豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

ブログ

練習日誌 2003/09/03

この日は、フルート2人・クラ2人・アルト2人・ボーン2人と、2人参加のパートが多かった。「イーぺーコーの日」と命名。または「ニコニコの日」。
空港フェスも終わりしばらくは営業もないので、ちょっと丁寧に基礎っぽいことをやりました。チューニング(B♭とその周辺の音)をした後、B♭音階上下行1音4拍ずつ。inB♭でド-ミ-ドの3度・ド-ファ-ドの4度・ド-ソ-ドの5度の音程幅を全員でロングトーンしながらそろえる練習。音を出してから口先で微調整なんかしてると、かえって音程は不安定になる。吹こうと思う音の音程を頭の中で歌って「ねらう」。管楽器は「作音楽器」ですから。音程・音量・音色が自分次第でいろんなふうに作れる。ニュアンスまで自在に作れるようになったら快感よ。んで、仲間の音とい~いバランスでハーモニー作れたときはゾクゾクするよ。これを味わいたくって吹奏楽やめられないのよー。
今日は新譜を持ってきました。森山直太朗の「さくら」です。わーい、この曲すきー。でもこの曲のメロディー、楽譜にしたらちょっと読みづらい。タイが多くって拍の裏から動き出すところばかり。原曲聴いて、歌い回しを覚えたーい。スコアには、イントロ後に「ホルンorテナーサックスのソロ」と書いてあるぞ。ホルンとテナーのポジション争い勃発か? この日はテナー欠席・ホルン1人出席だったので、そのオンリー1が吹くことに。その名は中井さん。せつせつと流れるはずのメロディーが、楽隊ちっくに変っていく…。
「サンダーバード」練習時に、あの番組はフルート松田さんが小学6年生の年に放映されたという事実が発覚。「プラモデルで作ったがなー」とリアルタイムのモデラー歴を披露された。何号のプラモデルだったんだろう? やっぱ中央司令塔の1号か?それとも宇宙ステーションの5号か?
最後に「ヘイ・ジュード」を軽く通しました。昔のニューサウンズの楽譜はよいですな。簡単だけどきれいで聴き映えのする編曲です。気持ちよく吹けたー。
練習前から気になってたんだけど、今日、アルトあづあづが箱入りのパソコンを持って来ていたの。なんでだろ~と思ってたら、練習後、ユーフォ岩下さんに渡してた。あっ、故障?大変だねー、と言ったとたんに、みんな口々に、バックアップこまめに取ってる?ウイルス対策どうしてる?とパソコン話に花が咲く咲く。そして岩下さん質問攻め。やっぱ気軽に相談できるこんぴーたープロが身近におんなると助かるわー。

練習日誌 2003/08/30

もうすぐ新学期ぃー♪。いつも使わせてもらっている豊小のミーティング室には、新しい教科書が山積みに置いてありました。てな訳で、音楽室に移動―ん。いいなぁ、新しい教科書もらった時ってわくわくしたよねー。うーん、のすたるじぃ。
昼間の空港フェスの疲れもなんのその。定演でやる予定にしているショスタコの交響曲第5番「革命」終楽章を、合奏してしまいましたー。あははあははあはは。おそろしいなぁー、とよすい。数年前(5~6年前だったかな?)に演奏したことがあるので、楽譜があるはずなんだが、完全にそろったものが見つからない。古ぅ~いぼろぼろになった不揃いな楽譜を配ったら、今日来ているメンバーのパートにはどうにか行き渡った。よかった。佐野さんの「せーのっ」でばぁーんと演る。
「とりあえず、できるところまでしょっかー」(said佐野さん)と言って始めたんだが、とうとう最後まで演ってしまった…。あははあははあはは。おそろしいなぁーとよすい、パート2。
ラスト近くを吹いてるときに私は見た。ボーン許ちゃん&斎藤さんの顔が、首から額に向かってじょじょにじょじょに赤くなっていくのを。わー白人みたい。人間温度計。ただ今楽器に息入ってます入ってます、血圧上昇心拍数増加発熱発汗動悸目まい、そして恍惚感をたたえた顔つき。うわぁ、二人してどっかイッちゃいそう。ええもん見さしてもろたわー。
ここで悲しいお知らせ。ボーン許ちゃんが、お仕事の都合で大阪に引っ越すこととなりました。今日を最後に豊吹の練習には来れなくなってしまいました。えーん寂しいよー。定演で「革命」やるから、いっしょに吹こうよー。一日練習の日に帰ってきたらいいからさー。そう言ったら、許ちゃんは「あっ定演には帰ってこようかな、聴きに」なんて言ってた。岡山から豊岡に引っ越して来られて3年ちょい。そのすばらしい音色と豊富な知識と、ときにアヤシイ音楽談議で私たちを楽しませてくれました。これからもお元気で。暴飲暴食暴ジャン(はて何のジャンだろう…)にはくれぐれも気をつけて!!

