豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 6月 2日(水)

・午後8時をすぎた。練習場の中には低音しか響いていない。しかもたった二人の音だ。うえーん、この時間になって、ボーン斎藤師団長とばり作まえだしかいないのはむさい、むさすぎる。みんなぁ、早く来てぇ…。二人のそんな思いとは裏腹に、なおも低音二本のロングトーンは続くのだった。ブーンブーン…。
・ガラガラっと扉の開く音が! この状況の救世主は、そはたれぞ。あぁ~、フルートさっちん高尾ぉー! 若者だぁ。高音だぁ。女の子だぁ。うれすぃぃぃー。「駐車場にもう何人かいましたよ」と、さっちんが教えてくれた。その言葉通り、パーカスめぐ&さ~やも来た! わーいわーい皆でドラムセット運ぶぞぉう。活気が出てまいりましたっ! ドラムセットを組むのはホントに久しぶりなので、組み方をほとんど忘れちゃってて、またまたあーだこーだ言いながら苦心して完成しました。何故かは忘れたが、作業中に「おかあさんといっしょ」の最後にやる体操の歌の話に花が咲いた。♪てってーてきーに手っあっしー♪(←これは昔のヴァージョン)
・ちょーど組み上がったところにクラ民ちゃん出没。えぇー時に来るんだなぁ、と皆からつっこまれてたが、民子あわてず「だって仕事だったんだもん」と堂々とした答えっぷり。そ、そーですね。それじゃあしょーがないっすね。
・ちょこちょことメンバーがそろってきて、にぎやかになったとき、突然よっぱらいが乱入してきた。まっかっかな顔して酒の匂いをまき散らしながら踊り出てきたのはホルン中井さん。職場の飲み会の帰りに練習に出没する、というパターンは彼の得意とするところで、あまりに何度も見ている光景なのでメンバー皆つっこみ方が手馴れてきている。「くさっ」「うぁくさっ」と冷淡である。それでもくじけない酒酔いホルナーは、うえへへへーと叫び出す。やおら楽器を出してかまえるとマーラー五番終楽章の一節をものすごい勢いで吹き、そして力尽きて寝てしまった。
・ペットたにむら、クラりえ蔵、チューバ松岡、ユーフォ岩下が加わって、総勢11名となった。パーカスめぐからの「個人練習させてー」との要望もあったし、最初は人数が少なかったので、今日は個人練習の日にしようと思っていた。でも、人数いっぱい来たし、めったに来れない松岡くんは合奏したいと思ってるんじゃないかなぁ?と考えたりもして、ちょこっと合わせました。ベース川崎さんが丸腰ながらも仕事帰りに参加。ドラムスのアシストをしてくださいました(「今ここ!!」って楽譜を指し示したりして)。
・今度の土曜日・6月5日は、豊吹の毎年恒例レクリエーション行事、たけのこ村バーベキュー大会です。肉食って酒飲んでしゃべくって寝る人もいれば、肉食って酒飲んでしゃべくって寝ないという人もいる会です。この日は楽器と離れる日。しばしの別れだ愛器よ。

練習日誌 5月29日(土)

・昨日のドラの放送で、エンディングに『YUME日和』が流れるのは終了となりました。うえーん、なしてー?思いっきしタイミングはずしたー?ええもんええもん。ええ曲だからやるもん『YUME日和』。
・今日の『ロマネスク』は丁寧にやりました、はい。この曲、主旋律のフレーズが付点2部音符で終わることが多い。その3拍の間、中音のパートが例えば♪タンタタタン(4分音符・8分音符2つ・4分音符)というリズムで動いていたり、どっかのパートが装飾を入れている。メロディ奏者がこの装飾パートを聴かずに吹いていると、フレーズ感がバラバラになって雑。単に「音の切り方をそろえて」と考えてもいいとこだけど、「ここはホルンのリズムと一緒に吹き終わる感じで」と他パートの音を意識した吹き方ができると、音の寄り方が増してくる。そんなことやらあんなことやらを、ちょこっと時間かけてやりました。「他パートの音を聴いて」ってことは、目新しいことでも何でもないので、何を今さらとおっしゃる貴兄はごもっとも。でも、基本に立ち戻るということは、いくつになってもどんな曲やっても、大事だす。それに、吹奏楽みたいな大勢の人間が奏でる音楽では、一体になる(鳴るという意味もあるか)ためには基礎基本は欠かせないもんだと思うしね。きゅうくつにならん程度に大事にしたいです、基本。
・はりきるホルンせんださん。『ロマネスク』は特にのりのりだった。クラシック・オリジナルは、せんださんの得意ジャンルでもあるからにー。隣で吹いてて何かうれしい気分。熱いせんださんでした。
・今日のノリはいつもと違うよ。川崎さんのベースが入った『ブルーレディに赤いバラ』はすんごいカッコよかった!! ホーンセクションだけで合わせてるときよりずっと吹きやすかったし、皆もノッて吹いてるのがよく分かった。出てくる音が普段と全然違ったもん。さすが川崎さん。し、しびれるわ。
・『ブルーレディ…』のシェイクの伸ばし。「そこ、シェイクぬきでやってみよう」ただの伸ばしの音にして、その直後4拍目の裏に全員で入る8分音符のタイミングを合わす練習をした。何回かやって、だんだん合ってきた。思いきって言ってみよう、「シェイクが多少しょぼくっても、4拍目の裏の音がバシッと決まったらおっけーだから!!」それ言ったとき、ペット坂ちゃんがニカーッと笑って「おっしゃ!!」って言った。いや、シェイクも決めてほしいんですけどね、正直なとこ。

