豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

2006年

練習日誌 2006年11月1日(水)

・パンフレットのゲラ刷りが上がったよー。今年の表紙はクラ民ちゃんのデザインだ。見て見てー民ちゃんー、とゲラを差し出すと「ほぉぅ!!」と彼女の口からは聞いたことのないような、M.ジャク〇ン調の奇声が発せられた。白人だ。白人の喜び方だ。
・合奏が始まる前に、川﨑団長から「廊下に貴重品置いてる人がいる?なるべく身の周りに置いておいて」とアドバイスが。そうですね。何年か前に合奏中に盗難事件がありましたからね。何人かがワタワタと自分のカバン等を取りに行っている最中、クラりえりえが「え?なんで?」と不思議がっていた。クラりえ蔵が「入り口のドアの開く音がしたけど合奏場に誰も入ってくれへん、だったらコワイだろ?」と、簡潔な説明をしてくれた。うんうん、それが生きてる人であってもそうじゃない人であってもコワイよな。するとりえりえ、「ええーっ、そうじゃない人はドアなんか開けない」。あ、納得。すりぬけて来なるもんな。こんな話してる横で、クラ民子&クラ尚江が「入り口にワナをしかける」話をしていた。どんなワナですか。猪用のギザギザの刃のヤツ。いやいや、バネ式でチーズがのせてあるヤツ。戸の上に黒板消しはさんだら?。うわレトロっ。「でも一番イヤなワナは“♭5つ”だろ?」って私が言ったら、二人とも「あ」って顔して、アンコール曲の楽譜を探しだした。(10月25日の戦務帳参照)
・本日の合奏曲を黒板に書くとき、『功名が辻』って書かずに《一豊と千代》って書いといた。クラしほつんがそれを見て「あれ何?何の曲?」って聞くから、功名が辻って答えると、「え?そうなん?なんで?あ、主人公の名前?え?誰?」。山内一豊って知らんか?一豊の妻の内助の功って知らんか?って聞いてやると、「えー習ったことないー」って言った。え?もしかして、総合高校、日本史未履修ですか?(時事ネタ)。「えー日本史はあるけど、まだそこまで行ってへんー」。ああ、そうなんか。戦国時代はこれからなのね。「あー、徳川家康は習ったー」って、戦国なろとるやん!!一豊、いつの時代の人や!!
・続いて『功名が辻』ネタを。この前の日曜の大河ドラマ、家康がむっちゃかっこよくって惚れたわー。西田敏行なんだけど。って話をしたら、クラしほつんが「え?にしだとしゆきって誰?」。おもろいなー、しほつんわー。ものごころつき始めると何でも聞きたくなるんだなー。ん?4・5歳児?あ。功名ネタのつもりが、しほつんネタだった。このしほつんの問いには、クラりえりえが先輩として堂々たる回答を即座に出してくれた。「“つりバカ”の人!!」。
・『ジェラート・コン・カフェ』って知ってる? いや、今練習してる曲のタイトルなんですけどね。もともとはアイスクリームにエスプレッソかけたデザートの名前なんですよ。って合奏のとき言ったら、みんな、へー…って顔して聞いてた。だもんで、スコアに書かれた作曲者の言葉を読み上げた。「…おいしいお菓子のイメージそのままの楽しい曲です。でも、ちょっと大人の人は甘さとほろ苦さの混じった味を感じて、人生に重ね合わせてみてください」…。甘さとほろ苦さー。ちょっと大人のヒトー。誰かがぼそっと「“ちょっと”大人でないとあかんのかなー…」とつぶやいた。そーだねー、“だいぶ”大人のヒトはどんな味を感じりゃいいのかねー。「…やっぱ“シブい”味の演奏か?」。ジェラート・コン・カフェ。イターリヤっぽいこじゃれたデザートも、豊吹にかかれば、甘い→苦い→シブい、と3段活用の末に味を変えさせられる。
・曲の方の『ジェラート・コン・カフェ』です。中間部に16小節のパーカスソリがある。ドラムス細見クンがいろいろいろいろ考えて、華麗でなおかつあっついドラムソロを展開しようとしている。いいぞぉ。ノッてるぞぉ。激しいぞぉ。ヒートアップしてきたぞぉ。おやおやテンポがあやしいぞぉ。あれあれ拍子がなくなってるぞぉ…。ヘ、ヘルプ!!カウベル成田くん!! 私はあなたの打音をたよりに棒をふります。この曲で、私と成田くんは運命共同体。なりたがコケればまえだもコケる。

練習日誌 2006年10月28日(土)

・今日のチューニング、すんごいよく合った!! ふわーっと柔らかな発音で、ぽわーんと響きあってて。気持ちがよかったっす。合奏前でも曲の中でも、みんながびたっと一つになれる、こういうヒトトキが私は大好きです。指揮者の席でそれが味わわせてもらえる、というのはちょっぴり贅沢なことなのかもしれません。でへへ。
・「このスタンド? 自分で作ったんだ」。既製のフルートスタンドに、ピッコロが立てられる細めのスタンドが装着されている。松田さん、これ自分で作られたんですかー?「土台の金具はジュン〇ンドーに適当なのがあったしけーそれをつけた。で、ピッコロ立てる棒はコルクに菜ばしさしたモン」。すごーい。自作とは思えないカッチリした作り。これで商売できませんか?(←俗物的発想)
・しょーじきなところ、合奏の中でどんどん細かいこと言っていきたいのです。8小節ごとにーとか16小節ごとにーとか、曲を止めていって各パートを取り出して部分練習などもしたいのです。でも…、時間が限られてますから。曲を流していく中で、みなさんそれぞれが自分の演奏をチェックしていってください。こんな吹き方した方がええなーとか、この部分あのパートと音程合わした方がええなーとか、アンテナを高くしてどんどん演奏を改良していって。オトナのバンドの練習方法をとってください。…ということを話したら、アルト佐野さんが「よっしゃー、これでにらまれんですむぞー」とおっしゃった。くくく…(泣)。
・でも言っちゃった。『《後宮からの誘拐》序曲』の中間部のアルトソロ、佐野さんが1拍目の4分音符をミョーにひっぱってから2拍目に入るので、テンポが狂う。「佐野さん、そこ遅いよ」「え?そうかいやー?そんなつもりねぇでぇ」。モーツァルトのテンポは清潔に。あんまりモターっと揺らしちゃだめ。でも、佐野さんの魂には美空ひばりの歌心が入ってるからなー。しかたがないことなのかなー。
・『ジャパ・グラ刑事メドレー』。ドラムスの細見くん、ラスト2小節前4拍目の裏の8分音符はきっちり入れちゃってください。その前までのフィルインは何してもかまえへんしけーに。これ聞いたフルート松田さんが「何してもかまえへんのだー…」って、ちょっとうらやましそうにつぶやきなった。
・アンコール曲して、『功名が辻』して、『兵庫ゆかりの曲メドレー』のカットとテンポの確認がてら通して、わー今日は5曲もできたー!! うれしいですぅ。合奏がさくさく進みましたー。
・練習終了後、二人のオトコの子が、何がきっかけか知らんがおっかけっこしてた。前を走る現役高校生のホルンじゅんぺ君の全力疾走っぷり!! すばらしかった!!うちの近所の悪さが見つかったときのノラ猫様よりも必死でキレのいい走りだった。その後ろから、横っ腹を手で押えながらひょろひょろ追っているのは誰?見ると、パーカス細見くん…。またまた細見くんのジジイ化現象を見てしまった…。
・明日は一日練習~。でも私は楽器が吹けないの~。るるるー(涙)。

