豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

練習日誌

練習日誌 6月 9日(水)

・たけのこ村でリフレッシュ!! いやぁ遊んだ遊んだ、飲んだ食った。おやすみなさーい。寝るなっ。
・もうすぐ本番がやってくる、ヤーヤーヤー。20日はジャスコの日。今月20日は全但吹奏楽祭の日。そんで加えて愛工房ワンライフの音楽会の日。豊吹はこの二つの行事両方ともに参加する。団始まって以来、初のダブルヘッダーとなるのだろうか(「昔あったよー」ということでしたらお教え下さい)。本番のはしごです。わぁプロみたいかっちょええ。なんて言ってるばやいじゃないのよ。「他の行事にも出る予定があるから出番を早い時間にしてもらえませんか」と全但吹連にお願いしたところ、開会式すぐ後のトップバッターのポジションを頂けちゃいました。うぉー未知の世界だ、朝イチ!! そんな時間に本番を経験したことがない私は、どんな感じになるんかなぁとお気楽にワクワクしてまったのですが、その日の日程表(案)を組んでみると「は、8時15分集合…」。がーん…。低血圧の私にこの日のプログラムがこなせるであろうか。鉄骨○料をいっぱい買うてテンション上げる工夫をせねば。
・練習場で、副団長佐野さまと斎藤師団長と相談して、日程表(決定版)を作成。佐野さんも集合時間の早さに驚いて、「うーん、仕事に行くんとおんなじ時間になるなぁ」と言っとんなった。たまの休みがホリデじゃなくなるねぇ。でもまぁ、こんなこと言ってても、私も佐野さんもステージに上がっちゃえば調子にノル…じゃなくて、調子が出てくるんだろうけど。ね。
・テナーふじおかが一風変わった形状のリガチャーをつけていた。「リガチャー」っていうのはリードをマウスピースに固定する留め具のことね。シングルリード楽器以外の方のための解説でした。まずアルトいしぇが目をつけて「わっそれおもしろいリガチャー!!」とつっこんだ。聞けば、某クラリネット奏者の方が独自に開発・作製された新作らしい。ネジは無し。金色のちょっと太めの針金がらせん状にグルグル巻いてあって、それをマッピに通してぐっと押しこむだけ、というシンプルスタイル。たちまち、その場にいたサックスパート総員質問攻撃が浴びせられる。えーすごい形ぃ押しこむだけ?ずれないのかなぁ?吹き心地はどお?丈夫な材質なのかな変形とか心配じゃない? ふじおかのリガチャー話から発展して、マウスピース話にスライド。セルマーのビンテージが欲しいあれは高い復刻版が出てるよあれならそんなに高くないってよでも本物がほしいんだーバリサクのマッピってどこのがええんかなバリは知らんわー。4人くらいでわいわいわあわあ情報交換。いつもあほあほ話に花を咲かせるメンバーが、珍しく楽器に関する話をした。まじめっ。
・合奏前に20日の日程を口頭で皆に伝えた。「衣装は?」と質問が出た。「両ステージとも上白・下黒です」。だって吹奏楽祭ってフォーマルな感じがするから白黒かなぁと思うし、ワンライフはラフな格好の方がええけど着替えるところも時間もないしねー。まぁでも多少はくだけた感じもあってええと思う。「祭」だし。だからこう思うの「色さえ白黒だったら、形はどんなんでもええと思うでー」。上はカッターでもブラウスでもポロシャツでも。下はパンツでもロングでもタイトでも。「上…、ランニングでもええか?」said佐野さん。わー私的にはおっけー牧場なんだけどなー。見たいしなー。
・今日の参加者数は多かった。水曜日なのに多くってすんごくうれしいー。特に木管がほぼそろってた。いつもの練習では抜けていた音がはまって分厚い響きが出てる。低音も吹きがいあります、ばりばり。んで後片付けも人数多くって素早くできまいた。これもすっげうれしいですぅ。

練習日誌 6月 2日(水)

