豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

01月

練習日誌 1月26日(水)

・1月23日(日)のアンサンブル県大会、関係各位の皆様方、お疲れ様でしたー。豊吹からも、クラ民ちゃん&りえちゃんとバリ作まえだの3人が舞台係として、養父のビバホールへ行ってまいりました。いやー、それにしても寒かった。朝方の冷え込みとホール内の気温の低さはハンパじゃありませんでした。但馬で冬季に楽器のコンクールをやるというのは考えもんですねー。出番が午前のチームと午後のチームとではまるっきり演奏条件が違います。朝は体が起きてない、とかそんなレベルの違いじゃないんですよ。舞台袖にいると「寒い」通り越して「痛い」んですもん。おーぶるぶる。指は回らないわ、体が縮こまってるから息は出ないわ、楽器は冷えてるわ…。気の毒に。早い時間に出たチームは、皆さん苦しんでいらっしゃったようでした。そんな中、袖なしで胸元の大きく開いたイブニングドレスなどお召しになって舞台袖に現れたフルートアンサンブルの方々もいらっしゃいました。セレブ? なんてまぁチャレンジ精神旺盛な。悪いこたぁ言えへんしけーに、但馬に来るときゃ、なんか防寒着をはおって来んせーな。
・水曜の練習です。調整に出している愛器バリサクがまだ帰ってこないので、私はここしばらくアルト生活です。新しいリードを買いました。リコートラディショナルの3番です。吹き始めはよい感じなのですが、すぐにへたりました。以前買った31/2は私には分厚いです。誰か私によきリードをあたえたまへ…。
・今日の参加メンバー!! アルトまえだ、クラ民子、ユーフォ山本、ユーフォ岩下、ホルン中井(到着順・敬称略)。以上、5名です。わははははー。もう合奏やんない!! 個人練習デーにするぞぉ。ということで、みっちりたっぷり基礎練と譜面読みができました。よー吹いた、よー吹いた。
・水曜日は、隣の体育館で少林寺の師範になってらっしゃるフルート松田さんに、練習場の鍵を預ける。体育館の鍵を返すのと一緒に、うちの使ったのも返してもらっているの。で、今日も鍵を預けに行ったら、「今日は何人集まった?」と聞かれた。戦務帳上で少ない少ないと書いているから聞かれたのか、今日練習場からもれ聴こえる音数で判断して聞かれたのか…。どっちにしても、うえーん5人です。
・次の土曜は総会だー。楽器は持たずに会議だ会議―♪ みんなでしゃべろう豊吹の今後―♪

練習日誌 1月22日(土)

・クラりえちゃん、来たぁー!! 3ヶ月ぶりくらいか!! 建築関係の会社に勤めている彼女は、台風以来、ものすごく仕事が忙しくなり、とても練習に来れるようなスケジュールじゃなかったらしい。「もー、休みが月イチしかなかったっす」byりえちゃん。ひえええ。大変だったね。しんどかったね。楽器吹いて発散してけろ。
・新曲もいいけど、ぼちぼち地道な曲練習も復活させよっかい。『そよ風のマーチ』と『シンフォニック・ファンファーレとマーチ』をさっと通した後、『ロマネスク』で息整える。スウェアリンジェンの曲は教育的配慮のカタマリで、曲の流れの中でハーモニー練習もユニゾン練習もたっぷりできるようになってる。楽な音域・易しい譜面だから、自分の音と他パートの音により神経を配りやすい。しかし、アルトに限って言うと、単に音出すだけなら楽な音域が使ってあるんだが、むちゃくちゃ音程が取りにくい音域が使ってある。五線第2間のド(E♭)がやたら出てくるの。この音、音色が開いちゃうんです(←練習不足)。で、この音、うちのホルン隊とユニゾンで吹くとき、相性がとーても悪い…。『ロマネスク』では、対旋律がほとんどホルンとアルトの全員ユニゾンで書かれている。E♭が出てくるたびに、うにょうにょうにょうにょ音がうなってるのが気に障って、ストレスたまりました。ううう。練習します。
・『キャンディード組曲』をちょびっとやろう。第1曲目をゆっくりめのテンポで合わす。伴奏パート、主旋律をよく聴いて。たての線そろえて、おんなじ音楽して。第2曲目はウェストファリアコラール。スラーは書かれていないけど、滑らかに。タンギングはしても息まで切らないで。音つなげて。コラール後のシーン、音色が荒いよ。音の響きは保っていこう。ゆっくりのテンポでやるから、アクセントの4分音符も長めに出して、響き作って。第3曲目は後半だけ。ホルン・木管の連続3連符、拍の頭にアクセントつけて。今、フレーズのしっぽが強くなっちゃってるから。逆にしてね。…。うおー、戦務帳で音楽のこと書いたの久しぶりぃぃー!! (このサイトはいちおお音楽サイトです)
・「『キャンデード』の第3曲目、出して」と言った後、ちょっと間をおいてから、「うーん…。(練習番号)60番から!!」ってみんなに言った。そしたら、ペット坂ちゃんが「なんだいやー、せっかく気合い入れとったのにー」と、すっごい残念そうな顔して言った。冒頭のアレグロの動きを吹くのに頭の中でシミュレーションしてたんだろう。だ~いじょうぶだよのび太くん(by大山のぶ代)。60番からもペットの見せ場あるから。♯のたくさん付いた、跳躍だらけの、細かいスタッカートのミュートソロが。ひぃぃぃぃ…。
・ここに1枚の写真がある。ホルン中井さんが布団にくるまり飼い猫と一緒に寝てる画像だ。これを見た人は、たいてい猫の方に目をやってカワイイカワイイとコメントしたのだが、ホルン戦隊の同僚・ひろいちゃんだけは、「わぁー、眉毛だけで中井さんだって分かるぅ」とおっしゃった。中井さんの顔は布団に隠れて鼻から上しか見えていない。目は閉じられている。それでも僕はこれが誰だか分かるよ。…。本物の「愛」を感じた…。