空港フェスティバル ‘2003

天気予報は「くもり」。野外ステージでの演奏だから空模様が心配です。9時45分に集合したとき、今にも空から何か落ちてきそうなドンヨリ雲が広がってた。「日高はもう降ってたよ」と日高町民団員が言ったので、今日は屋内ステージに変更かな?なんて思いながら空港へ向けて出発した。
駐車場に着いてから聞いてみると、今朝からの催し物は予定通り野外ステージで行なわれているとのこと。見てみると、雨の中で「アンパンマンショー」をやっている!!あぁ、顔がぬれて力が出ないよぉぅ(byアンパンマン)。なぜ、なぜ屋内ぢゃないの? 9時ごろから天気は回復するでしょうという予報に、スタッフの方々はすがったらしい。しかしあぁあめは降り止まず。ここまで来て急遽演奏中止か? 今日このステージに出る時間を作るために、職場の人に無理を言って何とかどうにか休みをもらったフルートさっちん1号が、「中止はイヤだー!出させろー!!どこでもいいから吹かせろー!!!」と火を噴いていた。ぎりぎりまで待ってみようということになったが、霧状の雨が絶え間なく降り注いでいる。身一つで立ってる分にはどうってことない雨だが、楽器には致命的。特に打楽器には。うーん中止も仕方なしかぁと斎藤師団長、顔をしかめていた。そこでアルト佐野さんひらめいたっ。「あそこでやらぁやー」と指差すところは、野外ステージ裏の少し引っ込んだところにある防災倉庫の前。そんなに大きくないが屋根がある。豊吹のメンバーが並んで雨のあたらないスペースがある。しかしあんなとこお客さん来ないよと心配するが、「どうにかなるわいやー」とスタッフの方々に相談してみる。こういうときの佐野さんはすばやい。スタッフの方から、移動できないので音響設備なしの状態になりますがOKです、というお答えをもらうが早いか、それーっとばかりに怒涛のステージセッティング。やったー、演奏できるよ。無駄にならなかったよー。
いすと譜面台を並べて打楽器を出し始めると、なんだなんだとぞろぞろと、即席ステージの前にお客さんが集まりだした!! うれしいぃー。よっしゃ、ええ演奏しょーでー。マイクも何もなし。始まる前に佐野さんが「マイクがないであんまりMC入れれへんしけーに、どんどん曲やるでぇ」と言ったら、ドラムス本井さんが「こないだの練習と似た感じですね」と返した。そのとぉぉり。本井さん、とよすいのノリにだんだん染まってらっしゃる? 地声に定評のある佐野さんが「みなさぁぁぁぁん、とよおかすいそうがくだんでぇぇぇす」と張り上げる。叫びの司会は初体験。佐野さん、大丈夫かな。のどつぶさないかな。