・午後8時をすぎた。練習場の中には低音しか響いていない。しかもたった二人の音だ。うえーん、この時間になって、ボーン斎藤師団長とばり作まえだしかいないのはむさい、むさすぎる。みんなぁ、早く来てぇ…。二人のそんな思いとは裏腹に、なおも低音二本のロングトーンは続くのだった。ブーンブーン…。
・ガラガラっと扉の開く音が! この状況の救世主は、そはたれぞ。あぁ~、フルートさっちん高尾ぉー! 若者だぁ。高音だぁ。女の子だぁ。うれすぃぃぃー。「駐車場にもう何人かいましたよ」と、さっちんが教えてくれた。その言葉通り、パーカスめぐ&さ~やも来た! わーいわーい皆でドラムセット運ぶぞぉう。活気が出てまいりましたっ! ドラムセットを組むのはホントに久しぶりなので、組み方をほとんど忘れちゃってて、またまたあーだこーだ言いながら苦心して完成しました。何故かは忘れたが、作業中に「おかあさんといっしょ」の最後にやる体操の歌の話に花が咲いた。♪てってーてきーに手っあっしー♪(←これは昔のヴァージョン)
・ちょーど組み上がったところにクラ民ちゃん出没。えぇー時に来るんだなぁ、と皆からつっこまれてたが、民子あわてず「だって仕事だったんだもん」と堂々とした答えっぷり。そ、そーですね。それじゃあしょーがないっすね。
・ちょこちょことメンバーがそろってきて、にぎやかになったとき、突然よっぱらいが乱入してきた。まっかっかな顔して酒の匂いをまき散らしながら踊り出てきたのはホルン中井さん。職場の飲み会の帰りに練習に出没する、というパターンは彼の得意とするところで、あまりに何度も見ている光景なのでメンバー皆つっこみ方が手馴れてきている。「くさっ」「うぁくさっ」と冷淡である。それでもくじけない酒酔いホルナーは、うえへへへーと叫び出す。やおら楽器を出してかまえるとマーラー五番終楽章の一節をものすごい勢いで吹き、そして力尽きて寝てしまった。
・ペットたにむら、クラりえ蔵、チューバ松岡、ユーフォ岩下が加わって、総勢11名となった。パーカスめぐからの「個人練習させてー」との要望もあったし、最初は人数が少なかったので、今日は個人練習の日にしようと思っていた。でも、人数いっぱい来たし、めったに来れない松岡くんは合奏したいと思ってるんじゃないかなぁ?と考えたりもして、ちょこっと合わせました。ベース川崎さんが丸腰ながらも仕事帰りに参加。ドラムスのアシストをしてくださいました(「今ここ!!」って楽譜を指し示したりして)。
・今度の土曜日・6月5日は、豊吹の毎年恒例レクリエーション行事、たけのこ村バーベキュー大会です。肉食って酒飲んでしゃべくって寝る人もいれば、肉食って酒飲んでしゃべくって寝ないという人もいる会です。この日は楽器と離れる日。しばしの別れだ愛器よ。

練習日誌 5月29日(土)

