豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 9月18日(土)

・今日も『但馬讃歌』の練習に明け暮れる。いい曲なんだが、どんな曲でも“伴奏”というのは気を使うものです。しかも音量を出すとNGなので、とよすい内のパカパカ出したいブラザー達はそうとうストレスがたまってると思われます。んでも、こないだ合唱の方々の練習に参加してきたんだけど、美しく作り上げてらっしゃいましたよ。さすがベテラン集団!!って感じ。我ら支える屋台骨担当としては、ええ仕事せなあかんな、と改めて肝に命じし候。
・本番では日高町吹さんからティンパニをお借りする手はずになっているけれど、今日は土曜で、町吹さんも練習日。近くの豊高さんは明日が本番で、打楽器は前日から会場入りしているのでお借りできない。困ってしまってわんわんわんわん、でワラにもすがる思いで豊小さんにお電話した。そしたら「豊小内で(←豊吹の練習場は豊小)使われるんですか。いいですよ。」と言ってくださった。ああぁ~神さまぁ仏さま近藤センセイさまさまぁー。ありがとございばすぅ。豊小金管バンドのちびっこ達に恥ずかしくないよう、大事に丁寧に使います。
・合奏にはあらたに、豊岡室内合奏団さんからファゴット旗谷さんとオーボエ田中さんが、フリーサウンドさんからボーン古ちゃんが、日高町吹さんからボーン廻さんが、それぞれ参加。合同行事らしくなってきました。
・皆、お仕事で忙しく、フルメンバーがそろって練習することがなかなかできないけれど、だんだんとまとまってきたのではないでしょうか? ああっでも合唱の人が聴くとどう感じられるんだろうか。歌いにくいって思われたらどうしよう。ちょっとドキドキ。

練習日誌 9月11日(土)

・台風、とんでもなかったですね。パーカス貝谷さんのドラムスを皆で運んでるときの話題がそれでした。[神戸で道路が水につかったのはどこらへんだいや? 2国ですよ ああモザイクの近くかいやー] で、エッチな方のモザイク話になっていった。もう。
・もうすぐ市民音楽祭。本格的に『但馬讃歌』の練習をしようと、本番のステージと同じようにイスを並べた。すると並びが変わっただけで、皆の気合の入り具合が違ってきたのが分かる。個人練習のとき、ホルンひろいちゃんが、ラスト近くの高音が出てくる対旋律を一生懸命さらっていた。♪ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん・ぴゅーっぴゅぴゅー(ぴゅ部分が高音)♪ 一回吹いてふーっとため息。首を振る。もう一回♪ぱんぱんぱんぱんぱんぱんぱん・ぴゅーっぴゅぴゅー♪ 再びため息、首振り。もう一回♪ぱんぱんぱん(以下略)…。何度も何度もくり返す。がんばれひろい!! 吠えずとも 秋空に鳴るや 高らかに そこまで修行を 積みし君なら
・アルト田中ちゃん、大学の夏休み最後の参加。田中ちゃんの姿を見て、アルトいしぇ叫ぶ。「あ゛ぁぁぁぁー!!」この前、戦務帳を読んだから想像はしていたのだが予想以上に細くなっていてビックリしたらしい。しかし何もそんなにデカ声で叫ばんでも。
・クラの助っ人・こまちゃんが、ただ今6ヶ月の大きなお腹で来てくれた。クラの本数が少ないし、彼女は『但馬讃歌』を10年前の「但馬の祭典」で吹いたことあるから、手伝ってくれることになった。子産みのたいへんな時期にとてもとてもありがたいことです。
・チューニングのとき、ペットの坂ちゃん・たにむら・ケンジ上坂の3人の音が、音程・音色ともに、一度でばっちりブレンドした。美しいっ!! 自己主張しすぎず上手に音の出を譲り合ったって感じか。譲り合いの精神。
・さーて合奏。よっしゃ最初はティンパニソロや、頼むでぇとパーカスさ~やに言ったら「この子には何も言わないでやって。そっとしといてやってぇ。」とめぐに言われた。「言われたら、さ~やさん、オブラディオブラダになってしまうから」。ああ、かの場面再び。うん分かった。言わんぞ。冒頭3小節ティンパニしかないなんて、決して言わんぞ。
・コーラスが♪雪がらすー…♪と歌う部分、伴奏ではトランペットが1st.から順にベルトーンで音を重ねていく。それがものすごく美しくハモる。他のパートの関係があってそこの部分を何回も合わせたのだが、何度やっても美しさは崩れない。音量バランス、アタックの形がそろっている。今日の3人、絶好調だ。ひゅーひゅー。
・一度だけ、こちらが「トロンボーンっ」と特に声に出して合図した部分の“どソロ”で、斎藤さんが落ちた。合奏が止まり皆が、さぁいとぉうさ~ん…、という雰囲気になったとき、いきなり「はっはっはっはっ」と斎藤さんの笑いが響いた。ああっなんて爽やかなの。それ聞いたとたん、ふぅって腰砕けになり、注意しようとした気持ちも失せた。かなわんわ、この団長には。
・今日の練習は『但馬讃歌』一曲だけだったけど、消耗しました。アルトあづあづ、東京ねずみーランドのお土産、ありがとう。からいせんべい、うまかったよ。美味美味。