1曲目は「ひょっこりひょうたん島」。吹いたとたんに感じる違和感。うそっ、他の音が聴こえれへんっ。私(バリサク)に聴こえるのは、隣で吹いてるアルトのモーニンプ娘。いしぇの音だけ。佐野さんの音とドラムスの音はどうにか聴こえるか。うわぁ、ペットの音が全然聴こえない。我々の音はお客さんにちゃんと届いているんだろうか、不安~!!しかし、こんなときこそ練習が役に立つ。あわてず騒がず、練習で身につけたいつもの調子を発揮すべし。撃つべし撃つべし!!
お客さんから、手拍子が出た。雨の中、聴いてくれてノッてくれてありがとうぅ~。3曲目「きよしのズンドコ節」。子どもが体をゆらしてノリノリで聴いてるー。やーん、かわいいノリ方、ありがとうぅ~。お客さんが喜ぶ反応を目の当たりにするのが、一番うれしいですー。
全曲無事終了!! 最初どうなることかと思いましたが、中止せずに演奏できて何よりでした。お客さんも思っていたよりずっと多くの人たちが集まってくださいました。さぁ片付けだ。ステージから楽器・譜面台を片した後、すぐに職場に直行する団員も何人かいました。土曜日の行事ということでさっちん1号のみならず、つまったスケジュールをなんとか空けて出演したという団員は多くいます。好きじゃなきゃできない。みんな吹奏楽好きなんだね。私もそんなみんなが大好きです。きゃっ言っちゃったっ。聞かないではずかしいっ。
本井さんも、片付けを終えたらすぐに帰られました。豊吹が本井さんに出演をお願いして、断られたことがありません。いつもにこやかに引き受けてくださいます。お忙しい方だから仕方がないのに、「練習に出れなくてすいません」とおっしゃる。こちらの方が恐縮してしまうお言葉です。いつもいつもありがとうございます。本当に豊吹一同、とても感謝しています。フリーサウンドさんから出てくださいと言われたら、本井さんみたいににこやかに「はい、いいですよ」と引き受けたいですね。恩返ししたいです。おっとその前に、助っ人に呼ばれるようなプレイヤーになるのが先か!
フェス実行委員会からのお弁当を、残ったメンバーみんなで食べた後、ちょっと自由時間。あいがも農法米アイスやそば粉入りたこ焼きを食べたり、少年少女音楽隊の合唱ステージを聴いたりしました。音楽隊の子どもたちは、おそろいで色違いのアロハを着て登場。さわやかでいいじゃん。豊吹もあんなん作ろー。他団体の衣装を見ては、いつもそう思ってしまいます。予算はどうしてらっしゃるのでしょう?
しばらく姿が見えなくなってたホルン中井さん。どうせまた自衛隊ブースに行ってるんだろうとみんなが噂してたら、ホントに行ってた。「装甲車に乗ってきたぁ♪」と本人はうはうは状態で帰ってきた。おととしは戦闘機&戦車ストラップを買ってたけど、今年は? 今年は迷彩Tシャツをゲット。バックプリント入り。それが「レンジャー五訓」。自衛隊の精鋭・レンジャー隊員の心構えが五条書かれておる…。どんなん書いてあるんかなー、と興味をおもちの貴方は、豊吹の練習に来てください。ときどき彼は着て来ると思います、誇らしげに。

