豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 4月14日(水)

・皆の衆ぅ!! 新入団員じゃ!! なんと女子高生じゃぁー。うおー(大興奮)。名は山崎ゆかちゃん。楽器はクラじゃー。一大事じゃー、皆の衆ぅぅぅ!! ♪うーれしぃなー たーのしぃなー おーばけーはしなーないー♪ (←何のメロディで歌うかは分かってるね)
・さっそくリサーチを入れる。出身は日高東中で、クラ民・テナーとも子・パーカスめぐの血脈を継ぐ。そしてD井ティーチャーの教え子さんだ。高校生とは思えぬくらいしっかりした顔立ちをしていて、はきはきとした口調でにこにこ話す御子で、しっかりしつけられてますっ、といった感じ。さすがD井センセイだ!! D井ティーチャー、また機会があったら、豊吹、教えに来てね。
・フルートさっちん神月、久々に見参。3ヶ月近く見ないうちに、髪染めてコンタクトにしてイメチェンをはかっていやがった。パッと見たとき、新入団員がもう一人!! かと思ってびっくりしたヨ。さっちん、かわいいよ。オンナは急に美しくなるのね…。←若いオンナ限定
・そろそろ合奏始めよっかなー…と思っていた時間に、クラりえ蔵ちゃんが魚河岸のマグロのような目をして練習室になだれ込んできた。お、おじょうさん、疲労感あふれきってます。「あ゛あ゛―、もう死ぬぅー!!!!!」。彼女はシャウトした。彼女の会社は今すっごく忙しいらしい。今日の現場は遠かったの?どこだったの?(彼女は建築関係屋さん)と聞くと、「もう、いろんなとこ行きすぎて、一言で言えないっすよ」と言っていた。そう話す間も肩で息している。ハンパじゃなく疲れてるよー。でも、楽器持ってここに来るんだ。クラ好きな奴☆
・今日のクラはベテラン民子・クールりえ蔵・フレッシュ山﨑の3人。1st.2nd.3rd.に分かれて吹いていた。それ見てたボーン斎藤さんが、「えーなーえーなー、よーけおって。パートが選べて。一人でボーン吹いて何ヶ月になるかなー」とボヤッキーになっていた。業務連絡です。ボーンの団員の皆様、斎藤さんがこれ以上すねっ子オジサンにならないうちに、至急、練習におこしください。くりかえします。業務連絡…(以下略)
・練習後のおしゃべりタイム。議題は「ウコンについて」。斎藤さん:今度の水曜、飲み会があるので、来れないかも。まえだ:飲み会多いですねー。ああそうそう肝臓にはウコンが効くそうですよ。りえ蔵ちゃん:うんウコン効く効く。飲むと次の日が全然違う。日本酒飲んでも、ウコン飲んだらすっきりしてる。さっちん:あ、うちの会社、ウコン作ってます。山﨑ちゃん:あ、うちのお父さん、ウコン飲んでます。斎藤さん:そうそう、彼女(りえ蔵)は酒豪でねぇ。・・・って、斎藤さん、山﨑ちゃんに向かってそれ教えてどうする。高校生、お酒、飲めませーん。新入団員になんでもいいから話かけようとする、心やらしい…ではなく心やさしい団長なのであったっ。

練習日誌 4月10日(土)

