豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

2003年

練習日誌 12月17日(水)

・わたくし、先日の13日(土)の練習を欠席いたしました。という訳で、戦務帳もお休みさせていただきます。だうもすびばせん。
・今日は寒い一日となりましたですねぇ。気温も参加者数もさむくなりました。8時半まで3人でした。クラ1、アルト1、ホルン1です。始めは個々人がそれぞれ基礎練してたのですが、木管楽器2人は同じ教本(クローゼの1巻)をいっしょに吹いて、デュエットを楽しみました。クラ民ちゃんが上、アルトまえだが下です。私は、民子のボディ…じゃなくて民ちゃんの主旋律にひたすら食らいつくアンサンブルを堪能いたしました。
・2人、加わりました。ペット1、ボーン1です。ペット上坂くんは久々の登場。ボーン斎藤師団長は、「ごん゛ばん゛わ゛―…」となんだかしゃがれ声でご挨拶。先日の土曜の練習のときからそうだったらしい。聞けば、職場の飲み会の2次会で行ったお店に、むちゃくちゃカラオケ上手なお客さんたちがいたそうな。ハモってたそうな。そのハモハモ大王の歌唱力が、のどが自慢の斎藤さんのハートに火をつけたらしく、対抗心めらめら燃やして何曲もおしみなく歌いちらしてのどをやっちまった、ということだ…。う、うちの団長は、奥が深い…。団の運営においてクールな分析力と判断力を発揮するかと思えば、このように、ときに熱いパッションをたぎらせておのれの音楽を追求することもある。シブい。シブすぎる。一生ついていきます。
・少し遅れて、ユーフォ1加わる。当団において、「ユーフォ奏者」という言葉は“固有名詞”である。そう、岩下さんのことを指す。「外はよーぉ降っとるでぇ。あんまりよぉ降っとるんで、帰らっかなーって思ったわ」saidニコニコ岩下さん。えーん、そんなにおちゃめなこと言わんとってー。でも、そうは言いながらもちゃんと練習に出てしまう岩下さんが、す・き。
・この木管2人、金管4人、総勢6名で挑んだ曲はといえば。狂詩曲「スペイン」、オーメンズ・オブ・ラブ、ブルーレディに紅いバラ。6人シャブリエは特に無謀であった。でもおもろかったよ。とほほ…。さーぁ、次回は年内最終練習日です。恒例の楽譜整理大会。2003年、今年も暮れゆくなぁ。

練習日誌 12月10日(水)

・今日の新曲楽譜は、聞いてオドロケ、シャブリエの『狂詩曲「スペイン」』だっ。たまたま楽譜を持っていたので、この機会に放出した。無謀?無謀? ま、ゆっくりやりゃできるだろ。…ってそれじゃスペインじゃねーよ!! とお叱りを受けそう。これをお読みになっている方で、「とよすいにこんな無謀なアレンジ曲がしてほしい」というご要望をお持ちの方は、掲示板にリクエストください。ついでに楽譜も貸していただけたらウレシイなー…。はっ、だめよこんなこと言っちゃ。JASRACに怒られちゃうっ。
・その日の参加者で「スペイン」を合奏。この曲、全編通して4分の3拍子なんだが、実際のテンポ(ちょーアレグロ)で演奏するときは、1小節を1拍でとる。でも、いきなり初見ではできないから、1小節をきちんと3拍でとって練習しました。たまには、まじめっ。そしたら困ったことが…。金管の楽譜の中間あたりに、ところどころ「2分の1拍子」なんて小節があって、そこには1小節の中に8分音符が4つ並んでる。今1小節3拍で練習してるから、「3拍4連」として演奏しなきゃいけない。はいっ、ひざを3回打ちながら、口で♪トントントントンと歌ってみましょー。ねっ簡単でしょー? …って、そんなすぐにできるかー!! だいじょーぶだよ、のび太くん(by大山のぶ代)。さっ、歩きながら練習しよう。3歩進む間に♪トントントントンと4つ歌うんだよー。4歩目の足を踏むのと5つめの♪トンを歌うのが同時になれば、貴方はウィナー。ほーらやりたくなってきただろう? れっつ・ちゃれんぢ!!
・今日はアルトが4人いたので、私はアルトサックスで3rdクラの楽譜を吹いてた。初めて吹いて実感。このパートの音って難しい…。1st2ndクラはもちろんのこと、1st2ndアルトの音程もちゃんと聴いてなきゃ、きれいにハモらすことができない。加えて音量バランスがすげー微妙。出しすぎるとハーモニーがにごる。ひっこみすぎると1st2ndの音を支えられない。ちょうどいいバランスで吹かないとダメなの。そんなふうに今日四苦八苦しながら吹きながら、みゆきちゃんを思い出していた。常々思っていたし公言してもいたのだが、みゆきちゃんはとても頭のいいクラ吹きです。1st・2nd・3rd、それぞれのパートの音の性格をかっちりと表現できる人です。今はお忙しくて豊吹の練習にはあまり参加されていません。私は今日、クラの下吹きの苦労を味わいながら、みゆきちゃんってさりげなくすごいことしてるんだー、とあらためて感じました。
・合奏の途中で、ホルンやよひちゃんが丸腰(←楽器を持たないこと。とよすい隠語)で来た。定演の団員アンケートを斎藤師団長に提出するためだけに来たらしい。やよひちゃんが合奏の合間を見計らって練習室に入ってきたとき、ホルン中井さんが「わりとはよ終わったな。」と声をかけた。何のことだろ?と思ってたら、続けて「シュテルベンかえ?」と聞いてた。は?何語? 対するやよひちゃん、「シュテルベンじゃないけどー…」と軽くいなして会話を続けた。いつも思うが、やよひちゃんは中井さんの扱い方がひじょーにウマイ。笑かしちゃるぞーという中井さんのアクションを、さっとかわしてみました風な大人のあしらい方が絶妙。というのはさておき、後で聞いてみたら、やよひちゃんはなんと20時間の手術を終えてきたばかりだったんだって(彼女は手術室担当の看護婦さん)。ひえー…、仕事量がどんなんか見当もつかんが、ものすごい体力がいるだろうことは容易に想像できる。えらいねぇ。医療関係のおつとめは大変だねぇ。偉業をたたえて、中井さんが携帯でメールを送ろうとした。「ようがんばった」と打って変換したら「溶岩飛蝗」になった。活火山の噴火口付近に生息する高熱に非常に強いバッタのこと。←どうでしょう?