練習日誌 1月19日(水)

・寒い。とても。今日も参加者は約5人だ。しかし、冬来たりなば春遠からじだよ。ガマンの季節だ。よよよ。
・クラ・アルト・ホルン・ボーン・ユーフォが各1名ずつ。5人では寂しいが、景気づけにやったろやないけ、合奏。と、なかばヤケ気分にもひたりながら、何曲かやってみたよ。ここで意外なことを発見。『ポップステップマーチ(85年)』と『そよ風のマーチ(91年)』を5人で吹き比べてみると、『そよ風…』の方がやりやすい、という事実。ぱっと見た譜面づらで判断すると、『ポップ…』の方が音数が少なく簡単そうである。『そよ風…』は、細かいリズムのパッセージがあり、主・対旋律の絡み方も比較的手が込んでいるように思う。なのに、『ポップ…』はボロボロ、『そよ風…』は結構ええ感じで吹けた(ステキやんって感じ)。なんでやろ?と言ってると、クラ民ちゃんとボーン斎藤さんがほぼ同時に、「休みがあるしけー…」と明確な答えをくれた。そうか!! 難易度に関係なく、休みなしで吹くことには、もう体がついていかなくなっていたんだ。納得!! って、わーん納得しちゃダメだよー(泣)。
・出石高校の麻生先生から、『伝説のアイルランド』の楽譜を貸して下さい、という依頼を頂いた。戦務帳を見て豊吹を頼ってくださったのですが…。ゴメンナサイ。その楽譜は台風で水没してしまいました。私もあの曲は大好きなので、いつかどこかで演りたいと思い、いつも車のトランクに積んでいたのです。そして…。車とともに沈めてしまいました、嗚呼。スコア含めて相当ぶ厚い楽譜なので、水を吸った後は紙と紙とが貼りつき、印刷もボロボロはがれていました。お役に立てず、とても残念です。またの機会にお引き立てのほどを。去年、出高の定演、聴きに行かせて頂きました。そのとき一緒に行ったメンバーはみんな麻生先生のファンになりました(きゃー)。またゴキゲンな出高サウンドを聴けるのを楽しみにしています。
・『伝説のアイルランド』の話をしたら、フルートさっちん高尾について語りたい。この楽譜は彼女に手配してもらって入手したものである。彼女は本当にスーパーポジティブガールだ。よく吹き、よくしゃべり、時に怒り、いつもよく笑う。大阪からやって来て、慣れない土地で知らない人達の中で過ごすしんどさが少なからずあっただろうに、周りにそれを気づかせなかった。豊吹内の活動ではもちろんのこと、市民会館から裏方仕事を頼まれたときなども、「いっすよ!!やりますよ!!」と明るく力強く引き受けてバリバリとこなしていた。ノリが良く、一緒に話してて楽しかった。吹奏楽への姿勢は常にひたむきで、一緒に吹いてて刺激を受けた。ずっと付き合っていきたいヤツだったのに、12月に大阪に帰っちゃったのよー!! 泣いたよ、マジで。元気でね、さっちん。今年の定演には必ず帰ってきてね。フルートの席あけて待ってるよ!!
・明日からしばらく降るそうだぞ、雪が。日曜の養父でのアン・コン、大丈夫かね? 他地区の皆様、但馬にちゃんと来れるの? タイヤにチェーン、必ず装着してきてね。

