豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 2006年 9月16日(土) 国体炬火リレー

・国体炬火リレーです。いやーとうとう来たわ、この行事。ちょっとわくわく、ちょっとびくびく。楽しそうなんだけど、経験したことないから、どんな進行になるか何かハプニングが起こるか分かんないんだもん。まぁでも、何かあったらスタッフの方々の指示に従えばよいのだから、行事を楽しみましょー。
・でも雨模様です。とよすいTシャツ[オレンヂ色]のデビュー戦なのに。びたびたにぬれてしまうのかオレンヂT。色落ちしたらどうしょうオレンヂT。せっかくのおニューなのに。(Tシャツより楽器の心配せっちゅーの)
・もうすぐ9時半。集合場所のじばさん駐車場に向かう。あっいるいる!! ぎょーさん。じばさん玄関前にわらわらとたむろしているオレンヂ色の集団。まだ9時になっていないというのに、この集合のよさ。聞けば、ペット坂ちゃんなど、駐車場が空いてるかが不安なので30分前に来たという。石橋叩いて渡るクンだー。海軍5分前行動より6倍すごい堅実行動。ベース川崎さんも同じような時間に来られたらしい。さすが団長・副団長!!
・みなさんご自分の車がすぐそばにあるし、9時半までまだ間があるし、ここで今日の参加賞グッズの受け渡しをしよう。こ、これは良いモノだー。国体ロゴ入りポロシャツ、揃いの柄の帽子、それから国体記念章。この記念章がいいのよ。メダルバッジなんだけど、分厚い作りでずしりと重い。銅色に鈍い光を放ち重厚な様相を呈しながら、中央の図案は「はばタン」。かわいカッコいい。ええもんもろたー。
・ポロシャツはそれぞれサイズがあるので、配りやすいように前もってタグに名前を書いておいた。川崎さんが配るのを手伝いながら尋ねられた。「ねぇねぇ、この“ぷれじでんと”って書いてあるの誰の?」。川崎団長、あなたのです。昨日、ホルン中井さんからメール送信された配車表の中の“TOYOSUI1”っていうのも、団長の車のことです。米大統領搭乗機=エアフォース1、よって豊吹団長乗車機=トヨスイ1。
・ここで、ホルン中井さんの携帯にメールが入った。フルートまりまりからだ。今日来れなくなったって。っがーん、かなしぃー。ん?続きがある。「昨日、川﨑さんの携帯に連絡したのですが、お返事がなかったので心配になって、中井さんにメールしました」。…川﨑さ~ん、返事出してあげてくださいよー。「いやぁ、携帯でメール打つのってなんか苦手で…」。言い訳する姿がなぜかかわいらしかった…。しかしまりまり、丁寧な連絡で感心。確認のメール入れるなんて気配り十分です。
・一人減ったが一人増えたぞ。雨で地区の運動会が中止になって、ユーフォ岩下さんが来られた。わーいわーい、岩下さんと吹けるー。うれしぃなー。
・ボーン斎藤さんが来られておっしゃった。「浮田さんが会社の駐車場に車置いてもええでってー」。おおっテナー浮田さん(現在休団中)。我が団の影の後見人。練習にはお忙しくて来られないが、今日のようにときどきさりげなく助けてくださる。顔は見えずともその存在感は大きい。あしながおじさん?…長いか?(←失言)
・よしっ9時半になった。会場へ出陣!! と、意気込んだが、一人足りない。誰よ!! ユーフォ山本がまだ来ていない。配車計画上、彼を乗せることになっている坂ちゃんは、気をもんでいる。欠席するという連絡もない。どうなってるんだろ?事故にでもあってなきゃいいけど。川﨑さんが山本くんの携帯に連絡してみた。すると、「市役所(会場)に直接行くらしい」ということだ。えっ?会場付近は駐車場が限られてるから乗り合わせて行くって予定なのに。しかも連絡もせずに勝手に動くとは…。こんなアホ、もとい革命的なヒトの身の上を心配していたのかと思うと、ホッとすると同時にヘナヘナと力が抜けてしまった。演奏も行動も、周りに対する気配りが大切よね、吹奏楽団ってところは。つくづくそう思いました。