練習日誌 12月6日(土)

・今日はすごいよ。サックスパートほとんど出席です。全8名中、近大附属高の受験生とカバン屋のしゃぁちょぉーさんの2名をのぞく6名が参加しました。アルトいしぇ、久々の参加です。おかえり、いしぇぴー。みんな、待ってたよ。
・フルート1名、クラ1名、ペット1名、ホルン2名、チューバ1名。他のパートの参加者はこんな感じ。中音にかたよった合奏だった…。
・今日も佐野さんまかせの夜。うーん、たっぷり酔わせて。佐野さん、なんの曲したい? 「えーと“渡る世間”」 おっ?苦手意識を克服か?積極的。と思いきや、「こえぇ曲は先にすます」。あっ、そゆことね。この曲、ひとつのテーマがいろんな楽器にリレーされていくんだけど、後半部分に木管全員で奏するテーマが出てくる。そこがなんか、妙にぶあついハーモニーで書いてあるの。しかも、おしゃれげな和音が使われておって、ちょっと聴きには不協和音かと思ったりする。ないんす?でぃみにっしゅ?さすふぉー? 分からんっ、スコア見てみんと。少ない人数で吹いてて、あちこち抜けてる音があるから、すっげ変な響きのメロディに聴こえる。スコアで和声の確認して、パートの人数がそろって、和音それぞれの構成音の音程・音量のバランスとったらきれいに聴こえるんだろうけど、聴いただけじゃーどうしてええかワカランっ。凡人ですしけー。
・「ハーレムノクターン、しゃーや(しましょう)」。待ってました、佐野さんのやらし吹き!! 一回合奏してみて、この日初めてこの曲を吹いたアルトいしぇ&あずあずが、どっかで聴いたことあるんだけど、この曲どこで聴いたんだろう?と首をひねってた。誰かがストリップで使われとると言ったとき、行ったことないしけ知らんよー、と周囲からつぶやきが漏れた。クラ民ちゃんの隣に座っていたばり作まえだが、軽い気持ちで「私、見に行ったことあるよ、城崎に」と言ったら、民ちゃんが眉をひそめて、むちゃくちゃけげんそうな目でまえだをにらみつけ、「まじでっ?!」と叫んだ。えーん、にらまれましたー。コワカッタですぅ。
・「オーメンズ・オブ・ラブ」を合奏。この日久々に来てたペットさかちゃん、はりきって吹いてました。ラストのハイCの伸ばしが出るでしょうか。曲はコーダに入った。さーあ、バッターボックスのさかた選手、調子はどうでしょうか。佐野投手、振りかぶってラストの音を指示したっ。カキーン!! さかた選手、ハイCを打ちましたー。バットの真っ芯じゃないようですが、音はレフト方向に高く飛んでいますっ。おっと、佐野投手、なかなかフェルマータを止めようとしません。さかた選手、真っ赤です。顔面中血管だらけです。その顔を、佐野投手、おもしろがってのぞきこみます。「・・・・・ぶはぁぁーーーーーっ! オニぃぃぃぃぃぃぃぃー!!!!!」said さかた。さかちゃん、渡る世間は鬼ばかりなのよ。

練習日誌 12月3日(水)

