豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

2005年

練習日誌 3月19日(土)

・チューニングの最中、斎藤団長+山本副団長+佐野副団長が顔寄せ合って、何事かひそひそ話し合っていた。よく聞くと、アレルギーの話から始まった健康談義のようだ。三頭会談はずーっと続いている。止まらない。個人ごとのチューニングが終わって全員で音合わせするときになっても、まだ止まらない。ここらでストップかけないと、そのうち、おすすめの薬→各地の病院情報→オレの不健康自慢…と進み、健康談義スパイラルにはまり込んでしまう。そろそろやめなしゃい!! …ったく、うちのオヂサンどもは。
・ホルンの2人の絆は深くて熱い…。中井さん&ひろいちゃんの本日のよそおいは、皆をどよめかせた。二人とも、上は紺のセーター、下はブラックジーンズ。ぱっと見、まるでペアルックか?と思わせるほどよく似ていた。酷似しておる。もしかして今日は何着るの?とか打ち合わせしてるの? ううん、全然。なんとなく分かったの、テレパシーでぴぴっと…。二人並んで幸せそうな顔だ。もう何も言うまい。
・ミュージック8の楽譜を出してると、「まぁ、これ、飽きてきたなぁ」という声が。誰だと思う?アルト佐野さんよ。佐野さんが買おうって言った楽譜だよ!! もー、2,3回練習すると、すぐ飽きちゃうんだから。そんなこと言っても新しいオモチャ、じゃなくて楽譜買ってあげませんよ!!
・今日はテナーふじおかがいる。『カラオケデュエットメドレー』の冒頭ソロをまかせた。聴いて驚いたよ!! すっげーふっとい音。低音から上向きのアルペジオ、どの音もたっぷり響いてスラーもなめらか。また腕を上げたよ、こいつ。かーっ。なんかうれしい。うれしい度肝の抜かれ方!!
・『ラメセス』やる前にちょっとご注意。これ、ただでさえこってりした作りの曲だから、ハーモニーはすっきりさせましょ。音色を大切にしてキレイに響かせて。♪ペケペーン(つぶれ声)♪じゃなく♪ラパパーン(ええ声)♪で。というふうに説明したら、ペット坂ちゃんが悲しそうに「…それはあっしのことですかい?」と尋ねてきてた。ありゃ、いや、そうじゃなくてね、歌いやすい部分だったからペットの最初の部分歌っただけで、ペットパートのみに注意した訳じゃないのよ。みんなに対して全部のパートに対して、説明したのよー。あわあわ。
・『キャンディード組曲』の第1曲目を練習。最後の伸ばしの音程が合わず、きちゃなかったからちょっとハーモニー練習した。E♭のグループとGのグループ合わせて満足して「はいっ全員でっ」と言ったら、クラ民ちゃん&ボーン斎藤さんから「おいおいっ!!」とツッこまれた。あ、ゴメン!! B♭の音があった。ハミーゴにしとったー。ごめーん。「ふぁぁぁ~あ!!」あ、ハーモニー練習が嫌いな佐野さんがたいくつしてきなった…。
・練習終了後、「明日、わし、誕生日だわいや」と佐野さんからご報告。きゃーおめでとー。おいくつですか?46ですか!? わー、おっきいなって。さんざんみんなが盛り上がってから、佐野さん一言。「あ、明日は20日かいや。わりぃ、あさってだったわ」。

練習日誌 3月16日(水)