練習日誌 2006年10月25日(水)

・ベース川﨑さん、音楽室に入るとバスクラさくらに向かっていきなり、「ねぇねぇ、『のだめ』見てる?」。おっ?フジ月9枠・秋からスタートの『のだめカンタービレ』ですね(私、原作まんが全巻持ってます。大人なのに…)。あの話の主人公・のだめは、「ぎゃぼっ」とか「はぎゃー」とか奇声を発するヘンタイ音大生。さすが団長、お目が高い。さくらとのだめは同人種。「君みたいなコが出てる話だよ。見てる?」ということで、さくらにチェックを入れられましたね。
・みんなの集まり具合を見ながら、個人練習の時間に今日やる曲を決めて、スコアをチェック。フンガフンガ頭の中で歌いながらぼーっとしているところへ、パーカスめぐ姐さんがシリアス顔して近づく。「今度の一日練習の前日、楽器の運び出しが8時以降からしかできません」。なんですと?そりゃ大変。次の日曜に日高町吹の打楽器をお借りして日高ワークピアにて練習するので、その前日夕方6時くらいから運搬できたらいいねぇと相談して、保管場所の文化体育館のイベントの予定を確認してから本決めしようと計画していた。そしたら、イベント自体は夕方終わるが、片付けに8時までかかるので文体ステージ裏に入れない、ということが分かった。きゃーどうしよう。土曜はもちろん豊小での通常練習をいれている。どうしょーどうしょー。「当日の朝は8時半から開けてもらえるみたいです」と、めぐ姐さん。うーん、じゃあ当日早朝に運び出そうか?めぐ姐さん、パーカス人間の避けられないさだめとはいえ、毎回楽器の調達には苦労しますな。あぁ、打楽器が常置できる練習場がほしいもんだて。ぐすんぐすん。
・アンコール曲の楽譜が来たよー(曲目はないしょ)。はい、初見で一回通してみよー。ざっと楽譜全体を眺めてたクラ民子、視線を進めてギョッとする。隣のクラなおちゃんに「わなが、最後にわながある!!」と重要通達。確かに!!この曲、B♭durで編曲してあるがラスト近くで転調してH durになる。B♭管にとっては、♪ドもレもミもファもソもラもシの音も~シャープ♪である。ああ、でも♭5つにしてあるわ。これより豊小音楽室方面に転調注意報が出ています。取りこぼされた♭がパラパラ降るおそれがあるでしょう。演奏には十分お気をつけください。NHK-。
・『兵庫ゆかりの曲メドレー』やる。この曲は、国体・兵庫大会の入退場曲として編曲されたもの。だから指定速度はマーチテンポで、ずーっと120だ。でも、演奏会でやるんだもんね。曲の変わり目でテンポも変えてやる。ふふふ。“そして神戸”は前川清やで。♪くぉーぶぇぇぇ~ぬぁいてどぅぉぉなるのくわー♪だよ。当然ちーとスローにすべきやろー。“デカンショ節”はムチャムチャ速よして弾けちゃる。くふふふふ。覚悟はいいかな、ドラムス成田くん!!♪デカンショーデカンショーで半年暮ーらーすっヨイヨイ♪と歌ってたら、クラりえりえが「半年暮らすんだ!!」って妙に感心してた。ん?
・『功名が辻』、こないだ考えついた8分の7拍子の振り方をみんなに説明。最初の3拍を2つで振る。付点8分音符を1拍×2つ+あとは8分音符を1拍×4つ。タカタ・タカタ・タン・タン・タン・タン。…うー、うまく説明できんのー。低音・リズム隊とメロディは、この振り方の方が演奏しやすいと思う。でも木管の細かい動きは…。どうだろ?試しにやってみよー。…え、うそ、みんなびったりついてくる。すごいっ。私のつたない説明で分かってもらえた?いや、こりゃみんな「気合」でやってるわ。「あぁでもまぁ慣れたらできるできる」byクラ民子。りえりえとしほつんがムズイームズイーってうにゅうにゅ言ってると、民子の一言が降る。「覚えろっ!!」。パートリーダー様からの覚えろ指令発令です。
・『ジュビラント序曲』で、ペット研くんがまた「トチリ神さま」につかまった。研くん、つかまりやすい体質です。今度つかまったと思ったら、右肩を手で軽く払ってから吹いてみよう。変わるかもよ。
・練習終わってから、「一日練習の当日朝は車を出せないんだけど…」と、フルート松田さんから伝言が(今日の松田さんは少林寺のセンセ)。しまった!!文化体育館のスケジュールばかりに気を取られて、トラックを出してもらう松田さんのご都合の確認をおろそかにしてしまった。ごめんなさい!! パーカスめぐ&さ~やと相談。「土曜の夜、私たちで運搬しよっか?」。その時は練習中なのでお車だけ松田さんにお借りして、打楽器メンバーだけで運ぶというのだ。ううう、いろいろ相談してみたけどそれしか方法がないかも。めぐが松田さんに相談して可能であれば、そうしようか。あああ、毎年楽器の運搬には悩みまする。