・合奏始めた時点での参加者は、フルートさっちん神月、クラ民ちゃん&りえ蔵、アルト佐野さん&まえだ、ホルン中井さん&やよひちゃん。フルートがもう一人来たら、イーペーコーになるのになー。惜しいあるよ。
・本日も、初見大会となりました。楽譜庫から引っ張り出してきたのやら、他からお借りしてきたのやら、盛りだくさん。今から20年近く前のニューサウンズの楽譜「スマイル~テリーのテーマ(チャーリー・チャップリンに捧ぐ)」をやりました。これは、個人的に好きな曲で、一度やってみたかった。しかし…。全編スローテンポで、きれいっちゃーきれいなんだが、気ぃ使って吹かなあかん曲想で長いだけにしんどい!! メロディ出てくると気持ちいいんですけどね。ああー、ハーモニー練習にはいいかも。ちょっとしゃーね(性根)入れて取り組んでみるか?
・次に持ち出したのは、「オーメンズ・オブ・ラブ」。オーメンの恋ぃぃ。ダァミアァーン。ぢゃなくって、直訳は「恋のきざし」。意味はなんでもいいけど、これパワフルな曲でむっちゃ好き。ミーハーと言われようが好きなもんは好き。シンコペだらけの素敵にキャッチーなテーマといい、ポップスにしては分厚すぎるほどのシンフォニックなハーモニーといい、やたらハートにぐっとくるんですわ。極めつけは中間部の木管全員によるスーパーユニゾンのメカニックメロディ。ここを高速テンポで吹き終えたときの快感といったら!! あー、金管の人たちはこれ味わえないのねー。かぁわいそぉぅにねー。楽譜配られるなり、クラ民子・りえ蔵・アルトまえだは、そこんとこを楽器ぎゅるぎゅるいわして練習してました。この部分が吹けたときの喜びと吹けんかったときの落胆の差は、551の豚まんがあるときとないときの差より激しい。
・「オーメンの恋」を合奏し終えたときに、ペットたにむら到着、合奏に加わる。「今、オーメンズ・オブ・ラブやっとっただろ? 私もやりたかったー」って言った。残念がらなくても、後でもう一回やるから大丈夫。吹かせてあげよう、ハイCがぴゅんぴゅん出てくる1st.トランペットを。楽しいじょー。
・ペットたにむらが来たので、アルト佐野さんご満悦。「おぉっペット来た来たぁ。やっぱ、吹奏楽にはペットがおらんとおもろねぇわえ。わっしゃー、ペットがだっだっだい好きでなぁ」。うちげの佐野さん、らっぱずき。おんなが吹けば、いっそう好き。
・「オーメン」について、ペットたにむらが実高時代の思い出を披露する。たにむら:「この曲、りえちゃん3年のときにやった曲。」クラりえ蔵:「え?私やったことないで。」たにむら:「え?うそだぁ、やったって!」りえ蔵:「えぇー?やってないって。」たにむら:「やったって!!」。・・・・・。まぁまぁ、とりあえずかけつけ一曲、やりんさいな。ということでお次は「ハーレムノクターン」を合奏。案の定、佐野さんのやらしさ爆烈(←音色ですよ)、独壇場と化す。一曲吹いた後に、ペットたにむらが「ごめーん思い出した。オーメンは、私が2年のときにやったんだった…」と言ったら、「私、卒業しとるやん!!」とクラりえ蔵がすかさずつっこみを入れた。ここから、たにむらとりえ蔵はいくつ歳が離れているかということに話題はスライドし、たにむらがりえ蔵より2つ下だと言うと、佐野さんがうそだろ?となかなか信じようとしなかった。ホントですってば、と言い張るたにむらは今日、「オーメン」をやった時期と自分の歳を偽ったとして、ちょっぴりうそつき呼ばわりされていた。かぁわいそぉぅにねー。
・りえ蔵ちゃん、職場の慰安旅行のお土産をみんなに配ってくれた。鳥取の二十世紀梨ラングドシャ。さくさくしゃりしゃりおいしかったです。建設会社の旅行は、女の子には気疲れするもんでしょう。慰安旅行なのにお疲れ様でした。

練習日誌 11月9日(日) in 文教府

・一日練習ですっ。本日の会場は文教府ですが、とよすいはこの場所、初体験です。2階の会議室を合奏場として使用。広さはまあまあです。とよすいとしては初めての場所ですが、豊岡高校出身のメンバーには「なつかしいなー」と言う人も。とよすいの最長老フルート松田さんは、「昔、豊高吹奏楽部は、文教府までランニングしたんだでー」と、豊高伝統の部活内容を暴露。若輩メンバーは「ひえぇ~」と驚くばかりだったが、アルト佐野さんが「わしらぁも走ったで。おめぇら、知らんのかえ」とおっしゃるので、豊高の走る伝統はどこで途切れたのか、さっそく調査団派遣。と思ったら、すぐ解明された。ホルンせんださん(昭和59年卒)は「僕らもここまで走ったよ」と答えられたが、ボーン斎藤さん(昭和61年卒)は「えー、僕らぁのときはもうそんなんしてませんでしたよー」と答えられた。ということはその間の学年が伝統を消したということになるが、昭和60年卒のメンバーはといえば…。中井さんだよ…。今日は一日中選挙事務に出ていらっしゃいます。練習はお休みされてます。当時どんな事情があったのか、後日聞いてみよっと。
・本日、ユーフォ岩下さんは、都合により午後2時ごろまでしかいらっしゃいません。そんな訳で、午前中に「忘却」を練習。「ほどよく唇が疲れたころに吹きたい」ということだったので、せんださんの第1部の曲を練習してから、午前のラストに合わせた。も一回やる?も一回やる?と何度も繰り返したりさせてしまった。ばててる?岩下さん。またお腹、はじりそうかな?
・昼食弁当配布。庶務の女の子たちが、お金と交換にお弁当とお茶を渡す。手渡し役をしてたボーンともみんが、弁当食べてるときに「また谷下さんに厳しくされたー」と語ってくれた。弁当渡すときに谷下くんがなんか言ったらしい(ゴメンヨ、ともみん。詳しい内容忘れちゃったよ)。10月25日以来の対決は、どこまで続くのだろうか…。おもしろいから、黙って見ておこう。なんか発展したらいいなぁ。(どんなふうに…?)
・文教府のロビーにはいろんなものが置いてある。昼食後にとよすいメンバーがまず目をつけたのが、事務室わきの「ぶら下がり健康機」。久々に見たこのいにしえの器具で、けんすい大会が勃発。ばり作まえだ、ぶら下がってひじを少し曲げたまま、わははと笑うしかできない。ペット坂ちゃん・テナーふじおか・ホルンしろいちゃん・ボーンながのが次々と挑戦。みんな、けっこう体力あるなぁ。ユーフォ岩下さんがくいっくいっと何回も披露。うおーすげぇと見とれていると、「あんなんあかんわ。いったん腕を伸ばさんと反則だわ」と言った人がいる。誰?と思って振り向いてみるとフルート松田さん。おもむろに健康機に近づき、ふんっと飛びつくと完璧なけんすいを何度もナンドもNANDOも!! おそるべし!! 少林寺師範の底力!!
・文教府のロビーにはいろんなものが置いてある。次に目をつけたのが、ロビー片隅に設置された「インターネットコーナー」。ご自由にお使い下さいと書いてあるので、ちょっぴり使わせていただきました。インターネットエクスプローラーの「お気に入りフォルダ」にとよすいのホームページを追加しておきました(いや、この「お気に入りフォルダ」の中身、かなりアヤシイことになってて、優良AVサイトがいっぱい登録してあったんだけど…)。…と、とにかく追加しておきましたぁ。
・お昼の和やかな休憩とはうってかわって、午後の練習です。2部・3部の曲をほとんど合奏しました。だってー、この日しか来れないって人、いるでしょー。私もつらいのよー。休憩たっぷり取りながら練習すすめていきたいんだけどねー。はい次はい次ってやっていかないと、間に合わなくって。ああー、頭も体もフル回転よ。
・「美空ひばりメドレー」の合奏を1階の事務室で聴いてらっしゃった文教府の職員のおじさんが、「楽譜があったらコピーさせてほしい」とおっしゃった。歌いたい曲ばっかり入ってたらしい。練習終わって楽器運搬の最中に、フルート松田さんに話しかけられた。吹奏楽の楽譜なので歌うための楽譜になってないのですよ、説明されるとあきらめられたそうだが、私らの合奏を聴いて「楽譜が欲しい」と思ってもらえるなんて、うれしいにゃー。あ、ひばり様の威力か? 失礼しました。うぬぼれてしまいました。