・気を取り直して会場へ。市役所前の広場に演奏場がしつらえてある。雨天決行なのでテントが張ってありその下にイスが並べられている。さて、ドラムセットのセッティングだ。細見くんのベードラを置こうとしたら、下が雨で濡れている。マット持ってきた?「持ってきてません」ありゃ!!細見くんはわりと平気な顔して「そのまま置いてください」なんて言っている。ダメだ~よー。市役所のスタッフの方に「すみません、段ボールがあったら頂きたいんですがっ」とお願いした。すると、即座に!!段ボールが提供された。しかも大量に。ありがとう、防災課の原田さん!!
・よしみんな位置についたな。チューニングもすんだ。10時半だ。これから20分間、炬火が到着する10分前まで、にぎやかしの演奏をするぞー。曲は4曲準備している。ぼちぼちとやりましょか。最初は『はばタン』ねーと確認していたら、大開通りのスピーカーから『はばタン』が流れてるのが聴こえる。…かぶっちゃってる。まいっかー。
・雨が降る降る、雨が降る。テントは奏者でいっぱいだ。指揮者はぬれぬれポイントに立つしかあるまい。しかし、かろうじてテントの中に半分体を入れて棒を振っていたのだが、屋根布をつたって雨水が私の背中を襲う。はははは平気さぁ。冷たくなんかないさぁ。これぞまさしく年寄りの冷や水。すると、パーカスめぐがレインコートをかけに来てくれた。わぁありがとう。助かったー。曲の合間に聞くと「原田さんが“中井さんに”って、持って来てくんなったの」ということだった。わぁーありがとう、防災課の原田さん!!パート2。
・4曲目の途中で、スタッフの方からストップの指示があった。炬火がもうすぐ到着するというアナウンスが入る。しかし、まもなくスタッフの方から伝えられたのは「20分ほど到着が遅れるそうです」。もうしばらく演奏していてください、ということだった。うおっ!!もう曲がありません。隊長!! 弾がっ、弾がキレました。そこで鶴の…じゃない、ユーフォ岩下さんの一声、「『はばタン』やろう!!」。やりましょう、はばタンをもう一度。渾身のはばタン。どぅだー!!しかしまだ火は来ない…。あー、定演の曲の楽譜とか持ってくればよかったねー、などとしゃべりつつちょっと休憩タイム。私が、「よし次は『功名が辻』!!」とたわむれに口にすると、隣にいたクラしほつんが「いやだぁぁー」とマジで嫌がっていた。冗談っすよ。
・このふいに空いた時間をどう過ごそうか…。リレー走者隊の方々も手持ち無沙汰そうにしてらっしゃる。走者隊の個々の中で記念撮影が始まった。それをぼーっと眺めていて、あの御方の姿が目に飛び込んできた。そうだ、あの御方ととよすいで写真をとってもらおう。私はハズカシさを必死にこらえて叫んだ。「しちょぉー!!中貝市長ー!!」…。この時間を利用して楽団と一緒に写真を撮って頂けませんか、とお願いしたところ、寛大な市長はこころよく受けてくださった。めぐのデジカメで私が撮ろうとしていたら、原田さんが撮って下さった。わぁーありがとう、原田さん!!パート3。
・その後、とよすい隊は、珍しい模様のカサをもった観客を見つけて「何の模様だろう?」と予想したり、その模様をさりげなく走って見に行ったり、「テリア柄でした」と確認・納得したりして、時間を過ごした。そして、ついに!!「炬火が到着しました。みなさん、拍手でお迎えください」のアナウンスが。せーのっ。ぱーん、ぱ・ぱーん、ぱぱん・ぱぱん・ぱぱん♪ 『スポーツ行進曲』だぁーっ。炬火リレー隊が市役所前広場に入場しました。ちょっち興奮、なんか感動。ああーっ無事に着いてよかったー。そして大会旗と炬火の引継ぎ。次走者隊が出ます。「出発用意!」「駆けあーし!」「進め!!」。せーのっ。ぱーんぱぱっぱっ・ぱっぱっぱっぱっ・ぱっ・ぱーぱんっ♪『ウィーンはいつもウィーン』よーっ。走者隊が広場を出て、後走車が続く。長い行列の最後が広場を出るまで曲がもつか。もうすぐ終わり、というときに原田さんが「いい長さです」と言ってくださった。ああうれしい。Fineまで演奏し終わる。広場に行列は残っていない。よしっ役目は果たせたぞ。みっしょん・こんぷりーと!!しゅーりょー!! みんな、お疲れ様でした。市役所スタッフの方々、お世話になりました。とっても楽しかったです。
・土曜練習は“もちろん”行なわれたが、私はちょっち他のバンドの用事があってお休み。よって練習の分の戦務帳もお休みさせていただきます。営業日誌だけでご容赦をー。

