豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

2004年

練習日誌 5月22日(土)

・久々にアルトいしぇ登場。彼女、最近ちくのうの手術をしたので、術後しばらくの間少し不自由な暮しを強いられていたのよ。不憫な…。でも、元気印主婦のいしぇの手にかかったら、手術話もネタになる。手術は部分麻酔で行われたので、お医者さんの話し声とか全部聞こえていたらしい。術中、先生が「うわっ!!」とか「あれっ!?」とか発した時があって、いしぇはそのときすっげ不安になったそうな(そりゃそうだ)。そしたら、身体につながれた心拍測定機の数値がどんどん上がっていって、不安になってることが周囲にモロ分かりで、えらい恥ずかしかったと言っていた。「もぉーこっちのドキドキが画面に出るんだでー。むちゃ恥ずかしかったわー!!」あぁ…、元気になったなった。変わらぬ君の弁舌を聞けて、あたしゃうれしいよ。
・『ロマネスク』合奏。本日はサックスほぼ勢ぞろい(テナーとも子、はよ来てーっ!!)。初めのうちはぎくしゃくした感じだったけど、合奏を止めながらハーモニーを少しずつ合わせていったら、ぐっと音が寄ってきた。あづあづ&いしぇの2ndアルト、そしてふじおかのテナーのバランスが絶妙!! 音量が大きすぎると和音がにごる。小さすぎると1stの音を支えられない。そこらへんのサジ加減を吹き手の感覚であやつることができると、快感なのだ。それに近いことが豊吹サックスパートでできつつあるよ!! いい感じ!! 気持ちよかったっす。
・『YUME日和』合わせる前に、弱起の苦手な佐野さんが「…え?123でポンと出るんだったかぁ? ん、12ぃ♪パー、か?え?」とブツブツ独り言を言っとんなった。それを見つめるユーフォ岩下、ホルンせんだ&中井。口を半開きにしてにやにや見ている金管3人の顔がみんな同じで、私はその3人を見ておかしくてにやにやしていた。
・『YUME日和』を吹いてて、途中、アルト佐野さんが「こ、ここ、あっとるんかいや?」とあせった口調で皆に尋ねた。自分が吹いたのと似たようなフレーズをクラ民ちゃんが1拍遅れて吹いていたので、しまった間違えた!!と佐野さんは思ったらしい。実はその部分はアルトとクラの掛け合い。アルトが1拍先行するのが正解だったのだ。「あー、あせったわいやぁ。民ちゃんとズレとったらなんか間違っとる気がするでなぁ。怒られるかと思ってビクビクするわいや。」 佐野さんのこの言葉を聞いて、隣のいしぇとあづあづがうんうんうんうんと激しくうなずいた。怒るな民子。豊吹の母よ。
・『YUME日和』ネタ、三つ目。ちょっと細かいリズムの刻みがあって、パッと見じゃあうーん吹けない。難しいリズムなので間違えるのはしゃあないにゃーと思う。けど、佐野さんが間違えるときはものすごく演歌ちっくなリズムに変換しなるので、たちまち曲が別物になる。読みにくい楽譜だと、得意ジャンルの脳内引き出しがぽんっと開いて、吹きやすいリズムが飛び出してしまうのだろうか。一瞬でもう島谷ひとみの曲じゃなくなった。ホルンせんださん大笑い。ひーひーいうてはった。

練習日誌 5月26日(水)

・その一報が入ったのは、私が豊小のかぎを開けて間もなくだった。私の携帯の着メロ(「リュスランとリュドミラ序曲」だ)がやかましく鳴った。とってみると「も、もしもし、フルートの高尾です。」あら、さっちん、どしたの?ん?「ば、ばってりー上がっちゃったんです。」うぉ!! 「以前、さっちん2号がバッテリー上がりしたとき、豊吹の掲示板に“そういうときは助けを呼べ”って中井さんが書いてはったの思い出して…」。よしきた!!ホルンの騎士・中井さん出動!! 場所はさっちん職場の駐車場。ケーブルは持ってるか?家にある。ただちに準備して急行されたし。そんなこんなで、彼女が練習場に無事顔を出せたのはそれから30分後だった。そして、練習が終わった後も上がっていて、再び中井さんの車とドッキングさせたのでした。大変でしたね、さっちん。お疲れさんでした。彼女は、職場の駐車場で中井さんが来るのを待っている間、「あぁ~、またこれ戦務帳に書かれるんだろうなぁ~…」と思っていたそうだ。そうです!! あなたの考えている通りです!! 書かしていただきました。ごちそうさま。い~いネタでした。

