豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

12月

練習日誌 2006年12月23日(土)

・今年最後の練習日です。楽しい楽しい楽譜整理の作業が始まりまーす。…って、参加者すくなっ。フルートまなまな、クラ民・りえ蔵・なお・しほ、バスクラさくら、アルトまえだ、ホルン中井、チューバ谷下、ベース川﨑(敬称略)。計10人なのね…。日の設定が悪かったかなぁ。でもでも、時期のいい土曜日っつったらこの日しかないのよ。イブイブだもんなー。…いやっ。今日は陛下のバースディであります。日本人であらば、ケーキ買ってシャンメリー開けてお祝いすべきはこちらでしょう。おうちにいる人達は皆今ごろ「ハッピーバースディ陛下」を歌っているのでしょう。それなら許そう。うん。
・それぞれのパート別ファイルに入っている楽譜を、曲ごとに集めて順番をそろえ、欠損パート譜の有無を調べてから茶封筒におさめる。この手順で、今年演奏するために配ったすべての曲の全パート譜を整理する。机にずらっと並べられた茶封筒の上に、パート譜を分別していく。『ポプステ』の袋どこですかー?『ゆうかい』『ゆうかい』っと。そっちに『モツァルト』ない?3曲あるけど、どの『モツァルト』?あ゛ー『ジャパグラ』が二つあるぅ。“時代劇”の上に“刑事”重ねとったー。がやがやと、妙な略称タイトルが飛び交う作業。日本人は4音にちぢめるのが好きー。
・クラしほつんが、パート譜の束を持って「うぃんうぃーん♪うぃんうぃーん♪」とつぶやきながら机の周りをグルグル回る。それは自分の作動音かい?ねじまき娘よ。「違うー。これですよー」と、かかげた楽譜のタイトルは『ウィーンはウィーン』…。こんなふうにウィンウィンうなってタカタカ動く、からくり仕掛けのしほつんが家に一台ほしい。今夜、紙に書いてくつ下に入れて枕元に置いて寝よう。
・楽譜を一所懸命にてきぱき仕分けしているクラなおちゃんに話しかけた。なおちゃん、悲しいお知らせがあります。「え?え?何ですか?」。実は今日、佐野さんは…。ここでなおちやん、前かがみで作業していた姿勢からがばっと身を起こし、とーても悲しそぉーな顔で私を見た。さすが切れ者。「来られません」という言葉の前に察知したか。「うそー!ショックー!!私、そのために今日来たのにー!! ショックぅショックぅ…」。えらい嘆きよう。佐野さん愛されてるなぁ…。しかし嘆きながら、なおちゃんはいつしか元の作業に黙々と没頭していった。うーん見事だ。働きモンは切り替えが早い。
・さてさて、10人で頑張ったので、楽譜整理が9時前に終わりました。楽しい作業のその次は、もひとつ楽しい合奏の時間です。急いで楽器を準備しろー。音出しだー。譜読みだー。クラが4人なので、例のごとくB♭の他パートの楽譜を吹きたがる人が出てきた。「今日ペットが吹きたい」。ん?誰? お、しほつん!! 自らすすんでペット志願です。「ペットが吹きたい、ペットが吹きたいぃぃ」。駄々をこねるガキんちょ、発生。「じゃぁ、クリスマスプレゼントってことで」と、クラりえ蔵さんが許可して、ペットの楽譜が渡された。有頂天しほつん。しかし長続きはしなかった。『リフレクション-映像-』を合わせようとしたとき、しほつん、隣の姐さん方の楽譜を覗き見して叫んだ。「ペットの楽譜と全然違う!!」。あたりまえじゃぁー!! ペットがクラとずーっとおんなじ動きしとったら、やかましぃてしゃぁないわー。「あっそうか!!」。今気づいたな。今気づいたんだね。この曲、中間部でリズムパターンが変わってから、最初にメロディ吹くのペットやで。そんなオイシイとこ、今日はソロで吹けるな。「えーうそー。いやだぁいやだぁ…」。駄々をこねるガキんちょ、再発生。ベソもかいている。するとここで天の声が。「自分からすすんで吹きたいって言ったんやん」。りえ蔵の言葉はいつも簡潔で明快だぁ。ぐぅの音も出なくなったしほつん。足が4分音符=160でばたばたばたばたし始めた。神様、こいつをどうしましょう。…おもしろいので許す…。ありがとうございます、神様。今夜は聖夜だ。
・川﨑さんの団長あいさつが、今年の練習のシメを飾った。団員のこの一年の労をねぎらい、団員のご家族のご理解に感謝して「どうぞ年末年始に家族サービスを」と皆にすすめ、来年のけいこ初めには元気な顔で会えるように、としめくくられた。来シーズンもがんばろーって活力がわいてきそうな、とても暖かなあいさつだった。今年もいっぱい吹いたね。いっぱい笑ったね。来年もよい年でありますように…。

