豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 7月 7日(水)・10日(土)

・うーん、2日とも『それいけレンジャー』『演歌メドレー』『いい日旅立ち』をやったんですが…。3曲とも難しいわ。どうしたらまとまった演奏にできるのかなぁ。
・ユーフォ山本くんが、「ミッドナイトデカレンジャー」のメロディを吹きにくそーにしている。眉間にシワがよっちゃってるよー。合奏中、「ここんとこで主旋律吹いてる人は、日曜朝7時半に起きてデカレンジャーを必ず見ること」って言ったら、山本くん破顔一笑。笑ったらカワイイぞ。明るく吹けよ。うん。
・10日の練習では、ファンファーレを練習。今度の本番、「円山川フェスタ」で旗(か何か)を掲揚した後に鳴らしてくださいと依頼があったのです。ファンファーレをレパートリーにもっていない、というのはこういうときに困りますな。どんな曲しようかなぁといろいろ考えたり楽譜を借りたりした末に、採用したのが『軽騎兵序曲』の冒頭。実は市内某楽器店の楽譜コーナーで、店員さんの目を盗みながら「小学校・ゆかいな器楽合奏」の本の中から、この曲の使いたい部分だけノートに書き写しました。…ああっ、こんなワールドワイドなネット上で暴露してまったっ。ごみんなさい。でも、罪滅ぼしに書籍を買いました。茂木大輔の「こうしろ!未来のクラシック」(この人の著作は楽しいよ)。余談はさておき…。ペット・ボーン・ホルンが朗々と高らかに4小節鳴らした後、5小節目の伸ばしの音だけ、全員鳴らす。という作り。即席作りの楽譜にしては案外まともに響いたが、なんか妙な感じ。作り直してきます。はい。
・ホルン中井さんとひろいちゃんの仲よしゲンカ。なんかの曲で、ホルンの音がでかいなぁと感じて、本番当日ホルンは何本だっけ?と尋ねた。中井さんは「4本そろうぞ」と答えたが、隣のひろいちゃんがすかさず「へ?僕、出れませんよ」と言いだした。なんだいや出れるって言ったんねぇかいや、あ、ごめんなさい、仕事が入ったんでしゅよ…など、ぐにゅぐにゅと小声で言い合うのが、周囲に切れ切れに聞こえてくる。ひどいっ出れるって言ったじゃないっ!! 僕はそんな約束した覚えはないね まっ!!しらばっくれないでっ!! と私はまたアテレコをして楽しんでいた。私の隣のクラ民ちゃんも「痴話ゲンカ、痴話ゲンカ」とつぶやいて、楽しんでいるふうだった。
・クラ民ちゃんから、1988年のニューサウンズinブラスのCDを貸してもらった。民子オススメの一枚。このときの収録曲は感じのいい名曲ぞろい。時の過ぎゆくままに、慕情、ラウンドミッドナイト、ラ・イスラ・ボニータ、デサフィナードetc.…。わぁ、やりたくなる曲ばかりだなぁ。発売当時、学生だった私は「もっととっつきやすい曲がいいなぁ」などと考えていて、この曲群の真価が見えてなかった。青かったっす。年くった今改めて聴くと、おしゃれな曲、胸に染みる曲いっぱいじゃないですか、と感じる。楽譜注文できるかなぁ。できたら買いたいなぁ、何曲か。企画部でこんど相談しよーっ。

練習日誌 7月 3日(土)