練習日誌 5月15日(土)

・5月8日(土)は、私、休ませていただきました。明石のバンドの練習に参加して、クラシック&今年の課題曲を堪能してきました。5月12日(水)は特にトピックスありまてんでした。すびばせん。
・という訳で、5月15日(土)の練習日誌を書かせていただきまっす。注文していたミュージック8の楽譜がこないだの木曜日に届いたので、皆さんに配りました。皆、新曲には興味津々です。今までにやってた曲も練習してくれよん。
・スウェアリンジェンの『ロマネスク』。ちょっと丁寧にさらいました。伸ばしの音・フレーズのしっぽの切り方をそろえてー、次のフレーズの入りの音は出だし優しくテヌートで長さ保ってー、ここ音量のバランス考えてー。ポップスみたいに、いけいけいてまえーってノリで吹く曲も気持ちいいけど、繊細にキレイにって意識を大事にする曲もいいもんですな。周りの音を聴いて聴いて、自分の音をそこへはめてはめて、うまくハモれたときはサイコー!! 気分爽快!! …なんだけど、こういうときが「いつも」だったらいいなぁ。今は2割5分8厘ってとこかしら、私の打率。
・『ブルーレディに赤いバラ』。この曲は絶対ドラムスがほしいわいやー。パーカスめぐ&さ~やが行事用の楽器分担相談中に、佐野さんがこの言葉を言った。そのとき、めぐはおちゃらけて「じゃあボイパで。」って言った。ア・カペラの世界では言わずと知れた「ボイスパーカッション」の略だけど、こともあろうに佐野さん、「へ?ボインパーカッション?」と聞き返した。めぐの反論、「佐野さん、それ名誉毀損だわー!!」。わはは。めぐ、そこではふつー「セクハラ」って言うんだろ。
・新曲『それいけレンジャー!!』やりました。かっこいい、確かにかっこいい音楽だが、それだけに凝ったリズムが使ってあって、そのパターンもくるくる変わる。譜読みのテクもタンギングのテクも磨かにゃ吹けぬ!!ってな感じ。これって難しすぎ!! でも血沸き肉踊る曲ばかりのメドレーよ。めぐなんか、演奏しながら歌ってたし。♪アバアバアバアバアバレンジャ~♪・・・
・次も新曲『YUME日和』。佐野さんは『ゆめひより』と読んで、周りから同時多発つっこみを浴びせられていた。『ゆめびより』でしょー。私が「その読み方じゃあ“日和山”やん」と隣のクラ民ちゃんにささやいてたら、佐野さんも“日和山”の話をしていた。民ちゃんに「…感性いっしょやな」と指摘されてしもた。うっ…、悲しいような嬉しいようなやっぱ悲しいような複雑な気分…。この気持ちはなんだろう?恋かしら?
・『YUME日和』、ええ曲だったー。「ドラえもん」のエンディングテーマだって。金曜日に見ようっと、ドラを。
・『演歌メドレー』。これもM8の楽譜、この度買いました。すっげ原曲に忠実に編曲してあっておもしろい。「浪花節だよ人生は」の合いの手なんかサイコー。♪飲めっとー言われってぇ素直にぃ飲んーだぁ♪ちゃっちゃっちゃ・ちゃらっちゃ・らっちゃ♪ええ感じー!! 演奏の合間にバカ笑いしてしまった。吹いててめっちゃハッピーな気分になること請け合い。買ってよかった楽譜の上位に位置します!!

