豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 3月6日(土)

・♪ホワーイなぜに~(by矢沢永吉)。トゥディ今日も! 重い楽器をひっさげて、行くぜ豊小練習場!! って意気込みまくってたのに、雪だよ、おい!! 車を雪から掘り出して、濡れてかじかんだ手でバリサクケースを持つと、痛いのよ。行くだけで苦行的、嗚呼…。♪ホワーイ~なぜに~…。
・前回の練習で衰えを痛感した私は、座禅の道を選んだ。管楽器吹きにとって「座禅」とは「ロングトーン」だっ。ミーティング室(練習に使わしてもらってる部屋名)から廊下に出て、なるべく響かない場所を選んで「座禅」開始。自分のきちゃない生音に真っ向から挑む。メトロノーム代わりの腕時計の秒針をにらんで、ひたすら下のソの音、伸ばす。穏やかな息を持続させること、正しいアンブシュアを作ることにきりきり集中。マウスピースくわえる角度を少―しずーつ変えてみる。一番いい音の鳴るポイント発見。…そっか!! 今まであごが出すぎてて、下唇でリードを押えつけすぎてたんだ。今度は息を送りこむ圧力をそーっと増してみる。これ以上息増やすと音がバリッと割れちゃうって寸前でキープっ。…うっ、息が苦しい!! だぁーっ。ちっともいい音続かない。ぐつぐつ煮詰まる。廊下で孤独に悪戦苦闘。時計ひとつを友として。暗い、暗いのよ。でも、ちっとはマシな吹き手になれると信じて、あたしゃ行くよ、座禅の道を。
・ちょっと休憩がてら、ミーティング室内に戻ってリードを変える。すると、ここにも「座禅」中の人を発見。テナー大石ちゃんが鼻をすすりながらロングトーンの真っ最中。ソーーー(8拍くらい?)、ずぃぃぃ(4拍)、ラーーー(8拍)、ずぃぃぃ(4拍)、シーーー(8拍)、ずぃぃぃ(4拍)… (以下略)。彼女の視線は外界の何物をも見ていない。譜面台を通り越して、はるか遠く内なる世界に漂っていた。
・本日のメンバーは、クラ民&りえ蔵 VS ホルン中井さん&ひろいちゃん。そしてテナー大石ちゃん VS ユーフォ岩下さん。バリ作まえだを間において向かい合うタッグマッチ。赤コーナー(木管)はいずれも旬の食べごろ女。青コーナーは(金管)は変わった楽器を吹く変わった人たち。なんかこわい勝負。とりあえず、ファイッ!!(byレフェリーまえだ)。でチューニングと合奏始める。
・久々参加のひろいちゃん。なかなかチューニングの音が合いません。「ちょっと低いよ」と言えば次は高くなり、「あ、高すぎ」と言えば今度は低くなり。ひろいちゃんが眉を寄せて困ったお顔で「安定しません~」と言うと、隣の中井さんが「自由自在なんだなぁ」とつぶやく。ナイスフォロー!! まえだがおちゃらけて「縦横無尽?前後左右?」と四字熟語を並ベてたら、民ちゃんに「(低音で)ちがうっ!」って怒られた。えーん。
・何曲か合わせたが、「次は~~~の曲」って楽譜をかえるたびに、ホルンの2人が曲に関するミーティングを始める。これきつい音だなぁボク無理ですよー廣井ちゃんで無理だったら一般人は吹けん音だぞえぇーそんなことないですよー。幸せそうな2人のおホモだち。あのー、合奏始めてもいいっすか?
・「ラメセス」合わせた。譜読みにかかった当初、曲がぜんぜんつかめなくって吹いてても流れが見えなかったんだけど、練習するごとにモヤモヤが少しずつ晴れていくようだ。だんだん雰囲気つかめてきた。うん、この曲は難解だがおもしろいぞよ。地道に練習してちょっとずつ上手くなっていけたら、ステージに乗せたいね。と言ったら、この曲大好きなホルンひろいちゃんの目がきらりーんって光って満面笑顔になった。まぁ、2~3年後ぐらいに。って言ったら、ユーフォ岩下さんが「い、息の上がらんうちにやってくれ」と言われた。あ、やっぱ、勢いでヤッてしまおっか?