練習日誌 9月8日(水)

・9月4日(土)は、私、お休みしていました。よって戦務帳は書けませんのよ。
・9月8日(水)の戦務帳です。市民音楽祭が近づいてまいりました。ああ、とうとう『但馬讃歌』をやる本番が来るのね。ごっつ怖い。
・なので『但馬讃歌』を、いつもよりちょっと丁寧にやった。でもね、伴奏ってただでさえ音が抜けてるものなのに、人数が揃わないと何をやってるか見えてきまへんわ。しかーし、弱音はいかーん。手を尽くして出来る限りの練習をするのじゃー。
・クラりえ蔵ちゃんが自動車事故に遭った。そのこと自体は決して笑い事じゃないのだが、彼女の話しっぷりがなんだかおかしくて、聞いてた皆、大爆笑してしまった。「えー、何で笑うんですかぁ。なんか職場でも私がこの話したら、皆笑うんですよー」と、りえ蔵ちゃんはちょっと口を尖らせていた。本人にその気がなくとも、周りの皆を笑わせることができる。これぞ「天然」。どこでも愛される人だと思う。得難いキャラだなぁ。

練習日誌 9月1日(水)

・エリックEMバンドのコンサート、すごかった…。まだ余韻が残っております。前から気になっていたサックス奏者・つづらのあつしさんにも会ってサインもらって握手して、本格的にファンになっちまったみたいだわ。つづらのさんの2ndアルバム冒頭に入っているバッハの『無伴奏チェロソナタ』に魅せられて、早速今日練習しているミーハーな私。つづらのさんってジャズの人なのに、クラシック吹いても、う、美しい…。ボーダーレスな奏者は大好きです。
・廊下で練習していたら、背後から「あのー…」と声をかけられた。見ると、Tシャツ短パンで首から携帯を下げている眼鏡をかけた男の人が立っていた。「古川仁美さん、いらっしゃいますか?」と聞かれたので、ああまだですよ、彼女いつも子どもさんを寝かせてから来るのでだいだい8時頃になると思いますよー、と答えた。その方の服装と雰囲気が見るからに「体育会系」だったので、私は「いしぇ(古川仁美の俗称)のお友達か。スポ小の活動かなんかで来て、会う約束してたのかな」と思っていた。だから、待っていてもらうしかないかな、と思い、自分の練習に戻った。そしたら、いしぇが来てみてびっくり。「打楽器をやってた貝谷さんです」と紹介するではないか。ええぇっ、見学の方だったんですか? それならいしぇが来るまで待ってもらうなんてことせずに、楽器出して叩いてもらってればよかった。ごめんなさいぃ~。ああ、打楽器の人だなんて、ありがたや。豊吹、打楽器でたいへん困っているので、入ってくださるとうれすぃです。

練習日誌 8月28日(土)