練習日誌 5月 5日(水)

・♪やねよーりーたーかーいーこいのーぼぉりぃー♪ 今日のお風呂はしょうぶ湯ですか。 イワシの頭を玄関に飾るのは節分だっけ?お節句だっけ?どっちだった?
・5月2日の市民プラザの柿落とし公演はごっつよかったよ。フリーサウンドが中心となって、在但の実力者たちを集めた、ロックありフュージョンありの盛りだくさんなコンサート。日高町吹の定演も、去年より音の厚みが増してて響きがあって、とってもよかった。聴いてて「あー私も吹きたーい。練習したーい」って気分になりました。やっぱりいい演奏会を聴くと刺激になります。同じ一般の方ががんばっている姿を見るというのは特にね。よしっ、音楽の話もしたした。
・スウェアリンジェンの『ロマネスク』やりました。すーっと一曲通して、最後のフェルマータの音を伸ばしたとき、なんだか妙な響きが。ホルン?ボーン?なんかそこらへんから不協和な音がきこえる…。でも、ちょっとおしゃれな和音にしてあるのか?というふうに聴こえなくもない。しかしスコアを見てみると、E♭・G・B♭の何の変哲もないきれいに響くはずの和音。実はこの楽譜、パート譜に欠けてるものがあって、私がスコアから音を写していくつか作り直した。私、写し間違えたかも…。「斎藤さんの音、何になってますか?」「A♭だけど」「うわっごめんなさい。それ、E♭の間違いです。」「ん?あ、あぁ、E♭になっとったわ。」がくっ。「じゃー中井さん、ホルンは何の音になってますか?」「わしはF。」それだっ。「あーごめんなさい。それドじゃなくてレです。」レに直してもらって、全員でその和音を吹いてみた。そしたら、拍子抜けするほどきれいにはまった。「でもさっきの変わった和音も、なんだぁ捨てがたいなぁ」と佐野さんが言ったので、Fまじりの和音をもう一回作ってみよっかーということになった。中井さん以外の人が先に吹いて、合図したら中井さん、F吹いてください。せーのー、パーン。はいF入って。ぷぉー。Fの音が入ったとたんにチューバ谷下くんが楽器に口つけたままブォッと笑った。楽譜通りの清潔な和音を聴いた後だと、Fの音がどうにも場違いな音に聴こえておかしかった。でも、Fが入ったらsus4になるんじゃないの?おしゃれに響く和音のはずなんだけどなぁ。おかしいなぁ。
・佐野さんは、変拍子に弱いだけではなかった…。「弱起」にも弱い。『渡る世間は鬼ばかり』のテーマ曲は、4分の4拍子の3拍目から始まる。それがどうにもとれない、ということが判明。でもいいのよ。プレイがよければそれで。楽譜読むのが苦手でも結果オーライよ。ある意味、すごいよ、佐野さん。楽譜からじゃなく、本能で曲の流れをつかみとっていきなるからねぇ。

練習日誌 5月 1日(土)