・昨日のドラの放送で、エンディングに『YUME日和』が流れるのは終了となりました。うえーん、なしてー?思いっきしタイミングはずしたー?ええもんええもん。ええ曲だからやるもん『YUME日和』。
・今日の『ロマネスク』は丁寧にやりました、はい。この曲、主旋律のフレーズが付点2部音符で終わることが多い。その3拍の間、中音のパートが例えば♪タンタタタン(4分音符・8分音符2つ・4分音符)というリズムで動いていたり、どっかのパートが装飾を入れている。メロディ奏者がこの装飾パートを聴かずに吹いていると、フレーズ感がバラバラになって雑。単に「音の切り方をそろえて」と考えてもいいとこだけど、「ここはホルンのリズムと一緒に吹き終わる感じで」と他パートの音を意識した吹き方ができると、音の寄り方が増してくる。そんなことやらあんなことやらを、ちょこっと時間かけてやりました。「他パートの音を聴いて」ってことは、目新しいことでも何でもないので、何を今さらとおっしゃる貴兄はごもっとも。でも、基本に立ち戻るということは、いくつになってもどんな曲やっても、大事だす。それに、吹奏楽みたいな大勢の人間が奏でる音楽では、一体になる(鳴るという意味もあるか)ためには基礎基本は欠かせないもんだと思うしね。きゅうくつにならん程度に大事にしたいです、基本。
・はりきるホルンせんださん。『ロマネスク』は特にのりのりだった。クラシック・オリジナルは、せんださんの得意ジャンルでもあるからにー。隣で吹いてて何かうれしい気分。熱いせんださんでした。
・今日のノリはいつもと違うよ。川崎さんのベースが入った『ブルーレディに赤いバラ』はすんごいカッコよかった!! ホーンセクションだけで合わせてるときよりずっと吹きやすかったし、皆もノッて吹いてるのがよく分かった。出てくる音が普段と全然違ったもん。さすが川崎さん。し、しびれるわ。
・『ブルーレディ…』のシェイクの伸ばし。「そこ、シェイクぬきでやってみよう」ただの伸ばしの音にして、その直後4拍目の裏に全員で入る8分音符のタイミングを合わす練習をした。何回かやって、だんだん合ってきた。思いきって言ってみよう、「シェイクが多少しょぼくっても、4拍目の裏の音がバシッと決まったらおっけーだから!!」それ言ったとき、ペット坂ちゃんがニカーッと笑って「おっしゃ!!」って言った。いや、シェイクも決めてほしいんですけどね、正直なとこ。

練習日誌 5月26日(水)

・その一報が入ったのは、私が豊小のかぎを開けて間もなくだった。私の携帯の着メロ(「リュスランとリュドミラ序曲」だ)がやかましく鳴った。とってみると「も、もしもし、フルートの高尾です。」あら、さっちん、どしたの?ん?「ば、ばってりー上がっちゃったんです。」うぉ!! 「以前、さっちん2号がバッテリー上がりしたとき、豊吹の掲示板に“そういうときは助けを呼べ”って中井さんが書いてはったの思い出して…」。よしきた!!ホルンの騎士・中井さん出動!! 場所はさっちん職場の駐車場。ケーブルは持ってるか?家にある。ただちに準備して急行されたし。そんなこんなで、彼女が練習場に無事顔を出せたのはそれから30分後だった。そして、練習が終わった後も上がっていて、再び中井さんの車とドッキングさせたのでした。大変でしたね、さっちん。お疲れさんでした。彼女は、職場の駐車場で中井さんが来るのを待っている間、「あぁ~、またこれ戦務帳に書かれるんだろうなぁ~…」と思っていたそうだ。そうです!! あなたの考えている通りです!! 書かしていただきました。ごちそうさま。い~いネタでした。

練習日誌 5月22日(土)

