豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

ブログ

練習日誌 12月8日(水)

・この日の参加人数は4名。ホルン中井さん、ボーン斎藤さん、アルトまえだ、クラ民ちゃん。未年の男と戌年の女が二人ずつ。…って、これ、12月1日と同じ書き出しじゃねーかよ!! 「水曜カルテット」が結成できそうです…。

練習日誌 12月4日(土)

・わたくし、この日は隣保の寄り合いに出席しておりましたので、途中から参加です。
・新人さんが見学に来ておられました。港出身のはたちの女の子です。アルト佐野さんと同地区なので、帰りは佐野さんの車に乗って帰ります。わけぇ(若い)女の子、しかもかわいいので佐野さんはほくほくです。(佐野さん観察日記)
・新人さんの希望楽器はアルトです。入団してくれたら、豊吹のアルト吹きは4人になるので、アルトいしぇが「サックスくち減らしが実施されるかも」と心配し、「ボーンパートに行かされる」とか「クラパートに行かされて民ちゃんにしごかれる」とか大騒ぎしていた。私は、“アルトが4人で大勢になるなぁ”ということよりも、“現代人ならこんなとき「くち減らし」じゃなくて「リストラ」って言うよな”ということの方が気になっていた。そーか。いしぇのボキャセンスは江戸人のセンスだったんだな。
・これは聞いた話だが、私が練習場に着く前に『ポルカ・雷鳴と電光』を合奏していたそうだ。第一主題の「♪てぃーらーてぃーらー・らったらったらー」をペットとクラで奏でるのだが、シャープ・フラットに弱いペット上坂くんと正確無比なクラマスィーン民子の音が激しくぶつかり合い、「♪ピーポーピーポー・らったらったらー♪ピーポーピーポー・らったらったらー」と、まるで救急車のサイレンのような音楽になって、むちゃむちゃおもしろかったらしい。高速で移動しながら演奏したらドップラーサウンドがリアルに実現。ヨハン=シュトラウスも草葉の陰からびっくりの新発見。

練習日誌 12月1日(水)

・この日の参加人数は4名。ホルン中井さん、ボーン斎藤さん、アルトまえだ、クラ民ちゃん。未年の男と戌年の女が二人ずつ。いや、別にどうでもいいことなんすけどね。
・4人が4人とも鬼のような個人練習を繰り広げて時間は過ぎていった…。なんか曲、合わせよっかー?と言いながら、結局なにも合奏せずにしゅーりょー。最後はおしゃべりアワーになっていた。市民会館、来年4月までには修理完了するらしいで。ホンマにー?でも、ずれこむんちゃうん?5月6月オープンとかになったりせーへんかなぁ?6月の吹奏楽祭には間に合うのかなぁ。え、斎藤さん、日程はもう決定ですか。うん、昨日の吹連の会議で聞いてきた。今年のアンコン但馬大会は12月25日の土曜日だって。ありゃ、うちの年内最終練習の日じゃないですか。19時まであるぞ。うーん、最後までは聞けんなぁ。ねぇねぇこないだアイティの食事コーナーで昼間っから生中飲んでた背広のおじさん見つけたー。ええなぁ、生中。ええなぁ、昼間っから。…玉石混交のよもやま話で夜は更けぬ。
・サンタさん、クリスマスのプレゼントには、水曜の練習に使えるかっこいい&きれいな曲のアンサンブル楽譜がほしいです。よい子にしてますからすぐください。

練習日誌 11月27日(土)

・11月27日、わたくし、丹後吹奏楽団の定演を聴きに行って練習を休ませていただきました。よって、この回の戦務帳は「また聞き書きアーンド丹吹定演特集」です。
・去年は逃したが、丹吹さんの定演はここ数年楽しみにしている行事です。藤原てっちゃんの汗しぶきまみれのあっっつい指揮とメンバー皆さんのにこやかプレイがまた見れる聴ける。行きしの車中からわくわく。んで聴かせてもらいました。やっぱ楽しかった!! 金管が強力。ペットは威勢がよく、ホルンに厚みがあり、チューバはごうごうと鳴る。『シング×3』のペットソロの北村さんがサイコーでした(エリック豊岡公演の際は、実行委員会に遠くからご参加お疲れさまでした!!)。そして、いつも感心させられるのが楽器紹介の進行。構成といい選曲といい手馴れてる。練られてる。おみごと。十分堪能できました。これ、読んでくれてるかな? ありがとうございましたー。
・私が丹吹さんの演奏会でわーわーきゃーきゃー言ってる間に、豊吹の練習にはチューバ谷下くんが台風後初お目見えしていた!! 谷下くんの家は円山川の堤防が決壊した側の地区にあり、相当な被害を受けた。練習後、谷下家の被災話をみんなで聞いていたらしい。また彼が笑いも交えて上手く語るものだから、楽しく盛り上がったらしい。ううう。谷下くんの他のこの日の参加メンバーは、アルト佐野さん・いしぇ、テナーふじおか、ボーン斎藤さん、ユーフォ岩下さんでした。おお、いしぇ、紅一点ではないか!! …いや、やっぱおっさんばっかりだな。