・今日は、3人のツワモノプレイヤーが遊びに来てくれた。フリーサウンドの今や主力ペッターと言っても過言ではない前野くん、そしていつも豊吹を寛大に見つめて惜しみなく協力してくれる(感謝!!)ボーン古ちゃん。加えて今日は、アメリカ帰り(!!)のボーン吹き、和田くんが遊びに来た! わーわー、紅白に出た人が来たー。わーわー。
・古ちゃんと和田くんが来たので、斎藤さんと合わせてボーンが3本になる。斎藤師団長、とてもとても嬉しそう。普段と変わらないって? よく見て。ほら、口元左端がちょっと上がってる。そーとーウレシイ表情だよ。
・『それいけレンジャー』を合わせて、改めて川崎さんのベースに惚れあげる。「ミッドナイトデカレンジャー」がむちゃノリやすい。吹きやすい。川崎さんは自分の腕を決しておごらず鼻にかけず、心地よいプレイをさりげなく繰り出す。でも、ベースという一見目立たないパートゆえに、その存在感の大きさに気付いていない人がひょっとして多いかも…。あー、川崎さんみたいな低音奏者になりたい。この人がいるといないで大違い。勉強しまっす。
・アルトいしぇ息子の優ちゃんは、あなどれない音楽センスの持ち主だ。このことは今までにも、ここに数々のエピソードを紹介して述べてきた。今日、新たな優伝説の1ページが追加される。『演歌メドレー』を合わせていて、メドレーの最後の曲にさしかかったとき、それは「出た」!! 「浪花節だよ人生は」のイントロに、鼓が♪ん・ぽんぽんぽん・ぽんぽんぽんぽん♪と入る部分がある。たまたま打楽器メンバーがいなかったので空白にしていた。優のするどい音楽感覚が、それを見過ごすはずはなかった。おもむろに愛器をかまえ、吹き鳴らした。♪んちゃちゃちゃ・ちゃちゃっ・ちゃちゃっ・ちゃーちゃっ♪ ぷいぃ~(by優) ♪ちゃちゃっ・ちゃちゃっ・ちゃーちゃっ♪ ぷいぃ~(by優 アゲイン) ナイスタイミングっ!! エッセンスも精髄もここしかないってところで決まってる味だ!! (何の話だ?) 名プレイを終えた後の優ちゃんは誇らしげだった。それとも、皆が大笑いしたのでつられて笑っていたのだろうかね?
・フルートさっちん神月が、「特捜戦隊デカレンジャー・オリジナルアルバム」のCDを貸してくれた。やったー、ささきいさおの歌声がおうちで聴けるぅ。るん♪ ペット坂ちゃんも「やったぁー、貸して貸してぇー」とはしゃいでいた。
・《後日談》帰ってから早速「デカ」のCDを聴いた。一番初めに収録されてる曲のイントロでペットの音が聴こえた瞬間、私とダンナは「このペット、絶対エリックっ!!」と叫んでいた。CDジャケットには参加プレイヤーの名前は入っていなかったが、ネットで調べたらエリック参加のCDだった。皆も聴いてみて。かっちょええから。ささきの歌もしびれるから。♪晴れのーちとーきどーきなっがっれっぼしぃぃぃぃ~♪

練習日誌 6月30日(水)