練習日誌 11月29日(土) 保育園の親子音楽会の営業&練習

・午後1時、じばさんです。今日は、豊岡市内の市立保育園の親子行事で演奏いたします。出番は3時からなのですが、音出しのできるのが2時までなので、1時集合とあいなりました。2階集会室に上がって準備開始。ステージの上ではなく、お客さんと同じ高さのフロアにイスを並べます。音楽会の役員の方々が準備を手伝ってくださって、スムーズに舞台作りができました。初めての催し物なので、どんなふうな流れになるのか分からず、ちょっとドキドキ。さて、お子ちゃまたちに喜んでもらえるカナー?
・お昼間の営業ということで、豊吹の参加メンバーは15名の予定。ちょっち少ない。しかもチューバ・パーカスぜろなの。うえーん。でもでも、当初仕事の都合で出られないとおっしゃってたユーフォ岩下さんが、1時すぎに「出れるようになった~♪」と満面スマイルで来られた。一人でも増えるとうれしいよー。しかも中低音。ありがたいよー。
・定演では「サザエさん」をピッコロで吹いていた松田さん。今回、フルートパート参加者一人ぼっちにつき、急遽1st.フルートを吹くことになった。「サザエさん」はフルート協奏曲のような楽譜なので、ちょっとビビッとんなるかも。松田さんのために、「サザエさん」は通し練習をすることに。でも、バッチリじゃん。じゃん。あとの曲はポイントポイントを合奏して、1時45分に合奏終了。5分ほど個人練習させてもらって、開場時間になったので、集会室の外のろうかに出る。
・控え室はないので、自動販売機の前にみんなたむろした。壁際にL字型に並べられたイスに、めいめい好き勝手に座る。2時からお客さんたちは集会室の中で、手話で合唱をしたり、親子で作る手作り楽器の工作をしたりされる。その間、自販機前は誰も来ず、豊吹貸し切り状態で、まるでミニ控え室になっていた。
・今日は、マラカスを手作りしたりそれを振りながら歌ったりと、子どもたちが「音を自分で出す」ということもプログラムされた音楽会。ならば、ブラスで使う楽器も、身近な物を使って音を出すのと原理はいっしょ、ということを簡単にふれていこう。こう思って、自販機でビタCドリンクを買って飲み干した。空ビンをふいっと吹くと、ぼーっと太い音がする。ビンを吹くのと同じように、穴に息を吹き込んでピューっと鳴らす楽器がありまーす。そりはフルートでーす。松田さんsaid「フルート吹きは、太いビンで高音が出せるんだで」。ご自身もリアルゴールドを飲み干して演奏披露。ぴーっと軽やかな音が出ました。周り一同、おおおーっと感嘆。
・リードのことにもちょっとふれた後、唇ふるわすバズィングも見せちゃれと思って、ホルンせんださんに、バズィングの見本を本番で披露してもらうようにお願いした。その話をしてたら、ペット谷岡さんが「バズィングって、初心者のときには基本練習としてやれやれって言われたけど、唇にはどうなん?効果あるの?」と聞かれた。その一言をきっかけに、金管メンバーでバズィング意見交換会が始まった。楽器吹く前にいきなりバズィングから始めると、唇にものすごい抵抗を加えることになってあまりよくない。唇をこわす危険性がある。という説が、最近では通説らしい。奏法うんぬんの話がちょいと盛り上がった。谷岡さんは、演奏に対するみんなの意識を喚起するような発言を、さりげなく上手に投げかけられる。以前も「ビデオ見てたら、演奏中のみんなの表情がかたいんだけど」ということを言ってくださって、日頃見過ごしにしているんだけどでも大切なことっていうのを、はっと気付かせてもらった覚えがある。谷岡さんと話すのは好きだ。何気なくいろんな発見ができて、こちらが楽しませてもらえる。
・3時までヒマを持て余すだろうな、と思っていたら、楽しく談笑していつの間にか時間がすぎたという感じ。楽器持って、ふたたび集会室へ入る。中にいるちびっこたちは、みんな紙コップに小豆やビーズを入れたマラカス持ってごきげんそう。この子たちの前で演奏するのかー。なんかわくわく。開会前の練習のときから思ってたんだけど、この会場すごく音が響くの。だから、軽く音出しただけで、なんだか上手に聴こえちゃって。いい気分で演奏できるー。ええ感じだー。
・でもね、響くのはいんだけど音がモワモワしちゃって、他のパートの音が聴こえにくいって難点もあったね。うん。やっばいなー、メロディとベースのテンポがずれないといいけど。なんて考えてたんだけど、そこは豊吹の本番強いメンバー=心臓毛むくじゃら軍団。手馴れた曲だし、ノープロブレムで演奏は進みました。
・今日はじめて発見した。私の司会は、子どもが相手だと、燃える…。自分でも意外なほどノリノリで、ちょーしにのってた。ハメはずしてた。ちょっとビックリよ。
・全曲終了~。園児の代表から花束をもらっちゃいました。豊吹代表で受け取ったのはアルトたなかちゃん。この日彼女は、近大の制服でこの営業に駆けつけました。おじちゃん・おばちゃん団員がもらうより華があるし、と思って指名しました。でも、いきなりの指名で舞い上がっちゃったのか、ずんずんずんずん歩み出て、客席なかばまで進んで花を受け取りました。おーい、戻ってこーい。ま、かわいいから今日は許す。
・集合時間に話を戻すと、めずらしく斎藤師団長が遅れて来られたのです。聞くと、長女の凛ちゃん(3歳)が胃腸カゼにかかって、目が離せない状態にあるらしい。ファーストレディしげちゃんは、先週次男を出産したばかり(おめでとっ!!)。斎藤家の中は今大変なのだ。しかし、みんなと談笑してるときなど、そんなことを微塵も感じさせなかった。自分のことをおいてまで、周りに気配りされる人だからなー。だけど、さすがに演奏には心配事が表れていたらしく、同列で吹いていたホルン中井さんが「ちょっと音に元気がなかった」と言っとんなった。前列で聴いてる分には気付かなかったが、そうだったのか…。うちの団長殿はむちゃくちゃ律儀で責任感あふれるお方なのです。ちょっち泣けてきました。おろろん。
・夜の練習、参加者何人だったと思います? ホルン中井さん、ばり作まえだ、ボーンながのっち、ホルンやよひちゃん、クラりえ蔵。(←たぶん歳の順) 総勢5名です! おろろーん(泣)。今年の最低記録をマーク。ま、丹吹さんの定演の日だからね。他の団体の演奏を聴きに行くのはいいことだから。少ないけど、しょうがなかとよ。