練習日誌 11月24日(水)

・11月24日、わたくし、所用があって練習を休ませていただきました。よって、この回の戦務帳は「また聞き書き」です。
・大阪から帰ってきていたホルンのりえぃちゃんが練習に参加。この前日の勤労感謝の日に会って、シュヴァ○ツヴァ○トでケーキセット食べながらおしゃべりしたのよ。彼女は大阪の地でけっこう苦学してるよ…。よよよ(泣)。しかし、生来のお笑いキャラで、周囲の人々に愛されて暮らしているようだ。ええ子だもんな。そんな彼女を、あっしー君として夜お迎えに上がったのはホルン中井さんです。中井さん、残業がなくって良かったね。
・待てど暮らせど人は来ず…。この日は他にクラ民ちゃんが来ただけであったそうな。ということは!! 豊吹最少メンバー記録更新? 参加人数3名!! うっひゃー。まぁでもしゃあないわな。台風後の平日だもの。それにこれから冬ごもりに入ろうとする季節だし。クマの話ぢゃないよ。
・ホルン父娘の2人で仲良く、夜更けのアンサンブルごっこをしたそうな。父いわく、「のりえぃ、夏に比べて格段に上手くなっとったぞ…」。驚きと喜びの表情でコメントし、娘の急成長に目を細めていた。

練習日誌 11月20日(土)

・第24回定期演奏会、当日です。うぇ~ん(ゴー泣き)。予定していた自主行事を初めて中止した、語り継がれるであろう日です。聞くところによると、市民会館の事務所の方に何件か問い合わせの電話が入っていたらしい。あ、ちょっとありがたい。期待してくださってたお客さん達かしら。来年まで待ってて!!鬼が笑う話題だ。
・練習場内定演をやろうー、と前回の練習で盛り上がった。それをかぎつけて…じゃないけど、この特別な日に見学者が2人来てくれました。わーいわーい、若い女の子だ。わーい。じゃあ、2人のための定演やろうかぁ、と言うはいいがメンバーが集まらない…。しばらく個人練習をしながら、2人をいろいろ質問攻め。定番の「いくつ?」という質問(豊吹ってすごく年齢を気にする集団だと思う)から始まって、通ってる高校、やってる楽器など聞いていって、今回の台風でおうちはどうだった?なんてことまで質問してたのに、肝心の「お名前」をみんな尋ねてないよ!! この時点ではまだ誰もそのことに気づかず、見学者を前に有頂天になっていたのであった。豊吹、おまぬけさんたち。
・6人集まったところで、アルト佐野さんの「まぁ、やっちまわぁやぁ(←もう、やってしまいましょう)」の一言をきっかけにチューニング・合奏開始。始めはウォーミングアップがてら、高校生の知ってる曲がいいでしょう。『瞳をとじて』を合わせる。先週練習再開したとはいえ、みんな楽器から一ヶ月離れていたブランク感はまだまだぬぐえない。しかし、腕がなまった感じがかえって「慎重に吹こう」という気持ちにつながって、丁寧・繊細な演奏になってる?って感じ?かな? まぁ、じょじょに唇ほぐしていきまひょう。今はただ吹けるのがむちゃ嬉しいわ。ペット坂ちゃんが「この曲、ホンマは2ndなんだで…」とつぶやきながら、1stの楽譜をとんでもないリズムで吹いてるのが聴こえてくるが、いいじゃんいいじゃん。誰かといっしょに音を合わせられるって気持ちいいよ。
・平井堅をやり終わったら、2人のお客さんが拍手してくれた。わー、うれしぃー!! なんてええコたちなんやー。よっしゃ、楽しい曲どんどん聴かしたるでぇー。と意気込んでいたら、「あのー、迎えが来てるんで、今日はこれで…」と帰ってしまわれた。うぇーん、残念ん!!(←ギター侍ふう)。さっきのは準備体操だったのにー。これからが本番なのにぃー。お名残惜しみつつもお別れ。んで、2人がいなくなって始めて「名前聞いてない」ってことに、みんな気がついたのよ。ごめんね。さぞや失礼な大人たちだと思ったことでしょう。こりずにまた遊びに来てね。きっとよ。
・次は『メモリー』やろうよぅ。『メモリー』の楽譜を取っていなかったホルン中井さんが、「『メモリー』の楽譜袋は?」と探していた。私とクラ民ちゃんが「そこ。目の前」と教えているのに、そしてホントに中井さんのまん前にあるのに、袋にでかい字で『メモリー』って書いてあるのに、「どこ?どこだいや?」と探しつづける中井さん。みんなから、“もうろく”のレッテルと“要介護”の認定を頂きました。
・何曲かやった後、「ここで10分間の休憩を頂きます」。男性陣が、着替えなあかん!! 蝶ネクタイ忘れた!! パンツ忘れた!!(?)と、市民会館舞台裏を演じていた。今日は擬似定演なので、熱を入れてなりきってます。
・『キャンディード組曲』を全曲通した。実は台風前の時点で、終曲を合奏したことが一度もなかったのです。なので、今日始めて終曲を合わせました。アルト佐野さんが終曲の楽譜を見て「うわー、休みが多いぃなぁ」と言われた。指揮をしてたホルンせんださんが、アルトの楽譜には他のパートの楽譜がちっちゃく書いてあったりしないのかなと思い、尋ねられた。せんださん:「小譜がないですか?」→佐野さん「しょうが?」。(皆爆笑) せんださん:「いや、オプションがないですか?」→佐野さん「ポジション?」。(皆腹ぁかかえて爆笑) 志村けんのコント見てるみたいだった。

