが開催されてる関係で、駐車場事情が悪いです。早めに行こうと思って出発したら1時すぎにもう着いちゃいました。ロビーに行くと、同じような人たちがもう3~4人集まってました。すっげーみんな。律儀さんたちなんだから。5分前行動どころじゃありません。広場から流れてくるポップコーンの匂いをものほしそうに嗅ぎながら、残りのメンバーを待ちました。
・ぞろぞろ集まってきて、全員そろった?クラいる?サックスはー?トランペットぉー?とパートごとに点呼してると、ありゃ、フルートまりまりがいない。じゃあ、私、ロビーに残ってるから、みんな2階の控え室に行って楽器準備してー。斎藤団長を先頭に豊吹さんたち移動~ん。私はまりまりのアドレスを知らなかったので、クラ民ちゃんに彼女の携帯に連絡してくれるように頼んだ。こっち向かう途中で事故にでもあったんちゃうやろなー。イベント2つも重なって車の通行激しいからなー。大丈夫かな大丈夫かなー。と待っている間中、ずっと心配だった。結局、無事に姿を現して、やれやれよかったーと一件落着したのだが、遅れた理由を後で聞いてみると「寝坊」。まりまりって夜更かしやさんらしい。ふー、あんまり心配することなかったよー。
・今日は暑い。午前中に出番を終えたフリーサウンドさんたちによると、演奏中ずっと汗だらだらで、指揮者の松森さんが「つゆだく」になってたらしい。ひー、松森さんのつゆだく!!
・控え室を出て、客席横の通路に並ぶ。2時半出番の予定だったが、進行が早く2時すぎくらいにスタートできそうな感じ。通路でボーっと待機していたら、一人の男の人が私の隣にいたバスクラさくらべえに話しかけてきた。ふと見ると谷公一だ。あら議員さんでござんす。「どこの吹奏楽団?何人くらい在籍してるの?」などと質問されていた。さくらべえは「えと、えと、えと…」と連発しながらおろおろしていた。おもしろいのでしばらく眺めていたが、「えと、えと」と言いながら私の肩をたたいてきた。「んー?私は戌年だよー」とからかっちゃろうかなー、とも思ったが、かわいそうなので議員さんのお相手を交代してやった。
・前の団体の出し物が終わって、ステージ上に並ぶ。しばらくして、はっ川崎さんがいない!! と気づく。大きな楽器の人は別通路で待機、というふうに案内されたから、ステージに上がってって連絡が届いてないのかも。わー川崎さーん!!とスタッフの方々に呼んでもらってばたばたと入場。電源電源!! つないで!! 音出して!! 出た? 幕上げていっすか? はいOKです!! はーあせったー。幕の内部ではこんなどたばたがあったのよ。
・本番開始。司会しながら演奏。例によって、演奏中の私の記憶は少ない。しかし、『カラオケデュエットメドレー』、“銀座の恋の物語”の斎藤さんのボーンソロが始まったとたん、お客さんから「ぅおお~…」と感嘆の声があがった。それはごっつ印象に残った。それと、トランペット・ケンヂ上坂のカデンツァ!! 本番に取っておこうと練習では隠していたのか、かつてないほどのテンポの「ため」を披露。最後のフェルマータの音に、おいおいいつたどり着けるんだー、と心配するほどのリタルダントっぷりだった。朗々とケンヂの世界を歌い上げ、大役を見事にこなした。これも印象深かったわー。
・本番終了―。控え室に帰ってから、アルトいしぇのダメだし反省会が始まった。ワンライフで手拍子もらえれへんかったの初めてとちがう? そーなの。私も気になってたのよ。手拍子がなかったのだ。それがちょっと、ううん、だいぶショックだった。何があかんかったんだろ?ドラムセットがないとノリきれなかったのかな?と話してたんだが、それだけの理由だろうか? フレンズのギター&ヴォーカルの林さんがずっと聴いててくださってたから、感想を聞いてみよう。うん、そうしよう。
・ちょい深刻にばばトリオ(私・いしぇ・民)で話し合っていた。そのうち、控え室の窓から見える隣のイベントのメインステージから、プロの歌い手さんが『あの鐘を鳴らすのはあなた』(和田アキコ)を歌っている声が聴こえてきたから、私といしぇとで踊りながら絶唱して、発散した。♪まちはぁ・いぃぃまぁぁー…♪
・こうして、水害以降初の豊吹本番ステージは終わった。反省点は多々あれど、今はこうしてある程度の人数がそろって本番を終えられたことを喜ぼう。総高娘たち3人の初舞台でもあった。緊張してた?はたから見たらそんなこともない、堂々と落ちついた3人でした。これからも一緒にたくさんの本番を経験していこう。次はコンクルだぁ。

練習日誌 9月23日(木) 市民音楽祭

・秋分の日です。市民音楽祭、本番当日がやってまいりました。まえだは音団協役員として朝から市民会館へ。音楽祭のパンフにいろんなチラシをはさむ作業のとき、うちの定演のチラシもお願いしてはさんでもらいました。今年のチラシはユーフォ岩下さんのデザイン。大きな文字、すっきりとしたレイアウト、黒地に白抜きでモノクロ印刷の利点をフルに活用した自信作です。カラーチラシより目立ってました。いっしょに作業していた合唱団コスモスと第九の会の奥様方が、「豊吹さんのチラシかっこええわぁ。デザインはプロに頼みなったの?」と誉めてくださいました。やったね、岩下さん!!