練習日誌 2003/08/27

今日は、空港フェス前の最後の練習です。水曜日なので、全員出席とはいきませんでしたが、最終調整です。と言っても、これまでの営業でも演奏してやりなれた曲ばかりなので、指揮者からはあまりこまごまとした指示を出しません。「オブラディ」のトロンボーンのハーモニー取りにくいとこがあったから、そこを直したくらいかな。屋外で演奏するときは特に音程に気を配りたいですね。うちは編成ミニミニバンドだから、音程そろえて音を寄せていかないと、遠鳴りのする太い音にならないんですよ。人数ほしいです。パソコンの前の貴方のご参加、待ってるわ!! たいへんたいへん。廊下で楽器を出していたアルトにんぷ伊勢(いしぇ)のスカートの止め具が壊れた-。「どーしょー。このままだったらスカートずり落ちてパンツ丸見えぇー!!」…そんな言葉を大声で吐くあなたは私と同い年。はぢらいを持ちませうね。 空港の曲だけでなく、今日は今年11月の定演用の曲もちょこっと合奏してみました。まだ候補なので決定曲ではないのですが。ちょっと昔のニューサウンズ「サンダーバード」。イントロ部分の木管高音たちのきゃらきゃらきゃらきゃら、きゃらきゃらきゃらきゃら(この曲吹いた経験のあるクラ・フルート吹きの方々はこの文字に音つけて歌って懐かしんでください)って細かいパッセージ、しんどそう…。よし、国際救助隊を呼ぼう。さんだーばーず・あ・ごー。でも対照的にテーマを吹いてる金管のメンバーは楽しそう…。♪このよーのしあわぁせーのったっめぇーぇにっ、ゆっけっうーみにりくにぃー♪ 思わず口ずさむNHK翻訳の主題歌。ちょいと血沸き肉踊った。

練習日誌 2003/08/23

7時半に練習場の鍵をあけて、メンバーがある程度の人数そろってくるまでの間に、ホルンしろいちゃん(本名は廣井)の結婚式のためのブライダルチーム6人が別室に集まって当日演奏する曲を練習してました。指揮者がちょっと夢中になって、もう一回、もう一回って時間も忘れかけた状態で練習してたら、クラ民ちゃんが入ってきて「空港で使う楽譜、どこに置いてあるん?」と尋ねた。ごめんなさいごめんなさい。私が言っておけばよかったね。ハッと我に返り、団の練習に戻っていきまいた。しっかり者の民さまは、このようにときどき調子にのった団員に喝を入れてくださるのです。大事なきーぱーそんよ。
アルト佐野さんの指揮で合奏練習開始です。始まったとたんに空港フェスの曲をひたすら通す通す通す!!はい次はい次と全6曲のうち4曲まで通したところで、ドラムスゲストの本井さんが登場(出入口から練習室の戸口まで「走って」来られました、さわやかに。ちょっとほれる)。本井さんのドラムを交えて、残り2曲を通した後、佐野さんの口から当然のように「よっしゃ、もう一回最初から」のお言葉がーっ。2巡目か!? せ、せめて休憩をとの言葉をさしはさむ間もなく、怒涛のようにズンドコズンドコ、ずんどこ節じゃなくってひょうたん島はかけ巡る。そして一気にサザエさんメドレーにも突き進む。さてもう一度、佐野さんのお言葉。「はい、10秒休憩。」どはははーと思いながらも、10・9・8・7…としばしの休息をかみしめていたら、「よしっやるぞっ」said佐野さん。ええぇっ、まだ10秒立ってませんぜ。テンカウント中にまだ立ち上がってないのにレフェリーから無理やり「ファィッ」って声かけられたボクサーの気分。もう口がへろへろでKO負け寸前っす。しかし、本井さんのドラムスとめぐとさ~やのパーカス小物が入っているので、テンポよく音楽が進み、打楽器なしの合奏の日よりはるかに楽に吹ける。もう2曲通してやっと1分間の休憩が我々に許された。1分の休憩をやったーと喜ぶ私は、もうすでに豊吹体質と化している。残り2曲だ。ラストスパートァ!! 「世界に一つだけの花」、この曲は飲み過ぎ食べ過ぎ吹き過ぎ注意。「オブラディオブラダ」、マッカートニーを思いながらという情緒もなく吹きまくれ-。ぅおりゃあー、完走だー(「奏」という漢字ではない感じ)。やればできるんだ-、私もみんなもまだまだ若いよ-とちょっと得意になってたら、佐野さんは言いました。「まぁいっぺん、すまっぷやってくれぇやぁ」。…。佐野さんのようにタフに吹きつづけるために体力作りに励もうという思いをあらたにしました。
あーでも、しんどかったけど、繰り返し繰り返し同じ曲をやってると、曲の構成が見えてくる。譜読みに余裕が出てきて、自分の耳が周りの音をたくさん拾えるようになってくる。自分の音がどの位置にいるのか、誰の音を支えているのか、誰の音に乗っかっているのか、誰と誰の音の間を埋めているのか、すごくよく分かってくる。いい練習でした。