練習日誌 3月3日(水)

・絶っっ不調ぅぉぉぉー!! 私は楽器の吹き方を忘れてしまったようです。どうしたんだ、私の身体。楽器はぜんぜん悪くない。バリサクくんは今日も光ってます、きらりーん。こないだまでどんな口でどんな息出して吹いてた?自分よ。バリサクってこんなにしんどいもんだったっけ?っていうくらい息が続かない、入ってかない。え?これが俗にいう“スランプ”ってもんですか? そんな高級なもんじゃないってつっこみ入りそうだけど、でも吹いてて気持ち悪りぃ。いつも通りに吹いてるつもりなんだが、いつもの音が出てこない。リード変えたらどうだろ。…ああ、だめにゃ。うそぉ、なんでぇ?泣くぅー!! …あ、こないだ買ったバリサク用スワブ、ベルの中に入れたまま吹いとった…。解決?
・んでも、スワブを引っ張り出してから吹いてみても、変な音。やっぱますます下手っぴになったのかも。やーだなぁ、老化? そんなことをぐつぐつ考えながら、むーんむーんとロングトーンをしていたとき、ペットたにむらとボーン斎藤さんがのお喋りが耳に入ってきた。たにむらが若い身空で「トランペットはしんどい。歳とったら吹けれへん楽器だわ」とぼやいたのに対して、斎藤さんがすかさず「おめぇーの歳でそんなこと言っとったら、どないするだいや」とつっこんでいた。たにむらよ、お前もか。うぇるかむ とぅ 老化わーるど。
・こないだ土曜日に新しい楽器を買ったクラ民ちゃん。「昨日、10分ほど、吹き込みしたー」と言っていた。木製楽器はたいへんねぇ。割れが怖いから。買―ってうれしいはないちもんめ…じゃなくて、買って嬉しい気持ちをすぐ楽器にうりゃーって打ちこめないもんね。でも、楽器を育てる喜びっていうのも、いいもんかも…。やっぱりウラヤマスィー。
・西吹さんと町吹さんの、毎年恒例、春の合同コンサートのチラシが何枚か届けられていて、その話題でひと盛り上がり。ピンク色のコピー用紙に印刷されて、春らしさ全開。日時は3月20日の祝日土曜日、その他、西吹ステージの演目や日高東・西中、日ぃ高(ひぃこう:日高高校のことね)のステージの演目なども記載されている。クラりえ蔵ちゃん「あぁ、聴き行きたいなぁ」とポツリつぶやく。そしてなにげに裏返してみると、そこには町吹さんの定期演奏会の案内が!! 経費削減? 資源の節約? もうっ地球に優しい人たちねっ。やることニクイよ、町吹。でも、このチラシのすごさは表裏一体であるということにとどまらない。チラシだと思っていたが、よくよく見ると「招待状」の3文字がデカデカと…。すげぇ、「ご案内」だけじゃなく「ご招待」まで果たしている、このチラシ。豊吹一同、「やるなぁ町吹…」とつぶやきつつ感心しまくっていた。

練習日誌 2月28日(土)

・行進曲『ラメセスⅡ世』のCDを、クラ民ちゃんが持って来てくれた。全日本吹連から出ている「課題曲集CD」だ。知ってる曲だとはいえ、細かい部分などほとんど忘れていたから、演奏が聴けるのはありがたい。あらかじめ「持ってくよー」と連絡受けていたのでCDデッキを用意したので、その場のみんなで鑑賞会。うっ、かっかっこええ…。あらびあ~ん、えじぷしゃ~んって雰囲気の、色気のあるメロディがしんぼうたまらん。脳内の吹きてぇ中枢をくすぐる妖しさ。フルートさっちん高尾は、「ね、かっこええでしょ?かっこええでしょ?絶対やりましょ!!」とたたみかけるように主張。たしかに、聴いてる分にはとてもよい曲だ。しかし、これが課題曲か・・・。舞台袖でずーっと待機してて、緊張いっぱい心臓ばくばくでステージに出で並び、楽器をかまえて出す第一音が、このとんでもないハイノート。この曲を演奏のどたまにやるときには、ペットとホルンの人たちに本番前の投球練習が必要。コンクールでは「はーい、次出番の○○高校の高音金管の皆さんはブルペンに入って下さーい」と誘導係の人が案内してくれる。実現できるホールがどこかにほしい。
・で、さっそく『ラメセス』を合奏。中低音のメンバーが金管にけっこうそろっていて、木管高音部がフルートさっちん高尾とクラ民ちゃんの2人だけだったから、まえだはアルトの譜面を吹いてみた(楽器はバリだが…)。3人でくねくねしたメロディを吹きつないでみると、お…、曲が見えてきた。こんな感じかぁ…。なんて、曲を構築するには、道はまだまだ遠いぞ。
・『ラメセス』の曲3分の1あたり進んだとこに、低音楽器のユニゾンメロディがある。ボーン斎藤さんは「16分音符だ…」と青くなっとんなった。けど、ユーフォ岩下さんは「ん?忙しい旋律なの?(楽譜を読んでみて)まぁ、たいしたことないで」。おぉぉっ、さすが百戦錬磨のつわもの。早吹きガンマン。