・12時半にリハーサル。合唱メンバーも吹奏楽メンバーも並び終わって、さあ合わせるぞ!! と意気込んだら、「すいませーん、ティンパニまだですぅ」とパーカスさ~やの情けな系の声がした。見ると、某音楽喫茶のマスターM森さんが舞台袖で未だにティンパニのチューニングをやっている。もーっ!! ボーっと待ってるのも時間がもったいないので、B♭音階ロングトーンやったよ。合唱の人たちの前で、ステージの上で。恥ずかしいっ。
・一回通しをした。リハには仕事の都合でこれない人が多く、ペットパートは坂ちゃんだけだったのだが、1本だけでもペットの音が飛びぬけて聞こえる。うーん苦肉の策だ。「坂ちゃん、ベル、楽譜に向けて吹いて」。試しにそう吹いてもらうがあまし変わらず。坂ちゃんの前にホルン廣井ちゃんがいる。「廣井ちゃんの背中に向かって吹け!!」(←「明日に向かって撃て」っぽい語呂) そうするとばっちりいい具合に音量ダウン。おおっぐっどです。ケンジ上坂とたにむらにも、そうしてって伝えてー。
・通しの後、合唱の方たちが少しタイミングとりにくそうにされてた部分を、取り出して練習。30分の持ち時間はあっという間に終わった。それでは本番よろしくおねがいしまーす。合唱の方々の表情から察する限りでは、ブラスの伴奏はおおむね好評のようだ。ほっ、ひと安心。M森さんは「よかったでー」と誉めて下さったが、「思っとったよりキレイな音でびっくりしたわー」とも言われた。…どんなん想像しとったんやろう?
・2時から開演。豊吹のメンバーはトップ4団体の舞台係をつとめまする。その4団体の中に豊岡南中吹奏楽部もいた。南中の生徒さんは礼儀正しいねぇ。ほとんどの子が「こんにちはっ」てスタッフに挨拶してた。それに移動も楽器運搬もてきぱきしてるし。生徒によっては、舞台上でいす出したときに「ありがとうございます」なんて言うんだよ。おばちゃんうれしくなったわ。
・2時半くらいに手が空いて、長い長い待ち時間に入る。本番は6時40分。音出し、チューニング含めても6時に控え室に集合すれば十分だ。観客になって演奏を聴く人、いったん家に帰る人、喫茶店で暇をつぶす人。いろいろいたが、ボーン斎藤さんは「スポンサー回りに行ってきます」。仕事や隣保やPTAで忙しくしてらっしゃる我らが団長は、空いた時間を無駄なく使う。少しゆっくりしてください、団長!!
・再集合したとき、控え室(市民会館リハ室)はごったがえしていた。豊岡市少年少女音楽隊の合唱隊・吹奏楽隊・弦楽隊と豊岡室内合奏団と豊吹の団員が、同時に入っているからだ。私たちの出番は一番最後なので、彼らがステージに移動していくのをなにをするでもなしに待っていた。豊吹のメンバーは小さな音で邪魔にならないように練習していた。がやがやとした雑音の中で『但馬讃歌』の断片がときおり聴こえる。しかし、その中にアラビア音階のメロディが…。はっと振り向くとそこには、必死になって『ラメセスⅡ世』の楽譜をさらうアルトいしぇの姿があった。騒音にまぎれてこそ練(こっそり練習)してるつもりだなこいつ、ばればれなんだよ。と思いながら、声をかけずにそっと見守った。いしぇ、定演の曲の予習がしたい気持ちは分かる。が、『但馬讃歌』の練習もしてくれぃ。
・音楽隊の皆さんたちがステージへ移動して、控え室には豊吹だけになってしまった。すぐ本番だ。ああ緊張。ぱぱぱっとチューニングして、ちょっと練習しよっかなと思ったら、移動時間がきた。ひええ。皆してステージへぞろぞろ移動~ん。舞台袖で待機してる間、室内合奏団の演奏するベトベン『田園』第1楽章を聴く。ほんとは癒される音楽のはずだよ。なのに「本番直前」という特殊状況なのでちっとも楽しめない。ベトベンを聴きながら胃をキリキリさせてるのは私だけ? ホルンせんださんはのんびりと聴いとんなるし。ボーン斎藤さんはいつもどおりのポーカーフェイスだし。
・終わった…。(←えっ!!いきなり?) 相変わらず、振ってるときの私の脳内CPUは何も書き込めないようになっているらしい。どソロを叩く前のさ~やの眉間のしわしわ、構え方もりりしいホルンゴールデンおっさんトリオ、助っ人のテナー福井さんが懸命に休みを数えてる姿、円山川舟歌の前のベース川崎さんとクラりえ蔵の1拍アンサンブル。そんな映像が一枚一枚フラッシュバックして残ってるくらいだ。連続した記憶がありません…。しかし、合唱メンバーの中には「市民音楽祭でこんな感動したのは久しぶりだ」とおっしゃってた方もあったそうだ。お客さんからも大きな拍手がいただけたようだ。よい演奏を作るための共同作業に、豊吹も参加して力を尽くせたことをうれしく思ふ。
・いちんち仕事が終わったーい。さてビールビール。今日はうまいぞー。くふふ。

練習日誌 6月20日(日) 全但吹奏楽祭 & ONEライフ

・今日の寝覚めは良かった。スキッと起きれた。うーん化粧のノリもよいぜー。さ~あ吹くぜ吹くぜ。台風来るなよー!!