練習日誌 11月26日(水)

・本日は、1階ミーティング室を他の団体が使われているので、2階音楽室にて練習。寒い。ストーブをたく。ここのストーブは、点火したとき、ごごごごごごとロケット飛んでくような音がして、こわい。
・ごごごの音も消えて順調にストーブが燃え出したころ、クラりえ蔵がストーブの電気コードに足を引っ掛けてしまって、あえなく鎮火。コードを入れてもっかい点火。またごごごぎごごごごと飛んでく音が。ストーブさま、ご苦労さまです。
・一通りロングトーンを終えたクラ民ちゃん。おもむろにクローゼ(←クラリネットの教則本)を取り出して表紙を開いた。そのとき突然民ちゃんが「だぁーっ!!」と叫ぶから、驚いて振りかえったら、表紙の内側に平らになったカメムシ発見!! ページに背中をはりつかせたカメムシ。死んでるの?と思ってジッと見てたら、足がじたばたしてたっ(ぎえぇ~!!)。はははやく外に出せよぉー、と周りの者は思っているのだが、そこは民さん太っ腹。あわてず騒がず笑顔で周囲に見せびらかす。隣に座ってたクラりえ蔵も、「わぁすごいですねー」とか言いながら、微動だにしない。豊吹クラパート根性すわってる伝説にあらたな1ページが。二人は悠然と「押し虫?押し虫?」などと、「押し花」にかけたカメムシギャグを飛ばしている。その二人を見ててもおもろかったが、聞こえないよーに「押し虫って…(以下つぶやき)」とひそかにツッコミを入れているホルンやよひしゃんを見てても、おもろいもんがあった。
・今度の土曜の営業の曲、5曲をざぁーっと通す。この営業にはアルト佐野さんが不参加なので、ばり作まえだがアルトを吹くことになった。定演でもやった「さくら」を今回もやるので練習した。けっこう楽譜に忠実にソロを吹いたのを聴いて、佐野さん一言、「ホンマはそんな音楽だったんだな~」。・・・。佐野さんはソロ吹くときに楽譜を見なれへんしけーになぁ。あっと、佐野さんの話題になると、但馬弁になっちまうわいや。
・営業曲の後はおあそび曲を。先週やった「TVまんがメドレー」「ブルーレディに紅いバラ」に加えて、ミュージックエイトの「渡る世間は鬼ばかり」を合奏。けっこう難しい。シンフォニック。あなどれないぞ羽田健太郎。佐野さんsaid「うちのヨメがこの番組好きでなぁ」。うちの実家の母も好きで、よく見てます。またまた佐野さんsaid「でもわしはこの番組きりゃぁでなぁ(嫌いです)。内容がこやぁしけーにな(怖いですからね)」。うちの実家の父も嫌っています。絶対見ようとしません。それはさておき、この曲を合奏しててまだ曲のとちゅうなのに、佐野さんが席を立って廊下に出られた。リードかえに行かれたのかな?と思ってたら、「この曲聴いとったらこわぁなったしけー逃げちまった」って言っとんなった。そんなに嫌いかっ? 橋田寿賀子の毒味、港のアイドルをおじけづかす。