・フルートさっちん高尾が『はるか、大地へ』の楽譜を借りてきてくれましたー♪ ずっと前に豊高ブラスから借してもらった『はるか、大地へ』は、スコアが紛失されていた(今、戦務帳のバックナンバー見たら3月24日に借りたって書いてた)。で、スコアを持っている学校さんを探さなきゃと思いながら、ずっと保留にしていた(うう、ごめん…)。そこに、この前の土曜日に「母校に楽譜ありますよー」とさっちんからメールが入った。うわーんありがたいぃ、ということで涙ちょちょぎれる思いで、貸してくださいお願いしますメールをソッコー送った。その楽譜を今日持ってきてくれたのだ。さすがは企画部員。即断即決素早い動き!! 見習います。すびばせん。
・今日も、古川家の優ちん登場!! いつものように、マイ楽器を手にしてママといっしょにルンルン参加。これまでトランペットだと思われていた優ちゃんの愛器が、実は可動スライドを備えたトロンボーンであることが、先日判明した。やはり、かえるの子はかえる。パパの楽器を受け継いでるやん。合奏中も、真剣に見つめているのはいつもトロンボーンだしなぁ。今日も、皆の音階練習に合わせてぷいーぷいーと吹いていた。熱意があるぞー。がんばれ未来のクールボーニスト!!
・『それいけレンジャー!!』を合奏して、あらためてこの曲の難しさを実感しまいた。冒頭の「デカレンジャー」Openigテーマはまあまあ吹けるんだけど、次のEndingテーマが、これが難関だっ。なんとジャズでっせ。すうぃんぐ!! 子ども番組のテーマ曲にズージャ。タイトルも『ミッドナイトデカレンジャー』。かぁ~っ、はいから。誰かが言ってたなぁ、「妖怪人間ベムみたいなノリの曲だ」って。確かにダークでシブい曲調ではある。フレーズひとつひとつがカッチョよくって、吹いててバシッと決まったときにはぞくぞくする。快感。高音パートはよいのだが、大変なのは低音。ひっきりなしに動く4分音符。休符は多分ないと思う。しかも一生懸命にばたばたと吹いてはいけない。あくまでクールにリズムを刻み、バンド全体をリードしていかなければならない動きだ、これは。うぉー大変そうだけどおもしろそぉー!! バリサク吹きてぇぇー(次回の営業では私はアルト担当)。でも我らが低音戦隊3レンジャー(川崎・谷下・松岡、敬称略)なら、こなしてくれるだろう。そいじゃぁたのんだよっ。
・ボーン斎藤さんに「ミッドナイトデカレンジャーのテンポってどれくらいですか?」と尋ねたら、しばし黙考の後、右手で自分のひざを叩きながら示してくれた。そのたたき方がまたよかった。「とーんとーん」って間の長いたたき方じゃなくて、「とっんっとっんっ」て、ひざをたたいた後の手首の上げ様が鋭いの。裏拍だ、オフビートだ。曲のテイストがすごくよく分かるたたき方で、しかも自然だったので、感心した。この人はこの曲をつかんでらっしゃる、しっかりと…。団長の音楽センスはすごいよ。地味だけど。
・この前の練習で斎藤さんは、7時半からデカレンジャーを見るよう強く勧められた。ペットのたにむらが、朝起きれなくって見そこねたらしい(クラ民ちゃんにメールあり)。わはは。しかし私も見れんかった。布教失敗? いや、来週こそは見てやる。きっと。

練習日誌 6月26日(土)

・フルート松田さん、登場ぅぉぉぉー。実に○ヶ月ぶりのご登場。ああ、変わらぬその優しい笑顔。そして変わらぬその、辛口トーク…。『ジャパグラ』百恵メドレーの楽譜を見て、「ああ、この曲こないだ水曜にやっとるの聴こえたわ」と言われた。松田さんは水曜は師範として隣の体育館で少林寺を教えてらっしゃるのだ。「なんだぁ、たよりねぇ演奏だったでぇー」。うわはははー。おっしゃる通りなのだー。にっこり笑って人を斬る。さすが拳法使い。まいりました。
・今日の戦務帳は「わたわた特集」(←わたる=斎藤さん)。『戦隊メドレー』(正式名称『それいけレンジャー!!』)に対するボーン斎藤さんのこだわりについては、前回6月23日分の文章に記した通りだが、今回も熱く語る斎藤さんを見ることができた。こないだの話、戦務帳のネタにさせてもらいましたよー、と私が話しかけると、斎藤さんは勢いこんで「ワシは絶対アバレンジャーも残した方がええと思ったんだー」とまた自説を繰り返し語られた。ポ、ポリシー感じるなぁ。
・合奏中、『それいけレンジャー!!』を合わせた。途中に、3拍目だったか4拍目だかの裏に♪んパーン♪とトロンボーンが入る、一発だけの合いの手がある。そこの部分を1回目にやったときは、斎藤さん、一拍早く入ってしまわれた。そのとたん、楽器を下におろしてガクーッと首をうなだれて、しょげとんなった。そ、そないに気を落とさんでも…。佐野さんの「まぁ一回やらぁや」の声で、再度合奏。2回目は上手くいくだろうか?と見つめていると、気合十分の音で、もう一度同じように間違えなった。すると、またもや楽器をおろし前回よりも急斜角に首を曲げ、はた目にも気の毒になるほどの悔やみよう。きょ、曲に対する愛着感じるなぁ。
・ペット坂ちゃんが、どんなんか原曲聴いてみたいなぁと何気なくつぶやくと、ボーン斎藤さんはそれをすばやくキャッチ。「明日の7時半に起きて見ることだな、デカレンジャー!!」と坂ちゃんに強く勧めた。ふ、布教? レンジャー教? その後は、日曜の朝はいかに早く子どもたちに起こされるかについてとうとうと語られ、かなわんわぇと言いながら顔はウレシソウだった。し、幸せパパだなぁ、斎藤さん。