・久々にアルトいしぇ登場。彼女、最近ちくのうの手術をしたので、術後しばらくの間少し不自由な暮しを強いられていたのよ。不憫な…。でも、元気印主婦のいしぇの手にかかったら、手術話もネタになる。手術は部分麻酔で行われたので、お医者さんの話し声とか全部聞こえていたらしい。術中、先生が「うわっ!!」とか「あれっ!?」とか発した時があって、いしぇはそのときすっげ不安になったそうな(そりゃそうだ)。そしたら、身体につながれた心拍測定機の数値がどんどん上がっていって、不安になってることが周囲にモロ分かりで、えらい恥ずかしかったと言っていた。「もぉーこっちのドキドキが画面に出るんだでー。むちゃ恥ずかしかったわー!!」あぁ…、元気になったなった。変わらぬ君の弁舌を聞けて、あたしゃうれしいよ。
・『ロマネスク』合奏。本日はサックスほぼ勢ぞろい(テナーとも子、はよ来てーっ!!)。初めのうちはぎくしゃくした感じだったけど、合奏を止めながらハーモニーを少しずつ合わせていったら、ぐっと音が寄ってきた。あづあづ&いしぇの2ndアルト、そしてふじおかのテナーのバランスが絶妙!! 音量が大きすぎると和音がにごる。小さすぎると1stの音を支えられない。そこらへんのサジ加減を吹き手の感覚であやつることができると、快感なのだ。それに近いことが豊吹サックスパートでできつつあるよ!! いい感じ!! 気持ちよかったっす。
・『YUME日和』合わせる前に、弱起の苦手な佐野さんが「…え?123でポンと出るんだったかぁ? ん、12ぃ♪パー、か?え?」とブツブツ独り言を言っとんなった。それを見つめるユーフォ岩下、ホルンせんだ&中井。口を半開きにしてにやにや見ている金管3人の顔がみんな同じで、私はその3人を見ておかしくてにやにやしていた。
・『YUME日和』を吹いてて、途中、アルト佐野さんが「こ、ここ、あっとるんかいや?」とあせった口調で皆に尋ねた。自分が吹いたのと似たようなフレーズをクラ民ちゃんが1拍遅れて吹いていたので、しまった間違えた!!と佐野さんは思ったらしい。実はその部分はアルトとクラの掛け合い。アルトが1拍先行するのが正解だったのだ。「あー、あせったわいやぁ。民ちゃんとズレとったらなんか間違っとる気がするでなぁ。怒られるかと思ってビクビクするわいや。」 佐野さんのこの言葉を聞いて、隣のいしぇとあづあづがうんうんうんうんと激しくうなずいた。怒るな民子。豊吹の母よ。
・『YUME日和』ネタ、三つ目。ちょっと細かいリズムの刻みがあって、パッと見じゃあうーん吹けない。難しいリズムなので間違えるのはしゃあないにゃーと思う。けど、佐野さんが間違えるときはものすごく演歌ちっくなリズムに変換しなるので、たちまち曲が別物になる。読みにくい楽譜だと、得意ジャンルの脳内引き出しがぽんっと開いて、吹きやすいリズムが飛び出してしまうのだろうか。一瞬でもう島谷ひとみの曲じゃなくなった。ホルンせんださん大笑い。ひーひーいうてはった。

練習日誌 5月15日(土)

・5月8日(土)は、私、休ませていただきました。明石のバンドの練習に参加して、クラシック&今年の課題曲を堪能してきました。5月12日(水)は特にトピックスありまてんでした。すびばせん。
・という訳で、5月15日(土)の練習日誌を書かせていただきまっす。注文していたミュージック8の楽譜がこないだの木曜日に届いたので、皆さんに配りました。皆、新曲には興味津々です。今までにやってた曲も練習してくれよん。
・スウェアリンジェンの『ロマネスク』。ちょっと丁寧にさらいました。伸ばしの音・フレーズのしっぽの切り方をそろえてー、次のフレーズの入りの音は出だし優しくテヌートで長さ保ってー、ここ音量のバランス考えてー。ポップスみたいに、いけいけいてまえーってノリで吹く曲も気持ちいいけど、繊細にキレイにって意識を大事にする曲もいいもんですな。周りの音を聴いて聴いて、自分の音をそこへはめてはめて、うまくハモれたときはサイコー!! 気分爽快!! …なんだけど、こういうときが「いつも」だったらいいなぁ。今は2割5分8厘ってとこかしら、私の打率。
・『ブルーレディに赤いバラ』。この曲は絶対ドラムスがほしいわいやー。パーカスめぐ&さ~やが行事用の楽器分担相談中に、佐野さんがこの言葉を言った。そのとき、めぐはおちゃらけて「じゃあボイパで。」って言った。ア・カペラの世界では言わずと知れた「ボイスパーカッション」の略だけど、こともあろうに佐野さん、「へ?ボインパーカッション?」と聞き返した。めぐの反論、「佐野さん、それ名誉毀損だわー!!」。わはは。めぐ、そこではふつー「セクハラ」って言うんだろ。
・新曲『それいけレンジャー!!』やりました。かっこいい、確かにかっこいい音楽だが、それだけに凝ったリズムが使ってあって、そのパターンもくるくる変わる。譜読みのテクもタンギングのテクも磨かにゃ吹けぬ!!ってな感じ。これって難しすぎ!! でも血沸き肉踊る曲ばかりのメドレーよ。めぐなんか、演奏しながら歌ってたし。♪アバアバアバアバアバレンジャ~♪・・・
・次も新曲『YUME日和』。佐野さんは『ゆめひより』と読んで、周りから同時多発つっこみを浴びせられていた。『ゆめびより』でしょー。私が「その読み方じゃあ“日和山”やん」と隣のクラ民ちゃんにささやいてたら、佐野さんも“日和山”の話をしていた。民ちゃんに「…感性いっしょやな」と指摘されてしもた。うっ…、悲しいような嬉しいようなやっぱ悲しいような複雑な気分…。この気持ちはなんだろう?恋かしら?
・『YUME日和』、ええ曲だったー。「ドラえもん」のエンディングテーマだって。金曜日に見ようっと、ドラを。
・『演歌メドレー』。これもM8の楽譜、この度買いました。すっげ原曲に忠実に編曲してあっておもしろい。「浪花節だよ人生は」の合いの手なんかサイコー。♪飲めっとー言われってぇ素直にぃ飲んーだぁ♪ちゃっちゃっちゃ・ちゃらっちゃ・らっちゃ♪ええ感じー!! 演奏の合間にバカ笑いしてしまった。吹いててめっちゃハッピーな気分になること請け合い。買ってよかった楽譜の上位に位置します!!