練習日誌 5月22日(土)

・久々にアルトいしぇ登場。彼女、最近ちくのうの手術をしたので、術後しばらくの間少し不自由な暮しを強いられていたのよ。不憫な…。でも、元気印主婦のいしぇの手にかかったら、手術話もネタになる。手術は部分麻酔で行われたので、お医者さんの話し声とか全部聞こえていたらしい。術中、先生が「うわっ!!」とか「あれっ!?」とか発した時があって、いしぇはそのときすっげ不安になったそうな(そりゃそうだ)。そしたら、身体につながれた心拍測定機の数値がどんどん上がっていって、不安になってることが周囲にモロ分かりで、えらい恥ずかしかったと言っていた。「もぉーこっちのドキドキが画面に出るんだでー。むちゃ恥ずかしかったわー!!」あぁ…、元気になったなった。変わらぬ君の弁舌を聞けて、あたしゃうれしいよ。
・『ロマネスク』合奏。本日はサックスほぼ勢ぞろい(テナーとも子、はよ来てーっ!!)。初めのうちはぎくしゃくした感じだったけど、合奏を止めながらハーモニーを少しずつ合わせていったら、ぐっと音が寄ってきた。あづあづ&いしぇの2ndアルト、そしてふじおかのテナーのバランスが絶妙!! 音量が大きすぎると和音がにごる。小さすぎると1stの音を支えられない。そこらへんのサジ加減を吹き手の感覚であやつることができると、快感なのだ。それに近いことが豊吹サックスパートでできつつあるよ!! いい感じ!! 気持ちよかったっす。
・『YUME日和』合わせる前に、弱起の苦手な佐野さんが「…え?123でポンと出るんだったかぁ? ん、12ぃ♪パー、か?え?」とブツブツ独り言を言っとんなった。それを見つめるユーフォ岩下、ホルンせんだ&中井。口を半開きにしてにやにや見ている金管3人の顔がみんな同じで、私はその3人を見ておかしくてにやにやしていた。
・『YUME日和』を吹いてて、途中、アルト佐野さんが「こ、ここ、あっとるんかいや?」とあせった口調で皆に尋ねた。自分が吹いたのと似たようなフレーズをクラ民ちゃんが1拍遅れて吹いていたので、しまった間違えた!!と佐野さんは思ったらしい。実はその部分はアルトとクラの掛け合い。アルトが1拍先行するのが正解だったのだ。「あー、あせったわいやぁ。民ちゃんとズレとったらなんか間違っとる気がするでなぁ。怒られるかと思ってビクビクするわいや。」 佐野さんのこの言葉を聞いて、隣のいしぇとあづあづがうんうんうんうんと激しくうなずいた。怒るな民子。豊吹の母よ。
・『YUME日和』ネタ、三つ目。ちょっと細かいリズムの刻みがあって、パッと見じゃあうーん吹けない。難しいリズムなので間違えるのはしゃあないにゃーと思う。けど、佐野さんが間違えるときはものすごく演歌ちっくなリズムに変換しなるので、たちまち曲が別物になる。読みにくい楽譜だと、得意ジャンルの脳内引き出しがぽんっと開いて、吹きやすいリズムが飛び出してしまうのだろうか。一瞬でもう島谷ひとみの曲じゃなくなった。ホルンせんださん大笑い。ひーひーいうてはった。

練習日誌 5月26日(水)

