豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 2月23日(水)

・今日も水曜。人数少ないんだろうな…と思いつつ練習場に行くと、うおっ、入り口外で鍵が開くのを待っている人影がある。それも2つも。先週土曜に来た総高生2人だった。平日も来たー!! すっげー、うれすぃ。そして、しばらくすると見学者がもうひとかた来てくれた。パーカスの実高3年生の男の子です。ユーフォ山本くんに連れられて来ました。きゃー、練習場開けた時点で5人になったー。こんなん水曜練習では久々―。きゃーきゃー、すぐドラムセット出すからなー。きゃーきゃー。台風からこっち、こんなうれしいことなかったわー。
・どうしよう。見学者3名を迎えて、どの曲を練習しよう…? せっかくドラムスの人が来てるんだからポップスはやりたいし。うえーん、ミュージックエイトのとっつきやすい曲の楽譜、持って来ればよかったー。うーん、困ったときの『はばタン』頼みだっ。♪はーばータンっ・はーばタンっ♪と楽しく吹きまくる。
・いやー、ドラムスがいるとやっぱノリが違うわ。じゃノリがいいうちに。という訳で、「…『ラメセスⅡ世』練習した?」と言い出す指揮者。クラ民&りえちゃんから“うそだろっ”みたいなまなざしで見られた。きゃー、そんな目で見つめないでぇ。うん、私も無謀だと思うが、パーカスが活躍する曲だし、クラ・ピッコロの高校生も度胸がありそうだし、「やれるかもっ!!」って思ったから…。少しずつ、繰り返しながら合奏していくから、やろうやろう。とかなんとか言いながら、休みをとらずけっこう曲の長い部分をやってしまった。でも、見学の御三方、しっかり演奏できてた。初見ですごいよ。うれしい…。
・『シンフォニックファンファーレとマーチ』の練習番号45から66までの部分だけ取り出して反復練習してたら、ドラムスの見学男子が片付けはじめた。聞けば、山東に住んでいるので9時半の最終列車に乗らなきゃいけないということだ。うわー、列車通学者だったのかー。遠くから大変だー。いいよいいよ。ドラムセットは後でみんなで片付けるから。ああ、そう言っても、恐縮して自分で片付けようとしている。ええ人だええ人ダー。
・練習終わったら、ピッコロとクラの女子高生が、おずおずと入団届けを出してきた。わーい、やったぁ。祝・新入団員2名!! おめでとー。ようこそ豊吹へ。これで、戦務帳に実名が書けるぞ、ふふふ。彼女たちの名前は、ピッコロまりまりとクラりえりえ。これから一緒に豊吹サウンドを作っていこう。じょじょにオトナの音楽やあれこれを、教えてあ・げ・る。

練習日誌 2月9日(水)~2月19日(土)