練習日誌 5月 5日(水)

・♪やねよーりーたーかーいーこいのーぼぉりぃー♪ 今日のお風呂はしょうぶ湯ですか。 イワシの頭を玄関に飾るのは節分だっけ?お節句だっけ?どっちだった?
・5月2日の市民プラザの柿落とし公演はごっつよかったよ。フリーサウンドが中心となって、在但の実力者たちを集めた、ロックありフュージョンありの盛りだくさんなコンサート。日高町吹の定演も、去年より音の厚みが増してて響きがあって、とってもよかった。聴いてて「あー私も吹きたーい。練習したーい」って気分になりました。やっぱりいい演奏会を聴くと刺激になります。同じ一般の方ががんばっている姿を見るというのは特にね。よしっ、音楽の話もしたした。
・スウェアリンジェンの『ロマネスク』やりました。すーっと一曲通して、最後のフェルマータの音を伸ばしたとき、なんだか妙な響きが。ホルン?ボーン?なんかそこらへんから不協和な音がきこえる…。でも、ちょっとおしゃれな和音にしてあるのか?というふうに聴こえなくもない。しかしスコアを見てみると、E♭・G・B♭の何の変哲もないきれいに響くはずの和音。実はこの楽譜、パート譜に欠けてるものがあって、私がスコアから音を写していくつか作り直した。私、写し間違えたかも…。「斎藤さんの音、何になってますか?」「A♭だけど」「うわっごめんなさい。それ、E♭の間違いです。」「ん?あ、あぁ、E♭になっとったわ。」がくっ。「じゃー中井さん、ホルンは何の音になってますか?」「わしはF。」それだっ。「あーごめんなさい。それドじゃなくてレです。」レに直してもらって、全員でその和音を吹いてみた。そしたら、拍子抜けするほどきれいにはまった。「でもさっきの変わった和音も、なんだぁ捨てがたいなぁ」と佐野さんが言ったので、Fまじりの和音をもう一回作ってみよっかーということになった。中井さん以外の人が先に吹いて、合図したら中井さん、F吹いてください。せーのー、パーン。はいF入って。ぷぉー。Fの音が入ったとたんにチューバ谷下くんが楽器に口つけたままブォッと笑った。楽譜通りの清潔な和音を聴いた後だと、Fの音がどうにも場違いな音に聴こえておかしかった。でも、Fが入ったらsus4になるんじゃないの?おしゃれに響く和音のはずなんだけどなぁ。おかしいなぁ。
・佐野さんは、変拍子に弱いだけではなかった…。「弱起」にも弱い。『渡る世間は鬼ばかり』のテーマ曲は、4分の4拍子の3拍目から始まる。それがどうにもとれない、ということが判明。でもいいのよ。プレイがよければそれで。楽譜読むのが苦手でも結果オーライよ。ある意味、すごいよ、佐野さん。楽譜からじゃなく、本能で曲の流れをつかみとっていきなるからねぇ。