・その一報が入ったのは、私が豊小のかぎを開けて間もなくだった。私の携帯の着メロ(「リュスランとリュドミラ序曲」だ)がやかましく鳴った。とってみると「も、もしもし、フルートの高尾です。」あら、さっちん、どしたの?ん?「ば、ばってりー上がっちゃったんです。」うぉ!! 「以前、さっちん2号がバッテリー上がりしたとき、豊吹の掲示板に“そういうときは助けを呼べ”って中井さんが書いてはったの思い出して…」。よしきた!!ホルンの騎士・中井さん出動!! 場所はさっちん職場の駐車場。ケーブルは持ってるか?家にある。ただちに準備して急行されたし。そんなこんなで、彼女が練習場に無事顔を出せたのはそれから30分後だった。そして、練習が終わった後も上がっていて、再び中井さんの車とドッキングさせたのでした。大変でしたね、さっちん。お疲れさんでした。彼女は、職場の駐車場で中井さんが来るのを待っている間、「あぁ~、またこれ戦務帳に書かれるんだろうなぁ~…」と思っていたそうだ。そうです!! あなたの考えている通りです!! 書かしていただきました。ごちそうさま。い~いネタでした。

練習日誌 5月15日(土)

・5月8日(土)は、私、休ませていただきました。明石のバンドの練習に参加して、クラシック&今年の課題曲を堪能してきました。5月12日(水)は特にトピックスありまてんでした。すびばせん。
・という訳で、5月15日(土)の練習日誌を書かせていただきまっす。注文していたミュージック8の楽譜がこないだの木曜日に届いたので、皆さんに配りました。皆、新曲には興味津々です。今までにやってた曲も練習してくれよん。
・スウェアリンジェンの『ロマネスク』。ちょっと丁寧にさらいました。伸ばしの音・フレーズのしっぽの切り方をそろえてー、次のフレーズの入りの音は出だし優しくテヌートで長さ保ってー、ここ音量のバランス考えてー。ポップスみたいに、いけいけいてまえーってノリで吹く曲も気持ちいいけど、繊細にキレイにって意識を大事にする曲もいいもんですな。周りの音を聴いて聴いて、自分の音をそこへはめてはめて、うまくハモれたときはサイコー!! 気分爽快!! …なんだけど、こういうときが「いつも」だったらいいなぁ。今は2割5分8厘ってとこかしら、私の打率。
・『ブルーレディに赤いバラ』。この曲は絶対ドラムスがほしいわいやー。パーカスめぐ&さ~やが行事用の楽器分担相談中に、佐野さんがこの言葉を言った。そのとき、めぐはおちゃらけて「じゃあボイパで。」って言った。ア・カペラの世界では言わずと知れた「ボイスパーカッション」の略だけど、こともあろうに佐野さん、「へ?ボインパーカッション?」と聞き返した。めぐの反論、「佐野さん、それ名誉毀損だわー!!」。わはは。めぐ、そこではふつー「セクハラ」って言うんだろ。
・新曲『それいけレンジャー!!』やりました。かっこいい、確かにかっこいい音楽だが、それだけに凝ったリズムが使ってあって、そのパターンもくるくる変わる。譜読みのテクもタンギングのテクも磨かにゃ吹けぬ!!ってな感じ。これって難しすぎ!! でも血沸き肉踊る曲ばかりのメドレーよ。めぐなんか、演奏しながら歌ってたし。♪アバアバアバアバアバレンジャ~♪・・・
・次も新曲『YUME日和』。佐野さんは『ゆめひより』と読んで、周りから同時多発つっこみを浴びせられていた。『ゆめびより』でしょー。私が「その読み方じゃあ“日和山”やん」と隣のクラ民ちゃんにささやいてたら、佐野さんも“日和山”の話をしていた。民ちゃんに「…感性いっしょやな」と指摘されてしもた。うっ…、悲しいような嬉しいようなやっぱ悲しいような複雑な気分…。この気持ちはなんだろう?恋かしら?
・『YUME日和』、ええ曲だったー。「ドラえもん」のエンディングテーマだって。金曜日に見ようっと、ドラを。
・『演歌メドレー』。これもM8の楽譜、この度買いました。すっげ原曲に忠実に編曲してあっておもしろい。「浪花節だよ人生は」の合いの手なんかサイコー。♪飲めっとー言われってぇ素直にぃ飲んーだぁ♪ちゃっちゃっちゃ・ちゃらっちゃ・らっちゃ♪ええ感じー!! 演奏の合間にバカ笑いしてしまった。吹いててめっちゃハッピーな気分になること請け合い。買ってよかった楽譜の上位に位置します!!