・豊吹の楽器運搬車両は「トラック」ではありません。パーカスめぐとさ~やの自家用車にガンガン積みこんで会場に乗り込みます。朝早く、吹連指定の運搬車駐車場所に二人が車をつけると、係の先生が血相変えてとんで来て「ここには停めないでくださいっ!!駐車禁止の場所です!!」と叫ばれた。パーカスめぐが「楽器運搬車両ですっ」とすかさず返答。すると「あっあっ。どうもすいませーん」とすぐに物腰やはらかに謝ってくださった。北中のK原センセ、お手数かけましたー。こちらこそスンマセンでしたー。
・吹奏楽祭で朝イチに出る団体は、毎年こうなのだろうか。吹連行事でのチューニングを、事務所側4階の部屋以外の場所でさせてもらったのは初めてだ。なんと我々だけリハーサル室をあてがわれた。バレエ練習のための壁面いっぱいの大鏡に、こまこまと動く皆の姿が映るのが、なんとなくほほえましい。そして当然のこと、部屋が広い。そんな場所で吹いてるせいか、とても早い時間なのにちょっとゆったりした気分。10分ほど音出ししたあといつも通りのチューニング。『ロマネスク』の冒頭、『ブルーレディ…』のトゥッティ部分を合わしたら、移動時間。男声団員の方々、ドラムス運搬よろしくお願いします!
・今朝、会場に来てからスグに、舞台図変更を舞台係チーフY谷センセに届けた。間際の変更でごめんなさい。ステージ上に移動すると、提出した変更図の通りに舞台セッティングが完了している。ありがたや。裏方の方々の力なくしては、表舞台の演奏は成り立たない。緞帳が下りている裏で、ドラムセットを並べ、それぞれの席に着く。これも初の体験。緞帳の表では開会式の真っ最中。しーっしーっくつ音―くつ音たてるなー、とひそひそ声でささやき合いながら、もぞもぞセッティング。ようやく落ち着いて、よしっいつでも演奏出来るぞっという状態になったが、開会式はまだまだ続く。じりじりと待っているのは性に合わないので、姿がお客に見えないのをいいことに、ラジオ体操をしていた。第一の方。パーカスめぐとさ~やがつき合ってくれた。あとのメンバーはにやにや笑って見ていた。リラックスでけた? しかし、袖にいた舞台係の吹連理事の方々は、奇異の目で見ていたことであろう。私の身上は「普段はバカに、演奏はマジに」。これってモットーにしてもいいことだろうか?
・「緞帳上がりまーす」の声で、一気に緊張感が高まってきた。ゆっくりと上がる緞帳。その向こうには…。けっこう入ってるよ、お客さん。わぁ、ちょっと気分いいかもぉ。なんて言ってるばやいじゃなくて、一列目のいすの場所をちょっと調節して、はい礼して演奏っ。ぐるっと見渡すと、神妙なおももちの豊吹の人たち。一番緊張顔だったのは、やはりアルトあづあづ。一番平気そうな顔だったのは、チューバたにしたとボーン斎藤師団長だった。この二人のどっしり感には誰も叶わない。
・『ロマネスク』はどうなったか分からない。いつもの如く指揮を振りだすと、記憶がなくなる。どうも意識が異次元に飛ぶようだ。『ブルーレディに赤いバラ』は指揮しなかったので覚えてる。アルト佐野さんのソロが抜群! 神か! エロの神が降臨。いやぁ、すごかったっすよ。
・やー終わった終わったー。本日の第1ラウンド終了―。第2ラウンドは、じばさんビルにて。民族大移動~ぅ。
・じば産3階の部屋を貸してもらえることになり、そこで待機時間ができた。それぞれドリンクを摂取したり、排泄したり、のんびりしたり。昨夜から腰が痛い私は、アルトいしぇにもんでもらっていた。すると「わっ前ちゃん、こっとるわ。ちょっとこの上に乗って!硬い所に寝そべって!」と、有無を言わさぬ口調で指示。言われるがままになっていると、うつ伏せになった私の上に、いしぇが馬乗りになって激しい本格マッサージを開業。手のひら全体を使ってぐいぐいもみほぐす。その手つきは容赦がない。うおー痛いーでも気持ちええーだけど痛いーでも気持ちええーうおー痛(以下くり返し)…。
・じば産ビルの非常階段からステージに入る。出番間際になったので非常階段へ行くと、パーカス組+ベース川崎さんの大型楽器3人衆がすでに踊り場にスタンバっていた。「吹奏楽祭の『ロマネスク』、出だしの音がすっごい柔らかかったって、3人で今話しとったとこー」と、めぐが教えてくれた。ホント?ああよかった。ちょっとほっとした。
・前の団体の演奏が終わって、豊吹、ステージに突撃。ワンライフのスタッフの方々にドラムセットをほとんど運んでもらって、ここでも裏方の皆様のありがたさを感じる。感謝感激、涙そうそう。