練習日誌 2006年12月20日(水)

・みなさーん、ノロってますかぁー? いっえぇーい。わたくし、月曜の朝に突然、激しい腹痛あんど立ちくらみに襲われた後、ちまたで言われるノロウイルス的症状にみまわれてしまいました。もしかしてノロ?これがノロなのね。と、もうろうとした意識下で感じながら、一日寝てました。うおー、戦務帳が書けないー。久しぶりにユーフォ岩下さんが来とんなったりして、楽しかったのにー。土曜のトピックスの記憶はデリートされました…。でも次の日、お医者に見てもらったら「お疲れのとこに、どこかから胃腸カゼをもらわれたみたいですね」とあっさり言われたよ。ノロじゃなかった。急性いちょかぜ。はい、日曜に親戚の法事に出かけました。大勢集まってわいわいお食事いたしました。…それかぁ…。
・水曜練習にはすっかり体力回復。うりゃー、吹くどー。ちと胃がシクシク泣いているが、かまへんかまへん。うっぷん晴らしにブリバリ吹くでー。おっと、ブリバリの前に、楽器出したら最初は低音ロングトーンよ。丁寧に丁寧に…。
・本日、B♭クラ参加者5名。これ豊吹ではマックスに近い人数です。ホルン中井さんが「クラでぃ、か…」と少々うらやましげにつぶやく。Cla.Day。クラのメンツは今日も楽しくパート分け。「私、今日はバスクラの楽譜吹くわ」、「えー、私がバスクラ吹きたいー」、「今日もペットかな」、「テナーもオイシイんだ」。正規のクラパートはりえりえとしほつんに押し付けて…あ、いや、お任せして、おとなチームは他のB♭楽器のパート譜あさりに余念がない。他パートのちょっといいとこ吹いてみたい。本日の『春、風』のオーダーは、民子:テナーサックス、なおちゃんとりえ蔵:ペット1・2、りえりえとしほつん:クラ1・2、となりました。
・『春、風が草原を渡る』のラスト近くに、クラリネットが主旋律を吹き、それを3拍後からサックスとホルンの対旋律が追いかける、という部分がある。この前やったときは、対旋律の動きにつられたクラ子どもチームがパニクってしまって吹けず、ホルン中井とアルトまえだの対旋律だけがやかましく響くという、「あるじなき音楽」になっちまった。もちろんその後、「めっ」て言って、そこの部分だけ特練したんだが。さっ、今日の子どもたちの調子はどーかなー?そらっ問題の部分にさしかかった。どぅだっ!? おっ、堂々たる音量の主旋律。サワヤカなメロディをすっげー必死の形相で演奏。がむばるクラ・りえ&しほ。ホルンとアルトは遠慮なく追いかけることができました。よしっええぞっ。と思った次の場面。前回できなかった部分がクリアできてホッとした気持ちが大きかったのか、この2人、役割が変わって伴奏にまわってもffの勢いが止まらない。♪てぇてって!!てってってってっ!!てぇてって!!てってってってっ!!♪ぃやかましぃわー!! そこはもうええんじゃー!!