練習日誌 11月17日(水)

・何の曲の楽譜、用意しようかなぁ…。と、前回に引き続き考えていた。そうだっひらめいたっ、ちゃららら~ん。先月、但馬ドームでのブラスフェスタに日高町吹さんの助っ人で出たときの曲があるやん!! あのとき出れたメンバーは10人くらいだったから、その他のメンバーは未経験だぞ。『バビロン川のほとりで』と日本の唱歌メドレー『あの日聞いた歌』を袋につめて持って行った。
・平日なので8時近くにならないと皆集まれないのよ…。7時半にカギ開けて、一人さみしく個人練習。いやいや、精魂込めたロングトーンがみっちりできました。
・ぼちぼち集まって、8時半くらいからちょっとチューニング&合奏。私のチューナーは車とともに水没して昇天してしまわれた。前回はフルート松田さんに、今回はクラ民ちゃんにお借りしました。なんだかランプが点滅してて針が動かないので、「あれ?これ壊れとる?ちょっち叩いてええ?」と聞いたら、民ちゃん、ええでぇと言ったので、チューナーをパンパン叩いた。あっ、私の扱いが間違っとっただけだった…。ううう、民ちゃん、ゴメン…。
・町吹さんからもらった楽譜の2曲やってみよー。それぞれパート譜を使って吹いていたが、ホルンのパート譜は中井さんが家に持って帰っていたので、その場にはなかった。そこで果敢にも彼はフルスコアを見て合奏に臨んだ。ご苦労さんです。次回から譜めくりさんを雇ってきてください。
・『風の舞』やろうーって言ったとき、前回の練習には参加していなかったアルトいしぇが、「え?これ、淀工の曲?」としきりに感動したふうに尋ねていた。あー、いしぇも「笑ってコラえて」見てたんだー。いしぇ家では夫婦そろってTVにかじりついてたそうだ。「わー、この曲やりたかったんだ。帰ったら、『風の舞』やったっでーってダンナに自慢しょー」。前回の練習のときと同様、淀工&習志野ばなしでしばらく盛り上がった。フルートさっちん高尾は見そこねたらしく、番組録画したホルン中井さんとダビング交渉していた。
・『風の舞』は、別の団体で何回か合奏したことあるんだけど、最初はそんなにええ曲だって思わなかった。だけど、やっていく度にかっこよさや美しさがじんわり分かってくる曲だ、これ。スルメ系音楽。「これ、どっかでやりたいなぁ!!」アルトいしぇが思わず口にした言葉に、皆、目で同意してた感じ。うん、本番の台の上に乗せたい曲だぞ。打楽器の人数がそろったらね!! くぅ~…(泣)。
・最後は平井堅の『瞳をとじて』でクールダウン、練習終了。今度の土曜は「定演だった日」だ。誰が言ったか忘れたが「定演でやるはずだった曲、全部やってみような!!」って案とびでた。豊吹内定演!? おもしろそぅー!! やろうやろう!! 仕事の都合で次回は来れないフルートさっちんが「えぇ~次の週までとっとくってのはダメですか~?」と残念がった。11月20日にやることに意味があるんだよー。すると斎藤団長が「あ、僕、今度の土曜、隣保の飲み会で来れません」。ええー、定演なのにー定演の日なのにー?