・じばさんのステージはちょっと狭いので、ドラムとチューバ以外はみな立奏。チューバ用にイスを2脚出してもらおうと思ってたが、チューバたにしたくんが準備万端ストラップ装着の上で、立奏可能なかたちをとった。そうすると「一人だけ座るのはちょっと…」と、チューバ松岡くんが勇敢にもイスを拒否。彼の楽器はたにしたくんの楽器よりもでかい。ストラップもない。ずっと立ちっぱなしで吹いて大丈夫かなぁ…。
・「はいっ豊岡吹奏楽団でぇーす」と佐野さんの名司会で、ワンライフとよすいステージ幕開けー。バリサク吹きながら指揮をしていた私は、曲のところどころで背後にいるドラムスめぐに合図を送っていた。ふりむくとドラムスの手前で、チューバ松岡くんがノリにノッてぶんぶん揺れている。右に左に揺れている。くいっくいっと揺れている。楽器の重さをものともせずに。彼は揺れつづける、立ったまま。きぃーぷおんすぅぃんぎんぐ。おいおい大丈夫かぁーーー!! と不安を感じつつ曲は進む。次の曲でもノリは変わらない。次の曲も。その次の曲も。とうとう最後の曲まで彼の激しさは持続した。すごいっ。すばらしいっ。ハラショー。若さの勝利だっ!! おめでとう。
・終わった…、灼熱のステージが。今日はとても蒸し暑く、本番前半の時点でもう皆汗だくになっていた(特に佐野さんはダラダラ)。ホルンせんださんの多岐にわたる豊かな経験の中でも、「ベルの中に入れている右手が汗ですべったなんてことは初めて」だったそうだ。みんな、500グラムくらいは減ってるかしら。とよすい営業ダイエット。あぁ~腹減ったのど乾いた。メシ食ってビール飲んで500グラム取り戻そっ。おつかれっ。

練習日誌 11月29日(土) 保育園の親子音楽会の営業&練習

・午後1時、じばさんです。今日は、豊岡市内の市立保育園の親子行事で演奏いたします。出番は3時からなのですが、音出しのできるのが2時までなので、1時集合とあいなりました。2階集会室に上がって準備開始。ステージの上ではなく、お客さんと同じ高さのフロアにイスを並べます。音楽会の役員の方々が準備を手伝ってくださって、スムーズに舞台作りができました。初めての催し物なので、どんなふうな流れになるのか分からず、ちょっとドキドキ。さて、お子ちゃまたちに喜んでもらえるカナー?
・お昼間の営業ということで、豊吹の参加メンバーは15名の予定。ちょっち少ない。しかもチューバ・パーカスぜろなの。うえーん。でもでも、当初仕事の都合で出られないとおっしゃってたユーフォ岩下さんが、1時すぎに「出れるようになった~♪」と満面スマイルで来られた。一人でも増えるとうれしいよー。しかも中低音。ありがたいよー。
・定演では「サザエさん」をピッコロで吹いていた松田さん。今回、フルートパート参加者一人ぼっちにつき、急遽1st.フルートを吹くことになった。「サザエさん」はフルート協奏曲のような楽譜なので、ちょっとビビッとんなるかも。松田さんのために、「サザエさん」は通し練習をすることに。でも、バッチリじゃん。じゃん。あとの曲はポイントポイントを合奏して、1時45分に合奏終了。5分ほど個人練習させてもらって、開場時間になったので、集会室の外のろうかに出る。
・控え室はないので、自動販売機の前にみんなたむろした。壁際にL字型に並べられたイスに、めいめい好き勝手に座る。2時からお客さんたちは集会室の中で、手話で合唱をしたり、親子で作る手作り楽器の工作をしたりされる。その間、自販機前は誰も来ず、豊吹貸し切り状態で、まるでミニ控え室になっていた。
・今日は、マラカスを手作りしたりそれを振りながら歌ったりと、子どもたちが「音を自分で出す」ということもプログラムされた音楽会。ならば、ブラスで使う楽器も、身近な物を使って音を出すのと原理はいっしょ、ということを簡単にふれていこう。こう思って、自販機でビタCドリンクを買って飲み干した。空ビンをふいっと吹くと、ぼーっと太い音がする。ビンを吹くのと同じように、穴に息を吹き込んでピューっと鳴らす楽器がありまーす。そりはフルートでーす。松田さんsaid「フルート吹きは、太いビンで高音が出せるんだで」。ご自身もリアルゴールドを飲み干して演奏披露。ぴーっと軽やかな音が出ました。周り一同、おおおーっと感嘆。