練習日誌 2006年 9月13日(水)

・ペットあつつ、来たー。最近ご無沙汰だったので、顔見るとうれしいよ。「お久しぶりです」と満面の笑顔。おーどーしてたんだー?元気だったかー?。「はいっ!元気でしたっ!!」。おおお、はじける若さ。うんうん、元気ならば何よりじゃ。のう、じいさん。
・クラ民子、私の前に右腕を差し出し「どう?」。先週のケガがだいぶ治ってきている。新しい皮膚がどんどん再生している。その速さはトカゲ並。前々から常人ではないと思っていたが、やはり生まれた星が違うらしい。やはりな。
・そんなクラ民子、ちょっとナーバスに告白した。「街中でしほつんに会ったんだけどムシされたー…」。クラしほつんは今年入団した総高2年生。かなり間近に接近したらしいが、気づいてもらえなかったらしい。彼女、天然キャラだから、歩きながらなんか他のこと考えてポーっとしてたのかもよー、悪気はないじゃろー。と話していたら、「…こんばんわぁ~…」と当の本人が登場。民子:「今日、私、しほつんと会ったんだけど気づかんかったかー?」。しほ:「え?えー…あ?あぁ~あぁぁ~あー(p→fモルトクレッシェンドで)」。あぁ~えぇ~、と鳴き声を発しながらだんだんすまなそ~にもじもじしていく。「私、よくそういうことあるんですよー…。ポーっとしてるんですぅ。ごめんなさいぃ」。あははは、そうだったのかー。予感は当たった。まぁまぁよかよかと笑い話に。でも、彼女、とっても申し訳なさそうにしてる。もしかしてと思って、そのこと(よくポーっとしてしまうこと)で悩んでる?、と質問してみたら、「あ、それは全然」って答えがソッコー返ってきた。反省しても気には病まない。いいぞう、しほつん。すとれすレス生活だ。
・行事前なので出席率がよいですな。まとまった人数集まってきた。基礎練したり楽譜をさらったりして、それぞれが合奏前の時間を過ごしていたとき、私の携帯が鳴った。出てみるとパーカスめぐ。声の調子がなんか緊急事態っぽい。「炬火リレーの日の集合場所、豊小ですよね?」。うん、駐車場に集まらせてもらおうと思ってるが?「多分、その日、運動会の前日で授業してます」。なぬっ?休みでないのか?めぐの姪っ子さんだったか甥っ子さんだったかが、旧豊岡市内の小学校に行ってて、豊小と同じ日程で運動会をやるということを聞いたらしい。ううう、そんなところにドヤドヤ大勢集まる訳にはいかぬぬぬ。日程表を配ったあとだが、やむを得ない。とりあえず集合場所変更だ。じばさんあたりがいいかしら。あああ、えらいこっちゃ。でも前もって分かってよかったよー。
・そんなこんなでばたばたしながら合奏時間。今回のイベント、炬火リレーでの我らの役目は「BGM」。だから、全曲フルサイズではなく、繰り返しをカットしたりしてショートバージョンでお贈りする。曲によって、1番かっこカットだの、トリオカットだの、変曲(not編曲)はなはだしい。今回ドラムスを担当する細見くん。前回の練習に出られなかった彼にとっては、カットの説明を初めて聞いての曲合わせ。ほい次の曲、次の曲。合奏していくうちに、だんだん目が白黒しろくろしてきた。たぶんカラダも脳みそもフル回転。1曲終わる度に後ろを向いて悲しみの姿勢。ふふふ、あわててるわあわててるわ。ふふふ、動揺してるわ動揺してるわ、この人。楽譜書きこみオッケーだから、なんでもしるし付けてこい。多色使いもええぞ。これを機会に、楽譜見て反応できる体内組織を作り上げるのだー。
・よっぱらいがやって来た。例によってホルン中井さん。また職場の飲み会帰りかと思いきや、今日は違うそうな。この秋に市民会館で行なわれる演奏会で、中井さんの同級生がフライブルク市立フィル管弦楽団と共演するらしい。なんと、モーツァルト『戴冠式ミサ』のテノールソリストとして。その「同級生の故郷に錦のコンサートを盛り上げよう会」の立ち上げ会をレー〇ンアーゲでしていたという話(クラしほつんが「私、レーベン〇ーゲ行ったことないー」と言い出した。あそこは居酒屋ぞな、未成年!!)。おぉー、こりゃこりゃええ話だー。五荘小→豊岡北中→豊岡高と進まれた、混じりけナシの豊岡人。さぞや気合を込めて歌われると思うので、皆、聴きに行こうー。10月29日(日)の午後6時半からだ。ちけっつなぅおんせーる!!

練習日誌 2006年 9月 9日(土)