練習日誌 11月19日(水)

・定演終了後の練習です。何人集まるかなぁ? 新しい楽譜、いっぱい持っていこうっと。うふふー、たーのしーみ。
・ホルン中井さん、ユーフォ岩下さん、登場。「唇にかさぶたできちゃった」と言いながら、今日もばりばり吹くんだろうなー、二人とも。かさぶたはがれちゃったら、痛いぞー。クラ民ちゃん、フルートさっちん高尾、アルト佐野さん、参上。定演CD・ビデオ卸し業の佐野商店が開店される。すごい人気で、行列ができる。私含めて5人だが。これって一般にも売り出されるんですか?(誰も買わへん買わへん)
・最初、楽器を出さずに、定演ビデオ鑑賞会が始まった。あーこんな顔して吹いてんのねー、私たち。3曲目まで見て聴いて、続きは今度の土曜の打ち上げでね。
・佐野さんが、朝日企画から借りたテナーサックスを持って来とんなった。ばり作まえだは今日はアルト持参。あづあづも来たので、アルト2本&テナー1本という編成。サックスパート、本番終わっても出席率よいぞー。うほほー。
・ボーン斎藤さん、ペットたにむらも加わって、本日の出席者は9名でした。でも、9名という少ない人数とはいえ、フルート1、クラ1、アルト2、テナー1、ペット1、ホルン1、ボーン1、ユーフォ1という、各パートまんべんなくそろった編成。合奏しても、けっこうメロディぬけずに曲が進みそう。ということで、持ってきた新譜を使って初見大会、はじまりはじまりー。
・まずは「TVまんがメドレー」。「ワンピース」と「おじゃる丸」と「とっとこハムたろう」のテーマがつながってるやつ。3曲ともぜんぜん知らない曲のはずなのに、「おじゃる丸」のうただけ聞き覚えがあって吹きやすいのは、なぜだろう…? 他2曲は譜読みしててもピンとこない。合奏してみても、他2曲はメンバーみんなまちまちのイントネーションでしか吹けないのに、「おじゃる丸」だけ妙にそろう。♪まった~りまった~り…と歌詞まで出てくる。ふしぎ。さぶちゃんの威力? しかし、まあ、そうはいっても「おじゃる丸」以外の部分も合わせやすい楽譜で、営業に即使えそうですな。
・次は「ブルーレディに赤いバラ」。とーても有名なジャズスタンダードだが、豊吹は初挑戦。一回通して思った。これは使える!! 今日のメンバーのような小編成でも、十分聴かせられる。もちろん、人数増えてもハーモニーの分厚さを聴かせるつくりになっている。即使えそう。この楽譜もヒットです。
・あと、マーチを2曲やったが、あまり魅力を感じない楽譜であった。多分ボツるであろう。今日はやらなかったが、「ハーレム・ノクターン」の楽譜も持ってきていた。佐野さんが、すごーくやりたそうにしとんなったので、近々合奏することになるだろう。
・ペットたにむらが、「O楽館のM森さんが出てきた~」と“昨夜見た夢”の話をしてくれた。夢の中のM森さんは「本番が終わった後の練習に出てくるのが真の団員だっ」と訓示をタレていかれたそうな。「前に実際そういうこと言われたことがあって、定演終わった後の練習行くぞ行くぞと思っとったんだけど、まさか夢にまで見るとは思えへんかったー」と、なぜか知らんがショック(?)を受けていたような感じだった。戦務帳のネタにしましたー。M森さん、すいませーん。
・練習終了後、ちょっとダベリング。職場や地区の集団検診で、胃カメラ飲んどかなあかん、という話になった。いろんな話をしてて、そこに行きついたんだと思うが、だれもそこまでに至る筋道をたどることはできない。そして、更に話題は多ジャンルを駆け巡り、但馬まるごと感動市の話も出た。こんなことは豊吹メンバーのダベリングではしょっちゅうありまする。