練習日誌 2006年10月21日(土)

・きゃー!! 1ヶ月も空いてしまったわー!! またまた休載ごめんなさい。家族が調子わるなったり、定演パンフの原稿書きをもたもたしてたりしてて、戦務帳をお留守にしてました。平にー、平にご容赦をー…。
・さあさあ練習。音楽室だ。はこべ、はこべ、打楽器運搬。のぼれ、のぼれ、外階段。パーカス細見クンが階段登りを終えたところでなんか苦しそうにしている。「ひ、ひざが…、腰が…」。もうジジイ化ですか?骨ですか?カルシウム取って日光にあたってください。
・今年の定演はバリサクもファゴットもいない。木低(もくてい)の屋台骨はバスクラさくらが一人で支えることになる。だから、『アマデウス』のB.Saxパートとか、『ジャパグラ』のFgパートとか、みーんなさくらに回される。『アマデ』の“アイネクライネ”なんか木管アンサンブルだから、さくらの一人ベースである。そこは自分がとよすい木管全部の大将みたいな気持ちで吹かんといけん、みたいな話をした。さくらはそのとき、顔中の穴という穴をいっぱいに開いて「っがーん!!」の表情を作っていた。追い討ちをかけるようにアルト佐野さんが「よっ、大将!!」などと声をかけると、彼女、完全に硬直していた。ふふふ、おののけおののけ、苦しいことは若いうちにたっぷりしとけー。
・『ジャパ・グラ』の“太陽にほえろ”のラスト、全員フェルマータの最中にアルトのアドリブソロがある。フェルマータ切るの、どうやって振ろうかな? 佐野さん、どんなふうにソロの区切りつけられますか?と尋ねたら、「うーん…分かれへんわー…。また考えとくわ!!」。はーい、じゃまた後日合わせて下さーい。すると佐野さん、笑顔で「これが、よー考えれれへんのだわいやー」。えーん、自信たっぷしに言われてもー。お願いですから、本番に間に合うように決めてくださいよー(泣きの懇願)。
・“Gメン”のゆるいテンポでシブく聴かせるペットソロ。ケンヂ上坂がお送りします。…って、しっとりお聴かせしたいのに、ケンくん何故かトチるトチる。楽譜上は一見なんでもないように見えるところで、一音抜かしてしまった。も一回やっとこうかぁ。…と繰り返すと、また同じところで同じミス。おやぁ今日はどうしたのー?ケンくん、みるみるうちにまっかっか。よーしおもろいから3回目!! またやってもた!! なんかにつかまったな。その後4回目にして、ようやく彼は何かの呪縛から抜け出し、ふっきれたようなプレイを聴かせてくれた。豊小2階音楽室には魔物がいる。その名は「トチリ神」。いつかはあなたのすぐ側に行くかもしれません…。
・“Gメン”が終わって“はぐれ刑事”に入った。ここでエスプレッスィーヴォ・フルートソロ!! …あれっ、音がないよー。本日のFlパート、松田長老お休みで女子高生コンビのみ。この曲は、まりまりがピッコロ、まなまなが2ndフルート。1stの人が居ないときは他の人がソロ吹いてねー。この曲、2ndの楽譜に1stも書いてあれへんだったかいなぁ?「いや、書いてある書いてある」。後ろから覗きこんでホルン中井さんが返事する。そーか、これはチャンスだと思って、遠慮せんとどんどん吹いたらええんやでー。「そぉーだ吹け吹け!!」アルト佐野さんの檄が飛ぶ。後ろから気楽げーなおっさん連中にやいやい言われて、だいぶはずかしそうなまなまなと、気遣わしげに苦笑いするまりまり。ほい、やってみよう。と合奏してみると、おおぅ、やるじゃないですか、まなまな!!音量こそあまり出てないものの、テンポ音程タイミング、練習なしでいきなり吹いたにしては申し分なし。ほらー、吹いてみると力試しになるもんやろー。
・『功名が辻』を合奏。この曲、原調で編曲してあるから音域が高い。クラ、サックスのメロディ部隊が特に。高い上に、跳躍が激しいから音がなかなかつながんない。しかもメロディラインはレガート。くーっ!!憎たらしいの!! でも、かっこいいの…。ああ、それなのにそれなのに。みんなやっぱり吹きにくそう。音色が怒ったようになってしまって、なかなか柔らかさがでないの。この曲への気持ちは片想いで終わってしまうのかしら…。棒もむずいしなぁ。8分の7拍子、4+3で振ってるけど、厳密に言えば3+1+3だし。どうやって振ったらしっくり振れるんだか…。あっ!!!!今、スコア見てたら、8分の7の振り方思いついた!!!! わーい、次の合奏で試してみよーっと。(請う御期待)

練習日誌 2006年 9月23日(土)