・新入団員、来団んー!! クラリネットの森本さんです。大学出たてのぴ~ちぴちの女性です。ますます凄いことになってきたぞ、クラ軍団。そう、戦務帳を休載していた間に、我がとよすいクラパートはまさに「軍団」と化したのですよ。森本さんの入団で、高校生3人・社会人4人を擁する大所帯になったのだ(休団者除く)。ちょっと前まで1st・2nd・3rd各1名ずつしかいなくって「究極のウィンドアンサンブルの編成だ」なんて言ってたのにねぇ。パートリーダー民子は若い女の子たちに囲まれてうはうはです。「えーなークラはー…」というつぶやきが他パートから聞えてくるぞ。クラに比べて(ダジャレじゃないよー)、去年までは困ってなかったパートが、今年は人手不足の窮状を抱えているのよ。ホルンが2人だ。アルトが1人だバリサクがいない(まえだ指揮するとき)。どーしよー、定演。どなたか、吹きに来てくだされぇぇぇ。
・バスクラさくらが、先月末に髪を切った。彼女のつややかな長い髪は日本女性の鑑のようで、それは貞子のモノマネができるくらいにうっとおしく豊かで。それをあなた、ばっさりショートに切っちまったんですよ!!どっかにたたんでるだろー。収納式にしたなー。などと屈折したからかいを受けていた彼女だったが、今日はストレートな賞賛を受けた。「おぅっさくら。髪切ってカワイぃなったんねぇかー」この津居山弁はアルト佐野さんである(訳:髪を切ってかわいくなりましたね)。いや、かわいく「なった」んじゃなくて前からかわいかったでしょ、とツッこもうかと思ったら、言われたさくらは「てへてへ、てへてへ」と前髪をいじってカラダをくねらせながら素直に喜んでいる。まいっか本人喜んでりゃー。さくらの髪は短くてもツヤツヤだ。いいなぁ。
・フルートまなみ(今年の新入団員)が、楽器を購入した。しんぴーんしんぴーん。ああっうらやましさのあまり、どこのメーカーかとか買ったときのいきさつとか聞くの忘れたぞ。今度、質問攻めにしてやる。これから長いつきあいになる愛器だ。大事にしてるだろうねー。一緒に寝たりしてんのかな?
・今日の合奏では、炬火リレーの①開始前にぎやかし演奏曲、②炬火着いたときのマーチ、③炬火出るときのマーチ、を練習しました。にぎやかし用の曲は、8月頭の空港ショーでやったときの曲をもってきました。その後練習してなかったから、リセットしてて乱れた演奏になるかなー?と思っていたが、それほどでもなくほっとしたよ。今日はテナーとユーフォが出席していたので、マーチの対旋律が聴けるじゃないですか。マーチはテナー・ユーフォが居なきゃ始まんない。オブリガート大好き!!。という個人的嗜好もあって、この2パートに反復練習させてしまいました。だぁって、対旋律が朗々と悠々と流れるようになるとカッコいいんだもーん。マーチ全体の品(ひん)が上がるのよ。
・前回、負傷したクラ民子は病院で治療してもらって、腕にガーゼをあてて登場。さすがに血は止まっていたが、るーしーバードーだった。業界のことばで「汁がドハドバ」ね。

練習日誌 2006年 9月 6日(水)