・水曜日は9日・16日ともに少人数で個人練習ディ。体育館の少林寺マスター・フルート松田さんから、「今日、練習しとったん?音が全然聴こえれへんかったで」と言われてしまうほどのしょぼしょぼぶりだっ。12日は豊吹新年会で、食って飲んでしゃべって盛り上がって多額の会費を払って夜がふけた。ちゅーことで、19日の日誌からまともな戦務帳は再開される。(いや、この連載自体が“まとも”という言葉の範囲内のものかどうかっていうのはちょっと置いといて…)
・豊岡総合高校の吹奏楽部員が見学に来ました!! 1年生の女の子が2人です!! クラとフルートです。赤い顔して照れてしまって、はにかんでます。いやぁ、「女の子」っていいですなぁ。いいよね。うん。いいよなぁ…(しみじみ)。やっぱ吹かなきゃ面白くないから楽器を持っておいでーな、と言っておいたので、早速吹いています。吹いてる姿がいっしょうけんめいですねぇ。さわやかっす。
・今日はペット三人衆が勢ぞろい。坂ちゃん・ケンヂ上坂・たにむらのクリーンナップ。練習曲の楽譜を並べてパート分けをしていた。坂ちゃんが1stから3rdまでの楽譜をトランプのように広げ持って「どれでも好きなカードを選んで」と、上坂くんに取らせようとしている。「ええ~、1stはええですよー(結構ですよ)」と逃げの姿勢の上坂くん。そんな和気あいあいとしたペットパートのやり取りを、隣で見ていたボーン斎藤さんが「ええなぁ。わしも“1stはええです”って言ってみたいわ…」。ため息、ふぅ~。うっ、斎藤さん…。かつては最強と言われたパートだったのに。いとかなし。誰か、こんなさびしいオヂサンを慰めてくれるような心優しい、勢いのあるボーン吹きの方、入団して頂けませんか?
・ペットたにむらが「はばたん」のテーマ曲の楽譜を調達してきてくれた。ああ、ときどき大開通りに流れてる♪はーばーたんっ・はーばたんっ♪って曲ね。「これ豊吹でやりましょー。今この曲で幼稚園児が踊ってて、すっごいカワイイんですよー!!」と、たにむらキャピキャピ報告。クールクラ民ちゃんは「いや、それ、カワイイのは曲じゃなくて幼稚園児やし」と横からビシッとツッコミを入れていた。たにむらのギャルシュート、鉄壁のGK民子を前にあえなくブロックされた。
・合奏しーようっ♪ 今日は前途洋々たる若者が来ているので、ちゃんとした基礎合奏をしよう。そう思って、合歓のバンドクリニック版メソッドを持ってきてデイリートレーニングなんかやってしまった。新鮮。ユニゾン、スケール、アルペジオ。こういうことがバンド全体でばちっと合わせられるようになったら、もっともっと音楽がまとまって面白くなっていくんだろうなぁ。よし、毎回やっちみよう。
・曲合奏に入ると、ユーフォ山本くんの様子がいつもと違う。休みのところで膝を叩いてリズムをとったりしてノリノリである。どうした!?青年。…あぁ、後輩の女の子が来てる練習だからはりきってんな。いいねぇ、男の子って感じで。
・エアコンの風がきつくって、ときどき楽譜がペラッとめくれあがる。クラりえ蔵ちゃんが風の被害にあい、うっとうしそうにしていた。その風が隣の民ちゃんの楽譜を揺らしたとき、民ちゃんあわてずさわがず、譜面台の譜面押さえをサッと伸ばして楽譜のはしっこをピッとはさんで固定した。それを見た瞬間、りえ蔵は驚愕した。「えぇっ!!その棒ってそういうふうに使うもんだったんですかっ?!」。ちゃららら~ん、新知識発見。よかったなぁ。開眼したなぁ、りえちゃん。
・今日も、豊高さんから貸してもらっている『シンフォニックファンファーレとマーチ』の楽譜を使って練習した。当時の部員の落書きが随所に残されている楽譜である(1月15日の戦務帳参照)。ペット坂ちゃんが1stペットのパート譜を持って「おれ、この楽譜ちょっと貸してもらいたいんだけど、ええか?」と尋ねるので、次練習に来れるときに確実に返してくれるんならええで、でもどうするの?と聞きかえした。すると「この落書き、スキャナーでとっときたい!!」と言った。ああ、その楽譜の落書きの筆者はあなたの同級生さんだったなぁ!! いとおしげに大事そうに楽譜をカバンにしまいこむ坂ちゃんを見て、事情の分からないたにむらは、どうしちゃったん?そんなにこの曲気に入っちゃったん?とちょっと不審げにしていた。坂ちゃんは「思い出」をふところに抱いて帰りましたとさ。めるへーん(どこが?)

練習日誌 2月5日(土)