・いしぇが来たー。産休中のアルトいしぇ、楽器を持たず丸腰だが、久しぶりに練習場に登場。クラ民子・アルトまえだが集合して、「万博生まれ仲間」どうし、旧交を暖めあう。出産したてでまだまだ楽器吹くどころではないと思うが、復帰を首長くして待ってるわ。佐野さんもいしぇが隣にいないと寂しがっとんなるで。
・前ファーストファミリーも来たー。「ファーストファミリー」っていうのは「団長の家族」って意味ね(何故そう呼ぶかは、9月20日の戦務帳参照のこと)。ボーン斎藤さん御一家です。お子ちゃまお二人さん連れて、会計の用事で登場。すぐ帰っちゃったの。寂しいの。明日、地区の運動会だから、体力温存のためかなー?
・定演使用曲のデモCDが出来ましたー。ペット坂ちゃんが焼いてくれたの。みんな、われもわれもとお買い上げ。たちまちなくなっちゃいました。今日手に入れられなかった人はまた今度。デモCDだぁ。わーいわーい、カーステにぶちこんでエンドレスで聴こう。定演戦闘態勢すいっちオンに、イヤでもなりますな。(イヤかい!!イヤそういう訳ではないんだが)
・さて合奏。『ジェラートコンカフェ』やりました。けっこうネチネチとやりました。譜面づらがちょいややこしいし、丁寧に読んでいかないと、テンポ上げたときにリズムが転んじゃうからね。ラテンの曲でリズムがぼやける、なんてダサダサだし。で、譜面を忠実に追っていこう、という練習になると、本能で音楽をとらえて独自の表現を編み出しているこの人が、苦労するのが常である。それはアルト佐野さん。シンコペシンコペシンコぺが連続して、木管全体で動くユニゾンメロディ。こういうのってジャズなんかでも出てくるけど(『スペイン』とかさ…)、ばちっ!!と決まるとすげーカッチョいいーんよー。佐野さんてば「だいたいこんな感じだらぁ?」で吹いてらっしゃるから、リズムがはみ出すの。ソロならそれでいいんだけどなぁ。ここはひとつ、枠の中で動くプレイをお願いしますよー。「大丈夫だわいや。わし、ちぃさぁ吹くしけぇに」。いや、いつものやらしい佐野音色も欲しいんですよぉ。
・『ジャパ・グラ~刑事もの~』やりました。この曲は、アルト、フルート、ペットのソロがあるから土曜日にしかできないのよね。ソリストが水曜に来れない人ばかりだから。逆に水曜練習にしか来れないクラりえりえが、「えぇ~刑事メドレーやりたいぃ、聴きたいぃぃ」と残念がることしきり。この日のソロ群がまたものすげぇカッコエエ出来。アルト佐野さんの『太陽にほえろ』は、大野克夫のバンドの演奏がそのまま再現されているかのようなはまりソロ。ペット坂ちゃんの『はぐれ刑事純情派』は、個人練でのハイノート音階練習が功を奏してか、ハイE♭も美しくキマッタ!!太くたくましくキマル日も近い…。たぶん。フルート松田さんの『西部警察PartⅡ』のad-libは、いぶし銀の渋い光を放つ長老ソロ。いつもは辛口のクラ民子をして「松田さん、かっこええ…」と言わしめた。ええよ、これ。吹いてて聴いてて気ん持ちええよ。残念だなー。りえりえ、これが聴けないなんてー。本当に残念だー。土曜日来いよー。だめ?
・時間余った。あと一曲やろ。何の曲がええ?「細見クン、やりてぃゃー曲にゃーか?(やりたい曲ないですか?)」とアルト佐野さんが尋ねた。なかなか練習に来れないドラムス細見くんを気遣ってのお尋ね。何を選ぶかなー。すると細見くん、楽譜を数枚取って背中にまわしシャッフルし始めた。あーっはっはっはっ。くじ引きかい!!さっと1枚取り出して、みんなに見えるように掲げたその曲は!! 『アマデウス浮かれる』…。最後に「細見くんご希望」の一曲をやって終わりましたのよ。
・廊下で楽器を片付けながら、ペット坂ちゃんが『はぐれ刑事…』ソロ時に酸素欠乏状態になると話していた。ボンベ希望ですか? ステージ上で酸素補給する?などとしゃべってて、ボンベつながりで誰かがこう言い出した。ヘリウム吸ってしゃべったら声が高くなるけど、楽器吹いたら音が高くなる、なんてことにはならんやろか?。…。だははー、そんなことならんやろー。でもそれ、おもろそうだからやってみよっか?それとも既に誰かやってみたことあるのかな。…経験談のカキコ、お待ちしています。

練習日誌 2006年 9月20日(水)

・新入団員、来団んー!! ペット男子です。清水せいごクン。播磨町出身で、仕事の関係で数ヶ月前から但馬に住むようになったそうな。で、ネットで吹奏楽団を探したところ当団を見つけた、という話だが。ん?ネット?もしや…。私:「戦務帳よんだ?」、清水クン:「あ、それでここに来ました」。だはは。戦務帳でイキのいいオトコの子が釣れました。ホントに元気よさそうです。サワヤカ系だし。19歳だし。…ええぇぇ~!!!!!高校出たてぇ~!!!! あつみ!! 兄ちゃんできたぞ、兄ちゃん。ペットパート、おっちゃんばかりじゃなくなったぞ!!
・先日の炬火リレー演奏のとき、現地集合した高校生には参加賞グッズの数々が渡されないままになっていた。雨降ってたから持って帰るのが大変だったしね。だから今日渡された。その中にポロシャツがあったんだが、色は赤とベージュのツートンで、胸にちっちゃく国体ロゴの刺繍入りというもの。それを見てクラしほつんの第一声はこれ→ 「…はぁぶぁタぁンの絵わぁぁぁぁぁー?(半泣き)」。だーはっはっはっは。そーか、はばタンTシャツの方がよかったんだな。すっげー期待したんだな。この言い方がものすごくものすーっごくかわいかったので、思わずモノマネしてしまった。はぁぶぁタぁンの絵わぁぁぁ?はぁぶぁタぁンの絵わぁぁぁ?…。「いーっ!!マネしないでくださいぃぃ」。もちろん彼女は嫌がったさぁ。練習後に、しほつんのモノマネを他の人にも聞いてもらったら、クラりえ蔵は「あ、似とるかも」と言い、クラりえりえは「うん、似とる」と言った。やったー、支持票2票獲得ぅ。彼女は身をよじっていやがった。「いーやーだぁー」。その姿がまたかぁいーんだ。でへへ。最近、しほつんの話題多い。恋してるかも。
・さて合奏。『モーツァルトポップスシンフォニー』から。しょっぱなからこの曲かえ…とつぶやきが漏れる。ん?でもモツアルト3曲の中でこれが一番簡単だろ?と言ったら、そういえばー…という顔でみんなシブシブ納得してくれた。半分勢いでいけるもんなー、この曲。
・次は『アマデウス浮かれる』。これはさっきの『ポップス…』より軽妙洒脱な曲だから、力まかせに吹かないで、周りとの音量のバランス考えて。この曲に関してはおっきい音はあんまり要らない。それよりキレイな音色をください。てな話を合奏する前にしました。曲の初めのうちはいい感じで流れた。わー、みんな音色意識してるー。しかーし…。曲が進むにつれて持久力集中力があやしくなり、だんだん音が荒くなる…。あぁーだれかっ!!着脱可能なスペアのくちびるをくれーっ!!
・『ジェラートコンカフェ』(この曲、譜読みがやっかい!!)をやった後、時間が余った。よし、クールダウンがわりにこの曲。で、『ウィーンはウィーン』を出したら、みんなにうえーって顔された。力抜いてマーチを吹けるようになろうなー。でもホルン族はマーチ嫌いの民族らしく、中井さんは力を入れまくって怒涛のように後打ちを吹きました。最後に嫌いなものを吹かされたのでぶーたれた顔でした。ううむ。