練習日誌 11月13日(土)

・戦務帳を書くのも何日ぶりだろう…。とてもとても長い時日がたったような気がする。10月20日に通過した台風23号により、豊岡はもとより但馬各地の町々が甚大な被害を受けた。豊岡市民会館は地下部分が浸水、加えて暴風によって屋根がめくれあがりステージ・客席ともに水びたし。豊吹の練習会場である豊岡小学校は避難場になった。豊吹のメンバーも何人か、自宅が床下・床上浸水の被害にあった。このような状況に直面したとき、人間はあもりにも非力だ。押し寄せる水に何もできなかった。電気も水道もストップした真っ暗な家に一人でいたあの夜、いろんな考えが頭に浮かんでは消えたが、音楽のできる生活というのは「当たり前のもの」ではないと思った。衣食住の整った環境、恵まれた状況の中で始めて可能になるものだと思い、そのような環境下で今まで疑問もなく暮らしていられたことにありがたみを感じた。と同時にとても情けなかった。「吹ける」というだけで嬉しい気持ちを持てたはずだ。楽器を始めた頃には持っていたその感覚を、いつの間にかなくしてシンドイだのダルイだの不平タラタラ人間になってしまっていなかったか。今度楽器を吹くときは万感の感謝を込めて吹こう。…こんな気持ちが、10月20日の私個人の頭の中には渦巻いていた。えーんえーんダンナの車、走行中に沈没させちゃったよー、と反省しながら。…ごめんなさい。
・10月20日の昼間、私は9月末から溜めていた戦務帳を図書館で書き上げていた。しかし、発表するタイミングをなくしてしまった。あああ。
・11月20日に予定していた定演ももちろん中止となった。申し訳ございません。中止するに当たって後援団体やスポンサーの方々へのご挨拶やらポスターはがし、中止案内状の送付など、やることいっぱいあったので、10月30日(土)に臨時役員会が急遽行われた。会場は営業再開したトマ○ニ。今後やらなければいけないことを一通り話し合って分担を決めた。その後、誰からともなく「自分の10月20日の行動」をしゃべりだして、被災状況報告大会になった。ひざまである水の中を歩いて家に帰る途中、流れに負けそうになって電信柱にしがみついとったっていう人や、道路が冠水して帰れず出石病院に避難してロビーで一晩過ごしたって人もいれば、暴風豪雨の中を土嚢つみに行ってたっていう人もいた。皆、えらい目にあったね…。でも床上浸水した人に比べたらかわいいものだよね。うん…。
・豊吹のことを心配して、メールを下さった和田山ウィンドアンサンブルさん、掲示板にカキコを送って下さったおおやのサックス吹きさん、うちの団員に励まし電話をかけて下さったなんたん吹奏楽団の中尾さん、皆々様ありがとうございました。この戦務帳を見て下さってることを期待して、お礼申し上げます。うれしかったですー。
・しばらく練習はお休みになっていた。重い被害にあった人たちを思うと、すぐ再開というのは気がひけた。でもこないだ、家が2階まで浸水したというメンバーとスーパーでばったり会って立ち話ししたときのこと。こちらは、練習には落ち着いてから来たらええでと言ったけど、「もう今すっごい吹きたいんです!!」という言葉が返ってきた。片付けばかりで気持ちがしんどい、という感じなのだろう。被害にあった人の気分転換にもなるのなら、ぼちぼちとやり始めようか…ということで、11月13日(土)から練習再開いたしました。
・何人集まれるか分からないけど、新しい曲やりたいって思うだろうなぁ。何の楽譜、準備しようかなぁ…。ふっと、この前見た『所さんの笑ってコラえて・吹奏楽の旅スペシャル』を思い出した。『風の舞』やりたい!! 淀工がやってた今年の課題曲だ。ミーハー根性丸出しです。南中の橋本センセにお忙しいとこ無理言ってお借りしました。
・さぁ、練習場へ!! 斎藤団長がカギを開けてセッティングしているところへ、アルト佐野さん、ホルン中井さん登場。クラ民ちゃんも参加。テナーふじおか、フルート松田長老&さっちん高尾、と続々集まる。みんな、なつかしげに挨拶を交わす。
・めいめいロングトーンなどして楽器を暖めていた。私はろう下で音出ししていた。するとガラガラッと入り口が開く音が聞こえる。誰が来たのかな?と振り向くと、なんと!!ユーフォ岩下さん!! 岩下さんの家は1階の天井まで水に浸かったと聞いていた。だから、まだ練習には来られないだろう、と思っていた。だけど…、岩下さん、いつもとかわんないよ、笑顔が。その場のみんな、驚いて喜んで。丸腰(楽器なし)だったので、しばらくおしゃべりしていた。家の状態、片付けの苦労話etc.…。楽器は無事でしたか?「ん?ぷかぷか浮いとったっ」。うわぁ~。「今、車につんであるで」。え?楽器持って来とんなるんですか? この際だから吹きましょうよー。で、楽器取ってきて、いっしょに合奏。もう、岩下さんたら根っから楽器好き。さすが去年のマン・オブ・ザ・イヤー(←吹奏楽祭前日からの激しい腹痛を食あたりだと思い込み、盲腸を破裂させながら見事本番を吹ききった功績により受賞)。
・『風の舞』を吹いた後、『ウィ・アー・オール・アローン』を合奏。久々に吹く人が多いからスローな曲をやった方がいいだろう、と単にそう思って楽譜持ってきたのだが、吹いてる最中、なんかしんみりしてしまった。定演のオーラスで必ず演奏する曲だからなぁ・・・。本当なら今ごろは、本番のためにこの曲を練習してた時期なんだよなぁ。とチョッピリおセンチに吹き終わった。終わったとたんにアルト佐野さんが、「よしっ。定期演奏会、終わりっ」って宣言。わははは、擬似定演!?