・戦務帳を休載するようになって1年3ヶ月が経ったでしょうか。お久しぶりです。すみませんでした。やっとこのような文章が書けるようになりました。個人的なことですが、身内に不幸を抱えて以来、どうにも文が書けなくなって、ずるずると今日までお休みさせて頂いてました。豊吹掲示板に「戦務帳、更新しないんですか?」と書きこんでくださった方がいらっしゃいました。ありがたいです。こんな文章でも、待っとってくんなるお人がおんなるんだわー。今日から復活いたします。毎回書けるかどうかはまだ分かりませんが、どうか気長に見つめてやってください。
・さて、「今日の練習から戦務帳書くぞー」と思いながら臨んだ水曜練習。何かトピックスになるようなことがあればよいが…という心配は、7時40分に早くも無用のものとなった(練習開始は7時半)。練習室の鍵を開けるとクラ民子がやってきた。いすを並べてセッティングを終えた後、民子が自分の車に楽譜を取りに行った。私も車の中に忘れ物を取りに少し遅れて駐車場に向かったのだが、外に出たとたんに「どかんっ!!ずしゃぁぁぁぁぁーっ!!!!」と、とんでもなくでっかい音が響き渡った。何の音やろ?と外階段を降りて(本日2階の音楽室にて練習)、駐車場に向かったら、私の前方を歩いている民子が妙にふらふらしている。もしや…と思い、どしたん?と声をかけると「…こ、こけた…」。見ると、右手の手首から先を激しくすりむいて出血している。松井?松井状態?(@NYヤンキース)。暗い中、体育館ワキの通路にあったドア押えのためのコンクリブロックに足をとられたのだ。あああ、はよ水で洗って消毒せなー。余裕があるのか、いや、呆然としているのか、いつもと違って民子の動きはゆったりとしてるぞ。音楽室に戻ったら、フルート松田長老が新品のガーゼ(ヤマハ製)を民子のために提供しようとされたが、テープが、とめるものがない。どうしよう。しかたない。恥をしのんで「…職員室に行こう」。まだ残業をしてらっしゃった先生方がとても心配してくださって、わざわざ保健室の鍵を開けて治療を施してくださった。ラガーシャツを着たガタイのいい20代か?と思われるサワヤカ系の男の先生が、民子の手首にマキロンをふりかけ、バンソコを貼ってくださった。ぺこぺこしながら職員室をあとにし、心配でついていった私の後ろを「お母さーん、痛いよー(泣)」と言いながら民子は練習室に戻った。ベース川崎団長がヒザ肉断裂の大ケガから復活されたと思ったら、またここに負傷者が…。
・民子と私、やっと落ち着いて楽器を出せた。そのとき、このこと戦務帳に書いていい?と尋ねると、「ああ、いいさ!! 書くがいいさぁ!!」とちょっぴり自嘲的な民ちゃんがそこにはいたのだった。
・民子の黄金の右手首を心配しながら、それでも練習は進む。今日は、16日にひかえた国体炬火リレーの演奏曲と定演の曲を合奏。『ウィーンはいつもウィーン』はけっこう好きなマーチ。昔、サンテレビの「ナイター中継」のオープニングで使われてたような記憶が…。いやいや、そのようなプロフィールをくっつけてこの曲の品格をおとしめるな(サンテレビごめん)。最初のテーマは軽快なパッセージ。だからうっかりすると全ての音が短くなりがちに。フレーズをしめくくる4分音符の音の長さを侮るなかれ。響きを作って長さを保とう。
・お次は『スポーツ行進曲』。ピッコロの冒頭のトリルは楽譜通りに吹くと他にまぎれて全然聴こえなくなる音域なの。ピッコロまりまりを不憫に思って、フルート長老様がオクターブ上げ指令を発令!!吹いててオイシイと思える高さで吹いたらいいからねー、と言うと、まりまりはにひゃーと笑う。健康なオトコの子なら誰もがでれでれになる笑顔である。かぁいーなー♪…。気持ちを戻して。この曲はトリオをカットしようねー。こないだ合奏したときに、有名すぎる主要テーマ部分に比べてあまりにも皆が知らなさすぎて、しかもものすっごい暗~い曲調だったから。さすが黛敏郎:代表作品=涅槃交響曲。
・マーチの後はモツアルト3連発。『歌劇「後宮からの誘拐」序曲』を合わせた後、クラりえりえが「分からんー分からんー」を連発。うーん、モーツァルトの音楽が「分かる」ほどになったらスゴイと思うぞ。確かになぁ、私も分かるようになりたいなぁ、モオツァルト。サウイフ人ニワタシモナリタイ(宮沢賢治風)。
・今年のニューサウンズの『アマデウス浮かれる』を久しぶりに合わせる。みんなリセットされてますなー、わははー。私もこれまで練習してたことかなり忘れてて、四苦八苦しながら吹いてたら、後でホルン中井さんから「(吹き振りの)テンポが狂うの分かっとる?」と聞かれた。分かってますよ!!(泣)。私にとってはむちゃ難しいところがあって、そこを吹いてるときは皆にテンポを示す余裕もなくなるんですよ、ぐすんぐすん…。ううう、練習しまする…。
・ペット研くんがいるといつも気持ちよく吹ける。というのは、私のアルトの音程と研くんのペットの音程が似ているのか、音を寄せやすいからである。ユニゾン吹いてるときなんか特にそう思う。わたし的にはちと嬉しい。付点やシンコペのリズムに強くなってくれたら、なお嬉しい!!そこんとこヨロシク研くん!!
・今日、和田山ウィンドのクラ沖村さんが来てくださいましたー。モツアルトを合奏した後で、「いやー、こういう素直な和音と音階ってやっぱり気持ちがいいねぇ。心が洗われるねぇ」とおっしゃった。でしょー。これからもどんどん遊びに来て、どんどん洗われちゃってください。お願いしまーす。
・練習後、炬火リレー当日の打楽器運搬について、パーカスさ~やと相談会。会場の市役所で楽器をおろし、指定駐車場の念法寺に車を移動する。ホルン中井さんが「さ~やの車に俺が同乗するわ」と言ったら、「いや大丈夫ですよ」とさ~やさん元気いっぱい。ホントか~?一方通行いっぱいあるでー。さ~やさん、お車での武勇伝いっぱいもってるしなー。「ん?でも今はそうでもないで」。ホントか~?でも、地元じゃない人には分かりにくい場所なので、やっぱり乗ってもらおうなー。うん。

練習日誌 6月8日(水)