練習日誌 2006年 9月16日(土) 国体炬火リレー

・国体炬火リレーです。いやーとうとう来たわ、この行事。ちょっとわくわく、ちょっとびくびく。楽しそうなんだけど、経験したことないから、どんな進行になるか何かハプニングが起こるか分かんないんだもん。まぁでも、何かあったらスタッフの方々の指示に従えばよいのだから、行事を楽しみましょー。
・でも雨模様です。とよすいTシャツ[オレンヂ色]のデビュー戦なのに。びたびたにぬれてしまうのかオレンヂT。色落ちしたらどうしょうオレンヂT。せっかくのおニューなのに。(Tシャツより楽器の心配せっちゅーの)
・もうすぐ9時半。集合場所のじばさん駐車場に向かう。あっいるいる!! ぎょーさん。じばさん玄関前にわらわらとたむろしているオレンヂ色の集団。まだ9時になっていないというのに、この集合のよさ。聞けば、ペット坂ちゃんなど、駐車場が空いてるかが不安なので30分前に来たという。石橋叩いて渡るクンだー。海軍5分前行動より6倍すごい堅実行動。ベース川崎さんも同じような時間に来られたらしい。さすが団長・副団長!!
・みなさんご自分の車がすぐそばにあるし、9時半までまだ間があるし、ここで今日の参加賞グッズの受け渡しをしよう。こ、これは良いモノだー。国体ロゴ入りポロシャツ、揃いの柄の帽子、それから国体記念章。この記念章がいいのよ。メダルバッジなんだけど、分厚い作りでずしりと重い。銅色に鈍い光を放ち重厚な様相を呈しながら、中央の図案は「はばタン」。かわいカッコいい。ええもんもろたー。
・ポロシャツはそれぞれサイズがあるので、配りやすいように前もってタグに名前を書いておいた。川崎さんが配るのを手伝いながら尋ねられた。「ねぇねぇ、この“ぷれじでんと”って書いてあるの誰の?」。川崎団長、あなたのです。昨日、ホルン中井さんからメール送信された配車表の中の“TOYOSUI1”っていうのも、団長の車のことです。米大統領搭乗機=エアフォース1、よって豊吹団長乗車機=トヨスイ1。
・ここで、ホルン中井さんの携帯にメールが入った。フルートまりまりからだ。今日来れなくなったって。っがーん、かなしぃー。ん?続きがある。「昨日、川﨑さんの携帯に連絡したのですが、お返事がなかったので心配になって、中井さんにメールしました」。…川﨑さ~ん、返事出してあげてくださいよー。「いやぁ、携帯でメール打つのってなんか苦手で…」。言い訳する姿がなぜかかわいらしかった…。しかしまりまり、丁寧な連絡で感心。確認のメール入れるなんて気配り十分です。
・一人減ったが一人増えたぞ。雨で地区の運動会が中止になって、ユーフォ岩下さんが来られた。わーいわーい、岩下さんと吹けるー。うれしぃなー。
・ボーン斎藤さんが来られておっしゃった。「浮田さんが会社の駐車場に車置いてもええでってー」。おおっテナー浮田さん(現在休団中)。我が団の影の後見人。練習にはお忙しくて来られないが、今日のようにときどきさりげなく助けてくださる。顔は見えずともその存在感は大きい。あしながおじさん?…長いか?(←失言)
・よしっ9時半になった。会場へ出陣!! と、意気込んだが、一人足りない。誰よ!! ユーフォ山本がまだ来ていない。配車計画上、彼を乗せることになっている坂ちゃんは、気をもんでいる。欠席するという連絡もない。どうなってるんだろ?事故にでもあってなきゃいいけど。川﨑さんが山本くんの携帯に連絡してみた。すると、「市役所(会場)に直接行くらしい」ということだ。えっ?会場付近は駐車場が限られてるから乗り合わせて行くって予定なのに。しかも連絡もせずに勝手に動くとは…。こんなアホ、もとい革命的なヒトの身の上を心配していたのかと思うと、ホッとすると同時にヘナヘナと力が抜けてしまった。演奏も行動も、周りに対する気配りが大切よね、吹奏楽団ってところは。つくづくそう思いました。