練習日誌 5月 1日(土)

・前野くんが豊吹に遊びにきてくれました。知る人ぞ知るフリーサウンド所属のペッターです。何かりえ蔵ちゃんにご用事だったのかな? それがすんだ後、「楽器持ってきて吹いていっすか?」って聞くから、待ってましたー喜んで!!と即答でOKしました。
・こないだの役員会で6月の行事でえる曲が決まったので、今日からはその練習を中心にやることになりました。んで、「ブルーレディに赤いバラ」を合奏。佐野さんのめっちゃお気に入り曲だから、合奏にも気合が入る。一通りざっと通した後、佐野さん的に気になるところをチェック。テーマに入る前のイントロのしっぽにちょっと見には難しそうなシンコペのリズムがあって、そこがバラつく。佐野さんがその部分を取り上げて「わし、そこ、いっつも気になっとってなぁ。いっつも合えへんだらぁ」と言った。さ、佐野さん、「いっつも」って言っても、今日初めてこの楽譜見る人いるから…。
・ユーフォ岩下さんの足先の動きには、常日頃から定評がある。がばっと足を開いてイスに座り、つま先だけを床につき、両のカカトをぶらぶらと上げたり下ろしたりしながらユーフォを吹く。その上下動は、曲の拍子に合っているときもあれば、すげー速いテンポで吹いてるのにゆるゆる動くときもある。そのしなやかな動きに、向かいの席に座った人間はひそかに笑かしてもらえる。今日も出た。「ブルーレディ…」の中に、低音楽器と一部の木管をのぞくほとんど全員がシェイク(サックスはトリル)で吹きのばすというところがある。そこのところを吹いてるときに、岩下さんのカカトが!! シェイクの伸ばしに合わせて、ものすごい勢いでぷるぷるぷるぷるぷるっって小刻みに上下に動いていた。シェイク足になってた。(報告者:向かいのクラ民子)
・今宵の合奏は、佐野さんのアバウト指示によって進む…。「パーていう音の5小節前からもっかいなー」。ん?うぇ?どこ??
・ホルン中井さんのクシャミには、常日頃から定評がある。「はくしょん!!」としゃべるようにはっきり発音するクシャミなのだ。初めて聞く人は必ず驚く。マンガみたいだから。今日も出た。今日は、前野くんが初体験者。すっごくうけたので、「前野にうけたー」と中井さんはホクホク顔だった。
・『TVまんがメドレー』を合奏。「ワンピース」→「おじゃる丸」→「とっとこハム太郎」のテーマ曲がつながってるM8の楽譜を使ってる。「おじゃる丸」の北島三郎の歌うテーマは、ツッカタンカ・ツッカタンカ♪まった~りまった~り♪とのんびりした歌詞・テンポ・リズムの曲(よい子のみんなは知ってる?)。だけど、その付点のリズムをジャズィーに吹いてしまって、たちまちシブいブルースに変えた。張本人はペッター前野くんとアルト佐野。むちゃくちゃかっこいい節回しでソロをとる前野。同じ音の配列なのに、吹き方変えることでこうもムーディに聴かせてしまえるものなのか。まるっきりクールジャズ。ほのぼの平安アニメのテーマなのに。そのプレイに対抗して佐野さんも吠える。「おじゃる丸」などで、二人のジャーズメーンの力量の一端を見さしてもらった。「おじゃる丸」なのに。

練習日誌 4月24日(土)

