豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 3月24日(水)

・本日、またまた参加人数最低記録を塗り替えてしまいました。今日の参加者は、ホルン+ボーン+バリサク+丸腰(ユーフォ)の計4人です。おろろろ~ん。メンバー的にも楽器編成的にも地味すぎ。今日も個人デイですな。
・こないだ豊高さんから、いくつか楽譜を借りてきた。クラ民ちゃんが「一回やってみたーい」と言っていた1993年(だったかな?)の課題曲『はるか大地へ』と、そのB面『クロマティックプリズム』。それと1992年課題曲の『クロス・バイ・マーチ』。それを取り出して、まぁ読んでみよっかな、とバリサクの楽譜を探してみた。すると…。『はるか大地へ』ってバリサクの楽譜、ないんですか?『クロマティックプリズム』の裏は白紙だった。どんな楽器編成の曲なんだ?と思ってスコアを探すと、スコアは紛失されていた。誰か!教えて!!この曲は小編成用?スコアもっている人に会いたい。そして教えて!! おしーえてー おじいーさんー おしえてー アルムーのーもーみーのー木ぃよー
・『クロス・バイ・マーチ』は知る人ぞ知る“あの三善晃”の名作。マーチのはずなのにむちゃむちゃ変拍子。でも私は個人的にスキよ、この曲。その楽譜を一目見るなりボーン斎藤さんが「これは佐野さんがスキそーな楽譜だなー」と言いなった。そーなの、きっと気に入ってくれると思うわー、佐野さん。

練習日誌 3月20日(土)

・今日は、西吹さん&町吹さんの春の合同コンサートがありました。仕事が入ってていけませんでしたー、うえーん。西吹の演奏、久々に聴きたかったよー。町吹さんの演奏は、5月の定演を楽しみにさせていただきますっ。
・合奏中のホルン星人のミーティングは、メンバーが変わっても盛り上がりの度合いは変わらない。今日は中井さん&やよひちゃんの2人であったが、話が弾んでて合奏始めるのがかわいそうになってきたぐらいよ。今日のミーティングのお題は「白い巨塔と西部警察について」。「白い巨塔」の東教授のセリフ「ざぁいぜーんく~ん」と、「西部警察」の課長(だったっけ)の「だぁいもーんく~ん」はリズムも音程も似ている、ということだそうで…。同じ星の人は我々と何かが違う。
・『キャンディード』やりました。楽譜によえぇ(訳:弱い)アルト佐野さんが、ホルンと同じリズムになるはずの後打ちの部分を、全然ちがうリズムで吹き始めた。しかも、ホルンの方が正しいリズムで吹いているにも関わらず、佐野さんがあまりにも堂々と吹きなるので、ホルンの方が間違っているような感覚に陥った。ふつー、自信がないときは吹き方にもそれが表れてくるもんだが、佐野さんはいつでもオレ流。あ、津居山弁だしけー「ワシ流」か。いつ間違いに気付くかナーと思って、しばらく放っといたのだが(止めろよ!!)、いつまでたっても堂々とした吹きっぷり。しまいに私がふき出してしまって(この場合の“ふき出す”は“笑い出す”の意ね)、合奏をストップ。佐野さんは常時「ワシが主旋律」の人です。
・『ラメセス』やりました。この曲、よゆー、ないです。周りの音、聴けないです。今年はこの曲を楽に吹ける持久力と肺活量を身につけることが目標かしら。つらい目標だわ。うるうる。
・「明日はワシの誕生日だわいやー」。この話し口調で誰のことだかお分かりでしょうが、3月21日は佐野さんのお誕生日だそうです。わーいわーい、おめでとー。40代でこれだけパワフルに、かつ楽に吹くスタイルを確立している人が身近にいました、そういえば。佐野さんのリードサックスにくらいついていけるバリサクになります。45歳おめでとー。50もすぐそこですね☆
・アルト田中ちゃんが今日でお別れです。彼女は京都に進学します。聞けば市内のド真ん中。達者で暮らせよ。かぁちゃん心配だ、よよよ。「大学行っても、豊吹に籍は残しとけますよね」と言っていた。もちろんよ。嬉しいねー。これで豊岡吹奏楽団京都支部設立ね。
・アルトあづあづが久々に出席してました。「体調くずしちゃって…」ということもあったそうだが、見るからに細くなっている。「ちょっと痩せた?」って尋ねたら、「はい、6kg痩せました」と言った。えぇっ?とみんながビックリして声を出そうとするより何より早く、まっ先に田中ちゃんが「どうやってっっっ?!」と、ものすごい切実さを感じさせるスピードで叫んだ。あんなに激しく素早い彼女を見たのは始めてだ。あづあづからダイエット法を聞き出して(1日1時間歩いているらしい)、その場で一番感心していたのは田中ちゃんとボーン斎藤さんであった。3ヶ月後くらいには、この二人、6kg痩せてるかも。たーのしーみぃ。