練習日誌 2月25日(水)

・こないだから、ばり作に復帰した私。アルトもええけど、やっぱ私はバリサクが好き。「バンドの色や個性は低音と打楽器で決まる」という言葉を、とあるバンド指導者の方から聞いて以来、私の目標は「バンドの色を作ることのできる低音奏者になること」だ。もっとも、悪い方に色を変える奏者になっちゃーいけないが。精進、精進。だいそれた目標で、達成できんかもしれん可能性大だけど、あきらめましぇん。目標をもってる状態ともたない状態とでは、出てくる音はまったく違ってくる。日々ちょーっとずつ伸びていく植物の上を毎日飛び越えて、じょじょにじょじょに高い跳躍力を身につけていく忍者のように、毎回の練習を大切に、ちょっとずつでも自分磨きをしていこ。うん。
・最近の気候の変化が急激なせいか、なかなか楽器の調子が安定しないなぁ。今日は、チューニングにいつもより時間がかかった人が何人かいた。けっこう暖房ききすぎてた、というのも原因かなぁ。管楽器はデリケートなものですな。
・今日のユーフォ岩下さんは、仕事場からチョクで来てくださいました。だから、楽器がいつもの愛器じゃぁないの。すっごい吹きにくそうにしとんなった。チューナーのメーターに合わせて「うーん、高いなぁ」「え、ウソ?こんなに抜いとるのに?」「もっかい。うーん、まだ高いなぁ」「えー、ウソー?泣くわー」と調整地獄にハマっとんなった。
・まずは、『栄光をたたえて』。最初のコラールなめらかにねー、などとちょこっと言ってから始めてみた。ど頭の音の出からキンチョー。1回目はブァッと出ちゃって、ストップしてもっかいしきり直し。2回目はまずまずスムースな出。この曲の譜読みを始めて間もないということもあって、美しい演奏とはまだまだ言えないのだけど、みんなの音から「できる限りレガートに吹こう」としている姿勢が聴き取れる。やっぱただ漫然と吹くのと、何かめあてをもって吹くのとは、全然違うんだー。実感―。
・次の『平和への行列』。私個人的に、中間部の朗々とした旋律・対旋律をどう歌うかがこの曲のキモだ、と思っている。この部分、legatoって指示だけど、スラーはついてないのよ。スラーなしのメロディを吹くとき、タンギングする前にわずかだけど「すき間」ができちゃってる人、けっこう多いと思う(私もよん)。それでブツブツと切れた感じに聴こえて、音と音とがつながらなくなっちゃう。タンギングしても、その直前まで音の長さを保って。音のすき間を埋めるようにしよう。意識してそうしてみよう。
・『ラメセス』通した。わ、分からん、この曲…。つかめない…。早く来い来い、ひろいちゃん。みんなが君を待っている。しかし、デモ演奏音源が切実にほしくなる曲だね。
・ちょい休憩してから『キャンディード組曲』やって、練習終了。早くインテンポで吹けるようになりてー。まだまだできまっしぇん。ゆっくりのテンポから丁寧に個人練習してぐわんばらねば。チューバ松岡くんがごっついがんばってた。前回つかみにくそうにしていた変拍子のリズムを、今回はなんとかテンポにくらいついて吹ききっていた。えらいっ。私もがんばろ。

練習日誌 2月21日(土)

・上坂さんは、神様の用意した特等席でファゴットを吹くために行ってしまわれました。そう思おう。向こうの世界でも絶対音楽しとんなるよ。んで、楽しみなるんだ、今いる状況を。いつもそうだったように。でも、ときどきは下界におりてきて、豊吹といっしょに吹いててね。
・なんて思いながら、久々にバリサクを持って行って練習した。ごめん、練習内容、覚えてないや。ゆるして。