・皆さん、エリック宮城が豊岡に来るの知ってますか?8月29日(日)の午後7時から、豊岡市民会館でコンサートをします。しかも、エリック一人だけじゃなく、彼率いる「E,Mバンド」のメンバーがこぞって吹きに来てくれます。この場でメンバーをちらっと紹介すると、ドラムス岩瀬立飛(いわせたっぴ)、トロンボーン中川英二郎、サックスつづらのあつし、宮本大路、他。エリックだけでもものすごいけど、どのパートもそれぞれの楽器の一流プレイヤーばかりです。今からワクワクゾクゾクするくらい期待ものですよ、これは(わたしゃーバリサク吹きなので、つづらのさんとダイローさんの音が聴けるのが特にうれすぃ!!)。みんな、大勢誘って聴きに行くべしべし。絶対、楽しいよ。保証できます!!
・そのコンサートの実行委員会に、豊吹からは斎藤さんと私が参加させてもらっております。この次の日の4月25日が実行委員会の初顔合わせでした。そこでいろいろと宿題をもらってしまいました。ので、この日の練習日誌が書けませんでした。すいませーん。一度に多くのことがこなせない私を許して…。

練習日誌 4月21日(水)

・フルートさっちん高尾が、出身大学の吹奏楽部から、楽譜をいくつか借りて持ってきました。さすが企画部員。廣井企画部長も泣いて喜ぶであろう。今日も初見大会だぁー。
・5曲ほどの楽譜を一つずつ並べておいた。アルトいしぇが、自分が使うパート譜を順々に取っていってた。すると突然、「んっっ!?」と鋭い声を上げたかと思うと、パイプいすの上の『ダッタン人踊り』の楽譜にがばっとおおいかぶさって、くんくんくんくんくんくんくんくん、とモーレツな勢いでにおいをかぎ始めた。Allegro通り越して、Prestoぐらいの勢いだった。どしたの? いしぇが言うには「変なニオイがするぅ」そうな。ああ、古い楽譜にありがちな、長年の湿気とホコリと汗と涙のしみこんだあの独特なにほひね。と予測を立てながら、私もくんかくんかとかいでみた。ん?変な匂いなんかしないよ。本屋で手に取った新刊のような、新しい紙の匂いがするだけだと思うんだが。「いしぇー。別に変なニオイしないよー。うちの楽譜みたいな古いニオイがするのかと思ったけど、違うし」と言ったら、いしぇが「うん。古い楽譜はタンパク質くさいだろ?それとはまた違うニオイなんよ」と言った。へ?あれって「タンパク質くさい」というニオイなんだ。そんな表現始めて知ったー。メモりたいくらいおもしれーぞ、いしぇー。というわけで早速書きました、戦務帳に。
・本日のメンバーは、フルートさっちん(ミニ大阪人)・クラ民&りえ(ビジュアル系ユニット)・アルトいしぇ&まえだ(主婦連合)・ペットたにむら(いけいけピアノ弾き)・ユーフォ岩下さん(ニコニコPC使い)、というラインナップ。今日はオンナばっかりですねー、と声をかけられた岩下さん、涼しいお顔で「着替えてきた方がえっかー?」ニヤリ笑って答えた。得意のレースのエプロン(新妻風)、つけてきてください。色は白。絶対。
・フルートさっちんが持ってきた楽譜の中に、スミスの『伝説のアイルランド』があった。合奏でもやってみたけど、ちょっと曲が見えてこないなぁ、という感じだった(難しいもん…)。さっちんは「曲を知らないと吹きにくいっすよねー。でもMDがないなぁ…」とちょっと思案して、「じゃあ今度、私のはずかしいビデオを持って来ます」と言った。え゛っ!! 女子大生時代の“はずかしいビデオ”ですか? 「はい。ハタチのときのはずかしいビデオです。」え゛ぇ゛っ!! そ、そんなの見せてもらっていいんですか?だっ大興奮です。さっちんにとってのはずかしいビデオ=学生時代のコンクールの演奏収録ビデオ。私が想像するところのはずかしいビデオ=・・・。子どもには教えられん。早く寝なさい。