練習日誌 11月15日(土)第23回定期演奏会

・昨夜は、練習から帰ったらバタンキュー(←なつかしい言い回し…)。今日の準備をしておけばよかったのに、何もせずに寝てしまったから朝からバタバタ。洗濯もん干したり朝ごはん作ったり後片付けしたりしてから、ダンナの衣装を準備する。礼服上下とカッターシャツと団のトレーナー。おっとと、蝶タイも忘れちゃなんねぇ。ガーメントバッグにシワにならないよう収納して、よしっ完璧。いつでも出発おっけー!! …って、あんた自分の衣装、忘れてるよ!! あわあわ。1部で着る白黒と指揮用のブラウスジャケットとコサージュと団のトレーナー。黒クツも入れなきゃ。ひぃぃー。あ、まだ化粧してない。急いで壁を塗って、荷物まとめて車につめて10時40分。やれやれ間に合った。でっぱつしんこー!!
・会館に行く前に、本番終わってからの打楽器を返す段取りを確認するために豊高へ行く。学指揮の大島クンが「僕、聴きに行きますから。終わったら部室のカギあけに来ます」と言ってくれた。わーい、ええ子だなやー。豊高から何人か聴きに来てくれるらしい。がんばらんとー。ええ演奏聴かせんとー。
・11時。市民会館にメンバーが集まる。あらかた人数そろったところで、パンフレットの準備にかかる。お客さまへのアンケートと、他団体さまの宣伝チラシをはさみこむ。二手に分かれて流れ作業。ボーンともみん、果敢にチューバたにしたと共に仕事する。作業終了後、「今日は、厳しくなかったー☆」と喜こぶともみん。よかったね。ともみんVSたにしたの三番勝負、今回は引き分け。これにて一件落着。
・昼ごはんは各メンバーがめいめい自由に食べる。おじさん達はコスモス(市民会館レストラン)に行ったり、若者達は外のお店に食べに行ったり、おのおのまちまち。パーカスめぐ&さーやとクラ助っ人山﨑は、小僧寿しからマグロのごまタレ丼を買ってきて楽屋で食べていた。《食べながらの談笑》めぐが「ねえねえ、ほうれん草のおひたしって何かけて食べます?」っていきなり聞くから、「へ?しょーゆだろ?」と反射的即答で返すと、「ほらーやっぱりなー」と大笑い。そこでさーやが「えぇー、マヨネーズかけて食べませんかー?」って聞いてきた。出た!!マヨラーだ。さーやが言うには、おでんのたまごの黄身にかけて食べても美味しいそうだ。うぉー。「今度試してみて下さい。とってもおいしいからー」と熱心にすすめる。真性マヨラーだ。しばらく、女子楽屋に誰かが入ってくるたびに、ほうれん草に何つけて食べるか尋ねて遊んでいた。やっぱり、ほとんどしょーゆだよ!! あ、ポン酢って人もいた。
・1時半からリハーサル開始なので、楽器や楽譜の最終チェック。んで、指揮棒を出そうっとカバンをのぞきこむと、…ない。指揮棒わすれたー。がぁーーっん!!!! 普段使いの「さいばし」しかなーいっ。私はさいばしでリハを振る女。しかもショスタコを。うわーん、いやすぎるー。
・開始時間ちょっと前にチューニングして、司会のきよみママや会館のスタッフの方々に挨拶してから、1時30分、通しげいこ開始。司会や照明の流れをスタッフの方々につかんでもらって、団員も本番と同じ雰囲気に気分を慣らしておく。そのための練習な訳だから、てきとーに力抜いて吹いてねー。とくに金管はね。パワーは本番にとっておいてね。
・テナーふじおか、リハーサルから「エルクンバンチェロ」でおたけび炸裂。たしか私とおないどし。若いよなー、気構えが。声のハリが違う。気合十分のようだ。発散してくれ、何もかも。
・本番通りにざーっと流して、リハ終了。ふいっと時計を見ると3時25分。おおっ、ほぼ2時間だ。本番では花束お祝い披露が入るから、もうちょい長くなるとしても、いいタイムです。べつに制限時間が決められている訳でもないが、なんとなくうれしい。
・ リハ後の練習はちょこちょこにして、夕方休みをたっぷり取ろう。「エルク」のフルートソリのマイクバランスをチェックしとかなきゃなどと考えてたとき、フルートさっちん高尾が到着。やっと仕事がすんだようだ。彼女はショスタコで大きなソロを抱えているから、一回は練習させてあげなきゃいけない。「エルク」のフルートソリの部分と第1部のせんださんの曲をところどころ合奏した後、「革命」の中間部のみ合わせる。これでいいかな?おっけーかな? よしっ夕食休憩だっ。泣こうがわめこうが、あとは本番だーっ!!
・夕食は、団で注文したお弁当。みんなの分あるでよ。ところで、最近は「唐揚げ弁当」と注文しなくても、たいがいオカズにトリ唐が入ってるようだ。とよすいが注文する弁当もご多分にもれず唐揚げ入りだったのだが、ホルンひろいちゃんが「ボク、本番前にアブラもんは取らないようにしてるんですよー」というポリシーを持っていることが、去年発覚した。彼の本番への自己管理、驚くべしべし。他にもトリ唐がダメだという団員がいたことから、今年はトリ唐の他にシャケの入ったお弁当に。各行事の糧食調達は庶務部のおしごと。いろいろ気配りありがたう。
・わーいわーい、本番だー。きんちょーするわーきんちょーするわー。アルトあづあづ、今回も緊張してますな。りらーっくすりらーっくす(←「美女か野獣」の福山雅治みたいに読んで)。
・第1部、好調な滑り出し。「ひょっこり」はテンポが速くなってリズムが甘くなりがちになるのだが、リハのときより落ち着いてるみたい。せんださんの指揮って“おとなの棒”って感じ。あんなふうに堂々と振れるようになりたいなぁ。
・「サザエさん」で、出ましたユーフォ岩下さん!! 冒頭の出だしを2拍早く出てしまいました。やっちまったー。でも、あれイッパツで一気に緊張がほぐれました。ありがとう!!岩下さん。くぅぅぅ~。
・「サンダーバード」では、金管が盛り上がってた。2部の分のパワーも注ぎきったように聴こえたけど大丈夫? 知ぃらないよー。
・10分休憩はさんで第2部。すばやく着替えて、気分を切り替える。ああー、ショスタコが何事もなく進みますようにー。客席のお子様たちが泣き出しませんよーにー。3拍子のとこ振り間違えませんよーにー。このさい、どんな宗教の神様でも伏し拝みたい気分。すげー気弱になってる。ショスタコはそれほど怖い。
・リハ終了時、司会のきよみママ(高校時代はバレーに青春)から「よかったよー。特に『練習曲』って曲がとってもかっこいいと思った」というお言葉をもらっていた。吹奏楽のオリジナル曲って本来、吹奏楽をやったことない人でも、その曲を初めて聴く人でも、十分楽しめる。昔はそう思っていた。それがいつの間にか、「オリジナル曲はマニアック」という説を聞かされ、最近は実際マニアックな曲調のものばかり蔓延してきたので、私の考えは間違ってたかー、と思うようになっていた。でも、ホントに魅力のあるオリジナル曲は一般のお客さんのハートをつかむことが確かにできるんだ、と今回きよみママの言葉から実感することができた。なんかうれしい。「練習曲」、万歳。これからもかっこいいオリジナル曲を取り上げていこう。
・第2部、無事終了―。よかったー。コンクールのときと同じく、舞台の上のことはほとんど覚えていない。棒を振ってる最中(もなかではない)は、いろいろ頭の中で考えなきゃいけないことがいっぱいあって、観察するということがオロソカになってるみたい。一度にふたつのことができない人間なもんで。脳細胞つるつるで、しわが全然ないんです。いきのいい脳細胞が増える歳のころ、ぼーっとしてたむくいだな。
・第3部の幕開けで、一芸やらせていただきました。背中から指揮棒はやしました。マーチング好きな方にはおなじみの、ファントム・レジメント(=チーム名)のコンダクターの芸をパクっちゃいました。この場を借りて、白状いたします。
・3部も覚えてないなー。あー、「ホールニュー」の松田さんのソロのゆれ方を、「あー松田さんのゆれ方だー…」って(←そのままやないかいっ)思いながら見てた。それだけだー。ごめんなさい。
・アンコール曲「ヘイ・ジュード」の楽譜を指揮譜面台に用意して、第1拍目を振り下ろしたとき、実は私の頭の中には「ウィーアーオールアローン」の出だしが流れていた。みんなの音を聴いて、はっと我にかえって冷や汗かいた。おぉっとろっしゃやー。
・終わったー!! 終わった終わった、ごくろうさんっ。まずは楽器片付けて、それからお客さんお見送り。氷上吹奏楽団の友だちにチケット渡してたら、5~6人も誘って来てくれてた。遠方をはるばるありがとうございました。私の友だちのダンナさんも来てて、その人が「いやぁ、初めて聴きましたけど、『練習曲』いい曲ですねー。演奏も迫力ありましたー」と言ってくださった。へへへへ、曲も演奏もほめられた。うれしいなぁ。
・後片付けだーっ。今年は、分担をあらかじめ決めていたせいか、短時間で終わった。みんな、割当ての仕事以上のことを自分で見つけてやってたようだ。特に、金管女子。金管女子といっても、ペットたにむら・ホルンやよひ・ボーンともみんの計3名。ロビー清掃を割当てていたんだが、なんと2階ホワイエの掃き掃除も少ない人数でやっていた。ものすごい仕事量だ。えらいっ。りっぱ。今日はゆっくりお寝み。