練習日誌 1月15日(土) 初練習

・2005年が明けました。今年はよい年になりますように。もう去年ほどひどい災害に見舞われませんように。豊吹の団員の皆が健康に過ごせますように。戦務帳、溜めずに書き続けられますように。
・この日のお昼、豊岡高校吹奏楽部におじゃまして、楽譜を貸してもらいました(近隣の団体の方々、大変お世話になっております)。豊高の楽譜といえば、「水害を免れた貴重な楽譜」だ。先日、某楽器店で顧問の西崎先生と出会い、水に浸かった部室の画像や掃除をしている生徒の画像を携帯で見せてもらって、後片付けの苦労話を聞かせてもらった。私が目撃したときは床上1メートル以上浸かっていた感じに見えたので、楽譜は全滅かと思っていたのだが、部員の皆のがんばりで洗って乾かし4割くらいは救えたそうだ。嗚呼いたわしい。すみません。貸してもらいました。
・豊吹けいこ初めー!! 今年最初の練習は、懐かしの課題曲とかそろえました。みんな、自分のパート譜とってー。すると、昔々の豊高生の“落書き”が楽譜の随所に発見された。84年課題曲『土俗的舞曲』の1st Cl.のパート譜冒頭には、鉛筆のよろよろしたラインで梅図か○おの「まことちゃん」に出てくるカビのキャラクターのような人の顔が書いてあり、「くみちゃん、めぐちゃん、がんばってねー」のセリフが添えられてた。85年課題曲『ポップステップマーチ』の1st Tp.のパート譜末尾には「死ぬー 助けてくれ のび太」という、当時のペット吹きの断末魔の叫びが書きなぐってある。アホですねぇ、80年代の豊高生は…。って私らの年代のことか!!
・まず何の曲、しょー? 佐野さんどうぞ!! 「えーっと、『シンフォニック・ファンフーレとマーチ』出せぇや」。吹きぞめ曲はこれに決定。木管は頭の2小節が休み。それを見て佐野さんは尋ねた、「この頭には何があるだいや?」。いやぁ、タイトルからして“ファンファーレ”しかないでしょう。今年も初げいこ早々に佐野節が聞けて幸せを感じた。
・課題曲の楽譜の頭には和名タイトルの下に英訳名がつけてある。『そよ風のマーチ(91年課題曲)』は『March“A Gentle Breeze”』となっている。ホルンせんださんが「“えー じぇんとる ぶりーず”? なんで“えー”なんか付くの?」としきりに首をひねってらっしゃった。隣の心優しきホルン戦隊員たち(なかい&ひろい)が、「せんださん、“えー”とちゃいますわ。“あ”でっせ」と小さな声でさりげなく教えてあげていた。しかし、せんださんは大きな声で自分の間違いを語り、「ははは、勘違いしとったー」とおおらかに一笑された。ああ、そんなせんださんが好きっ。
・『土俗的舞曲』やろー。くるくる変わるよ変拍子。4分の3→8分の3→8分の5、と1小節ずつ変わる。うぇーん、どうやって拍子とるんだー。と思っていたら、ボーン斎藤さんやペット坂ちゃんら、この曲の経験者の方々が「8分音符を1拍として数えたらええ」と教えてくれた。あ、なるほど。よしっ、やってみましょ。しかし、初見であるからして、みんな本能で吹いている。「1拍に8分音符は2つ入れる」というコマンドがどうしてもはずれない。8分休符+8分音符5つ(うん・ちゃーちゃーちゃーちゃーちゃー)のリズムを、「んっちゃちゃちゃちゃちゃ!!」と激しいスピードで吹いたり、4分音符+8分音符2つ(どぅーん・ちゃっちゃっ)を「どぅーん・テテっ!!」とダブルクリック速度で吹いてしまったり、倍速現象による事故が多発していた。うひゃひゃひゃ。楽しや楽しや。
・『ポップステップマーチ』。これは1985年の課題曲D。実は私、この曲大好きなの。豊吹でも初期の定演で演奏したそうだ。古参のユーフォ岩下さんやアルト佐野さんがそうおっしゃった。私はこの年に吹奏楽を始めました。昔話に花を咲かせて、ふと思い立ち聞いてみた。「山本くんはせんきゅーひゃく何年生まれ?」。突然、話を振られたユーフォ山本くん、はにかみながらこう言った。「この年生まれました」。「(低音で)おぉぉ~」と他全員からどよめきが起こった。ああ、今年はトシの話はすまいと思っていたのに…。
・『ポップステップマーチ』を吹き終えた後、ペット坂ちゃんが「死ぬぅ!! 助けてくれ、のび太―!!」と落書きそのままのセリフを吐き出した。1stペットは、そうとうシンドイ楽譜らしいのねん。