・行進曲『ラメセスⅡ世』のCDを、クラ民ちゃんが持って来てくれた。全日本吹連から出ている「課題曲集CD」だ。知ってる曲だとはいえ、細かい部分などほとんど忘れていたから、演奏が聴けるのはありがたい。あらかじめ「持ってくよー」と連絡受けていたのでCDデッキを用意したので、その場のみんなで鑑賞会。うっ、かっかっこええ…。あらびあ~ん、えじぷしゃ~んって雰囲気の、色気のあるメロディがしんぼうたまらん。脳内の吹きてぇ中枢をくすぐる妖しさ。フルートさっちん高尾は、「ね、かっこええでしょ?かっこええでしょ?絶対やりましょ!!」とたたみかけるように主張。たしかに、聴いてる分にはとてもよい曲だ。しかし、これが課題曲か・・・。舞台袖でずーっと待機してて、緊張いっぱい心臓ばくばくでステージに出で並び、楽器をかまえて出す第一音が、このとんでもないハイノート。この曲を演奏のどたまにやるときには、ペットとホルンの人たちに本番前の投球練習が必要。コンクールでは「はーい、次出番の○○高校の高音金管の皆さんはブルペンに入って下さーい」と誘導係の人が案内してくれる。実現できるホールがどこかにほしい。
・で、さっそく『ラメセス』を合奏。中低音のメンバーが金管にけっこうそろっていて、木管高音部がフルートさっちん高尾とクラ民ちゃんの2人だけだったから、まえだはアルトの譜面を吹いてみた(楽器はバリだが…)。3人でくねくねしたメロディを吹きつないでみると、お…、曲が見えてきた。こんな感じかぁ…。なんて、曲を構築するには、道はまだまだ遠いぞ。
・『ラメセス』の曲3分の1あたり進んだとこに、低音楽器のユニゾンメロディがある。ボーン斎藤さんは「16分音符だ…」と青くなっとんなった。けど、ユーフォ岩下さんは「ん?忙しい旋律なの?(楽譜を読んでみて)まぁ、たいしたことないで」。おぉぉっ、さすが百戦錬磨のつわもの。早吹きガンマン。