練習日誌 2003/08/09

練習前にアルト佐野さんからメールあり。フリーサウンドの本井さんが、今日の練習に来てくださるそうだ。空港フェスのドラムをお願いしたところ、お忙しい方なのに引きうけてくださったのです。とてもありがたいです。仏様のような御方です。なむなむ。
本井さんが来られる前に、集まったメンバー全員で豊吹秘蔵のドラムセットを運搬・セッティングしました。うちのセットはちょいとよそでは見られんしろものですぜ、お客さん。組み立て方(?)がちょっとトクシュなので、出来上がり図(セッティング済みの写真)を見ながらみんなで共同作業。このシンバル右かな左かなタムタムちっさいやつここでええんかこのスタンドの立て方逆っちゃぁうんこりゃグロッケンのスタンドだわいや混ざっとるぞ上から撮った俯瞰図がほしいなぁ。こんなふうに、打楽器のしろうとさんたちなので、右往左往しながらなんとか完成させる。円山川フィエスタの前に何回か出したから手順はわかってるはずなのに、すぐ忘れちゃってえへへだわ。あーでも巨大プラモデル作ってるみたいで、おもしろかった。
北中が県大会中A部門で金賞とったことが話題に上がる。えらいっ!! 快挙ですっ!! 北中出身クラ吹きみゆきちゃんがとっても興奮してた。すごいよーホントすごい-。ほとんどの団員が但馬大会の北中の演奏を聴いてなくて、「聴いとけばよかったー」と後悔の嵐。当日舞台係をしていた私も、北中の準備手伝いをしたのに演奏始まる前に舞台を離れたの。残念でした。北中のみなさま、金賞受賞おめでとうございます。県大会では、グロッケンの運び忘れはなかったですか?(笑)
8時45分頃、本井さん登場―。あの甘いマスクに微笑をたたえながら。ああ、うちの岩下さんのスパークリングスマイルとどっこいの素敵な笑顔だわ。本井さんのドラムに合わせて、空港フェスの曲をざっと通し練習。チューバ谷下くんとバリサクまえだが「ふ、吹きやすい…楽だぁ」と嬉しがった。低音とパーカスはお友達パートなのだ。本井さんのドラムは、いつ聴いてもノリがいいっ。かっちょいいっ。こっちの管楽器の演奏まで上手く聴こえちゃいそう。ありがたやー。また拝んでしまおう。なむなむ。
練習終了後、ドラムセットの後片付け。またまたみんなで、これはこっちのケースだわいやどうやってたたむんだいや入れへんぞ向きを変えてみたらええんちゃぁうん、と大騒ぎなのじゃー。豊吹はみなさんの自転車操業で成り立っているバンドです。分からんことでも分からんなりに、なんとかがんばって乗りきってます。

練習日誌 2003/08/06

8月2日の土曜日は豊岡柳まつりのため、練習お休みでした。1日に行なわれた豊岡踊りでは、ホルン中井さんが福祉連にて参加したそうな。仮装テーマは「ひょっこりひょうたん島」。中井さんは、しましまTシャツ着て海賊に変身。♪泣っくのはイヤだー笑っちゃおぅ♪ わははははははははー。