練習日誌 9月23日(木) 市民音楽祭

・秋分の日です。市民音楽祭、本番当日がやってまいりました。まえだは音団協役員として朝から市民会館へ。音楽祭のパンフにいろんなチラシをはさむ作業のとき、うちの定演のチラシもお願いしてはさんでもらいました。今年のチラシはユーフォ岩下さんのデザイン。大きな文字、すっきりとしたレイアウト、黒地に白抜きでモノクロ印刷の利点をフルに活用した自信作です。カラーチラシより目立ってました。いっしょに作業していた合唱団コスモスと第九の会の奥様方が、「豊吹さんのチラシかっこええわぁ。デザインはプロに頼みなったの?」と誉めてくださいました。やったね、岩下さん!!
・12時半にリハーサル。合唱メンバーも吹奏楽メンバーも並び終わって、さあ合わせるぞ!! と意気込んだら、「すいませーん、ティンパニまだですぅ」とパーカスさ~やの情けな系の声がした。見ると、某音楽喫茶のマスターM森さんが舞台袖で未だにティンパニのチューニングをやっている。もーっ!! ボーっと待ってるのも時間がもったいないので、B♭音階ロングトーンやったよ。合唱の人たちの前で、ステージの上で。恥ずかしいっ。
・一回通しをした。リハには仕事の都合でこれない人が多く、ペットパートは坂ちゃんだけだったのだが、1本だけでもペットの音が飛びぬけて聞こえる。うーん苦肉の策だ。「坂ちゃん、ベル、楽譜に向けて吹いて」。試しにそう吹いてもらうがあまし変わらず。坂ちゃんの前にホルン廣井ちゃんがいる。「廣井ちゃんの背中に向かって吹け!!」(←「明日に向かって撃て」っぽい語呂) そうするとばっちりいい具合に音量ダウン。おおっぐっどです。ケンジ上坂とたにむらにも、そうしてって伝えてー。
・通しの後、合唱の方たちが少しタイミングとりにくそうにされてた部分を、取り出して練習。30分の持ち時間はあっという間に終わった。それでは本番よろしくおねがいしまーす。合唱の方々の表情から察する限りでは、ブラスの伴奏はおおむね好評のようだ。ほっ、ひと安心。M森さんは「よかったでー」と誉めて下さったが、「思っとったよりキレイな音でびっくりしたわー」とも言われた。…どんなん想像しとったんやろう?
・2時から開演。豊吹のメンバーはトップ4団体の舞台係をつとめまする。その4団体の中に豊岡南中吹奏楽部もいた。南中の生徒さんは礼儀正しいねぇ。ほとんどの子が「こんにちはっ」てスタッフに挨拶してた。それに移動も楽器運搬もてきぱきしてるし。生徒によっては、舞台上でいす出したときに「ありがとうございます」なんて言うんだよ。おばちゃんうれしくなったわ。
・2時半くらいに手が空いて、長い長い待ち時間に入る。本番は6時40分。音出し、チューニング含めても6時に控え室に集合すれば十分だ。観客になって演奏を聴く人、いったん家に帰る人、喫茶店で暇をつぶす人。いろいろいたが、ボーン斎藤さんは「スポンサー回りに行ってきます」。仕事や隣保やPTAで忙しくしてらっしゃる我らが団長は、空いた時間を無駄なく使う。少しゆっくりしてください、団長!!