・最後の曲は『ブラボー・ブラス』。楽譜を譜面台に置きながら、クラりえりえが「これ絶対『ディズニー・メドレーⅡ』だしぃー」って言った。いや、違うし。タイトル違うし。
・じゃ、今日の練習これにてしゅーりょー。なんか連絡ある人いませんかー?(←終了時のワンパターンな流れ)。何もないんかいな? 27日のアンコンに出る人、宣伝しとかんでええの?「あっ!…」…と言ったきり、口を開けたままのクラしほつん(閉めろよ、ゴミ入るぞ)。言っとけ言っとけ。本番は何時ごろ?「8時…ぃ?」お、おいおい、みんなの顔見渡しても、今ここには君と一緒に出演する人いないんだから。だいじょぶかな?フルートまなまなのひぃ高チームの出番は?「んーと、9時…前?かな?」ありゃ?まなまなもなんかあやしいなぁ。今年はよーけチームが出るから出演時間が遅いねぇ。この子たちの言ってる時間は両方とも「午後」です。皆さん、仕事帰りに応援しに行ったげてください。送ってください、大きな声でブラボーを。クラりえ蔵が言った、「演奏終わったら、まっ先に力いっぱい拍手したげるわ」。くー泣かせるねぇ。どーだいや、ここまで言ってもらって。「き、きんちょーする…」byしほつん。ああ、プレッシャーが増えたのね…。
・次の土曜が今年の練習納めです。毎年、この日は楽譜整理の日。この1年間に使った楽譜を回収して大事に保管します。「楽譜整理の後も練習しゃーや」とアルト佐野さんがおっしゃったので、今年は整理&練習の二本立て。ベース川﨑団長から、皆さん楽器を忘れずに、と連絡されました。クラなおちゃんが、「私、佐野さんの『ハーレムノクターン』聴いたことないんですよー。それが楽しみなので、土曜は絶対来ます」と言っていた。クラりえりえが「えーん、私も佐野さんのソロ、聴きたーい。水曜日に来てくんなったらええのにぃ」と、しきりにうらやましがる。今年の吹き納めは佐野さんと一緒にエロプレイ。いやー、いい年越しを迎えられそうな予感です。ほくほく。
・《後日談》佐野さんからメールが来た。「今度の土曜は町内の飲み会なので練習に行けません」。っがーん。うっそっでっしょー!! 佐野さんの発案で練習するんですよー。ごっつ楽しみにしてたのにぃぃぃぃ。佐野さんとエロプレイ…。佐野さんとピンクサロン…。…えっえぐっえぐっぐすんぐすん(泣)。