練習日誌 3月17日(水)

・ぬくーい日。ワックス塗ったらそっこーで乾くような洗車日和。夜から雨が降るんだって。なので、夕方から湿気もアップして、じとーんとした日。
・気温は上がるが、参加人数は5人でストップ。しかも内一人は丸腰(それは岩下さん)。クラ+ホルン+ボーン+バリサクでは合奏してもノリませんね。ブーですね。故に今日は個人練習デーとする。ああー、私がアルトを持ってきてたら、ちょっとはましなバランスだったかもなぁ。
・途中から、岩下さんと斎藤さんの「二人のオジ対談」が始まった。それぞれの不健康自慢から端を発し、次は体重自慢(二人とも「ひところより20kg多い」らしい)になり、その次は自分の知ってる病院情報自慢になった。さすがな話題展開で、オジらしさ放流。人間30を超えたら、身体のことが一番の関心事になるのですねぇ。オンナはお肌のことだけどな!!
・岩下さん、先日入った人間ドックの話も披露。肺活量検査で5800をマークしたそうだ。それって多くないですか? 「先生がはい、もういいですよーって言ったから息はくの止めたけど、まだ息は残っとったぁで」って言いなった。すごぅい。お腹はじっても、息の太さは健在ですね。こうして健康について語り合いながら豊吹の夜は更けゆく…。

練習日誌 3月13日(土)