・リードのことにもちょっとふれた後、唇ふるわすバズィングも見せちゃれと思って、ホルンせんださんに、バズィングの見本を本番で披露してもらうようにお願いした。その話をしてたら、ペット谷岡さんが「バズィングって、初心者のときには基本練習としてやれやれって言われたけど、唇にはどうなん?効果あるの?」と聞かれた。その一言をきっかけに、金管メンバーでバズィング意見交換会が始まった。楽器吹く前にいきなりバズィングから始めると、唇にものすごい抵抗を加えることになってあまりよくない。唇をこわす危険性がある。という説が、最近では通説らしい。奏法うんぬんの話がちょいと盛り上がった。谷岡さんは、演奏に対するみんなの意識を喚起するような発言を、さりげなく上手に投げかけられる。以前も「ビデオ見てたら、演奏中のみんなの表情がかたいんだけど」ということを言ってくださって、日頃見過ごしにしているんだけどでも大切なことっていうのを、はっと気付かせてもらった覚えがある。谷岡さんと話すのは好きだ。何気なくいろんな発見ができて、こちらが楽しませてもらえる。
・3時までヒマを持て余すだろうな、と思っていたら、楽しく談笑していつの間にか時間がすぎたという感じ。楽器持って、ふたたび集会室へ入る。中にいるちびっこたちは、みんな紙コップに小豆やビーズを入れたマラカス持ってごきげんそう。この子たちの前で演奏するのかー。なんかわくわく。開会前の練習のときから思ってたんだけど、この会場すごく音が響くの。だから、軽く音出しただけで、なんだか上手に聴こえちゃって。いい気分で演奏できるー。ええ感じだー。
・でもね、響くのはいんだけど音がモワモワしちゃって、他のパートの音が聴こえにくいって難点もあったね。うん。やっばいなー、メロディとベースのテンポがずれないといいけど。なんて考えてたんだけど、そこは豊吹の本番強いメンバー=心臓毛むくじゃら軍団。手馴れた曲だし、ノープロブレムで演奏は進みました。
・今日はじめて発見した。私の司会は、子どもが相手だと、燃える…。自分でも意外なほどノリノリで、ちょーしにのってた。ハメはずしてた。ちょっとビックリよ。
・全曲終了~。園児の代表から花束をもらっちゃいました。豊吹代表で受け取ったのはアルトたなかちゃん。この日彼女は、近大の制服でこの営業に駆けつけました。おじちゃん・おばちゃん団員がもらうより華があるし、と思って指名しました。でも、いきなりの指名で舞い上がっちゃったのか、ずんずんずんずん歩み出て、客席なかばまで進んで花を受け取りました。おーい、戻ってこーい。ま、かわいいから今日は許す。
・集合時間に話を戻すと、めずらしく斎藤師団長が遅れて来られたのです。聞くと、長女の凛ちゃん(3歳)が胃腸カゼにかかって、目が離せない状態にあるらしい。ファーストレディしげちゃんは、先週次男を出産したばかり(おめでとっ!!)。斎藤家の中は今大変なのだ。しかし、みんなと談笑してるときなど、そんなことを微塵も感じさせなかった。自分のことをおいてまで、周りに気配りされる人だからなー。だけど、さすがに演奏には心配事が表れていたらしく、同列で吹いていたホルン中井さんが「ちょっと音に元気がなかった」と言っとんなった。前列で聴いてる分には気付かなかったが、そうだったのか…。うちの団長殿はむちゃくちゃ律儀で責任感あふれるお方なのです。ちょっち泣けてきました。おろろん。
・夜の練習、参加者何人だったと思います? ホルン中井さん、ばり作まえだ、ボーンながのっち、ホルンやよひちゃん、クラりえ蔵。(←たぶん歳の順) 総勢5名です! おろろーん(泣)。今年の最低記録をマーク。ま、丹吹さんの定演の日だからね。他の団体の演奏を聴きに行くのはいいことだから。少ないけど、しょうがなかとよ。

練習日誌 11月15日(土)第23回定期演奏会

・昨夜は、練習から帰ったらバタンキュー(←なつかしい言い回し…)。今日の準備をしておけばよかったのに、何もせずに寝てしまったから朝からバタバタ。洗濯もん干したり朝ごはん作ったり後片付けしたりしてから、ダンナの衣装を準備する。礼服上下とカッターシャツと団のトレーナー。おっとと、蝶タイも忘れちゃなんねぇ。ガーメントバッグにシワにならないよう収納して、よしっ完璧。いつでも出発おっけー!! …って、あんた自分の衣装、忘れてるよ!! あわあわ。1部で着る白黒と指揮用のブラウスジャケットとコサージュと団のトレーナー。黒クツも入れなきゃ。ひぃぃー。あ、まだ化粧してない。急いで壁を塗って、荷物まとめて車につめて10時40分。やれやれ間に合った。でっぱつしんこー!!