練習日誌 2006年12月13日(水)

・今日は水曜。また人数少ないのかなー? おおっ、ユーフォ山本とっしー君、一番乗り。駐車場で鍵が開くのを待っていました。あっクラ民が来た。フルートまりまりが来た。あっ、まなまなも。5人越えただけでもうれしくなる…。泣きそう。涙にむせんでサックスを吹く。ぶおぅおぅおぅ。
・総勢11名の参加です。わーいわーい。合奏ができる~。しかし、フルート・クラの多い、木管だらけ編成(あ、「だらけてる」って訳じゃないよー)。クラが1st・2ndしかないという小編成用の曲が一つある。はい、民&なおのオトナチームはペットの楽譜吹いて、りえりえ&しほつんのコドモチームはクラの楽譜を吹く。OK? オトナ2人は満面の笑顔だ。コドモ2人は「えぇぇぇー!! そぉんなぁ~!!」と、軽くアワ食った状態。子らよ、自分の畑は自分で耕せ。10代のうちに数多くの楽譜にあたらなきゃ、これからどんどん脳細胞が死滅していく年齢、乗り越えていけんぞ。アンチエイジング対策です。「脳みその シワは増やせよ 肌ジワ減らせ」
・最初に『マーチ「ストレート・ロード」』いきましょ。トリオのメロディでレガート奏法の勉強してね。pの大きさで上手に息圧使って、音がなめらかにつながるようにしよー。で、合奏。さぁトリオにさしかかった。お!!民姐さん、「吹かずの構え」だ!! 自分は吹かずに、なお・りえ・しほの腹あたりやフィンガリングをぢっと見つめている。わが子を鍛える母ライオンの目だっ。お、お母さん見てる、おかさん見てる。あせっあせっ。子ライオンたち、必死に吹いてました。
・保科センセの「リフレクション-映像-」。木管には、4拍全部八分の3連符×10数小節、なんて伴奏形が全編通じて随所に出てくる。クラりえりえが3連符まみれのパート譜を見て言った、「なんかチェックみたいに見えるー」。ははは、音符もここまでぎっちり書いてあると、もう“模様”やな。「ホントの“映像”だー」byりえりえ。おおっ。まーさーにータイトルどおり!!…って、題名が表しとるのはそこかえっ!? ちゃうやろっ!!
・『ブラボー・ブラス』やって次の曲。タイトル略して「次は『ハルカゼ』!!」って言った。そしたら、クラしほつんとバスクラさくらが「『ハルカゼ』?『春風』?」と不審そうにささやきあい、課題曲マーチ『春風』を歌い出した。ぶっ!!ちっがーう!!『春、風が草原を渡る』だから。どんな課題曲を知ってるかで、その人の年齢が分かるよなー。私の年代の吹奏楽人に年齢を尋ねるときは、『風紋』基準。「『風紋』のとき、何年生だった?」って聞いたりする。私は『風紋』のとき高校生。ありゃ高校3年生のときの課題曲だったなぁ…。年寄のブラスむかし話にかぶさるように、ここで突然、クラりえりえが私に聞いてきた。大きな声で元気よく。「なんでですかっ?」。☆〇△×㍊〆!!…??… りえりえ、不可思議質問だ。一瞬の間をおいて皆爆笑。なんで?なんでだろー?私も何でか知らんけどそのとき3年だった。どーしてかなー、分からんー。1970年生まれだからかなー?珍しいぞな、りえりえの大ボケ質問。後で聞けば、「高校生だった」って言葉の後に「何年ですか?」って聞きたかったらしい。けどタイミングを間違えて、ついでに出てきた言葉も間違ってたみたい。なーんや、そっか。私はてっきりしほつんウィルスがうつって、りえりえもボケキャラに転向したんかと思った。あ、しほつんゴメン。愛してるから許して。
・フルートまなまなが言った。「70年生まれなら、私と20才違いですー」。っがーん!! そうなんですか? 90年生まれなんですね。ひょえー。ちなみに私の20上は全但吹連会長のA澤センセ。まなまなから見て、私、あんな感じっすか?ひーん(泣)。あ、いや、A澤センセはもちろん大好きっすよ。当たり前じゃないっすかー。あせあせ。”

練習日誌 2006年12月9日(土)