本日の合奏、豊吹にしては珍しいことに木管参加者が多かった。フルート1名・クラ4名(!!)・サックス2名・ペット1名・ホルン2名・ユーフォ1名。7対4で、寄りきって高見盛…じゃなくて木管セクションの勝ち。いやホント、豊吹は金管でかでかバンドだから、いつもは金管の方が多いのよ。今日はクラの音がよく聴こえたよー。木管吹きとしてはちょっぴり嬉しい、喜ばしい。ほくほく。

少し個人練習の時間を多めにとってから、空港フェスの演奏曲を合奏。ミュージック8の楽譜は、その曲をやるための必要最っ低限のエッセンスだけしか書かれていないから、演奏者は、書かれた音符に自分で「味付け」をしてから実際の音を出さなければならない。このお言葉は、現在豊小金管バンドを指導されている近藤卓センセ(島根県出身、出雲部屋)が言っとんなりました。うーん、おっしゃる通り。M8楽譜を見ると、強弱記号は少ないし、音形の記号(テヌート、スタッカート等)や表現記号なんか皆無ですからにー。それだけに、他の出版社の楽譜に比べて、バンドの性格・特徴を表しやすいという利点がありますね。奏者のみんなで「自分はこんな味付けしたいー!!」って思いを音に出してぶつけあって合奏して、試行錯誤してみましょう。今年もおもろい演奏、作るどー。おー。

途中で、京都出張から帰ってきた齋藤師団長がぽろっと顔出し。丸腰(楽器なし)だったので、そこらにあったパーカス小物で「きよしのズンドコ節」に加わんなった。大の男がウッドブロックをコトコトたたく姿は、いとあはれなり。一曲終わったらそそくさと帰ろうとされるので引きとめたら、「ヨメが待っとりますので…」だって!! 駅まで車で迎えに行って豊小の駐車場で待ってたファーストレディしげちゃん。内助の功ね。ご苦労さまですっ。

練習終わって楽器を片付けてるとき、ホルンやよひちゃんのふたの開いたケースを指して、クラリネットあややが「ヨーグルトの匂いがする」と言っていました。不思議そうな表情のやよひちゃんに、あややがもう一言。「くさったヨーグルトの匂いがする」とつけ加えました。…ヨーグルト、…発酵乳製品、そのくさった状態…? あややは、そんなヨグルトのにほひを嗅いだことがある?! 聞かなかったことにしよう…。って、おいおい戦務帳に書いちゃったよ。世界に発信しちゃったよ。

練習日誌 2003/07/30

齋藤師団長、ふっかぁぁぁぁぁつ!! ああ、久しぶりのその勇姿。うれしい、とてもうれしいぃ。みんなでやんやと出迎える。誰が欠けても寂しいけど、特にこの方がいないと豊吹じゃない気がして…。お帰りなさい!!また、ぶりばり吹いてください。

復帰して早々いきなりですがお仕事です、齋藤さん。次の営業・空港フェスの打合せのために、スタッフの方がお見えになりました。齋藤団長と企画部まえだ、空港フェスのお二方の4人で、演奏日時、準備物、雨天時の取り決め等々、諸事について打ち合わせました。その時、気を使ってくださって、「団員の皆さんで食べてください」とカタシマのシュークリームを持ってこられたのです!! いやーん、申し訳ございませんー。恐縮してしまいます。でも、この日いたメンバーで美味しくいただきましたでございます。ありがとうございましたー。

さて、練習。空港フェスで使う曲をざーっと合わせました。円山川フェスタで演奏した曲プラス「サザエさんメドレー」と「世界に一つだけの花」。このSMAP曲の楽譜はペットたにむらが準備してくれた。てんきゅー、たにむら。

岩下さんも本日からユーフォ復帰。マイ楽器ではなく団の楽器で、しかもお腹をかばうために前かがみの姿勢で吹いとんなった。く、くるしさう…。大丈夫ぅ?