・会館に行く前に、本番終わってからの打楽器を返す段取りを確認するために豊高へ行く。学指揮の大島クンが「僕、聴きに行きますから。終わったら部室のカギあけに来ます」と言ってくれた。わーい、ええ子だなやー。豊高から何人か聴きに来てくれるらしい。がんばらんとー。ええ演奏聴かせんとー。
・11時。市民会館にメンバーが集まる。あらかた人数そろったところで、パンフレットの準備にかかる。お客さまへのアンケートと、他団体さまの宣伝チラシをはさみこむ。二手に分かれて流れ作業。ボーンともみん、果敢にチューバたにしたと共に仕事する。作業終了後、「今日は、厳しくなかったー☆」と喜こぶともみん。よかったね。ともみんVSたにしたの三番勝負、今回は引き分け。これにて一件落着。
・昼ごはんは各メンバーがめいめい自由に食べる。おじさん達はコスモス(市民会館レストラン)に行ったり、若者達は外のお店に食べに行ったり、おのおのまちまち。パーカスめぐ&さーやとクラ助っ人山﨑は、小僧寿しからマグロのごまタレ丼を買ってきて楽屋で食べていた。《食べながらの談笑》めぐが「ねえねえ、ほうれん草のおひたしって何かけて食べます?」っていきなり聞くから、「へ?しょーゆだろ?」と反射的即答で返すと、「ほらーやっぱりなー」と大笑い。そこでさーやが「えぇー、マヨネーズかけて食べませんかー?」って聞いてきた。出た!!マヨラーだ。さーやが言うには、おでんのたまごの黄身にかけて食べても美味しいそうだ。うぉー。「今度試してみて下さい。とってもおいしいからー」と熱心にすすめる。真性マヨラーだ。しばらく、女子楽屋に誰かが入ってくるたびに、ほうれん草に何つけて食べるか尋ねて遊んでいた。やっぱり、ほとんどしょーゆだよ!! あ、ポン酢って人もいた。
・1時半からリハーサル開始なので、楽器や楽譜の最終チェック。んで、指揮棒を出そうっとカバンをのぞきこむと、…ない。指揮棒わすれたー。がぁーーっん!!!! 普段使いの「さいばし」しかなーいっ。私はさいばしでリハを振る女。しかもショスタコを。うわーん、いやすぎるー。
・開始時間ちょっと前にチューニングして、司会のきよみママや会館のスタッフの方々に挨拶してから、1時30分、通しげいこ開始。司会や照明の流れをスタッフの方々につかんでもらって、団員も本番と同じ雰囲気に気分を慣らしておく。そのための練習な訳だから、てきとーに力抜いて吹いてねー。とくに金管はね。パワーは本番にとっておいてね。
・テナーふじおか、リハーサルから「エルクンバンチェロ」でおたけび炸裂。たしか私とおないどし。若いよなー、気構えが。声のハリが違う。気合十分のようだ。発散してくれ、何もかも。
・本番通りにざーっと流して、リハ終了。ふいっと時計を見ると3時25分。おおっ、ほぼ2時間だ。本番では花束お祝い披露が入るから、もうちょい長くなるとしても、いいタイムです。べつに制限時間が決められている訳でもないが、なんとなくうれしい。
・ リハ後の練習はちょこちょこにして、夕方休みをたっぷり取ろう。「エルク」のフルートソリのマイクバランスをチェックしとかなきゃなどと考えてたとき、フルートさっちん高尾が到着。やっと仕事がすんだようだ。彼女はショスタコで大きなソロを抱えているから、一回は練習させてあげなきゃいけない。「エルク」のフルートソリの部分と第1部のせんださんの曲をところどころ合奏した後、「革命」の中間部のみ合わせる。これでいいかな?おっけーかな? よしっ夕食休憩だっ。泣こうがわめこうが、あとは本番だーっ!!