・前野くんが豊吹に遊びにきてくれました。知る人ぞ知るフリーサウンド所属のペッターです。何かりえ蔵ちゃんにご用事だったのかな? それがすんだ後、「楽器持ってきて吹いていっすか?」って聞くから、待ってましたー喜んで!!と即答でOKしました。
・こないだの役員会で6月の行事でえる曲が決まったので、今日からはその練習を中心にやることになりました。んで、「ブルーレディに赤いバラ」を合奏。佐野さんのめっちゃお気に入り曲だから、合奏にも気合が入る。一通りざっと通した後、佐野さん的に気になるところをチェック。テーマに入る前のイントロのしっぽにちょっと見には難しそうなシンコペのリズムがあって、そこがバラつく。佐野さんがその部分を取り上げて「わし、そこ、いっつも気になっとってなぁ。いっつも合えへんだらぁ」と言った。さ、佐野さん、「いっつも」って言っても、今日初めてこの楽譜見る人いるから…。
・ユーフォ岩下さんの足先の動きには、常日頃から定評がある。がばっと足を開いてイスに座り、つま先だけを床につき、両のカカトをぶらぶらと上げたり下ろしたりしながらユーフォを吹く。その上下動は、曲の拍子に合っているときもあれば、すげー速いテンポで吹いてるのにゆるゆる動くときもある。そのしなやかな動きに、向かいの席に座った人間はひそかに笑かしてもらえる。今日も出た。「ブルーレディ…」の中に、低音楽器と一部の木管をのぞくほとんど全員がシェイク(サックスはトリル)で吹きのばすというところがある。そこのところを吹いてるときに、岩下さんのカカトが!! シェイクの伸ばしに合わせて、ものすごい勢いでぷるぷるぷるぷるぷるっって小刻みに上下に動いていた。シェイク足になってた。(報告者:向かいのクラ民子)
・今宵の合奏は、佐野さんのアバウト指示によって進む…。「パーていう音の5小節前からもっかいなー」。ん?うぇ?どこ??
・ホルン中井さんのクシャミには、常日頃から定評がある。「はくしょん!!」としゃべるようにはっきり発音するクシャミなのだ。初めて聞く人は必ず驚く。マンガみたいだから。今日も出た。今日は、前野くんが初体験者。すっごくうけたので、「前野にうけたー」と中井さんはホクホク顔だった。
・『TVまんがメドレー』を合奏。「ワンピース」→「おじゃる丸」→「とっとこハム太郎」のテーマ曲がつながってるM8の楽譜を使ってる。「おじゃる丸」の北島三郎の歌うテーマは、ツッカタンカ・ツッカタンカ♪まった~りまった~り♪とのんびりした歌詞・テンポ・リズムの曲(よい子のみんなは知ってる?)。だけど、その付点のリズムをジャズィーに吹いてしまって、たちまちシブいブルースに変えた。張本人はペッター前野くんとアルト佐野。むちゃくちゃかっこいい節回しでソロをとる前野。同じ音の配列なのに、吹き方変えることでこうもムーディに聴かせてしまえるものなのか。まるっきりクールジャズ。ほのぼの平安アニメのテーマなのに。そのプレイに対抗して佐野さんも吠える。「おじゃる丸」などで、二人のジャーズメーンの力量の一端を見さしてもらった。「おじゃる丸」なのに。

練習日誌 4月24日(土)

・皆さん、エリック宮城が豊岡に来るの知ってますか?8月29日(日)の午後7時から、豊岡市民会館でコンサートをします。しかも、エリック一人だけじゃなく、彼率いる「E,Mバンド」のメンバーがこぞって吹きに来てくれます。この場でメンバーをちらっと紹介すると、ドラムス岩瀬立飛(いわせたっぴ)、トロンボーン中川英二郎、サックスつづらのあつし、宮本大路、他。エリックだけでもものすごいけど、どのパートもそれぞれの楽器の一流プレイヤーばかりです。今からワクワクゾクゾクするくらい期待ものですよ、これは(わたしゃーバリサク吹きなので、つづらのさんとダイローさんの音が聴けるのが特にうれすぃ!!)。みんな、大勢誘って聴きに行くべしべし。絶対、楽しいよ。保証できます!!
・そのコンサートの実行委員会に、豊吹からは斎藤さんと私が参加させてもらっております。この次の日の4月25日が実行委員会の初顔合わせでした。そこでいろいろと宿題をもらってしまいました。ので、この日の練習日誌が書けませんでした。すいませーん。一度に多くのことがこなせない私を許して…。

練習日誌 4月21日(水)