・民ちゃん、新兵器…じゃなくて新楽器、持ってきたー。見せてもらって、ちょっとさわらせてもらって、きゃーきゃー。他人の楽器でも新しい楽器というのは、見ててトキメクわー。キーがきらきらしてるわぁ。ヴァージンシルバーよぉー。
・クラりえ蔵ちゃんから、「今日、実高生が見学に来ると思います」と予言があった。豊吹から楽譜を貸していたので、それを返しに来るがてら、練習を見学したいと言っとんなるらしい。いやーん、ちょい緊張。ドキがむねむねしちゃう。
・アルト田中ちゃんが参加。彼女は高校3年生。でももう2月には進学先が決まって、余裕の3月を過ごす脱受験生なのだ。彼女の進む大学は京都。とても素朴で素直な港っ子なので、都会の雰囲気に流されていきませんようにと、団員の何人かは本気で心配している。田中ちゃんが心配だー心配だー…。
・豊岡実業高校生、来ました。2年生の二人です。廊下で座禅をしていた私が真っ先に会ったのでご挨拶した。「始めましてー、サックス吹いてます中井(←正式名称)と申しますー」と言ったら、二人して「あっ、存じ上げておりますっ」って謙譲語でのご返答。どうやら戦務帳を前から読んでいたらしい。いやーん、ちょーハズカピー。お見受けしたところ、しっかり者の二人だと見た。そしてノリが良い人たちだとも…。きゃぴきゃぴしてていいねぇいいねぇ。完全にオジさんの目です。申し訳ござりません。
・練習室の中に入った実高生の眼前に繰り広げられたのは、ホルン二人組のおホモだちプレイ(この場合のプレイは演奏)。次の日が豊岡高定演のOB合同練習なので、そこでやるリードの『法華経からの三つの啓示』の終楽章を予習していた。楽譜の読めない中井さんが廣井ちゃんに教えてもらっていたのだ。しかし、二人して相も変わらぬ吠え吠えプレイ。豊吹団員はいつもの風景なので無感覚になっているが、初めて見る人にはキョーレツらしい。実高生二人が「すごい…すごい…」としきりに小声で驚愕している。ふつーの人は、譜読みでここまでヒートアップしないもんなぁ…。
・合奏しましょ。『栄光をたたえて』はちょっとだけ丁寧に部分練習もしたりして、リズム合わせました。『平和への行列』はそろそろテンポアップしてやりたいな、と思ったので「ちょっと速くしてみていいですか?」と皆に尋ねたところ、ええでぇ(OK)の返事が返ってきた。あ、でも久々参加の田中ちゃんがいる。で、言ってみた。「田中ちゃんっ」「はいっ」「ついて来い!!」「うっ…は、はいっ」。すっげ強引な。しかし律儀に返事する育ちの良さ。感心するぜ。爪アカちょーだい。インテンポでの『行列』始まり始まり。田中ちゃんは必死に食らいついてくる。とうとう最後までオチルことなく、ラストの「ざっざっざん」まで吹ききった。おおー、腕を上げたなー。
・さて『ラメセス』。中間部の木管メロディのかけあいで、先頭切って出るのは2nd3rdクラなんだけど、今日はりえ蔵ちゃん一人しかいません。低音パートがリズムを刻みだしたのを4小節ほど聴いてからそれに乗って、りえ蔵入ったっ。よしっ楽譜どおりっ。なのに「え、ちがう?」とつぶやいて吹くのを止めた。あーん、あっとったのにぃ。
・『キャンディード』のクラ二人のかけあいメロディやったときも同じことが。民ちゃんが楽譜通りに入れなかったので曲を止めたら、「え、私?」と、りえ蔵ちゃん自分を疑う。あーん、りえ蔵ちゃんはあってたのよー。疑心暗鬼? まじめな人ほど陥りやすい。
・本日もまたホルン炸裂(←このフレーズ、何回書いたことだろう…)。『キャンディード』の“GLITTER AND BE GAY”のラストに、4拍伸ばしのクレッシェンドの音がある。全員ユニゾンA♭の音。1回目合わせたときは音程が全然合ってなくてまとまんなくて、「もっと周りの音をよく聴こう」ともう一度合わせた。他のパートの音は落ち着いたのだが、ホルンだけ異様に激しくクレッシェンドしてうなる。吹き終えたとたんシーン…となっちゃって、忍び笑いとともにクラ民ちゃんの「…きたない、…きたない」のササヤキが聞こえる。テナー大石ちゃんもボーン斎藤さんもゆっくりとホルン二人の方に顔を向けて半笑いで見つめている。廣井ちゃん、中井さん、周りの視線にガマの油状態。中井さんにいたっては「…だってクレッシェンドって書いてあるもん…」と子供のようにふてくされていた。
・こんな合奏でごめんよー。実高生に、今日聴いてみてどうだった?と講評を仰いでみると、「すごかったです」。ん?何が?「いや、なんか言葉にならんくらい、すごかったっす。来て良かったです」って言ってくれた。まぁぁ、ほめ上手さんたちねっ。うれしくなっちゃう。ぽっ。爪アカをいただきたい高校生、ここにも発見。

練習日誌 3月10日(水)