・2月2日(水)の練習は、豪雪のため中止になりました。久々の大雪です。あまりの積雪に、この日、私は駐車場から車を掘り出すのをあきらめて、徒歩行動しました。そして帰りにコバスに乗りました…(注:コバス=豊岡市市街地循環バス。1回乗車につき100円)。はばタンが乗ってなかったのが残念でした。(注:はばタン=兵庫国体マスコット。ときどきコバス乗車。猛吹雪の中そんな着ぐるみ着とれっかい!!とお叱りは必至。)
・土曜日の練習参加者は、木管3名・金管3名・弦1名の計7名でした。去年中止にした定演2部でやる予定だった曲は今年の定演でやる、ということがこの前の総会で承認されたので、あらためて楽譜を配りなおし、あらためて譜読みを開始しています。この冬の間に個人練習の時間をたっぷりとって、確実丁寧に演奏できるようになればいいなっ。
・でも、合奏もちょっぴりやりましょう。さてさてチューニング。昨年なかばから、姿勢を正すとピッチが合うという技(?)を会得したペット坂ちゃん。1回目に音合わせたとき、少しピッチが低かった。「ちょっち“姿勢”が低いようだな」と言ったら、坂ちゃんは一瞬キョトンとした後、にやりと笑って「うん、腰が低いんだ」と返してきた。おおっ、瞬時にええ意味あいの言葉に変えた。お口がじょうずぅー♪
・『ラメセスⅡ世』のAからDまでやりました。Cから低音群の主旋律、リズムが細かくて演奏するだけでいっぱいいっぱいになる動きです。でも、細かい音符に気をとられるあまり、ときどき出てくる長い音符の長さや響きがぞんざいにならないように気をつけよーねー。このメロディ、ベース川崎さんが苦心しとんなる。ユーフォ山本くん、健闘してる!! 以前に比べて積極的に吹いてる感じ。難しいパッセージでも音が前に出てきてる。いいぞぉー。
・『はるか、大地へ』のラストをやりました。この曲、シンフォニックでかっこ良くってとてもええ曲。それだけに、クラ民ちゃん、ぼそりとつぶやきました。「聴いとる分にはええ曲だけど、やったらしんどいわ…」 うーん、クラ1本では確かにきっついな…。
・『はるか、大地へ』のラスト部分に、ペットの16分音符の刻みがけっこう長いこと続くところがある。伴奏なので弱めに吹いてほしい。ペット坂ちゃんに「そこはもっとひそやかに。遠くから聴こえる感じにして」と言った。すると「じゃあ、トヨダに行って吹いてくるわ」。トヨダは練習場から150mほど離れた場所にあるスーパーである。そうだなー、トヨダ2階の100均ショップレジあたりから吹いてもらったらええ感じかなぁ? いやぁ、1階軽食屋さんの厨房の中に入らせてもらってそこからっていうのはどお?
・この曲、小編成バンド用に作られてるからか、ユニゾンで動く部分が多い。そんなユニゾン部分で感じたよ。山本くん、ピッチが安定してきた? クラ・アルト・ユーフォ一緒にユニゾンで吹くとこで、違和感なく音の上にのっかれた。いいぞぉー、いいぞぉー。

練習日誌 1月26日(水)

・1月23日(日)のアンサンブル県大会、関係各位の皆様方、お疲れ様でしたー。豊吹からも、クラ民ちゃん&りえちゃんとバリ作まえだの3人が舞台係として、養父のビバホールへ行ってまいりました。いやー、それにしても寒かった。朝方の冷え込みとホール内の気温の低さはハンパじゃありませんでした。但馬で冬季に楽器のコンクールをやるというのは考えもんですねー。出番が午前のチームと午後のチームとではまるっきり演奏条件が違います。朝は体が起きてない、とかそんなレベルの違いじゃないんですよ。舞台袖にいると「寒い」通り越して「痛い」んですもん。おーぶるぶる。指は回らないわ、体が縮こまってるから息は出ないわ、楽器は冷えてるわ…。気の毒に。早い時間に出たチームは、皆さん苦しんでいらっしゃったようでした。そんな中、袖なしで胸元の大きく開いたイブニングドレスなどお召しになって舞台袖に現れたフルートアンサンブルの方々もいらっしゃいました。セレブ? なんてまぁチャレンジ精神旺盛な。悪いこたぁ言えへんしけーに、但馬に来るときゃ、なんか防寒着をはおって来んせーな。
・水曜の練習です。調整に出している愛器バリサクがまだ帰ってこないので、私はここしばらくアルト生活です。新しいリードを買いました。リコートラディショナルの3番です。吹き始めはよい感じなのですが、すぐにへたりました。以前買った31/2は私には分厚いです。誰か私によきリードをあたえたまへ…。
・今日の参加メンバー!! アルトまえだ、クラ民子、ユーフォ山本、ユーフォ岩下、ホルン中井(到着順・敬称略)。以上、5名です。わははははー。もう合奏やんない!! 個人練習デーにするぞぉ。ということで、みっちりたっぷり基礎練と譜面読みができました。よー吹いた、よー吹いた。
・水曜日は、隣の体育館で少林寺の師範になってらっしゃるフルート松田さんに、練習場の鍵を預ける。体育館の鍵を返すのと一緒に、うちの使ったのも返してもらっているの。で、今日も鍵を預けに行ったら、「今日は何人集まった?」と聞かれた。戦務帳上で少ない少ないと書いているから聞かれたのか、今日練習場からもれ聴こえる音数で判断して聞かれたのか…。どっちにしても、うえーん5人です。
・次の土曜は総会だー。楽器は持たずに会議だ会議―♪ みんなでしゃべろう豊吹の今後―♪