・フルートさっちん高尾が、出身大学の吹奏楽部から、楽譜をいくつか借りて持ってきました。さすが企画部員。廣井企画部長も泣いて喜ぶであろう。今日も初見大会だぁー。
・5曲ほどの楽譜を一つずつ並べておいた。アルトいしぇが、自分が使うパート譜を順々に取っていってた。すると突然、「んっっ!?」と鋭い声を上げたかと思うと、パイプいすの上の『ダッタン人踊り』の楽譜にがばっとおおいかぶさって、くんくんくんくんくんくんくんくん、とモーレツな勢いでにおいをかぎ始めた。Allegro通り越して、Prestoぐらいの勢いだった。どしたの? いしぇが言うには「変なニオイがするぅ」そうな。ああ、古い楽譜にありがちな、長年の湿気とホコリと汗と涙のしみこんだあの独特なにほひね。と予測を立てながら、私もくんかくんかとかいでみた。ん?変な匂いなんかしないよ。本屋で手に取った新刊のような、新しい紙の匂いがするだけだと思うんだが。「いしぇー。別に変なニオイしないよー。うちの楽譜みたいな古いニオイがするのかと思ったけど、違うし」と言ったら、いしぇが「うん。古い楽譜はタンパク質くさいだろ?それとはまた違うニオイなんよ」と言った。へ?あれって「タンパク質くさい」というニオイなんだ。そんな表現始めて知ったー。メモりたいくらいおもしれーぞ、いしぇー。というわけで早速書きました、戦務帳に。
・本日のメンバーは、フルートさっちん(ミニ大阪人)・クラ民&りえ(ビジュアル系ユニット)・アルトいしぇ&まえだ(主婦連合)・ペットたにむら(いけいけピアノ弾き)・ユーフォ岩下さん(ニコニコPC使い)、というラインナップ。今日はオンナばっかりですねー、と声をかけられた岩下さん、涼しいお顔で「着替えてきた方がえっかー?」ニヤリ笑って答えた。得意のレースのエプロン(新妻風)、つけてきてください。色は白。絶対。
・フルートさっちんが持ってきた楽譜の中に、スミスの『伝説のアイルランド』があった。合奏でもやってみたけど、ちょっと曲が見えてこないなぁ、という感じだった(難しいもん…)。さっちんは「曲を知らないと吹きにくいっすよねー。でもMDがないなぁ…」とちょっと思案して、「じゃあ今度、私のはずかしいビデオを持って来ます」と言った。え゛っ!! 女子大生時代の“はずかしいビデオ”ですか? 「はい。ハタチのときのはずかしいビデオです。」え゛ぇ゛っ!! そ、そんなの見せてもらっていいんですか?だっ大興奮です。さっちんにとってのはずかしいビデオ=学生時代のコンクールの演奏収録ビデオ。私が想像するところのはずかしいビデオ=・・・。子どもには教えられん。早く寝なさい。

練習日誌 4月17日(土)

・アルトあづあづ、白いブラウスに黒いロングスカートにて登場。スカートはデニム地だったんだけど、ぱっと見、コンサートに出演してきました、みたく見えたよ。かっこよいよ。近頃、彼女はりりしい美しさにあふれている。えーなー、若いオンナの子はどんどんキレイになっていってー。
・ボーン斎藤さんの長男くんが小学1年生になりました。ピッカピカ。斎藤お父さんは、PTAのクラス委員になってしまわれました。今年は隣保長といい、役づいてますね。でも1年生のうちに役員を経験しておく方がいいじゃんじゃん。高学年になればなるほど、役員の仕事って大変になるっていうことらしいですしね。
・クラ民ちゃんがアルト佐野さんに、CDを渡してた。何の曲が入ってるの?と尋ねてみると、なんとほとんど課題曲。『ラメセス』も『クロス・バイ』も入ってるそうな。最後に『キャンディード組曲』も収録されててちょーお聴き徳CD。昔から佐野さんは「オリジナル曲はあんまり好かんのだわいやー」と言っとんなったのに、今年はすごい気合い入れとんなる。一味違うぞ、今年の佐野さん。
・一人一人のチューニングをすませてから、全員で一斉にB♭の音を出して、全体の響きを合わせる。はい、皆さんでチューニングB♭の音ください、せーのぉ。音の出そろえて吹こうとした瞬間、木管メンバーの背後から、ごりごりごりごりごりごりっごりごりごりごりごりごりっ、という低い連続音が鳴った。クラりえ蔵ちゃんの携帯が、テーブルの上でバイブり出した音だった。タイミングがよかったのでびっくりしたー&おもしろかったー。
・来月5月は、但馬内の各バンドの演奏会がめじろおし。フリーサウンドさん、日高町吹さん、なん吹さん、バンドじゃないけど尺八の原田さんのコンサートもあるよ。で、こないだの水曜練習から来はじめたクラ山崎ちゃんが、出石高校吹奏楽部の定演の宣伝をしていたのを思い出した。でも、15日だったか16日だったかちょっと記憶があいまいだったので、いず高の定演何日でした?と周りの人に尋ねてみた。今日の参加メンバーの中に2人ほどいず高OBがいたのだが、2人とも「さぁ~…」と首をひねっていた。いず高のみんな!! ここに定演知らないOBがいますから教えてあげてください!! ユーフォ岩下さんとチューバ谷下くんです。おじさんたちに連絡してあげてください。お願いします(泣)。