・アルト佐野さん、久しぶりのご参加。最近、PTAのお仕事で忙しくされている。4月から地区の青少年育成会の会長職に就かれるそうだ。い、育成会長!? 佐野さんが…。皆さん、この人はねぇ、楽器を吹かすとエロい音を出しますぜ。ムードみゅーじっくむんむんむらむらいっちょいってみよーかーですぜ(意味不明)。
・ホルンやよひちゃんも久々参加。パーマかけてちょっと明るいブラウン入れて、いけてるお姉さんな髪型してた。腕に輝くディオールのブレスと相まって、ゴールドチックにきめきめ。ちょっとやせた? いい女っぷりを遺憾なく発揮してますなぁ。そんな彼女を見てホルン中井さんが「髪形変えたの?…きれいだよ」と(自分では)キザにささやいた(つもり)。そこでやよひちゃん「なんでぇな、気持ち悪いなー!!」と、思いっきし但馬弁でブロックアタック。セットカウント2-0で中井さんの爆死。
・今日も私は座禅。andアンブシュアチェック。唇の形を見るために準備した手鏡を家に忘れたので、ミーティング室わきのトイレの手洗い場の鏡を利用する。トイレのドア開けてトイレに向かって吹く行為は、「暗い」に「奇妙」がプラスされて「くさい」でコーティングされて哀れなり。豊小のトイレ、きれいなんだけどね。
・この前の土曜の練習のとき、チューニングで“自由自在”ぶりを見せたのはホルンひろいちゃんだったが、今日の自由自在人はクラあやや。低いと言えば次は高くなり、高いと言えば低くなる。あややも忙しくって、久々組だからなぁ。息入れといてください(←ワンパターンの指揮者の一言)。
・合奏1曲目は『キャンディード』の最初の曲。次に『栄光をたたえて』。気功みたいな感じでハァーッと息を前に押し出す感じで持続させてー、なんて言ってから演奏。したら、前にやったときに比べてちょっとなめらかに吹けた気がした。イメージってやっぱ大事かも。『平和への行列』はざーっと通した。
・3曲やって身体も楽器もほどよくあったまったところで、『ラメセス』やりましょー。佐野さんが隣の席のペットたにむらの楽譜を「ちょっと見せて」とのぞこうとしたら、「いやだー!!」とたにむら激しく拒絶する。佐野さんは隠されると見たくなる性分なので、「ええだねぇかいや、見せれぇやー(訳:いいじゃないですか、お見せなさい)」とこれも激しく迫る。「わしはトランペットの楽譜、好きなんだわいやー(好きなのです)」said佐野。うちげの佐野さん、ペット好き。おなごが吹くともっと好き。あ、このフレーズ、以前にも書いたことあるわ。
・ちょっとずつ演奏しては止めてもう一回やってみる、を繰り返す。周りの音を聴ける余裕あるテンポで合わせて、それぞれのパートがどんなふうに動いているかを確かめていった。「ホルンはC(練習番号)の半拍前から、ぷるるるんぷるるるんって入ってくるんだよね?」と尋ねると、中井さん、すました顔で「いいえ」と言う。「え?違った?そこから入ると思ったんだけど」ともう一度聞くと、今度は力なく「…はい」と答える。どっちだえ?! しんどい部分だからゆうて、隠そうとすんな!!
・中間部の木管楽器の妖しいメロディ。楽譜の上でも臨時記号てんこ盛りでちゃんと読めるかアヤシイ。大丈夫かなぁという周囲の視線の中、佐野さんが期待通りにフラット抜け抜けはちゃめちゃ演奏を披露してくれた。アラビア音階のテイストが消え、なぜか和風の音楽に聴こえてしまう…。わしゃぁ楽譜にようぇぇんだわいやー(訳:私は楽譜に弱いのですよ)。
・『ラメセス』を終えた後、『キャンディード』の4曲目をやった。そこで時計を見ると、終了時間まで残り10分。もう一回やりたい曲ある?と皆に尋ねたけど、もうおわりにしょーでぇという気分が漂っていた。がしかし、ここで意外にも佐野さんが、そしてその上「『ラメセス』やらぁで」と予想外の曲を選んでリクエストしてきた。さっきあんなに苦労しとんなった曲なのに…、と一同驚きながらも皆で『ラメセス』を一曲まるまる通した(!!)。苦手分野の曲に果敢にチャレンジするなんて。すっげぇ佐野さん、意欲感じるわ。でもそれより驚いたのは、この曲通すと低音パートは体力的にそうとうきついのに、ボーン斎藤さんが涼しい顔をしていたことだ。バリ作まえだはぜぇぜぇいって、肩で息をしていました。斎藤さん、実は持久力満点?外見はオジなのに。

練習日誌 3月6日(土)