・本日、但馬空港フェスティバル当日でーす。わが団にとって、この行事は何かとアクシデントの多い行事。今年は何事もなく無事に終われるかなぁ~?
・がーん。アクシデント第1弾!! フルートさっちん高尾が、原因不明の腹痛により出演不能となってしまった。病院で点滴うけてるらしい。ああ、『与作』のソロの重圧がそんなにも体にこたえたか…(いや,そうじゃないとは思うが)。残念なことにフルートソロ3小節分をカットすることにした。練習したのに悔しいだろうなぁ、さっちん。
・第2弾。ホルンひろいちゃんが集合場所に来ない…。携帯にかけたけど、全然つかまらない。どうしたんだろ。現地に行ってるのかな?ボーン斎藤さんの車がしばし残って待つことにし、その他の車は空港へ向けて出発した。ホントにどうしたんだろ?事故とかじゃなきゃいいけど。
・第3弾。集合場所の駐車場を出たところで、助っ人のドラムス本井さんの車が動かなくなった。「バッテリーが…」。以前さっちんの車を救ってから、ホルン中井さんの車のトランクにはライン(あれなんていうんだっけ?)が積みっぱなしだ。それゆけ中井さん!! おしきた、まかせとけ!! 勇んで助けに行こうとしたとき、「あ、なおりました~」と本井さん。あぁ、よかった。空港フェスの呪いが本井さんにまで振りかかったら、申し訳ないやん。
・現地に着いて、控え室で楽器を出し、音出ししながらしばらく待機。係の人に、スグに司会と打合せしてください、と言われたのでアルト佐野さん&私が舞台袖へ向かった。しかし、待てど暮らせど司会の人の手が空く気配がない。控え室に入らないパーカスめぐ・本井さんとベース川崎さんとでおしゃべりしながら待っていた。あまりに待ち時間が長かったので、舞台裏の草抜きをした。ちょっち世間様の役に立った気分(気分だけ)。
・そんなこんなで、『与作』のカット部分の合奏を控え室でしようと思っていたのに、できなかった。んー? なるようになるわー。
・本日も風強し。楽譜が飛ぶ飛ぶ。そのせいで、クラ民ちゃんが珍しくミスっていた。←ホントにめったにないことなので特記事項である。
・「与作」でやってしまった…。『演歌メドレー』の最初の曲は「津軽海峡冬景色」。その最後の音の伸ばしを切って、「さん、しっ」で「与作」のトランペットの旋律に入る。こういう段取りでねー、ということを口頭で説明しただけで、実際に音を出して確認してはいなかった。本番のとき、指揮者(私)のテンポの示し方があいまいで、ペットの3人(坂ちゃん・ケンジ上坂・谷岡さん)が3人とも出遅れた。うわーしもたー、どうしょうどうしょうー。出てくれ頼むーと、1拍目を3回くらい振った。ようやく念力が通じたのか3人そろって出てくれた。やれやれ。後で聞いたら、ユーフォ岩下さん&山本くんはそれより出遅れてたそうだ。
・パーカスとベースの間では、ひそかに蜂騒ぎが進行。めぐ大騒ぎ。本番中につき小声で大騒ぎ。「あ゛―、川崎さん!! 蜂が!! 蜂がそっちに行きましたよぉー!!」と、教えてあげたが、ベース川崎さんは「うん!! 大丈夫!!」と、めぐの形相とは対照的な平気な顔だったらしい。蜂がブンブン。ベースもブンブン。あそっか、トモダチか。
・終わったー。終わりましたよ。いやー暑かったー。しかし、ひろいちゃんは最後まで来なかった・・・。果敢にもたった一人で吹いていた中井さんが気の毒だった。きっと「えぇ~、日曜じゃなかったんですかぁ」って勘違いしてたんだと思うよ、彼は。
・去年の空港フェスで私たちの記憶に強烈に残っていたことがらがある。浜坂のあいがも米アイスの味である。去年むちゃくちゃ美味しかったので、今年も演奏後に食べようと、女子はけっこう楽しみにしていた。お弁当を食べた後、わいわい言いながらブースヘ行き大勢で食べた。いろんな味があったが、私は米粒入りの「玄米バニラ」をチョイス。すっごい香ばしくって味が濃い!! 普通のバニラを食べていたペット坂ちゃんが、私のをちょっと食べて「あ、ええなぁ。玄米の方がおいしいなぁ」とうらやましがっていた。…はっ、ここは音楽団体のホムペだよね。

練習日誌 8月25日(水)