練習日誌 4月14日(水)

・皆の衆ぅ!! 新入団員じゃ!! なんと女子高生じゃぁー。うおー(大興奮)。名は山崎ゆかちゃん。楽器はクラじゃー。一大事じゃー、皆の衆ぅぅぅ!! ♪うーれしぃなー たーのしぃなー おーばけーはしなーないー♪ (←何のメロディで歌うかは分かってるね)
・さっそくリサーチを入れる。出身は日高東中で、クラ民・テナーとも子・パーカスめぐの血脈を継ぐ。そしてD井ティーチャーの教え子さんだ。高校生とは思えぬくらいしっかりした顔立ちをしていて、はきはきとした口調でにこにこ話す御子で、しっかりしつけられてますっ、といった感じ。さすがD井センセイだ!! D井ティーチャー、また機会があったら、豊吹、教えに来てね。
・フルートさっちん神月、久々に見参。3ヶ月近く見ないうちに、髪染めてコンタクトにしてイメチェンをはかっていやがった。パッと見たとき、新入団員がもう一人!! かと思ってびっくりしたヨ。さっちん、かわいいよ。オンナは急に美しくなるのね…。←若いオンナ限定
・そろそろ合奏始めよっかなー…と思っていた時間に、クラりえ蔵ちゃんが魚河岸のマグロのような目をして練習室になだれ込んできた。お、おじょうさん、疲労感あふれきってます。「あ゛あ゛―、もう死ぬぅー!!!!!」。彼女はシャウトした。彼女の会社は今すっごく忙しいらしい。今日の現場は遠かったの?どこだったの?(彼女は建築関係屋さん)と聞くと、「もう、いろんなとこ行きすぎて、一言で言えないっすよ」と言っていた。そう話す間も肩で息している。ハンパじゃなく疲れてるよー。でも、楽器持ってここに来るんだ。クラ好きな奴☆
・今日のクラはベテラン民子・クールりえ蔵・フレッシュ山﨑の3人。1st.2nd.3rd.に分かれて吹いていた。それ見てたボーン斎藤さんが、「えーなーえーなー、よーけおって。パートが選べて。一人でボーン吹いて何ヶ月になるかなー」とボヤッキーになっていた。業務連絡です。ボーンの団員の皆様、斎藤さんがこれ以上すねっ子オジサンにならないうちに、至急、練習におこしください。くりかえします。業務連絡…(以下略)
・練習後のおしゃべりタイム。議題は「ウコンについて」。斎藤さん:今度の水曜、飲み会があるので、来れないかも。まえだ:飲み会多いですねー。ああそうそう肝臓にはウコンが効くそうですよ。りえ蔵ちゃん:うんウコン効く効く。飲むと次の日が全然違う。日本酒飲んでも、ウコン飲んだらすっきりしてる。さっちん:あ、うちの会社、ウコン作ってます。山﨑ちゃん:あ、うちのお父さん、ウコン飲んでます。斎藤さん:そうそう、彼女(りえ蔵)は酒豪でねぇ。・・・って、斎藤さん、山﨑ちゃんに向かってそれ教えてどうする。高校生、お酒、飲めませーん。新入団員になんでもいいから話かけようとする、心やらしい…ではなく心やさしい団長なのであったっ。

練習日誌 4月10日(土)