・♪ホワーイなぜに~(by矢沢永吉)。トゥディ今日も! 重い楽器をひっさげて、行くぜ豊小練習場!! って意気込みまくってたのに、雪だよ、おい!! 車を雪から掘り出して、濡れてかじかんだ手でバリサクケースを持つと、痛いのよ。行くだけで苦行的、嗚呼…。♪ホワーイ~なぜに~…。
・前回の練習で衰えを痛感した私は、座禅の道を選んだ。管楽器吹きにとって「座禅」とは「ロングトーン」だっ。ミーティング室(練習に使わしてもらってる部屋名)から廊下に出て、なるべく響かない場所を選んで「座禅」開始。自分のきちゃない生音に真っ向から挑む。メトロノーム代わりの腕時計の秒針をにらんで、ひたすら下のソの音、伸ばす。穏やかな息を持続させること、正しいアンブシュアを作ることにきりきり集中。マウスピースくわえる角度を少―しずーつ変えてみる。一番いい音の鳴るポイント発見。…そっか!! 今まであごが出すぎてて、下唇でリードを押えつけすぎてたんだ。今度は息を送りこむ圧力をそーっと増してみる。これ以上息増やすと音がバリッと割れちゃうって寸前でキープっ。…うっ、息が苦しい!! だぁーっ。ちっともいい音続かない。ぐつぐつ煮詰まる。廊下で孤独に悪戦苦闘。時計ひとつを友として。暗い、暗いのよ。でも、ちっとはマシな吹き手になれると信じて、あたしゃ行くよ、座禅の道を。
・ちょっと休憩がてら、ミーティング室内に戻ってリードを変える。すると、ここにも「座禅」中の人を発見。テナー大石ちゃんが鼻をすすりながらロングトーンの真っ最中。ソーーー(8拍くらい?)、ずぃぃぃ(4拍)、ラーーー(8拍)、ずぃぃぃ(4拍)、シーーー(8拍)、ずぃぃぃ(4拍)… (以下略)。彼女の視線は外界の何物をも見ていない。譜面台を通り越して、はるか遠く内なる世界に漂っていた。
・本日のメンバーは、クラ民&りえ蔵 VS ホルン中井さん&ひろいちゃん。そしてテナー大石ちゃん VS ユーフォ岩下さん。バリ作まえだを間において向かい合うタッグマッチ。赤コーナー(木管)はいずれも旬の食べごろ女。青コーナーは(金管)は変わった楽器を吹く変わった人たち。なんかこわい勝負。とりあえず、ファイッ!!(byレフェリーまえだ)。でチューニングと合奏始める。
・久々参加のひろいちゃん。なかなかチューニングの音が合いません。「ちょっと低いよ」と言えば次は高くなり、「あ、高すぎ」と言えば今度は低くなり。ひろいちゃんが眉を寄せて困ったお顔で「安定しません~」と言うと、隣の中井さんが「自由自在なんだなぁ」とつぶやく。ナイスフォロー!! まえだがおちゃらけて「縦横無尽?前後左右?」と四字熟語を並ベてたら、民ちゃんに「(低音で)ちがうっ!」って怒られた。えーん。
・何曲か合わせたが、「次は~~~の曲」って楽譜をかえるたびに、ホルンの2人が曲に関するミーティングを始める。これきつい音だなぁボク無理ですよー廣井ちゃんで無理だったら一般人は吹けん音だぞえぇーそんなことないですよー。幸せそうな2人のおホモだち。あのー、合奏始めてもいいっすか?
・「ラメセス」合わせた。譜読みにかかった当初、曲がぜんぜんつかめなくって吹いてても流れが見えなかったんだけど、練習するごとにモヤモヤが少しずつ晴れていくようだ。だんだん雰囲気つかめてきた。うん、この曲は難解だがおもしろいぞよ。地道に練習してちょっとずつ上手くなっていけたら、ステージに乗せたいね。と言ったら、この曲大好きなホルンひろいちゃんの目がきらりーんって光って満面笑顔になった。まぁ、2~3年後ぐらいに。って言ったら、ユーフォ岩下さんが「い、息の上がらんうちにやってくれ」と言われた。あ、やっぱ、勢いでヤッてしまおっか?