・今日はごっつい人数多かったです。ああーよかった。ふー。
・ふと目を上げると、頭の赤いマッチ棒がこちらへやって来る。よく見りゃクラしほつんじゃん。まっ赤な毛糸の帽子とマフラー身に着けて、まっ赤な顔して大口開けてやって来る。またその帽子、てっぺんに紙風船くらいの大きさのまっ赤なボンボンがついてて、しほつんのトリッキーな動きに合わせてぶらんぶらん揺れるから、目立つことこの上ない。後から来たバスクラさくらも、大きなボンボン付きの毛糸帽をかぶって来た(こちらは柄物で赤じゃない)。かわいいなー。2人ともそれかぶってアンコン出ろよー。出てほしいなー。指差して笑ってやるからー。(注:2人は総高アンコン出演メンバー)
・『キュート』を合奏。アルト佐野さんが「この曲は知っとるしけーまかせれやー」と、指揮とってくれた。「ええかーいくぞー。ワン・ツー・スリぃ・ほー、ワン・ツー!!」はっ速っ!!♪ウッターリララッターターター・ツッチーキツッチーキツッチーキツッチーキ・ウッターリララッターターター・ツッチーキツッチーキ…(以下略)♪くっ苦しい。譜読みが追いつかねー。でもでも、みんなすっげーエンジンぶるぶるフル回転で何とか食いついていってる。ああっでもこのテンポで吹いたらかっこええ。気持ちええっ。いいぞぉ『キュート』!!…って調子に乗りかけたら、ある一人が途中迷子になって一音も吹けなくなってしまった。佐野さんやん!! なんだー弱虫ー。もー、「ワシにまかせれ」発言はどこいったー。
・合奏が止まったところで、佐野さんより指導が入る。「あんなー。ドラムスはもっとぱきっとな~。…もっとぴちっと!! なんってゆっか、ばちっとー…」。???。出た!!佐野さんの擬態語指示!! ドラムス細見くんは目を白黒させている。「どーにかキメてほしい」ってことは分かるが、どこをどのようにキメるとよいのかは分からない。ニュアンスの人。それは佐野さん。
・『日本おとぎ話ラプソディ』は、私しか気に入ってないようだ。クラ民ちゃんは「最後の“エンディング”が解明できたら好きになれるかも」と言っていた。訳分からんリズムがよーさん出てくるからのー。『浦島太郎』さんで始まってその次が『一寸法師』。…そういえば『一寸法師』の歌ってどんなんか知らない。知ってる人いるー?って聞いても誰もいな…。いた!!ぢみに口ずさんでる人が!! ♪…ちいさーなかーらだーに・おおーきーなのーぞみー・おーわんーのふーねーに・はーしのかいー・京へーはーるばーるのーぼりーゆくー♪ホルン中井さんだー。何でそんな曲知ってんだ? 「昔、“みんなのうた”で放送してた」。へー。「カップリングは、♪しーのきばーやしーのすーぐそーばにー・ちいさーなおーやまーがあったとさーあ・あったとさ…♪」と、また別の童謡を歌いだした。これがまたノスタルジックなセピア色したメロディライン。「中井は大正生まれの人か」と佐野さんに突っ込まれていた。佐野さんより8つ年下の大正男子です。そんなことより、誰か『一寸法師』の歌詞全曲分、知ってる方がいらっしゃったら教えてください。知りたいんです。
・『ハーレムノクターン』やりました。かのリード博士の編曲で良きアレンジらしいんだが、曲のやらしさは変わらん。ましてや我が団は佐野さんというソリストを擁している。さっきやった『キュート』のアルトソロもエロだったが、この曲のアルトソロときたらもうあなた…。イントロが終わり佐野ソロに突入したとき、豊小ミーティングルームが突如として場末のキャバレーに姿を変えた。ご家庭と同じ蛍光灯なのにピンクライトに見える。ああっミラーボールがくるくる回るっ。夢よ、すべて幻覚なのよ。エロ独奏に惑わされるー。フルートまなまなやテナーとも子のようなノンエロな人々までも、顔がにやけていくのをどうすることもできない。バッキング担当のペット上坂くんとボーン斉藤さんは、ねっちょりむらむらソロに対して「勝手にしてくれ」状態で、見るからにつまんなさそーに合いの手を入れている。いっつぁ・さのわーるど!!しょーたいむ!! ofえろえろがっぱ!!
・渾身のピンクプレイを終えて満足&消耗したのか、片付けをしながら佐野さんは「あー、ハラへったわいやー」とつぶやいた。今日はこの後、軽くおやつをつまみながらの役員会議がある。おやつ調達兵のホルン中井さんが「佐野さんー、今日はあんパンがあるでー」と教えた。すると佐野さん、「“アンパンガール”?なんだいやー。なんかよげーなもんに聞こえるなー。うえへへへー」…。あんパンがある⇒アンパンガール。脳内も桃色です。
・練習終了。はい、室内原状復帰ー。机並べてー。ぱたぱたぱたぱたぱたぱた。イス入れてー。とたぱたとたぱたとたぱた。20cmくらい動くのに、スリッパの音が8拍続く。その度に頭の赤いボンボリがゆっさゆっさ揺れる。あわただしいぞ、しほつん。ねじ、巻きすぎとちゃうか?ねじ式しほつん。ぜんまい仕掛けの女の子。ねじ、なくすなよ。