・4月7日の水曜練習は、特に書くこともなくって、ぷーでした。すまんが省略っ。
・土曜練習には、佐野育成会長、登場。地区関係や学校関係の会議でここんとこ忙しく、楽器吹くのが久々だから、ストレスたまってるだろうなー…。というこっちの心配どおり、本日の練習は「佐野さんの欲望暴走大会」となった。さぁ~、どんなんかなー…。
・最近、豊吹で練習している曲は、『栄光をたたえて』『平和への行列』『ラメセスⅡ世』『キャンディード組曲』の4つ。練習場に長机を一つ出して、それらの曲の楽譜をめいめいが好きに取れるように並べて置いている。その4曲とは別に、豊高から借りてきた昔の課題曲の楽譜4曲分(戦務帳3月24日分参照)も、いちおう並べてみた。けっこう難しい曲なので、個人的にチャレンジしたい人は練習してみて下さい、というつもりで置いたのだ。だからみんな「合奏ではするまい」と思って、パート譜をひっぱり出しても、ちょっと読んでからすぐ返していた。そんなこんなで、個人練の時間が終わりチューニング。その後、佐野さんに「何の曲やりたいですか?」と尋ねたら、「うーん、そうだなぁ…。簡単げーなマーチからいこっかぁ」とおっしゃるので、『栄光をたたえて』のことかなと思い、その楽譜を用意していたら、「『ゆかいな仲間…』」って言っとんなる。ええっ!!取ってないっす!! と、クラ・アルト・テナサク・ホルン・ユーフォ、一斉にガタガタッと立ち上がって長机に駆け寄った。92年課題曲『ゆかいな仲間の行進曲』です。みんなが大慌てで自分のパート譜を探してる姿を涼しい目で眺めながら、「わし、新しもんずきだしけぇになー」とひょうひょうとのたまう佐野さんがいた。
・当然、そこから92年と93年の課題曲4曲の初見(!!)大会が始まった。次に『はるか、大地へ』をやろうと佐野さんが言ったときも、一斉にガタガタ立つ譜面バサバサ取るの光景は再現された。譜面をあらかじめ取ってなかった人は、譜読み時間ゼロです。それぞれ必死の形相です。でも一番吹きにくそうにしてたのは言い出しっぺの佐野さんだった。8分の12拍子が出てきたときに、佐野さんパニック。8分音符3つ×4拍=8分音符12ヶなので、3連符ばっかりの普通の4拍子として取ればいいのだが、パニックしてると冷静になれない。隣の席のボーン斎藤さんが「1! 2! 3! 4!」と佐野さんのためにカウントを取ってあげているのに、耳に入らないようだ。見かねてまえだが隣に行っていっしょに吹いた。そしたら佐野さん、急に堂々とした吹きっぷりに変身。自信が全然ないか、自信たっぷりか、佐野さんの辞書にはそのどちらかしかないらしい。
・それでも『はるか、大地へ』は「けっこうかっこいい!!」とみんなの評判がよかった。対して裏面の『クロマティック・プリズム』だが、楽譜が細かすぎて途中棄権。普通の拍子ならまだついていけたかもしれなかったが、なんせ5拍子。吹いてる途中、頭使いすぎてショートしそうだった。バチバチぷしゅー。
・お次は『クロス・バイ・マーチ』。これこそ変へん拍子で、ところどころ、小節の上に「3/8+3/8+1/4」みたいな数式(?)が書いてあったりする。みんな眉根が寄ってますよ。眉間、シワシワですよ。でもこの数式の拍子って、リズムの形が「ツタタ・ツタタ・トン」(3拍子・3拍子・1拍子)になってるってことを表してるだけで、普通の4分の4拍子として読んでもいいんですよ。こう説明したとたん、佐野さんと斎藤さんと岩下さんが「なんだぁ、そうかぁ~!!」と、楽譜に向かって{おどかしやがって!!}みたいな一瞥をくれた。じゃあ、いっちょやってみようかぁ。えっ、やるんですか?これ。曲を知っている私とテナー大石ちゃんは、「大丈夫かなぁ…」というような目を見合わせながら、見きり発車に加わった。しかしてその結末は…。なんとノンストップで見事完奏。私は曲を知ってるからついていけたけど、曲を知らない人が大半なのに、みんな初見でよー吹くわ! いっつも思うことだけど、おそるべし豊吹メンバー!! ホルン中井さんにいたっては「この曲、気に入ったわ」なんて言っとんなるし。もしかして、現代曲もいけるの?豊吹。
・必死必死の怒涛の初見大会が終了―…。新曲めじろおしデイはこうして暮れていった。楽譜を片付けているとき、「お、楽譜が見当たれへん。斎藤!! おめー、どっかかくしただらぁ」と佐野さんが叫んでいた。ええー、そんなはずはーと斎藤さんが言っていると、「あ、わりぃ。あったわ」と悪びれない佐野さん。「佐野さん、いっつも僕のせいにしなるでしょー!!」とプンスカ斎藤さん。佐野さん…、横でカウント取ってもらったりして世話になってる人になんちゅー仕打ちを…。