・夕食は、団で注文したお弁当。みんなの分あるでよ。ところで、最近は「唐揚げ弁当」と注文しなくても、たいがいオカズにトリ唐が入ってるようだ。とよすいが注文する弁当もご多分にもれず唐揚げ入りだったのだが、ホルンひろいちゃんが「ボク、本番前にアブラもんは取らないようにしてるんですよー」というポリシーを持っていることが、去年発覚した。彼の本番への自己管理、驚くべしべし。他にもトリ唐がダメだという団員がいたことから、今年はトリ唐の他にシャケの入ったお弁当に。各行事の糧食調達は庶務部のおしごと。いろいろ気配りありがたう。
・わーいわーい、本番だー。きんちょーするわーきんちょーするわー。アルトあづあづ、今回も緊張してますな。りらーっくすりらーっくす(←「美女か野獣」の福山雅治みたいに読んで)。
・第1部、好調な滑り出し。「ひょっこり」はテンポが速くなってリズムが甘くなりがちになるのだが、リハのときより落ち着いてるみたい。せんださんの指揮って“おとなの棒”って感じ。あんなふうに堂々と振れるようになりたいなぁ。
・「サザエさん」で、出ましたユーフォ岩下さん!! 冒頭の出だしを2拍早く出てしまいました。やっちまったー。でも、あれイッパツで一気に緊張がほぐれました。ありがとう!!岩下さん。くぅぅぅ~。
・「サンダーバード」では、金管が盛り上がってた。2部の分のパワーも注ぎきったように聴こえたけど大丈夫? 知ぃらないよー。
・10分休憩はさんで第2部。すばやく着替えて、気分を切り替える。ああー、ショスタコが何事もなく進みますようにー。客席のお子様たちが泣き出しませんよーにー。3拍子のとこ振り間違えませんよーにー。このさい、どんな宗教の神様でも伏し拝みたい気分。すげー気弱になってる。ショスタコはそれほど怖い。
・リハ終了時、司会のきよみママ(高校時代はバレーに青春)から「よかったよー。特に『練習曲』って曲がとってもかっこいいと思った」というお言葉をもらっていた。吹奏楽のオリジナル曲って本来、吹奏楽をやったことない人でも、その曲を初めて聴く人でも、十分楽しめる。昔はそう思っていた。それがいつの間にか、「オリジナル曲はマニアック」という説を聞かされ、最近は実際マニアックな曲調のものばかり蔓延してきたので、私の考えは間違ってたかー、と思うようになっていた。でも、ホントに魅力のあるオリジナル曲は一般のお客さんのハートをつかむことが確かにできるんだ、と今回きよみママの言葉から実感することができた。なんかうれしい。「練習曲」、万歳。これからもかっこいいオリジナル曲を取り上げていこう。
・第2部、無事終了―。よかったー。コンクールのときと同じく、舞台の上のことはほとんど覚えていない。棒を振ってる最中(もなかではない)は、いろいろ頭の中で考えなきゃいけないことがいっぱいあって、観察するということがオロソカになってるみたい。一度にふたつのことができない人間なもんで。脳細胞つるつるで、しわが全然ないんです。いきのいい脳細胞が増える歳のころ、ぼーっとしてたむくいだな。
・第3部の幕開けで、一芸やらせていただきました。背中から指揮棒はやしました。マーチング好きな方にはおなじみの、ファントム・レジメント(=チーム名)のコンダクターの芸をパクっちゃいました。この場を借りて、白状いたします。
・3部も覚えてないなー。あー、「ホールニュー」の松田さんのソロのゆれ方を、「あー松田さんのゆれ方だー…」って(←そのままやないかいっ)思いながら見てた。それだけだー。ごめんなさい。
・アンコール曲「ヘイ・ジュード」の楽譜を指揮譜面台に用意して、第1拍目を振り下ろしたとき、実は私の頭の中には「ウィーアーオールアローン」の出だしが流れていた。みんなの音を聴いて、はっと我にかえって冷や汗かいた。おぉっとろっしゃやー。
・終わったー!! 終わった終わった、ごくろうさんっ。まずは楽器片付けて、それからお客さんお見送り。氷上吹奏楽団の友だちにチケット渡してたら、5~6人も誘って来てくれてた。遠方をはるばるありがとうございました。私の友だちのダンナさんも来てて、その人が「いやぁ、初めて聴きましたけど、『練習曲』いい曲ですねー。演奏も迫力ありましたー」と言ってくださった。へへへへ、曲も演奏もほめられた。うれしいなぁ。
・後片付けだーっ。今年は、分担をあらかじめ決めていたせいか、短時間で終わった。みんな、割当ての仕事以上のことを自分で見つけてやってたようだ。特に、金管女子。金管女子といっても、ペットたにむら・ホルンやよひ・ボーンともみんの計3名。ロビー清掃を割当てていたんだが、なんと2階ホワイエの掃き掃除も少ない人数でやっていた。ものすごい仕事量だ。えらいっ。りっぱ。今日はゆっくりお寝み。

練習日誌 10月11日(土) in 教会コンサート あーんど その後、練習

・午後5時45分集合ですが、5時半に豊小に着いちゃいました。すると、そこに意外な“助っ人”が!! 大阪在住のフリューシャカ(パーカス古坂のこと。なぜかロシヤ名)が帰ってきていたので、ドラムスを叩いてもらうことになったとか。やったぁぁー。この営業、ドラムなしでやる覚悟はできていたんだが、ドラムがあるに越したことはない。すっげーありがたーい。感涙。しかし9曲もあるので全曲叩くというのは大変。めぐと分担することになった。さぁっ、ノッてきたぞー。皆、乗り合わせて教会へGo!!