練習日誌 2006年12月6日(水)

・12月2日の土曜練習はお休みしました。別のバンドの練習に行ってたのよーん。
・水曜日に冬が来ました。この豊吹にも。本日の参加者、クラ民ちゃん・なおちゃん、サックスまえだ、ホルン中井さんの計4名!! しかも、なおちゃんは仕事の都合で早びけしたので、最後まで居たのは3名。るるるー(泣)。来た!ついに来た!! 豊吹冬の季節!! 3人以上いたら合奏してしまう豊吹とはいえ、これはあまりにもテンテンテン…。黙々と別々に基礎練をしていたのであったよ。ううう、「冬来たりなば春遠からじ」と思えば…。でも、でも…からじだけどー。さみしいのー。こんなときにはリードを選ぼう。ああっ、ちっとも鳴るリードがありゃしない。うるるるー(重ね泣)。
・どうにかましなリードを見つけて、倍音練習。その後ロングトーン。ちこっとスケールやってから、教本のエチュードやったりして。いや、たっぷしと自分の音と向き合うことができました。修験者のように。なむなむ。あ゛ーリード換えたてだからか、しんどいわー。だるいわー。そうとう唇がなまってますな。ホルンのせんださんって、お仕事お忙しいし指揮者だしで練習量少ないはずなのに、音色がやせない。いつ聴いても上手い。どーしてかしら?音楽的なセンスの違いか?やっぱ。テナーの浮田しゃちょーもユーフォの岩下さんも、「久々だー」って言いながら吹いてても、楽器がたっぷり“鳴って”る人達だ。私なんか、ちょっと練習不足になると、もう正しいアンブシュアが思い出せなくなって音がやせる。センプレ・ビビリッシモになる。嗚呼、かの人々のように、私もなりたい。自分の音を聴いてああ下手にゃああ下手にゃと思いながら吹くのは、精神衛生上まことによろしくない。くそー、やっちゃるぅ。ロングトーンやっちゃるぅ。センスのない奴が、もってる方々との溝を埋めるためにできることは、「練習」しかない。打つべし撃つべし!!
・民子さんは、黙々と自分のペースで淡々と、クローゼ(クラの教本)のページを進めていた。民子さんは「センスと努力の人」である。楽譜からそのフレーズに最適なアーティキュレーションを読み取って演奏する。指揮者の意図をくみ取り、棒をくみ取り、自分の演奏に反映する。一(いち)言えば十(じゅう)理解して行動に移すクレバーなプレイヤー。冬季豊吹においても、参加者が何人であっても、彼女は自分の練習スタイルを崩さない。クールビューティ民子。しかし、私は知っている。定演が終わり、トマ〇ニでのお茶会も終わった後、「あーん定演終わったー(泣きべそ声)」とさみしげに吠えていたのを。定演楽しかったんだ。終わってさみしかったんだ。けっこう感情をあらわにするときもあるのね。あんとき、ちょっとカワイイって思ったっす。惚れなおしたっす。
・それなりに個人練を楽しんだが、それでも寂しさに耐えきれず、9時には練習を切り上げてしまった3人でした。次回は何人かなー? 楽しみだなー。