・気を取り直して会場へ。市役所前の広場に演奏場がしつらえてある。雨天決行なのでテントが張ってありその下にイスが並べられている。さて、ドラムセットのセッティングだ。細見くんのベードラを置こうとしたら、下が雨で濡れている。マット持ってきた?「持ってきてません」ありゃ!!細見くんはわりと平気な顔して「そのまま置いてください」なんて言っている。ダメだ~よー。市役所のスタッフの方に「すみません、段ボールがあったら頂きたいんですがっ」とお願いした。すると、即座に!!段ボールが提供された。しかも大量に。ありがとう、防災課の原田さん!!
・よしみんな位置についたな。チューニングもすんだ。10時半だ。これから20分間、炬火が到着する10分前まで、にぎやかしの演奏をするぞー。曲は4曲準備している。ぼちぼちとやりましょか。最初は『はばタン』ねーと確認していたら、大開通りのスピーカーから『はばタン』が流れてるのが聴こえる。…かぶっちゃってる。まいっかー。
・雨が降る降る、雨が降る。テントは奏者でいっぱいだ。指揮者はぬれぬれポイントに立つしかあるまい。しかし、かろうじてテントの中に半分体を入れて棒を振っていたのだが、屋根布をつたって雨水が私の背中を襲う。はははは平気さぁ。冷たくなんかないさぁ。これぞまさしく年寄りの冷や水。すると、パーカスめぐがレインコートをかけに来てくれた。わぁありがとう。助かったー。曲の合間に聞くと「原田さんが“中井さんに”って、持って来てくんなったの」ということだった。わぁーありがとう、防災課の原田さん!!パート2。
・4曲目の途中で、スタッフの方からストップの指示があった。炬火がもうすぐ到着するというアナウンスが入る。しかし、まもなくスタッフの方から伝えられたのは「20分ほど到着が遅れるそうです」。もうしばらく演奏していてください、ということだった。うおっ!!もう曲がありません。隊長!! 弾がっ、弾がキレました。そこで鶴の…じゃない、ユーフォ岩下さんの一声、「『はばタン』やろう!!」。やりましょう、はばタンをもう一度。渾身のはばタン。どぅだー!!しかしまだ火は来ない…。あー、定演の曲の楽譜とか持ってくればよかったねー、などとしゃべりつつちょっと休憩タイム。私が、「よし次は『功名が辻』!!」とたわむれに口にすると、隣にいたクラしほつんが「いやだぁぁー」とマジで嫌がっていた。冗談っすよ。
・このふいに空いた時間をどう過ごそうか…。リレー走者隊の方々も手持ち無沙汰そうにしてらっしゃる。走者隊の個々の中で記念撮影が始まった。それをぼーっと眺めていて、あの御方の姿が目に飛び込んできた。そうだ、あの御方ととよすいで写真をとってもらおう。私はハズカシさを必死にこらえて叫んだ。「しちょぉー!!中貝市長ー!!」…。この時間を利用して楽団と一緒に写真を撮って頂けませんか、とお願いしたところ、寛大な市長はこころよく受けてくださった。めぐのデジカメで私が撮ろうとしていたら、原田さんが撮って下さった。わぁーありがとう、原田さん!!パート3。
・その後、とよすい隊は、珍しい模様のカサをもった観客を見つけて「何の模様だろう?」と予想したり、その模様をさりげなく走って見に行ったり、「テリア柄でした」と確認・納得したりして、時間を過ごした。そして、ついに!!「炬火が到着しました。みなさん、拍手でお迎えください」のアナウンスが。せーのっ。ぱーん、ぱ・ぱーん、ぱぱん・ぱぱん・ぱぱん♪ 『スポーツ行進曲』だぁーっ。炬火リレー隊が市役所前広場に入場しました。ちょっち興奮、なんか感動。ああーっ無事に着いてよかったー。そして大会旗と炬火の引継ぎ。次走者隊が出ます。「出発用意!」「駆けあーし!」「進め!!」。せーのっ。ぱーんぱぱっぱっ・ぱっぱっぱっぱっ・ぱっ・ぱーぱんっ♪『ウィーンはいつもウィーン』よーっ。走者隊が広場を出て、後走車が続く。長い行列の最後が広場を出るまで曲がもつか。もうすぐ終わり、というときに原田さんが「いい長さです」と言ってくださった。ああうれしい。Fineまで演奏し終わる。広場に行列は残っていない。よしっ役目は果たせたぞ。みっしょん・こんぷりーと!!しゅーりょー!! みんな、お疲れ様でした。市役所スタッフの方々、お世話になりました。とっても楽しかったです。
・土曜練習は“もちろん”行なわれたが、私はちょっち他のバンドの用事があってお休み。よって練習の分の戦務帳もお休みさせていただきます。営業日誌だけでご容赦をー。