・妙楽寺にある豊岡カソリック教会です。2年前に来た時も思ったんだけど、塀の中に入るとそこは別天地。俗世とは違う時間が流れている感じのお庭と建物。気持ちが洗われるようだ…(普段は汚れた大人なもんで)。着いてすぐ、バイベル神父さまにご挨拶。ベルギーからいらしたこのお方は、50年ほど前から日本にいらっしゃいます。優しい笑顔と柔らかな発音の流暢な日本語でご挨拶を頂きました。教会の飼い犬のジュニア(←これが名前)もお出迎え。ここは現代社会とは趣の違う、ほんわかとした空気のあるところです。
・セッティングしてちょっとだけ練習。のつもりが、開演7時の10分前までギリギリ練習してしまった。アアッあせるわー。パーカスの2人は大丈夫かなぁ? それに、仕事や何やかやの都合で練習に来れなくって初見です、という団員がちらほらいるしなぁ(テナー大石ちゃん・アルトたなかちゃん、ご苦労さん)。うーん、お客様ごめんなさい。見切り発車、出発進行です。大丈夫かな大丈夫かな。ああっ神様助けてください。神様ぁぁぁー!!(by桑原和夫of新喜劇)
・今日は佐野さんが港の祭&仕事で欠席です。なもんで、MC担当はまえだ@企画部です。指揮して、演奏して、司会してっていうのはしんどいっす。息がすえましぇん。
・5曲終わったところで、神父様のお話。昔日本は貧しかった。私は祖国やいろんな国に援助を求めました。今日本は豊かになった。でも、困っている人たくさんいます。昔よりも困っている人は増えているような気がします。皆さん助け合いが大切です。隣人に手を差し伸べましょう。こんな話だったと思う。このお話の後に演奏した曲が偶然にも「ヘイジュード」。Hey、ジュード。そんなに嘆くな。悲しい歌は、歌い終わったら少し気分が良くなるものだ。そのとききっとお前も新しい一歩を踏み出すことができるようになるだろう。たしかこんな意味合いの詞だったかしら? 恋に破れたジュードという少年を慰めるために作られたこの曲。人間愛を感じさせるビートルズの名作です。
・全曲、夢中で吹きましたー。お客さんは皆さん教会に集う善男善女な方ばかりで、終始ニコニコニコニコして聴いて下さいました。私が感じた限りでも、演奏はまずまずの出来ではなかったでしょうか。ホント、豊吹のメンバーって本番での集中力が違います。だつぼー。それと特筆すべきはパーカスでしょう。さーやも仕事が忙しくって練習になかなか参加できなかったのによく頑張ったよ。めぐ&フリューシャカのドラムスはほとんど初見とは思えないほどの叩きぶりだった。片付けしてたとき、クラ民ちゃんが「あの2人、すごいなぁ…。よぉ叩いとったわぁ。感心するわ。」と言っていた。あの辛口民ちゃんがだよ!! これで豊吹のドラムスも安泰かしら。神様、今日は私たちにドラマーを与えてくださって感謝します。神様の御前で無事演奏できたことを感謝いたします。あああ、神様ぁぁぁぁぁー!!(by桑原和夫again)。
・片付け終了後、バイベル神父様や教会の方々にすすめられ、お茶をご馳走になりました。美味しいお茶菓子や、キリスト教の教えのかかれたきれいな挿し絵の小本をもらったりして、厚いおもてなしを受けました。そこに犬のジュニアが、あいそ振りまきに来ました。さすが教会の犬なので、愛に飢えている豊吹に手を差し伸べに来てくれたのでしょう。たちまち皆の人気者に。方々から声をかけられているのだが、よく聞くとボブだのパトラッシュだのヨハネだの、呼びたいよーに呼んでる人たち…。でも本当の名前の「ジュニア」というのも、「なにジュニアなんだろう…?」と謎につつまれているのだった。
・暖かいおもてなしにすっかり腰が重くなって、8時を過ぎてしまった。神父様はじめ皆々様にご挨拶して、教会をあとに豊小へ。同じ車に乗った十代組、フルートさっちん2号&アルトたなかちゃんがむちゃくちゃ意気投合していて、後部座席でマンザイが始まっていた。こいつら、違う学校に通ってるとは到底信じられん…。
・豊小についたのが8時半ごろ。遅くなっちゃった。仕事帰りのペットたにむらが「8時ごろ一回来たけど、まだ練習室暗かったからちょっと心配だった」と言って来た。ごめんなさーい。
・ホルンせんださんが駐車場で車を発進させとんなる。あれ、帰られるのかな?と思ってたら、「教会にスリッパ忘れたんで、取りに行って来まーす」。せんださんは、教会備え付けのスリッパを使わずに、自前のスリッパを使ってらっしゃったのです。律儀さんだっ。ん?でもそういえば、せんださんのスリッパって健康サンダル仕様だったような。自前スリッパを使っとんなったのは、遠慮のためか、健康のためか。どっちだろう。
・9時半まで個人練習。その間、パーカスのメンバー(めぐ、さーや、フリュシャカ)は、別室で定演の曲の譜割り会議。そこへ呼ばれて「今日のドラムスはどうでしたか?」と聞かれたので、感じたままによかったよと答えたら、「本音のホンネを聞いてるんです。どうでしたか?」とまたまた尋ねられた。よっぽど不安だったのねー。でも、そんな不安を抱きながら叩いてるとは思えなかったほど、思い切りのよい出来のよいドラムスだったと心底思いました。ボーン斎藤さんも「やりますなぁ」って誉めとんなったよ。
・別室から聴いてても、ホルン男トリオ・せんだ&ナカインシュタイン&しろい(歳の順)の音が強烈に聴こえてくる。まるで、練習室の中にはホルンしかいないぞーっ、と叫んでいるようですらある。こんなパワー満万の懲りない面々を束ねられるのは貴方しかいない、頼んだぞ、白衣の天使シカゴやよひ!!(ホルトン使用)