練習日誌 3月3日(水)

・絶っっ不調ぅぉぉぉー!! 私は楽器の吹き方を忘れてしまったようです。どうしたんだ、私の身体。楽器はぜんぜん悪くない。バリサクくんは今日も光ってます、きらりーん。こないだまでどんな口でどんな息出して吹いてた?自分よ。バリサクってこんなにしんどいもんだったっけ?っていうくらい息が続かない、入ってかない。え?これが俗にいう“スランプ”ってもんですか? そんな高級なもんじゃないってつっこみ入りそうだけど、でも吹いてて気持ち悪りぃ。いつも通りに吹いてるつもりなんだが、いつもの音が出てこない。リード変えたらどうだろ。…ああ、だめにゃ。うそぉ、なんでぇ?泣くぅー!! …あ、こないだ買ったバリサク用スワブ、ベルの中に入れたまま吹いとった…。解決?
・んでも、スワブを引っ張り出してから吹いてみても、変な音。やっぱますます下手っぴになったのかも。やーだなぁ、老化? そんなことをぐつぐつ考えながら、むーんむーんとロングトーンをしていたとき、ペットたにむらとボーン斎藤さんがのお喋りが耳に入ってきた。たにむらが若い身空で「トランペットはしんどい。歳とったら吹けれへん楽器だわ」とぼやいたのに対して、斎藤さんがすかさず「おめぇーの歳でそんなこと言っとったら、どないするだいや」とつっこんでいた。たにむらよ、お前もか。うぇるかむ とぅ 老化わーるど。
・こないだ土曜日に新しい楽器を買ったクラ民ちゃん。「昨日、10分ほど、吹き込みしたー」と言っていた。木製楽器はたいへんねぇ。割れが怖いから。買―ってうれしいはないちもんめ…じゃなくて、買って嬉しい気持ちをすぐ楽器にうりゃーって打ちこめないもんね。でも、楽器を育てる喜びっていうのも、いいもんかも…。やっぱりウラヤマスィー。
・西吹さんと町吹さんの、毎年恒例、春の合同コンサートのチラシが何枚か届けられていて、その話題でひと盛り上がり。ピンク色のコピー用紙に印刷されて、春らしさ全開。日時は3月20日の祝日土曜日、その他、西吹ステージの演目や日高東・西中、日ぃ高(ひぃこう:日高高校のことね)のステージの演目なども記載されている。クラりえ蔵ちゃん「あぁ、聴き行きたいなぁ」とポツリつぶやく。そしてなにげに裏返してみると、そこには町吹さんの定期演奏会の案内が!! 経費削減? 資源の節約? もうっ地球に優しい人たちねっ。やることニクイよ、町吹。でも、このチラシのすごさは表裏一体であるということにとどまらない。チラシだと思っていたが、よくよく見ると「招待状」の3文字がデカデカと…。すげぇ、「ご案内」だけじゃなく「ご招待」まで果たしている、このチラシ。豊吹一同、「やるなぁ町吹…」とつぶやきつつ感心しまくっていた。

練習日誌 2月28日(土)

・行進曲『ラメセスⅡ世』のCDを、クラ民ちゃんが持って来てくれた。全日本吹連から出ている「課題曲集CD」だ。知ってる曲だとはいえ、細かい部分などほとんど忘れていたから、演奏が聴けるのはありがたい。あらかじめ「持ってくよー」と連絡受けていたのでCDデッキを用意したので、その場のみんなで鑑賞会。うっ、かっかっこええ…。あらびあ~ん、えじぷしゃ~んって雰囲気の、色気のあるメロディがしんぼうたまらん。脳内の吹きてぇ中枢をくすぐる妖しさ。フルートさっちん高尾は、「ね、かっこええでしょ?かっこええでしょ?絶対やりましょ!!」とたたみかけるように主張。たしかに、聴いてる分にはとてもよい曲だ。しかし、これが課題曲か・・・。舞台袖でずーっと待機してて、緊張いっぱい心臓ばくばくでステージに出で並び、楽器をかまえて出す第一音が、このとんでもないハイノート。この曲を演奏のどたまにやるときには、ペットとホルンの人たちに本番前の投球練習が必要。コンクールでは「はーい、次出番の○○高校の高音金管の皆さんはブルペンに入って下さーい」と誘導係の人が案内してくれる。実現できるホールがどこかにほしい。
・で、さっそく『ラメセス』を合奏。中低音のメンバーが金管にけっこうそろっていて、木管高音部がフルートさっちん高尾とクラ民ちゃんの2人だけだったから、まえだはアルトの譜面を吹いてみた(楽器はバリだが…)。3人でくねくねしたメロディを吹きつないでみると、お…、曲が見えてきた。こんな感じかぁ…。なんて、曲を構築するには、道はまだまだ遠いぞ。
・『ラメセス』の曲3分の1あたり進んだとこに、低音楽器のユニゾンメロディがある。ボーン斎藤さんは「16分音符だ…」と青くなっとんなった。けど、ユーフォ岩下さんは「ん?忙しい旋律なの?(楽譜を読んでみて)まぁ、たいしたことないで」。おぉぉっ、さすが百戦錬磨のつわもの。早吹きガンマン。