・本番前です。なのに、どないしょう。みんな忙しいとみえて、出席者数が伸びないわー。合奏できないかと思ったぜ。
・今日はユーフォ山本くんのテンポの不安定な吹き方に、「ちゃんと頭の中のメトロノームを鳴らし続けろ。分かったな!!」と、少し(ホントに「少し」だよっ!)厳しげーな言い方をしてまった。そしたら、山本くん、笑顔で「はいっ!!」って答えてくれた。以前、優しげーな口調で注意したときは浮かない顔だったのに、今日はっきり口調で言ったらスッキリ顔で対応した。そうか、ビシバシされた方が気持ちがいいのか。でわでわ、おねいさんがこれからもっとかわいがってあげやう。…。
・空港の曲を全曲合奏。『ジュピター』の2番クラの楽譜の余分がなかったので、りえ蔵ちゃんが「見せてもらっていいですか?」と、1枚の楽譜を私といっしょに見て吹くことになった。りえ蔵ちゃんが言った、「な、なんか緊張する…」。えー、なんでー? こっちこそ緊張しますぅ。同じ楽譜吹いてたら、私の音程の悪さがバレバレで「ちっ、この人、口ほどでもないな」と思われるかと、ハラハラヒヤヒヤなんですから~。
・以前の営業で『演歌メドレー』をやったとき、「与作」のフルートソロは松田長老が吹いていらっしゃったのだが、この度の空港フェス営業には長老は残念ながら不参加。という訳で、なりはミニだが度胸はあるぞ、さっちん高尾がソロを執りまする。全曲合わせおわった後、もう一回やりたい部分はないかー?と皆に尋ねた。奥ゆかしい彼女は、自分から言葉には出さなかったが、私の3時方向2.5メートルの位置からものすごいオーラを発していた、「ソロの練習がしてぇ!!」と。「もっかい「与作」合わせとこっか?」と水を向けたら、さっちんは満面の笑みをたたえてうんうんうんと首根っこ壊れそうなくらいうなずいた。急に彼女がかわいく思えて、ソロ部分を3回も合奏してしまった。
・斎藤さんが9時ごろ来られた。いつも早い時間に来られる方なので、珍しいですねと話しかけると、「ちょっと遠出していたもので…」とおっしゃって多くは語られなかった。そのときは、出張だったのかな?くらいにしか思わず、それきり尋ねなかった。練習が終わった後、斎藤さんがおもむろに「これ皆で食べて」と差し出されたのは、なんと淡路島のとあるテーマパークのお菓子。えぇっ!!もしや、今日家族旅行に行って、帰ってきてすぐに練習に来られたんですか? 疲れてらっしゃるでしょ? それなら練習お休みされてもいいのにー。こういうとき、斎藤さんはホントに自分からは多くを語らない。決して自分の都合をふりかざすことはなく、公の活動をとても大事にされる。率いてもらっている立場の団員の身からすると、本当にありがたく思う。と同時に、たいしたこともしていないくせに「忙しい忙しい」を口癖にしてしまっている自分を省みて、あまりの志の違いに我が身を情けなく思う。私たちは、すばらしい団長に恵まれて、幸せもんのバンドである

練習日誌 8月21日(土)

・今度の空港フェスの演奏には、フリーサウンドのドラムス本井さんに助っ人をお願いしています(本当にお忙しい方なのに、いつも笑顔で引きうけていただける。神様)。されど、今日は、五荘公民館の毎年の恒例行事、夕涼みコンサートの日。フリーサウンドさんは出演されるので、本井さんは今日の練習に来られないだろうな、と思っていたのですが、なんと本番を終えて豊吹の練習に駆けつけてくださった!! あまりにうれしくって泣きそう。
・行事前の土曜日なので、出席率非常によろし。本井さんのドラムスに乗って、最初にやった『ジュピター』なんかこんなにかっこええ曲だったっけ?って思うくらい、みんなの音が勢いよく前に出てた。ひゅー、本井さん効果―。
・しかしメドレーになると、私のテンポ変化の指示があいまいで、本井さんを困らせてしまった。うう、ごめんなさい。
・とりあえず、曲の流れを確認するために全曲通した後、ちょっと休憩して不安なところをもう一度練習した。休憩明けて皆が席に着いたとき、「ねぇねぇ『百恵メドレー』がめちゃめちゃだったよ。もっかいやろうよ」と言ってくださったのは、ベース川崎さん。川崎さんは、そのベースの技術でバンドのテンポやムードをリードしてくださる。それだけじゃなく、時々こうして「ここできてないよ」というふうに、サラッと、かつズバッと全員の前で指摘してくださる。しかも川崎さんが言うと、ソフトに聞こえる。素直に聞ける。バンドにとって得がたいキャラです。あらゆる意味でキーパーソンですな。