練習日誌 2006年 9月13日(水)

・ペットあつつ、来たー。最近ご無沙汰だったので、顔見るとうれしいよ。「お久しぶりです」と満面の笑顔。おーどーしてたんだー?元気だったかー?。「はいっ!元気でしたっ!!」。おおお、はじける若さ。うんうん、元気ならば何よりじゃ。のう、じいさん。
・クラ民子、私の前に右腕を差し出し「どう?」。先週のケガがだいぶ治ってきている。新しい皮膚がどんどん再生している。その速さはトカゲ並。前々から常人ではないと思っていたが、やはり生まれた星が違うらしい。やはりな。
・そんなクラ民子、ちょっとナーバスに告白した。「街中でしほつんに会ったんだけどムシされたー…」。クラしほつんは今年入団した総高2年生。かなり間近に接近したらしいが、気づいてもらえなかったらしい。彼女、天然キャラだから、歩きながらなんか他のこと考えてポーっとしてたのかもよー、悪気はないじゃろー。と話していたら、「…こんばんわぁ~…」と当の本人が登場。民子:「今日、私、しほつんと会ったんだけど気づかんかったかー?」。しほ:「え?えー…あ?あぁ~あぁぁ~あー(p→fモルトクレッシェンドで)」。あぁ~えぇ~、と鳴き声を発しながらだんだんすまなそ~にもじもじしていく。「私、よくそういうことあるんですよー…。ポーっとしてるんですぅ。ごめんなさいぃ」。あははは、そうだったのかー。予感は当たった。まぁまぁよかよかと笑い話に。でも、彼女、とっても申し訳なさそうにしてる。もしかしてと思って、そのこと(よくポーっとしてしまうこと)で悩んでる?、と質問してみたら、「あ、それは全然」って答えがソッコー返ってきた。反省しても気には病まない。いいぞう、しほつん。すとれすレス生活だ。
・行事前なので出席率がよいですな。まとまった人数集まってきた。基礎練したり楽譜をさらったりして、それぞれが合奏前の時間を過ごしていたとき、私の携帯が鳴った。出てみるとパーカスめぐ。声の調子がなんか緊急事態っぽい。「炬火リレーの日の集合場所、豊小ですよね?」。うん、駐車場に集まらせてもらおうと思ってるが?「多分、その日、運動会の前日で授業してます」。なぬっ?休みでないのか?めぐの姪っ子さんだったか甥っ子さんだったかが、旧豊岡市内の小学校に行ってて、豊小と同じ日程で運動会をやるということを聞いたらしい。ううう、そんなところにドヤドヤ大勢集まる訳にはいかぬぬぬ。日程表を配ったあとだが、やむを得ない。とりあえず集合場所変更だ。じばさんあたりがいいかしら。あああ、えらいこっちゃ。でも前もって分かってよかったよー。
・そんなこんなでばたばたしながら合奏時間。今回のイベント、炬火リレーでの我らの役目は「BGM」。だから、全曲フルサイズではなく、繰り返しをカットしたりしてショートバージョンでお贈りする。曲によって、1番かっこカットだの、トリオカットだの、変曲(not編曲)はなはだしい。今回ドラムスを担当する細見くん。前回の練習に出られなかった彼にとっては、カットの説明を初めて聞いての曲合わせ。ほい次の曲、次の曲。合奏していくうちに、だんだん目が白黒しろくろしてきた。たぶんカラダも脳みそもフル回転。1曲終わる度に後ろを向いて悲しみの姿勢。ふふふ、あわててるわあわててるわ。ふふふ、動揺してるわ動揺してるわ、この人。楽譜書きこみオッケーだから、なんでもしるし付けてこい。多色使いもええぞ。これを機会に、楽譜見て反応できる体内組織を作り上げるのだー。
・よっぱらいがやって来た。例によってホルン中井さん。また職場の飲み会帰りかと思いきや、今日は違うそうな。この秋に市民会館で行なわれる演奏会で、中井さんの同級生がフライブルク市立フィル管弦楽団と共演するらしい。なんと、モーツァルト『戴冠式ミサ』のテノールソリストとして。その「同級生の故郷に錦のコンサートを盛り上げよう会」の立ち上げ会をレー〇ンアーゲでしていたという話(クラしほつんが「私、レーベン〇ーゲ行ったことないー」と言い出した。あそこは居酒屋ぞな、未成年!!)。おぉー、こりゃこりゃええ話だー。五荘小→豊岡北中→豊岡高と進まれた、混じりけナシの豊岡人。さぞや気合を込めて歌われると思うので、皆、聴きに行こうー。10月29日(日)の午後6時半からだ。ちけっつなぅおんせーる!!

練習日誌 2006年 9月 9日(土)

・新入団員、来団んー!! クラリネットの森本さんです。大学出たてのぴ~ちぴちの女性です。ますます凄いことになってきたぞ、クラ軍団。そう、戦務帳を休載していた間に、我がとよすいクラパートはまさに「軍団」と化したのですよ。森本さんの入団で、高校生3人・社会人4人を擁する大所帯になったのだ(休団者除く)。ちょっと前まで1st・2nd・3rd各1名ずつしかいなくって「究極のウィンドアンサンブルの編成だ」なんて言ってたのにねぇ。パートリーダー民子は若い女の子たちに囲まれてうはうはです。「えーなークラはー…」というつぶやきが他パートから聞えてくるぞ。クラに比べて(ダジャレじゃないよー)、去年までは困ってなかったパートが、今年は人手不足の窮状を抱えているのよ。ホルンが2人だ。アルトが1人だバリサクがいない(まえだ指揮するとき)。どーしよー、定演。どなたか、吹きに来てくだされぇぇぇ。
・バスクラさくらが、先月末に髪を切った。彼女のつややかな長い髪は日本女性の鑑のようで、それは貞子のモノマネができるくらいにうっとおしく豊かで。それをあなた、ばっさりショートに切っちまったんですよ!!どっかにたたんでるだろー。収納式にしたなー。などと屈折したからかいを受けていた彼女だったが、今日はストレートな賞賛を受けた。「おぅっさくら。髪切ってカワイぃなったんねぇかー」この津居山弁はアルト佐野さんである(訳:髪を切ってかわいくなりましたね)。いや、かわいく「なった」んじゃなくて前からかわいかったでしょ、とツッこもうかと思ったら、言われたさくらは「てへてへ、てへてへ」と前髪をいじってカラダをくねらせながら素直に喜んでいる。まいっか本人喜んでりゃー。さくらの髪は短くてもツヤツヤだ。いいなぁ。
・フルートまなみ(今年の新入団員)が、楽器を購入した。しんぴーんしんぴーん。ああっうらやましさのあまり、どこのメーカーかとか買ったときのいきさつとか聞くの忘れたぞ。今度、質問攻めにしてやる。これから長いつきあいになる愛器だ。大事にしてるだろうねー。一緒に寝たりしてんのかな?
・今日の合奏では、炬火リレーの①開始前にぎやかし演奏曲、②炬火着いたときのマーチ、③炬火出るときのマーチ、を練習しました。にぎやかし用の曲は、8月頭の空港ショーでやったときの曲をもってきました。その後練習してなかったから、リセットしてて乱れた演奏になるかなー?と思っていたが、それほどでもなくほっとしたよ。今日はテナーとユーフォが出席していたので、マーチの対旋律が聴けるじゃないですか。マーチはテナー・ユーフォが居なきゃ始まんない。オブリガート大好き!!。という個人的嗜好もあって、この2パートに反復練習させてしまいました。だぁって、対旋律が朗々と悠々と流れるようになるとカッコいいんだもーん。マーチ全体の品(ひん)が上がるのよ。
・前回、負傷したクラ民子は病院で治療してもらって、腕にガーゼをあてて登場。さすがに血は止まっていたが、るーしーバードーだった。業界のことばで「汁がドハドバ」ね。

練習日誌 2006年 9月 6日(水)