・再集合したとき、控え室(市民会館リハ室)はごったがえしていた。豊岡市少年少女音楽隊の合唱隊・吹奏楽隊・弦楽隊と豊岡室内合奏団と豊吹の団員が、同時に入っているからだ。私たちの出番は一番最後なので、彼らがステージに移動していくのをなにをするでもなしに待っていた。豊吹のメンバーは小さな音で邪魔にならないように練習していた。がやがやとした雑音の中で『但馬讃歌』の断片がときおり聴こえる。しかし、その中にアラビア音階のメロディが…。はっと振り向くとそこには、必死になって『ラメセスⅡ世』の楽譜をさらうアルトいしぇの姿があった。騒音にまぎれてこそ練(こっそり練習)してるつもりだなこいつ、ばればれなんだよ。と思いながら、声をかけずにそっと見守った。いしぇ、定演の曲の予習がしたい気持ちは分かる。が、『但馬讃歌』の練習もしてくれぃ。
・音楽隊の皆さんたちがステージへ移動して、控え室には豊吹だけになってしまった。すぐ本番だ。ああ緊張。ぱぱぱっとチューニングして、ちょっと練習しよっかなと思ったら、移動時間がきた。ひええ。皆してステージへぞろぞろ移動~ん。舞台袖で待機してる間、室内合奏団の演奏するベトベン『田園』第1楽章を聴く。ほんとは癒される音楽のはずだよ。なのに「本番直前」という特殊状況なのでちっとも楽しめない。ベトベンを聴きながら胃をキリキリさせてるのは私だけ? ホルンせんださんはのんびりと聴いとんなるし。ボーン斎藤さんはいつもどおりのポーカーフェイスだし。
・終わった…。(←えっ!!いきなり?) 相変わらず、振ってるときの私の脳内CPUは何も書き込めないようになっているらしい。どソロを叩く前のさ~やの眉間のしわしわ、構え方もりりしいホルンゴールデンおっさんトリオ、助っ人のテナー福井さんが懸命に休みを数えてる姿、円山川舟歌の前のベース川崎さんとクラりえ蔵の1拍アンサンブル。そんな映像が一枚一枚フラッシュバックして残ってるくらいだ。連続した記憶がありません…。しかし、合唱メンバーの中には「市民音楽祭でこんな感動したのは久しぶりだ」とおっしゃってた方もあったそうだ。お客さんからも大きな拍手がいただけたようだ。よい演奏を作るための共同作業に、豊吹も参加して力を尽くせたことをうれしく思ふ。
・いちんち仕事が終わったーい。さてビールビール。今日はうまいぞー。くふふ。

練習日誌 9月22日(水)

・ついに来たわ、本番前日が。豊岡市音楽団体協議会主催の市民音楽祭。その30回記念行事である『但馬讃歌』の合同演奏のために練習するのも、今日が最後です。私個人としては、音団協の会議などに参加して準備段階から関わってきたので、ちょっち感慨深いものがあったりする。でも、しょーじき疲れた…。『但馬讃歌』級のでかい合唱曲の伴奏をブラスで作り上げるのは、いろいろ神経使います。ホンマにまとまるんやろかー?って夜寝れんかったこともあったしなぁ…。あーでも今となっては全部過去のことや。合同メンバーは皆さん長年の楽器愛好者ばかりで、本番へ向けての集中力の高め方をよく知ってらっしゃった。前日練習の合奏では、ちょこちょこと微調整をしただけで、最後に一回通しをして終了。私の心配は杞憂に終わり、『但馬讃歌』の伴奏はまずまずの形となった。合唱との合わせは明日のリハーサル一回こっきりしかない。そこで合唱の合同メンバーにどう評価されるかが問題。まーでも、ここまでやることやったから、あとはベストを尽くして天命を待つしかないわー。なんかコンクール気分やなー。