練習終わった後、フルートさっちん2号が「くっ空港ってどこにあるんですか?」って聞くから、「へっ?山の上」って答えたら、「えっ?どっどうやっていい行けばいいいいんですか?」と顔面ひきつってた。いったん豊小に集まって乗り合わせて行くから大丈夫よ、とすぐに教えてしまったけど、もう少しじらしていぢめて女子高生の困る表情を楽しんでからホントのことを教えたげればよかったと、後悔しきりであった。ほっとしたのか、さっちん2号はその後シュークリームを3個も食べた。あっ、ばらしちゃアカンかった?

齋藤さんと岩下さんが顔を合わせて、「やっぱ健康第一だわ」と言っとんなったのが、実感こもっててとても重く聞こえたわ。うちの実家の母の口癖に「少しでも 悪いとおもたら すぐお医者」というのがある。早期治療は早期回復の基本。最近若い新入団員のおかげで引き下げられてきたとは言え、豊吹の平均年齢は若いとはいえないから、気ぃつけにゃーアカンねぇ。戦訓ですね。

吹奏楽コンクール但馬大会

近畿地方、梅雨明けしましたー。今日は、予想最高気温27度という、爽やかな一日になりそう。過ごしやすいぞ。こりゃ、ええどー。

豊吹から吹連へのご奉公には、バリサクまえだが行くことに。舞台係です。舞台チーフの吉谷センセ(但東中)と相談して、舞台袖の黒板に舞台図を大写しする仕事もさせていただきました。チョークの粉まみれになって団体入れ替え時にドカドカ走り回る姿は、客席にいた団員たちにも「ああ、また暴れてる」と目撃されました。野生に返って楽しかった…。

2時15分です。豊吹メンバー、じばさん3階に集合しました。佐野さんが来てらっしゃいます!! 病身を押しての参加。すごい佐野さん!!うるんだ目でしんどそうで痛々しかったけど、でもでも、りっぱ、えらい!! 涙でそうだった。

風邪といえば、クラリネットりえ蔵ちゃんも鼻水が出て困るって言ってた。体調不良を押し切って、ぶっとい息出して楽器に命を与えてる彼女の姿勢を見てると、感心しました&すかっと爽快です。

助っ人チューバ尾崎くんは、カッターシャツの下に大学時代の部活で作ったTシャツを着てました。バックプリントがかっこいいの。縦書き黒字毛筆体で「音道」と大書してある。背中を見てるとその文字が透けてて、むちゃくちゃオーラを感じました。豊吹もあんなん作ろー。

チューニング室で30分間の最終調整の後、いざ本番。えべれーたーで移動中、花の10代メンバー、アルトたなかちゃん・アルトあづあづ・ボーンともみんが「緊張するぅ、どうしょう~…」って言ってたので、ちょっと話して笑かしちゃった。大口あけて笑ってた。ええぞなええぞな。その調子でリラックスよ。
ステージ裏で待機中、坂ちゃんの携帯にメール入ってきた。斎藤師団長からの激励メールです。小声でみんなに伝えて、本番前の気合を入れなおす。ありがたい。離れてても気持ちは一緒だー。とても心強いメッセージだった。

いよいよステージに上る。それぞれ自分の配置におさまる。舞台が明るくなる前に、指揮者は、落ち着いて・音程よく歌って・しっかり息を出そう、ってなことを言ってたかな。自分で言ったこと忘れるなよとつっこまれそうだが実は私も緊張してた。第一音を振り出すときが一番怖い。みんな一緒だから平気。みんながいるから大丈夫。と念仏のようにとなえる。

演奏中のことは、照明が明るかったな、くらいしか覚えていない。たはは。演奏終わって袖に引っ込んでから、一等最初の「講評」を岡崎”大”先生(笑)からもらった。ぼそっと一言、「(低音のええ声で)おもろいのぉ」。えっへへへー、まさか「スラヴ舞曲」を”メドレー”で演奏するとは予想していなかっただろう。おもろかっただろう。さてとっ、後片付けだ。家に帰るまでが運動会です。ぢゃなかった。楽器かたすまでが演奏よ。