・戦務帳を休載するようになって1年3ヶ月が経ったでしょうか。お久しぶりです。すみませんでした。やっとこのような文章が書けるようになりました。個人的なことですが、身内に不幸を抱えて以来、どうにも文が書けなくなって、ずるずると今日までお休みさせて頂いてました。豊吹掲示板に「戦務帳、更新しないんですか?」と書きこんでくださった方がいらっしゃいました。ありがたいです。こんな文章でも、待っとってくんなるお人がおんなるんだわー。今日から復活いたします。毎回書けるかどうかはまだ分かりませんが、どうか気長に見つめてやってください。
・さて、「今日の練習から戦務帳書くぞー」と思いながら臨んだ水曜練習。何かトピックスになるようなことがあればよいが…という心配は、7時40分に早くも無用のものとなった(練習開始は7時半)。練習室の鍵を開けるとクラ民子がやってきた。いすを並べてセッティングを終えた後、民子が自分の車に楽譜を取りに行った。私も車の中に忘れ物を取りに少し遅れて駐車場に向かったのだが、外に出たとたんに「どかんっ!!ずしゃぁぁぁぁぁーっ!!!!」と、とんでもなくでっかい音が響き渡った。何の音やろ?と外階段を降りて(本日2階の音楽室にて練習)、駐車場に向かったら、私の前方を歩いている民子が妙にふらふらしている。もしや…と思い、どしたん?と声をかけると「…こ、こけた…」。見ると、右手の手首から先を激しくすりむいて出血している。松井?松井状態?(@NYヤンキース)。暗い中、体育館ワキの通路にあったドア押えのためのコンクリブロックに足をとられたのだ。あああ、はよ水で洗って消毒せなー。余裕があるのか、いや、呆然としているのか、いつもと違って民子の動きはゆったりとしてるぞ。音楽室に戻ったら、フルート松田長老が新品のガーゼ(ヤマハ製)を民子のために提供しようとされたが、テープが、とめるものがない。どうしよう。しかたない。恥をしのんで「…職員室に行こう」。まだ残業をしてらっしゃった先生方がとても心配してくださって、わざわざ保健室の鍵を開けて治療を施してくださった。ラガーシャツを着たガタイのいい20代か?と思われるサワヤカ系の男の先生が、民子の手首にマキロンをふりかけ、バンソコを貼ってくださった。ぺこぺこしながら職員室をあとにし、心配でついていった私の後ろを「お母さーん、痛いよー(泣)」と言いながら民子は練習室に戻った。ベース川崎団長がヒザ肉断裂の大ケガから復活されたと思ったら、またここに負傷者が…。
・民子と私、やっと落ち着いて楽器を出せた。そのとき、このこと戦務帳に書いていい?と尋ねると、「ああ、いいさ!! 書くがいいさぁ!!」とちょっぴり自嘲的な民ちゃんがそこにはいたのだった。
・民子の黄金の右手首を心配しながら、それでも練習は進む。今日は、16日にひかえた国体炬火リレーの演奏曲と定演の曲を合奏。『ウィーンはいつもウィーン』はけっこう好きなマーチ。昔、サンテレビの「ナイター中継」のオープニングで使われてたような記憶が…。いやいや、そのようなプロフィールをくっつけてこの曲の品格をおとしめるな(サンテレビごめん)。最初のテーマは軽快なパッセージ。だからうっかりすると全ての音が短くなりがちに。フレーズをしめくくる4分音符の音の長さを侮るなかれ。響きを作って長さを保とう。
・お次は『スポーツ行進曲』。ピッコロの冒頭のトリルは楽譜通りに吹くと他にまぎれて全然聴こえなくなる音域なの。ピッコロまりまりを不憫に思って、フルート長老様がオクターブ上げ指令を発令!!吹いててオイシイと思える高さで吹いたらいいからねー、と言うと、まりまりはにひゃーと笑う。健康なオトコの子なら誰もがでれでれになる笑顔である。かぁいーなー♪…。気持ちを戻して。この曲はトリオをカットしようねー。こないだ合奏したときに、有名すぎる主要テーマ部分に比べてあまりにも皆が知らなさすぎて、しかもものすっごい暗~い曲調だったから。さすが黛敏郎:代表作品=涅槃交響曲。
・マーチの後はモツアルト3連発。『歌劇「後宮からの誘拐」序曲』を合わせた後、クラりえりえが「分からんー分からんー」を連発。うーん、モーツァルトの音楽が「分かる」ほどになったらスゴイと思うぞ。確かになぁ、私も分かるようになりたいなぁ、モオツァルト。サウイフ人ニワタシモナリタイ(宮沢賢治風)。
・今年のニューサウンズの『アマデウス浮かれる』を久しぶりに合わせる。みんなリセットされてますなー、わははー。私もこれまで練習してたことかなり忘れてて、四苦八苦しながら吹いてたら、後でホルン中井さんから「(吹き振りの)テンポが狂うの分かっとる?」と聞かれた。分かってますよ!!(泣)。私にとってはむちゃ難しいところがあって、そこを吹いてるときは皆にテンポを示す余裕もなくなるんですよ、ぐすんぐすん…。ううう、練習しまする…。
・ペット研くんがいるといつも気持ちよく吹ける。というのは、私のアルトの音程と研くんのペットの音程が似ているのか、音を寄せやすいからである。ユニゾン吹いてるときなんか特にそう思う。わたし的にはちと嬉しい。付点やシンコペのリズムに強くなってくれたら、なお嬉しい!!そこんとこヨロシク研くん!!
・今日、和田山ウィンドのクラ沖村さんが来てくださいましたー。モツアルトを合奏した後で、「いやー、こういう素直な和音と音階ってやっぱり気持ちがいいねぇ。心が洗われるねぇ」とおっしゃった。でしょー。これからもどんどん遊びに来て、どんどん洗われちゃってください。お願いしまーす。
・練習後、炬火リレー当日の打楽器運搬について、パーカスさ~やと相談会。会場の市役所で楽器をおろし、指定駐車場の念法寺に車を移動する。ホルン中井さんが「さ~やの車に俺が同乗するわ」と言ったら、「いや大丈夫ですよ」とさ~やさん元気いっぱい。ホントか~?一方通行いっぱいあるでー。さ~やさん、お車での武勇伝いっぱいもってるしなー。「ん?でも今はそうでもないで」。ホントか~?でも、地元じゃない人には分かりにくい場所なので、やっぱり乗ってもらおうなー。うん。