練習日誌 11月14日(金)

・6時に楽器運搬。楽器庫と豊高と日高文化体育館と、3ヶ所から借りた楽器を搬出しなきゃいけない。楽器運搬時はいつも自社のトラックを出してくださっているフルート松田さんに感謝です。今回は、1台で方々回ってもらっています。ありがたいことです。
・例年ならば、打楽器を市民会館舞台袖に運びこんでから反響板とひな壇設営ということになるが、今年はとよすい定演の前後の行事の関係で、すでに前日にひな壇が組んである。ラッキッキー。ついてすぐ打楽器をセッティングして、パイプいすを並べられた。
・打楽器の移動を簡単にするために、ステージ向かって左にすべての打楽器を並べるという布陣。ティンパニ、ドラムセットも並べようとしたら、2段のひな壇の下段を半分の長さにして、ステージ右側に寄せるしかない。という訳で、去年からとよすいの定演では、1.5段のひな壇を組んでその上にペット・ボーン・ホルンを乗せている。下段(ステージ右側)に配置したホルンパートリーダーのナカイチョフが「ホルンを左上にしてみてよ、ベルリンフィルみたいに」と主張。うーん、かの楽団のようになれたらええが。金管のパート間で相談してくれ。後で、合奏で音を確かめよう。
・セッティングもあらかたすんで、合奏までの時間に腹ごしらえと、パーカスめぐ&さーやと3人で、ロビーでパンとジュースというつつましやかな夕食を食べていた。なごやかにぎゃははと談笑していると、いかつい顔した30くらいのにぃちゃんがどかっどかっと我々に近づいてきた。えっ?ホールの人かな?ここ、食べたらあかんところだったかな?と思ったので、「すいませーん。夕飯食べさせてもらってまーす(^^ゞ)」と一言いってみた。そしたら、その言葉には返答されず、いかつい顔のままで「合奏は何時からっすかぁ?」と怒鳴られた。何時からやるかまだ決めていなかったアバウトな指揮者は、怒られているように感じて「あっえっと…は8時くらいからやろうと思ってます^^;」とどもりながら答えた。そのにぃちゃんは、足も止めずに「ちょっと見さしてもらいます」と言い捨てて、客席へのドアを勢いよく開けて中に入っていった。残された3人はしばらく呆然とした後、「あれは誰?」と聞きあった。3人それぞれが、自分以外の誰かの知り合いだろうと思っていたが、誰も彼のことを知らなかった。後で団員に聞いてみたら、実高吹奏楽部出身の人だったらしい。ちょっとビックリした…。
・チューバ助っ人篠坂さんが「忘却」と「サザエさん」をしたことない、とおっしゃってたので、その2曲と「革命」をやって、前日練習は終了。金管の配置換えは、上段向かって左にホルン、その右にボーン、下段にペットという形になった。合奏してみて、あら見た目もよし、サウンドもベストとは言えなくともまあまあベターな感じ、となったからだ。この布陣に決まるまでちょっと試行錯誤があったのだが、まあなんとかさまになる形におさまりました。ふぅ。