今年のコンクールを終えて、豊吹は、団員どうしがお互いに「補い合えるチーム」だ、ということを再発見いたしました。
私はかつて、今年のコンクールほど激しいメンバーの入れ替わりを経て迎えた本番は、経験したことがない。少なくとも私の記憶の中では初めてのことだと思う。みんなそれぞれの忙しい生活の中で、音楽に割くパワーと時間をやりくりしながら作っている。そんな中、出演できなくなった人の抜けた後をカバーし、急遽出演できることになった人の音を支え吸収して、一つの音楽を作り上げようとする。欠席している人も、豊吹を気遣って励ましている。運営の面でも「補い合い」が見えた。
団員一人一人が芸達者で働き者。だから、臨機応変に吹ける・動ける。そして、「不安だけどよっしゃやってみるわ!」のノリで、とっさの状況下でも補い合って進める。みんなパワフルだわ。
まだまだ「上手い」演奏のできるバンドではないけれど、いろいろなアクシデントがあった中、どうにかお客さまの前に提供できるものを作ることができた。そこに豊吹のみんなの底力を見た気がします。   よっしゃ、次は空港フェスだぁ!!

練習日誌 2003/07/26

コンクール但馬大会の前日です。さあ~、今日で「スラヴ」も仕上げです。意気込んで練習場(豊岡小学校音楽室)に行ってみると、2階音楽室横の、体育館への通路の扉が全開してる(注:豊小の体育館は2階建てになっていて、音楽室のある棟と渡り廊下でつながっているのです。ゴージャス~)。真っ暗なんだけど音がするので、なんだろと思って覗いてみると、「トイレの花子さん」上演中(ちがってたらゴメン)。しまった!夏休みの子ども映画上映会かー? 終わるまで音楽室で音が出せんのよー、るるる~(ToT)。…という訳で、1階のミーティング洋室で、ほぼフルメンバーがすし詰めになって合奏練習ということになりました。人数に対して部屋がせまくて、どわーって響いちゃって、実際の響きはどんなふうになってるのかワカンナイー。でも、冷房つきの部屋なので、みんなの体力の消耗度は蒸し風呂音楽室に比べて確実に少なかった。メリット・デメリット両方見ると、トントンというところか?

掲示板にも”ふる松節”をたっぷり披露されていたように、フルート松田さんが出演可能になりました。少林寺の行事中止になったのね。前日練習で一挙に3人態勢となったフルートパート。強力―。クラも含めた木管高音部のメンバーで、ちょい音程・バランス調整しました。

本日、なんとアルトの佐野さん欠席。理由はキャンプのときに風邪をひかれたからだそうです。大丈夫かなぁ? いまだ梅雨明けもしてない全国的に涼しい夏だから、テントの中で寝るには寒すぎる気候だったんだ~…。例年の気温ならこんなこともなかったろうに。とても気の毒です。

ユーフォ岩下さん、この日、パーカスデビュー。盲腸のリハビリ代わりにトライアングルとベードラ担当。いつもの一笑千金のスパークリングスマイルで、「今日の練習、来るんじゃなかったー」と困ったようにつぶやいとんなったけど、いやいや、なかなか、堂々の叩きっぷり。めぐさん、でかした。上手くまきこんだね。

本日、部屋の大きさの関係で、みんな、自分の音しか聴こえなかったり、逆に自分の音が全く聴こえなかったりしたんじゃないかな。吹いてる人にとってやりにくい合奏練習になっちゃったかもしんない。まぁでも、不安材料を残した方が当日緊張感もって演奏できるから、これも良しかな?良しかな? さぁーて、明日が本番。市民会館のお客さんの満場の拍手とどよめきが聞けますように、はりきって演奏いたしましょうー。