・今日は、『シャル・ウィ・ダンス?』をちょっと丁寧に練習しよーっと。テンポゆっくりして、リズムを確認しながら合わせてね、部分的に反復練習もしたりしてね。この曲、ぱっと聴いた感じは楽しげなんだけど、なかなか中身はあなどれなくって、腰すえて練習しなきゃムチャクチャなことになりまっせ。“JungleBeat”なーんてリズムが出てきちゃったりしてねー。さすが、宮川彬良の編曲。今をときめくマツケンサンバの作曲者。♪オーレーオーレー(じゃかじゃかじゃん!!)・おれおれサぁンーバー♪ん?歌詞ちがった。
・6月4日の戦務帳に書いた「B♭クラ→E♭クラ持替え大作戦」の実行のためには、2本のE♭クラを調達する必要がある。1本はクラ民子がなんとか手配できる。あと1本、どこかからお借りしなくてはならない。「もう1本借りるの、どこにお願いしようかねー」と、私と民子が相談していたら、それまで何もコメントせずに隣で静かに聞いていたクラりえ蔵ちゃんが、「え?もう1本ってだれ?」といきなり面くらっていた。あ、この提案、パートリーダー民子に相談しただけだった。ごめんごめん、言ってなかったのだー。りえ蔵ちゃん、それはあなたです。
・さてさて、練習。ボーン斎藤さんにユーフォ岩下さん&やまもっちの3人が、そろって細かいリズムで刻みを入れる部分。あ、ボーンが飛び出した。斎藤さんのまゆ毛も飛び上がった。よく見ると、斎藤さんってミスをかくせない人だ。表情や楽器のかまえなんかは全然変化しないのよ。だけど、ミスするとまゆ毛が上下に動いて、ぴくぴくしゃべり出す。“ぼく失敗しちゃった!!”って。
・『シャル・ウィ・ダンス?』の東京佼成の演奏CDを聴くと、ルンバのリズムに変わったところで、人の声が「ウッ!!」って入ってる。この掛け声、どの楽器のパート譜に書いてあるんかな?木管はすぐ主旋律だから無理だよね、ペット?ホルンか?、と尋ねていってもどのパート譜にも書かれていないらしい。ウッ!!って誰に言ってもらうことにしよっかのー、とつぶやいてると、ユーフォやまもっちが「…あります」ってささやいた。喜び勇んで「え?何?ユーフォの楽譜に書いてあったの?」と聞いたら、デマだった。なんだいやーだまされたーとあきれてたら、師匠・岩下さんが「言いたいんかえっ!?」とやまもっちにツッコミを入れられた。そうか!!「ウッ」って言いたかったのか!! やはりお師匠。お弟子の心情を深いとこまで汲み取っておいでだった。
・ここでお客さま。町吹のパーカスの細見くんと成田くんが来てくれた。コンクール、豊吹で出ますので楽譜をもらいに来ました、ということだった。わーいやったぁぁー。慢性パーカス不足症に悩む我がバンドに朗報よぉー。めぐ姐さんに説得されて出演を決めたらしい。おおお、めぐ姐さん。めぐ姐さんも練習おいでよ。待ってるぜ。
・何度か見学に来ていたトランペッ子ちゃんが、今日、入団届けを持ってきましたー。めでたいっ。お名前は長岡あつみちゃん。戦務帳ネームを「ペットあつつ」と命名す。仲間が増えたー。うれしいなー。かわいい女の子だ。佐野さんに気をつけろー。

練習日誌 6月5日(日)in 愛工房ワンライフ音楽会

・1時半にじばさんビルのロビーに集合です。この日は、お隣の総合体育館前広場で新市合併のお祝いイベントが開催されてる関係で、駐車場事情が悪いです。早めに行こうと思って出発したら1時すぎにもう着いちゃいました。ロビーに行くと、同じような人たちがもう3~4人集まってました。すっげーみんな。律儀さんたちなんだから。5分前行動どころじゃありません。広場から流れてくるポップコーンの匂いをものほしそうに嗅ぎながら、残りのメンバーを待ちました。
・ぞろぞろ集まってきて、全員そろった?クラいる?サックスはー?トランペットぉー?とパートごとに点呼してると、ありゃ、フルートまりまりがいない。じゃあ、私、ロビーに残ってるから、みんな2階の控え室に行って楽器準備してー。斎藤団長を先頭に豊吹さんたち移動~ん。私はまりまりのアドレスを知らなかったので、クラ民ちゃんに彼女の携帯に連絡してくれるように頼んだ。こっち向かう途中で事故にでもあったんちゃうやろなー。イベント2つも重なって車の通行激しいからなー。大丈夫かな大丈夫かなー。と待っている間中、ずっと心配だった。結局、無事に姿を現して、やれやれよかったーと一件落着したのだが、遅れた理由を後で聞いてみると「寝坊」。まりまりって夜更かしやさんらしい。ふー、あんまり心配することなかったよー。
・今日は暑い。午前中に出番を終えたフリーサウンドさんたちによると、演奏中ずっと汗だらだらで、指揮者の松森さんが「つゆだく」になってたらしい。ひー、松森さんのつゆだく!!
・控え室を出て、客席横の通路に並ぶ。2時半出番の予定だったが、進行が早く2時すぎくらいにスタートできそうな感じ。通路でボーっと待機していたら、一人の男の人が私の隣にいたバスクラさくらべえに話しかけてきた。ふと見ると谷公一だ。あら議員さんでござんす。「どこの吹奏楽団?何人くらい在籍してるの?」などと質問されていた。さくらべえは「えと、えと、えと…」と連発しながらおろおろしていた。おもしろいのでしばらく眺めていたが、「えと、えと」と言いながら私の肩をたたいてきた。「んー?私は戌年だよー」とからかっちゃろうかなー、とも思ったが、かわいそうなので議員さんのお相手を交代してやった。
・前の団体の出し物が終わって、ステージ上に並ぶ。しばらくして、はっ川崎さんがいない!! と気づく。大きな楽器の人は別通路で待機、というふうに案内されたから、ステージに上がってって連絡が届いてないのかも。わー川崎さーん!!とスタッフの方々に呼んでもらってばたばたと入場。電源電源!! つないで!! 音出して!! 出た? 幕上げていっすか? はいOKです!! はーあせったー。幕の内部ではこんなどたばたがあったのよ。
・本番開始。司会しながら演奏。例によって、演奏中の私の記憶は少ない。しかし、『カラオケデュエットメドレー』、“銀座の恋の物語”の斎藤さんのボーンソロが始まったとたん、お客さんから「ぅおお~…」と感嘆の声があがった。それはごっつ印象に残った。それと、トランペット・ケンヂ上坂のカデンツァ!! 本番に取っておこうと練習では隠していたのか、かつてないほどのテンポの「ため」を披露。最後のフェルマータの音に、おいおいいつたどり着けるんだー、と心配するほどのリタルダントっぷりだった。朗々とケンヂの世界を歌い上げ、大役を見事にこなした。これも印象深かったわー。
・本番終了―。控え室に帰ってから、アルトいしぇのダメだし反省会が始まった。ワンライフで手拍子もらえれへんかったの初めてとちがう? そーなの。私も気になってたのよ。手拍子がなかったのだ。それがちょっと、ううん、だいぶショックだった。何があかんかったんだろ?ドラムセットがないとノリきれなかったのかな?と話してたんだが、それだけの理由だろうか? フレンズのギター&ヴォーカルの林さんがずっと聴いててくださってたから、感想を聞いてみよう。うん、そうしよう。
・ちょい深刻にばばトリオ(私・いしぇ・民)で話し合っていた。そのうち、控え室の窓から見える隣のイベントのメインステージから、プロの歌い手さんが『あの鐘を鳴らすのはあなた』(和田アキコ)を歌っている声が聴こえてきたから、私といしぇとで踊りながら絶唱して、発散した。♪まちはぁ・いぃぃまぁぁー…♪
・こうして、水害以降初の豊吹本番ステージは終わった。反省点は多々あれど、今はこうしてある程度の人数がそろって本番を終えられたことを喜ぼう。総高娘たち3人の初舞台でもあった。緊張してた?はたから見たらそんなこともない、堂々と落ちついた3人でした。これからも一緒にたくさんの本番を経験していこう。次はコンクルだぁ。