・4月7日の水曜練習は、特に書くこともなくって、ぷーでした。すまんが省略っ。
・土曜練習には、佐野育成会長、登場。地区関係や学校関係の会議でここんとこ忙しく、楽器吹くのが久々だから、ストレスたまってるだろうなー…。というこっちの心配どおり、本日の練習は「佐野さんの欲望暴走大会」となった。さぁ~、どんなんかなー…。
・最近、豊吹で練習している曲は、『栄光をたたえて』『平和への行列』『ラメセスⅡ世』『キャンディード組曲』の4つ。練習場に長机を一つ出して、それらの曲の楽譜をめいめいが好きに取れるように並べて置いている。その4曲とは別に、豊高から借りてきた昔の課題曲の楽譜4曲分(戦務帳3月24日分参照)も、いちおう並べてみた。けっこう難しい曲なので、個人的にチャレンジしたい人は練習してみて下さい、というつもりで置いたのだ。だからみんな「合奏ではするまい」と思って、パート譜をひっぱり出しても、ちょっと読んでからすぐ返していた。そんなこんなで、個人練の時間が終わりチューニング。その後、佐野さんに「何の曲やりたいですか?」と尋ねたら、「うーん、そうだなぁ…。簡単げーなマーチからいこっかぁ」とおっしゃるので、『栄光をたたえて』のことかなと思い、その楽譜を用意していたら、「『ゆかいな仲間…』」って言っとんなる。ええっ!!取ってないっす!! と、クラ・アルト・テナサク・ホルン・ユーフォ、一斉にガタガタッと立ち上がって長机に駆け寄った。92年課題曲『ゆかいな仲間の行進曲』です。みんなが大慌てで自分のパート譜を探してる姿を涼しい目で眺めながら、「わし、新しもんずきだしけぇになー」とひょうひょうとのたまう佐野さんがいた。
・当然、そこから92年と93年の課題曲4曲の初見(!!)大会が始まった。次に『はるか、大地へ』をやろうと佐野さんが言ったときも、一斉にガタガタ立つ譜面バサバサ取るの光景は再現された。譜面をあらかじめ取ってなかった人は、譜読み時間ゼロです。それぞれ必死の形相です。でも一番吹きにくそうにしてたのは言い出しっぺの佐野さんだった。8分の12拍子が出てきたときに、佐野さんパニック。8分音符3つ×4拍=8分音符12ヶなので、3連符ばっかりの普通の4拍子として取ればいいのだが、パニックしてると冷静になれない。隣の席のボーン斎藤さんが「1! 2! 3! 4!」と佐野さんのためにカウントを取ってあげているのに、耳に入らないようだ。見かねてまえだが隣に行っていっしょに吹いた。そしたら佐野さん、急に堂々とした吹きっぷりに変身。自信が全然ないか、自信たっぷりか、佐野さんの辞書にはそのどちらかしかないらしい。
・それでも『はるか、大地へ』は「けっこうかっこいい!!」とみんなの評判がよかった。対して裏面の『クロマティック・プリズム』だが、楽譜が細かすぎて途中棄権。普通の拍子ならまだついていけたかもしれなかったが、なんせ5拍子。吹いてる途中、頭使いすぎてショートしそうだった。バチバチぷしゅー。
・お次は『クロス・バイ・マーチ』。これこそ変へん拍子で、ところどころ、小節の上に「3/8+3/8+1/4」みたいな数式(?)が書いてあったりする。みんな眉根が寄ってますよ。眉間、シワシワですよ。でもこの数式の拍子って、リズムの形が「ツタタ・ツタタ・トン」(3拍子・3拍子・1拍子)になってるってことを表してるだけで、普通の4分の4拍子として読んでもいいんですよ。こう説明したとたん、佐野さんと斎藤さんと岩下さんが「なんだぁ、そうかぁ~!!」と、楽譜に向かって{おどかしやがって!!}みたいな一瞥をくれた。じゃあ、いっちょやってみようかぁ。えっ、やるんですか?これ。曲を知っている私とテナー大石ちゃんは、「大丈夫かなぁ…」というような目を見合わせながら、見きり発車に加わった。しかしてその結末は…。なんとノンストップで見事完奏。私は曲を知ってるからついていけたけど、曲を知らない人が大半なのに、みんな初見でよー吹くわ! いっつも思うことだけど、おそるべし豊吹メンバー!! ホルン中井さんにいたっては「この曲、気に入ったわ」なんて言っとんなるし。もしかして、現代曲もいけるの?豊吹。
・必死必死の怒涛の初見大会が終了―…。新曲めじろおしデイはこうして暮れていった。楽譜を片付けているとき、「お、楽譜が見当たれへん。斎藤!! おめー、どっかかくしただらぁ」と佐野さんが叫んでいた。ええー、そんなはずはーと斎藤さんが言っていると、「あ、わりぃ。あったわ」と悪びれない佐野さん。「佐野さん、いっつも僕のせいにしなるでしょー!!」とプンスカ斎藤さん。佐野さん…、横でカウント取ってもらったりして世話になってる人になんちゅー仕打ちを…。

練習日誌 4月 3日(土)