練習日誌 8月18日(水)

・ヤワラちゃん、100平泳ぎ北島、体操ニッポン男子団体、金賞おめでとう!! 「金賞」と言ってしまうところが、ブラス人の悲しいサガだ…。最近、寝不足です。夜中に卓球愛ちゃんを応援していて、「もう寝ろ!!」とダンナにたしなめられてしまいました。がんばれニッポン!! オリンピック大好きさー。
・アルト田中ちゃんが来た!! 3月に京都へ巣立ってから初の練習参加。彼女の姿を一目見て皆が一言「やせたなぁ!!」。以前、団員は、無垢な彼女が都会で暮すことを、とてもとても心配していた。だから口々に「悪い人に消火器買わされて、食べるお金がなくなったんか?」とか、「変な新興宗教に修行させられたんか?」とか、田舎モンの想像力をフル稼働して話しかけた。しかし、そんな汚れた大人たちの考える理由とは違って、田中ちゃんの答えは「もやし食べてやせました」。へ?もやし? ヒト袋28円で安かったからもやしを食べて生活していたんだそうな。そーかー。お金は大事だもんなぁ。
・クラ民ちゃんと一緒に、「斎藤さんが来て田中ちゃん見たら、“どうやってやせた?”って絶対聞くと思うで」と話していた。そしたらボーン斎藤さん登場。久々の田中ちゃんの姿に気付いたとたん、斎藤さん「うぉっ!!」と驚いて、次にはすぐ「どうやって!?」の言葉が出た。律儀な田中ちゃんが「も、もやしで…」と説明している間、私と民ちゃんは、あまりに予想通りすぎる展開にひーひー笑っていた。
・パーカスめぐ&さ~やと私とで、市民音楽祭でやる『但馬讃歌』の打楽器分担を考えていた。少ない人数でもできる限りのことをやろう、ということで、祭囃子の部分のチャンチキを「誰か管楽器で手ぇあいてるひと、やってくれれへんかな」と、めぐが言った。ここは管楽器全員のトゥッティ。となると手があいてる奴は一人しかいない。私だ。「…指揮者なら手すきだで」と言ったとき、一瞬3人の会話に間が空いて、次にめぐとさ~やが同時に「えぇー、どーだろー」とふき出した。多分、それぞれの頭の中に、指揮台でチャンチキ叩きながら踊り狂う馬鹿指揮者の姿が浮かんだのだろう。うーん、ウマシカー。
・盆明けですので、今日はサラッと通すだけで終了。って言っても6曲もやったんですが。『但馬讃歌』と空港フェスでやる曲。空港では、出れるクラが1本だけなので、私がアルトで2ndクラを吹くことに。でも、今日は民ちゃんとりえ蔵ちゃんと私とで、1stから3rdまでそろった音を披露。なんかえーなー、クラの和音って。ぽわーんとあったかくって。私もクラが吹けたらええのに。サックスの音で混じるんじゃなくて。
・サックスのサイドキーのレ⇔ミのトリルってどうやるんだっけ? アルトあづあづと田中ちゃんと私と、3人の眉間にシワがよったけど誰も分からんかった。ダレか教えてー。
・実直な性格のユーフォ山本くんが、リズムも音量も慎重に考えながら吹いていたので、3曲ほど合わせた後、こう言った。「自信もってもっともっと吹いたらええよ。テンポも前に前に感じて」。すると続く『百恵のジャパ・グラ』の「イミテーションゴールド」のメロディでおおいにはりきった。おおっ、勢いええぞなー。でも飛び出しすぎ注意。テンポの中でノリノリしようね。

練習日誌 8月11日(水)