練習日誌 6月4日(土)

・5月28日の練習のときに分かったんだけど、ベース川崎さんが5日の本番に出演可能になりました。あぁぁー!! うれしいぃぃー!! バリサクの楽譜が吹けるー。ていうか、バンド全体にとって、ものすっごい心強いです。これで、ベース川崎・バスクラさくら・バリサクまえだの低音3連星で戦えます。
・しかし、土曜の練習では川崎&まえだの2名で豊吹サウンドを背負う。土曜は「きのさきYOSAKOI祭り」。この夜、バスクラさくらべえは、踊り手として出演なさっている御母上のたっての願いでキャメラマンという任務を帯び、よさこいチームの勇姿を激写していた。今日は安心して親孝行に励んでくれ。明日は頼んだぞ。
・本番の前日なので、2階の音楽室を開けて、ちょっとでも広い場所で練習してみる。本番通りの配置についてチューニング。個人個人の音をメーターでひろってから、はい、全員でB♭出してぇ。べぇー♪ おっ、なかなかええ感じで合ってるじゃーないですか。音がケンカしてませんよ。じゃあ5曲いってみましょーか。
・5曲通してみておどれぇた。テンポがゆるまないのである。指揮者がいない。加えてパーカスも全くいない。いつも強―っ力にバンドをリードするアルト佐野さんも不在。以前なら、こんな状況で演奏すると、曲が進むにつれてテンポがずるずるのびていったものだ。でも、最近の豊吹は変わってきた。みんな、テンポやリズムを他人まかせにしなくなってきたような、楽譜にかじりつかず自分で音楽歌えるようになったような、そんな気がする。何回も繰り返し練習して曲がつかめてきたから? それとも性格が変化してノリが良くなった? いやいや、一番の理由は、指揮者も打楽器もいないっていうこの環境に「慣れてきた」せいだろうな。ああ、極少バンドゆえに身につく哀しいテクニック。豊吹の音楽は、どなたでも「せぇのぉ♪」とか「さんはい♪」と言ってくだされば発進し、最後の音まで安全運行いたします。
・最後に『シャル・ウィ・ダンス?』を練習して終わり。この曲、B♭クラがひじょーに高い音域で書かれてる。1stだけかと思ったら2ndもそうらしい。民ちゃんもりえ蔵ちゃんも、E♭クラで吹く? その気があるなら楽譜書き換えてくるよん。

練習日誌 5月28日(土)・6月1日(水)

・この2日間の戦務帳は、ちょっとお休みさせてやって下さい。個人的な都合で恐縮なんですが、ちょっとメモをとったり文章まとめたりっていう余裕がない1週間だったもので…。すみませんがご了承を。え?許してくださる?ありがたやー…。