・フルートさっちん高尾、久々参加。持ってきてたカバンがかわいいの。四角いレッスンバッグ?で、一面に楽譜の柄がプリントされてる。持ち手が皮でね、大きさも手頃でじょうぶそうだし、かわいい上に使い勝手もよさそう。メーカーを教えてもらったんだけど忘れちゃった。さっちんはニコニコして「一目ぼれして買いました!」って言ってた。
・アルトいしぇも久しぶり-。久々に会話したんだけど、会っていきなりの話題が「なぁなぁ、斎藤さんって車買いなったん?」だった。そう、こないだの水曜練習の日から斎藤さんの車が変わっていたのよ。私は、へー変えなったんだーくらいにしか感じず、斎藤さんにも尋ねてみなかったんだけど。さすが板金やさんのヨメのいしぇは車に対するつっこみが鋭いぜ。
・合奏では、『平和への行列』をやったときに1エピソードありました。前半のテーマの繰り返しが終わったあたりに、一つのメロディをホルンとクラリネットが分け合って、1小節ずつ掛け合いのように交互に吹くという部分がある。そこんとこになるとなんでか知らんが、ホルン中井さんは急に調子づいて、テンポも速くチャカチャカと吹いてしまっていた。たまりかねたクラ民ちゃんが「あのー、Dの途中からもっかいやってくれれへん?」とお願いした。先攻のホルンにすたすた行ってしまわれると、後攻のクラは足並みを合わせられないのだ。「掛け合いできれへーん」said民子。「えっ?ここ、クラが吹いとったんか?知らんかった!!」said中井。嗚呼、かみ合わない二人…。
・いしぇが楽器を口にするのは、半年ぶりくらいかしら? 彼女自身「今日はリハビリ」と言っていた。でもね、最近豊吹で取り組んでいる曲は、リハビリにはちょっと重たい曲ばかりなの…。『ラメセス』の楽譜を見たいしぇが「うわぁ~」と驚くのも無理はない。フラット系の調号、臨時記号も♭がいっぱい。いしぇはさぞびっくりしただろうけど、我々はこの後の彼女の発言にもっと驚いた。彼女は「私、フラットは苦手だわー。シャープだったら5、6コ付いとっても平気だけど」って言った!! それ聞いて、フルートさっちんもクラ民ちゃんも眼ぇ見開いてびっくり顔。私も驚いたよ。♪ドもレもミもファも・ソもラもシの音もーシャープ♪(『クラリネットをこわしちゃった』のメロディでお歌い下さい) いしぇ、それはシャープに強すぎる恐るべきおんな。
・『キャンディード組曲』の1曲目をやった後、ボーン斎藤さんが下向いてなんか落ち込んだ感じに見える。どうしたんですか?と尋ねると、「…音が出ませんでした…」って、大きな痛恨事のようにつぶやかれた。いやーん斎藤さん、そんなに悔やまないでー。そんなのみんなみんないっつもやってることじゃなーい。はっ。でも、こんなに落ち込んでるってことは、斎藤さんにとっては「いつものこと」ぢゃないんだ…。彼は自らの音楽には厳しい…。職人肌のボーン吹きなのだった。留(とめ)!!シンナーに気をつけて壁塗んなー。ぅわかりましたー、親方ぁ!! (←職人のイメージ)

練習日誌 3月31日(水)

・先日、豊高の定演が無事終了いたしました。我らが愛娘、ホルンのりえぃちゃんも進学先に旅立っていきました。実は彼女の進学先は大阪音○大です。4畳の部屋の住人になると言っていました。受験生団員がここにも一人、新生活を始めました。アルト田中ちゃん同様、達者で暮らせよ-。
・『ラメセス』の楽譜のコピー譜をやっと作ることができました。クラりえ蔵ちゃんが早くコピー譜がほしいと言っていたので、まっ先に「コピー譜できたよー」と教えたら、「やったっ!!」と予想以上の大喜び。「持って返っていいですか?」って聞かれた。ええよー、家でアラビア音階にまみれて遊んで-。
・合奏中、ちょっと伸ばしの音の音程が合わなかったところがあった。ここ合いませんねーと言ったら、アルト佐野さんが「斎藤が高ぇんちゃうかー?」とおっしゃる。かたや斎藤さんは不本意そうな顔して「僕の音、チューニングB♭ですよ。合ってると思いますよ」とおっしゃる。で、メーターでそれぞれの音を拾ってみたら、佐野さんの音が低かった。音程に関しても「ワシ流」の佐野さんであった…。
・佐野さんが「わしぁ、おんなのみかただでな」って言って、りえ蔵ちゃんの肩をもったエピソードがあったんだけど、どんなんだったっけ?

練習日誌 3月27日(土)

・個人的なことではなはだ恐縮ではありますが、わたくし、本日の練習に身を入れることができませんでした。それは何故かとたずねたら。明日が豊岡高校の定期演奏会だからです。我が母校なんです。それの25回目の定演なんです。豊吹からは4人の団員が出演。ホルン中井さん、バリサクまえだ、テナー大石ちゃん、ホルン西村のりえぃ(以上年齢順)。このうち3人はOBとしての参加ですが、のりえぃちゃんは3年生、現役参加です。受験期なので休団していましたが、豊吹の強力な団員です。彼女はとてもガンバリのきく子で、常に吹奏楽部全体のことをおもんぱかり、どうしたら豊高ブラスが向上できるか、いい音楽を一緒につくる仲間を大切にできるかを考えていました。今日、リハがあったのですが、彼女カゼをひいていてとてもしんどそうでした。でもね、下級生を助けてやったりOBの前で明るく振舞ったり、すごく気を使ってるのが分かるんですよ-。なんか涙でそうになっちゃって。ううう。明日の演奏会が成功しますようにー。彼女が自分の高校生活で得たことを十分に発揮できますようにー。ついでに、まえだがバリサクで迷惑かけるような演奏しませんようにー。そんなこんなで頭がいっぱいになっちゃってました。ごめんなさい。これって豊吹の戦務帳じゃないですね。でも、のりえぃちゃんは豊吹の団員だし、いいかな?ってことで書かせていただきました。最後にもうイッパツ。彼女にとって悔いの残らぬ演奏会になりますよーに。