・こないだの役員会で、但馬空港フェスで演奏する曲目を相談して決めた。佐野さんの強い願いで、『YUME日和』をボツにして『渡る世間に鬼ばかり』を入れようと提案された。空港山上の抜けるような青空の下で『渡鬼』。うーん?どうでしょう~、な感じは否めない。その議上でも、『YUME…』の方がさわやかですよーという意見はあったのだが、佐野さんは「いや、空港のお客さんは『鬼ばかり』を知っとんなる人の方が絶対多いいでぇ。はい『鬼』入れる。決定。」と、うまいことその場をリードされた。しかし、今日、空港でやる曲どれどれですか?とパーカスめぐが尋ねてきたとき、うろ覚えだった私が佐野さんに尋ね直して、『YUME…』と『渡鬼』の当否(?)が再浮上した。佐野さんは「『渡鬼』入れようやー」とおっしゃっていた。それに対して「考えてみると、この2曲のうちでどっち取る?っていうことだったら、『YUME…』だと思うけどー」と私が言ったとき、隣でめぐがうんうんうんと威勢よくうなずいた。それを見たとき!! 佐野さんは「そーかぁ?やっぱりそーかぁ?」とそれまでの主張をあっさりすてて、『YUME日和』やろっかぁ、ということになった。なんかすごいぞ、めぐパワー。よし、今度から佐野さんを説得したいときは、めぐを呼ぼう。あ、ペットたにむらでも効果ありかも。
・次の土曜は盆休み。家族みんなで墓参り。ご先祖さまを大事にせにゃー。だって日本人だもの。

練習日誌 8月7日(土)

・明日は県大会一般の部が開催されます。但馬から出演される和田山ウィンドさんとなんすいさんは、今ごろ最後の追い込み練習をされてるのかなぁ…。と思っていたら、ホルンひろいちゃん、豊吹の練習に来てるよ!!(彼はなんすいさんとのkakemochier) あぁ、明朝早くから移動しなきゃなんないから、夜の練習はお休みなのね。それでも豊吹に来て楽器を吹いてしまうひろいちゃん。愛すべき「ホルンばか」だ。
・坂ちゃん、チューニングの音がなかなか合いません。高いよーと言われて抜けば低すぎ、入れてみれば高杉。不安定蟻地獄。「ちょっと待って。姿勢変えるわ」と言って、威儀を正していすに座りなおし一音入魂吹き鳴らした。あら、合いました。今度から「姿勢」かぁ。管の長さだけじゃなくて、背骨の長さを変えても音程って調節できるもんなのね。
・アルト古株コンビ・佐野さん&いしぇのチューニングが合いません。音程的には合ってるのよ。メーターでひろったら、二人とも音程の数値は同じくらい。でも二人でB♭を伸ばしてみると合わない。音色が原因かー、と言ってると周りのメンバーは口々に「芸風が違うから…」と言っている。はげしく納得。満場一致で、二人の音が合わないのは「芸風の不一致」のせいだと決定。
・ユーフォ岩下さんが散髪してきなった。これまでトルシエ監督だったのが、いなりカッパちゃんのような頭になった。前髪がちょんちょんだ。しかしどんな髪型してもどんな服を着ても、このお方は「老けて」見えるということがない。オールウェイズさわやか。んで若々しい。風貌は「老けない」のに楽器は上手く「吹ける」。…。ああ、ごっついいかめぇわいや!! (竹野弁マスターしましたか?)
・クラりえ蔵ちゃん、髪を一ヶ所ゴムでくくってきた。それ見て佐野さんが「うぉ、かわいいぃなってぇ(訳:かわいくなったね)」と言った。「なった」んじゃなくて、前からかわいいの!! まぁ、今までのシャープなお姉さん風な雰囲気とはまた違ったスタイルに変わってはいたんだけどね。とりあえず、佐野さんに教育的指導一本。
・合奏で『百恵のジャパ・グラ』を合わせた。ここまでの2曲は私が音頭をとってたので、この曲は佐野さんに、と指揮をおまかせした。『イミテーションゴールド』から『いい日旅立ち』に移る部分でテンポががらっと変わる。「んー、ここどうやって振らぁかなぁ…」とちょっと考えてから、佐野さん「はいっばぁーん、って出て。分かるか?」。んん?ああ!「“はいっ”っていうのが1拍目になるんですね(ここのところ、管楽器の音が鳴り出すのは2拍目から)」と言ったら、「え?え?なんで?」と佐野さん混乱しはじめた。周りのメンバー総がかりで「こう振ったらええ」とアドバイスするけど、考えれば考えるほど混乱してくる様子の佐野さん。なぜ?と思っていたら、みんなの音が出てくるのが何拍目か、それが分かれへんだったみたい。とにかく自分なりに納得して振り始めなったんだけど、1拍目を縦に振り上げた後、2拍目は手のひらを上にして水平に横に向かって「どぅぞぉー」みたいな感じで突き出した。クラ民ちゃんは、真正面からそれを見て、楽器の中に噴き出したらしい。息じゃなくて笑いを。