練習日誌 5月25日(水)

・6月5日(日)に依頼演奏会があります。毎年、但馬内の作業所の方々が集まって催される「愛工房・ワンライフ」の音楽会です。水害に見まわれて以来、初めて迎える「本番」です。豊吹としての復興第一歩になるなぁ。だが、この日は地区によってはクリーン作戦などがあったりして、何人かのメンバーが出られない。ベースがいなかったり、パーカスがいなかったり、エロサックスがいなかったり、ひじょーに苦しい態勢での出撃になるけどガンバロな。おー。
・チューバ・ベース不在の中、わたくしバリサクまえだが低音を埋めまする。チュ、チューバの楽譜って、息するところホンマにないのな…。チューバパートは谷下くん1本、っていう本番を今までいっぱいやってきたけど、これってスゴイしんどいことなんだわー、とあらためて感心。どんな規模であれ、一つのバンドの音を一人で支えるって大変なことだ。ベースラインがミストーンすると、音楽がぐちゃぐちゃになるし。神経使う。こんなことをクールにこなしてた谷下氏に敬意を表す…。この思い、太子の地(出張先)まで届けー。
・ということで、ワンライフでやる5曲を練習している間は、自分の出してる音聴いてるだけで必死。他の人が何やってたか、ちょっっと覚えてません。ううう、ごめん。
・本番の曲を全部通した後、豊高さんから楽譜を借りてきた『サンライズマーチ』を合奏しました。『サンライズマーチ』と聞いて「え?今年の課題曲の?」と思ったあなたは、きっと今現在スクールバンドでばりばり吹いてる学生さんだね。ここは豊吹だよ。このオジオババンドで『サンライズマーチ』と言えば、♪ターンタラッタッターン(たららら~)・ターンタラッタッターン(たららら~)♪という「1982年の」課題曲マーチですよ。もつろんですよ。とある別のバンドでの練習時のこと。今年の課題曲の『サンライズ…』の楽譜が配られた。その題名を見たとたん、その場にいたメンバーがほとんど同時に82年の『サンライズ…』を口ずさみはじめた。「まったく同じタイトルは付けちゃいけんでしょ~」と誰もが苦笑い。今年の課題曲の方は『にせサンライズ』という不名誉なあだ名で呼ばれてしまいました。ちゃんちゃん♪(あ、でも誤解しないでね。今年の曲もそれはそれでいい曲だから)。じゃあ、『本物のサンライズ』をやってみたいねぇ、久々にぃ。ということで借りてきたと、まぁ、こういう訳です。
・本日のペットパートの参加者はただ一人。総高2年の見学トランペッ子ちゃんです。『サンライズマーチ』の冒頭は、ペットパートだけで吹くファンファーレ。大丈夫かなぁと思ったものの、予備知識も何も与えずいきなり合奏に突入してみた。おおっ、一本できちっと吹いている。度胸出てきたよー。その調子!! すべりだし好調で、その後のテーマへと難なくつながっていった。練習後、ペッ子ちゃんが「『サンライズ…』の最初、私の音だけだったしけーに、すっごいびびった!!」と言っているのが小耳にはさまれた。えー、そんなびびってるように聴こえなかったよー。楽譜に忠実なシンプルな吹き方で聴こえてました。これは、今後が楽しみな人材です。入ってくれたらいいな。

練習日誌 5月18日(水)

・出たー。本日、過疎の日です。参加人数5名であります。フルート・クラ・バリサク・ホルン・ユーフォが一本ずつ。極少バンド。8時40分まで待ってみたけど、増えんかった。合奏するんですか?と問うと、「とうぜん」というような顔でホルン中井さんに見られました。うーん、何しよっかなー。
・サザンの『君こそスターだ』、冬ソナのテーマ、『ヒコウキ野郎』と3曲やったら、…やる曲なくなった。うーんとしばし黙考して、ひらめいた。「『ラメセス』出して」。こう言った瞬間、他の4人が「正気ですかっ!?」という目で私を一斉ににらみつけた。特にクラ民子の眼光は鋭く、殺気を感じたよ。だぁーって、あの曲はどのパートも休みが少ない楽譜だから、小人数でも音楽が流れるんだもん。と説き伏せて、やりましたラメセス。でも、久々に吹いたせいか、適度に脱力できて前よりは楽に吹けたような気がした。え?そんなん感じてるの私だけってか?
・この後、『キャンディード』の1曲目と3曲目をやって終わった。まぁ、人数少なかったけど楽しかったかな。練習終わった後のおしゃべりタイムで、フルートまりまりから総高の定期テストのシステムを教えてもらった。人によってその日受けるテストの教科数が違うんだって。選択科目の関係で、人によっては試験期間中なのにテストがない日ができるらしい。まりまりも「明日は1教科だけです」と言っていた。へぇー、大学みたいー。
・次の土曜は、わたくし、また別のバンドの練習に行ってきます。戦務帳もおやすみ。