練習日誌 2月25日(水)

・こないだから、ばり作に復帰した私。アルトもええけど、やっぱ私はバリサクが好き。「バンドの色や個性は低音と打楽器で決まる」という言葉を、とあるバンド指導者の方から聞いて以来、私の目標は「バンドの色を作ることのできる低音奏者になること」だ。もっとも、悪い方に色を変える奏者になっちゃーいけないが。精進、精進。だいそれた目標で、達成できんかもしれん可能性大だけど、あきらめましぇん。目標をもってる状態ともたない状態とでは、出てくる音はまったく違ってくる。日々ちょーっとずつ伸びていく植物の上を毎日飛び越えて、じょじょにじょじょに高い跳躍力を身につけていく忍者のように、毎回の練習を大切に、ちょっとずつでも自分磨きをしていこ。うん。
・最近の気候の変化が急激なせいか、なかなか楽器の調子が安定しないなぁ。今日は、チューニングにいつもより時間がかかった人が何人かいた。けっこう暖房ききすぎてた、というのも原因かなぁ。管楽器はデリケートなものですな。
・今日のユーフォ岩下さんは、仕事場からチョクで来てくださいました。だから、楽器がいつもの愛器じゃぁないの。すっごい吹きにくそうにしとんなった。チューナーのメーターに合わせて「うーん、高いなぁ」「え、ウソ?こんなに抜いとるのに?」「もっかい。うーん、まだ高いなぁ」「えー、ウソー?泣くわー」と調整地獄にハマっとんなった。
・まずは、『栄光をたたえて』。最初のコラールなめらかにねー、などとちょこっと言ってから始めてみた。ど頭の音の出からキンチョー。1回目はブァッと出ちゃって、ストップしてもっかいしきり直し。2回目はまずまずスムースな出。この曲の譜読みを始めて間もないということもあって、美しい演奏とはまだまだ言えないのだけど、みんなの音から「できる限りレガートに吹こう」としている姿勢が聴き取れる。やっぱただ漫然と吹くのと、何かめあてをもって吹くのとは、全然違うんだー。実感―。
・次の『平和への行列』。私個人的に、中間部の朗々とした旋律・対旋律をどう歌うかがこの曲のキモだ、と思っている。この部分、legatoって指示だけど、スラーはついてないのよ。スラーなしのメロディを吹くとき、タンギングする前にわずかだけど「すき間」ができちゃってる人、けっこう多いと思う(私もよん)。それでブツブツと切れた感じに聴こえて、音と音とがつながらなくなっちゃう。タンギングしても、その直前まで音の長さを保って。音のすき間を埋めるようにしよう。意識してそうしてみよう。
・『ラメセス』通した。わ、分からん、この曲…。つかめない…。早く来い来い、ひろいちゃん。みんなが君を待っている。しかし、デモ演奏音源が切実にほしくなる曲だね。
・ちょい休憩してから『キャンディード組曲』やって、練習終了。早くインテンポで吹けるようになりてー。まだまだできまっしぇん。ゆっくりのテンポから丁寧に個人練習してぐわんばらねば。チューバ松岡くんがごっついがんばってた。前回つかみにくそうにしていた変拍子のリズムを、今回はなんとかテンポにくらいついて吹ききっていた。えらいっ。私もがんばろ。

練習日誌 2月21日(土)

・上坂さんは、神様の用意した特等席でファゴットを吹くために行ってしまわれました。そう思おう。向こうの世界でも絶対音楽しとんなるよ。んで、楽しみなるんだ、今いる状況を。いつもそうだったように。でも、ときどきは下界におりてきて、豊吹といっしょに吹いててね。
・なんて思いながら、久々にバリサクを持って行って練習した。ごめん、練習内容、覚えてないや。ゆるして。