練習日誌 6月23日(水)

・先日20日の本番を終えて、ヒト段落ついたという感が強い。正直言って、吹奏楽祭ど頭出番というのはけっこうなプレッシャーだった。しかしそれもすんでしまえば過去のこと。ええ経験として心に残れば、結果おーらいっ。いやー、意外と楽しめちゃいました、朝イチ演奏。
・アルト佐野さんの機材を持ちこんで、吹奏楽祭の演奏収録ビデオを鑑賞。これは吹連からいただいたもの。あ、有料ですが。miniDVテープなので、普通のビデオデッキじゃあ見れません。どなたかVHSにダビングしてけろー。佐野さんヘルプー。
・新譜を練習しました。今年のニューサウンズから『ジャパニーズ・グラフィティ~いい日旅立ち~』を買ってたんです。わしは昔は山口百恵ってきりゃぁ(嫌い)だってなぁ、と意外な昔話を語り出した佐野さん。この楽譜、佐野さんの強い推薦によって購入が決まったんですよ。そんなこととは全然知りまてんでした。今は好きみたい。
・百恵歌4曲のメドレーで、『いい日旅立ち』をラストに終わる。ラスト近くにテナーサックスの甘いソロがある。ふじおかガンバレー、とアルトいしぇと一緒にエールを送って耳をすませた(その部分、二人は長休符)。…ちょっとびっくり。かなり雰囲気よいソロがつむぎ出される。ふじおか、腕を上げた…。[ソロを吹いてる人の隣でこしょこしょ話]=いしぇ「なぁなぁ、ふじおかくん、すごいやん」。まえだ「うん、力の抜け具合がいい感じ。柔らかい音出てる」。いしぇ「ちょっとおっさん臭くなってきた?」。まえだ「?? あ、ああ。そんな感じかな。ええ味が出てきたってことね」。いしぇ「うん、そういうこと」。いつもながら、いしぇのボキャブラリーには感服する。
・クラりえ蔵ちゃんの左手のマニキュアが気になる…。薬指と小指だけぬってるの。かわええ。この気持ちは何だろう。それ、恋だと思う。
・フルートさっちん神月が遅れて来たのでチューニング。メーターで合わせたらすっげ高かったので、「高すぎっ。♪たっかっすぎぃぃぃぃたかすぅぎぃぃい~いぃいぃ~たっかっすぎぃぃ」と、いにしえのサンテレビCM「高杉工務店のテーマ」を歌ったら、さっちん高尾がものすごいウケてくれた。彼女は、ほんのちょっとした冗談でも爆笑してくれて、こちらの芸人魂をくすぐってくれる。笑いの沸点が低いのだろうか。ミニ大阪人なのに。
・『ジャパ・グラ』の他は、『演歌メドレー』と『戦隊メドレー』をざっと通した。次の営業、円山川フェスタで使えたら使いたいな、と。『戦隊メドレー』は中に5曲も入ってて長いので、カットした方がよいかもということになった。今放送している「デカレンジャー」とその前に放送していた「アバレンジャー」は残しておこう、と話していたとき、「まぁ、子どもらにとってはアバレンジャーの方がまだ定着しとるしけぇ、残した方がええなぁ」とちぃちゃいお子ちゃまの目線に立って意見を言われたのは、なんと齋藤さん。いえね、ちょうど対象年齢の子どもをかかえるパパだから不思議はないんですが、しぶい外見なので子ども番組について語られるとほほえましくて、つい…。