練習日誌 1月22日(土)

・クラりえちゃん、来たぁー!! 3ヶ月ぶりくらいか!! 建築関係の会社に勤めている彼女は、台風以来、ものすごく仕事が忙しくなり、とても練習に来れるようなスケジュールじゃなかったらしい。「もー、休みが月イチしかなかったっす」byりえちゃん。ひえええ。大変だったね。しんどかったね。楽器吹いて発散してけろ。
・新曲もいいけど、ぼちぼち地道な曲練習も復活させよっかい。『そよ風のマーチ』と『シンフォニック・ファンファーレとマーチ』をさっと通した後、『ロマネスク』で息整える。スウェアリンジェンの曲は教育的配慮のカタマリで、曲の流れの中でハーモニー練習もユニゾン練習もたっぷりできるようになってる。楽な音域・易しい譜面だから、自分の音と他パートの音により神経を配りやすい。しかし、アルトに限って言うと、単に音出すだけなら楽な音域が使ってあるんだが、むちゃくちゃ音程が取りにくい音域が使ってある。五線第2間のド(E♭)がやたら出てくるの。この音、音色が開いちゃうんです(←練習不足)。で、この音、うちのホルン隊とユニゾンで吹くとき、相性がとーても悪い…。『ロマネスク』では、対旋律がほとんどホルンとアルトの全員ユニゾンで書かれている。E♭が出てくるたびに、うにょうにょうにょうにょ音がうなってるのが気に障って、ストレスたまりました。ううう。練習します。
・『キャンディード組曲』をちょびっとやろう。第1曲目をゆっくりめのテンポで合わす。伴奏パート、主旋律をよく聴いて。たての線そろえて、おんなじ音楽して。第2曲目はウェストファリアコラール。スラーは書かれていないけど、滑らかに。タンギングはしても息まで切らないで。音つなげて。コラール後のシーン、音色が荒いよ。音の響きは保っていこう。ゆっくりのテンポでやるから、アクセントの4分音符も長めに出して、響き作って。第3曲目は後半だけ。ホルン・木管の連続3連符、拍の頭にアクセントつけて。今、フレーズのしっぽが強くなっちゃってるから。逆にしてね。…。うおー、戦務帳で音楽のこと書いたの久しぶりぃぃー!! (このサイトはいちおお音楽サイトです)
・「『キャンデード』の第3曲目、出して」と言った後、ちょっと間をおいてから、「うーん…。(練習番号)60番から!!」ってみんなに言った。そしたら、ペット坂ちゃんが「なんだいやー、せっかく気合い入れとったのにー」と、すっごい残念そうな顔して言った。冒頭のアレグロの動きを吹くのに頭の中でシミュレーションしてたんだろう。だ~いじょうぶだよのび太くん(by大山のぶ代)。60番からもペットの見せ場あるから。♯のたくさん付いた、跳躍だらけの、細かいスタッカートのミュートソロが。ひぃぃぃぃ…。
・ここに1枚の写真がある。ホルン中井さんが布団にくるまり飼い猫と一緒に寝てる画像だ。これを見た人は、たいてい猫の方に目をやってカワイイカワイイとコメントしたのだが、ホルン戦隊の同僚・ひろいちゃんだけは、「わぁー、眉毛だけで中井さんだって分かるぅ」とおっしゃった。中井さんの顔は布団に隠れて鼻から上しか見えていない。目は閉じられている。それでも僕はこれが誰だか分かるよ。…。本物の「愛」を感じた…。