・またまた見学者来訪です。なんとバスクラの女子高生。豊吹初のバスクラ吹きになるのかしらー? いや、私が知らないだけで、過去にはいらっしゃったのかもしれない。今度、生き字引フル松さまに聞いてみよう。
・いつもよりちょっと遅めの8時すぎに、クラ民子&りえ蔵がそろって登場。クラ10代りえりえも来てる、バスクラ見学者も来てるということで、クラリネットが4人もそろうことになる。玄関先で、今日はクラリネットアンサンブルの日だぞーと言ってやると、民子&りえ蔵、おんなじタイミングで「ぃやったっ!!(低音声)」と喜びの声を発してる。この二人、ビジュアルもかっこええ姐さん風で似てるんだが、ノリもそっくりなのだ(ノリはおっさん系)。
・『素晴らしきヒコウキ野郎』やりました。メロディのシンコペーション部分、はきはきと吹きましょ。タイのかかった音をちょい短めに切って、3拍目の裏に入る4分音符の出だしをはっきりと。アタックつけてもよいよ。ユーフォ山本くんがはりきって吹いてます。しかし、まだ楽譜に慣れきってなくって、テンポが遅れてゆく…。彼は常に一生懸命です。すべての音を一音一音いっしょうけんめいに吹いています。そのうち力の抜き方も覚えられるよ。ね。彼を見ていると、若い頃の自分を思い出して、妙に切ない気恥ずかしい気分になるときがある。そういう訳なので、山本くんを見つめて赤くなっている私を見ても、不審に思わないように。
・『マンシーニ!』やって『ロマネスク』やる。私が合奏の合間にああしてここしてとちょこちょこ言ってても、いつもは「目で聞く(←良く言えば)」といった状態で、他のみんなは静かなものだった。でも、今日は、私の隣の席でバスクラ見学者が吹いている。このバスクラっ子が、私が「…って吹いた方がええよ」とか言うと「はいっ」って返事するの!! すっごい新鮮!! すっごいうれしかった。反応があるって気持ちいい…。いまどきの高校生、礼儀正しいなぁ。ちょっとジーンときた。
・『デュエットメドレー』やる。ねばって吹いてねー。息太く太く出して。「ムーディ」を要求したんだが、本日の金管はたんぱくであった。ホルン中井さんは軍人さんだから勇ましいだけだし、ペットたにむらは清純ぶりっ子しているし、ユーフォ岩下さん&山本くんは揃いも揃ってナイスガイのサワヤカさんなので明るい音楽だし…。ねちねちくねくねした雰囲気は、今日は薄かった。あ、でも岩下さん、「ロンリーチャップリン」は情感たっぷしに歌ってはったなぁ。自分世代の歌はやっぱり思いが違うのでしょうか。
・最後は『シンフォニックファンファーレとマーチ』やって終わり。今日は団長・副団長3人ともいないので、参加メンバー中最年長の岩下さんにヒトコトあいさつを頂いた。「春です。花粉に気をつけましょう!!」。わはははは。切実なあいさつだ。みんなー!! 鼻、洗ってるぅ?

練習日誌 3月9日(水)

・先日見学に来られたフルートのママさんが入団して下さいました。やんややんや。名前はくわがきさん。今日も息子ちゃんと一緒に来場です。今日の練習は、この5才児ひとりにひっかきまわされることとなる…。とにかく元気で、練習中ずーっと走り回っていた。かつての豊吹訪問幼児にはいなかったタイプだわ。
・今日は、『カラオケデュエットメドレー』で高校生を洗脳しにかかる。エロい演奏…というより、ムードのある演奏ができるようになる明日に向かってのレッスンワン。ねばる吹き方をしよう。タンギングはしても音と音との間のすきまをなるべくなくす。音の長さを十二分に保って、俗に言う「ベタ吹き」をして、音が弾まないようにしよう。あ、一音一音ねばろうとするあまりに、後押しになっちゃダメだよ。アンブシュアの圧力、息のスピードは一定に。…じゃ、クラ民子、模範実演して。この言葉を聞いて、民ちゃんは「えぇっ!?」と一声発し、“あっしですかい?”という目で私を見ている。“あっしにエロの見本を吹けとおっしゃるんですかい?”と言いたそうな、不本意そうなまなざし。そんなに目で語るな。いきなり佐野さんクラスの超ド級エロを目標におくわけにはいかんのだ。ソフトムーディから入門させねばならんのだ。「えぇっ!?」の後から約3秒間、ここまでの会話を目で戦わせてから、民子の『居酒屋』を聴かせ、次にクラ女子高生りえりえと一緒に吹かせる。なんか自分の吹き方は違う、どうしたら近づける?と、りえりえ、必死にくらいついてきます。曲の性格によって音色や音形に変化をつけるということに慣れてないみたいだ。演歌の道は険しいぞ。これからきりきり精進しような。エロエロ民子についていくんだぞ。

練習日誌 3月5日(土)

・フルートの見学者さんが来られましたー。5才のお子さんも一緒に参加のママフルーティストです。数年前から話が上がってたバンド内託児所を、開設するときがきたかもよ。今日はアルトいしぇもダンナ・息子(ともにボーン吹き。息子のはプラスチック)を連れて一家で参加。優ちゃん、今日は仲間がいるぞ。わいわいファミリーバンドとよすい。
・きょ、今日は参加人数が、すっげ多い!! まじ、ハンパねー!! (←35才にあるまじき言葉使い) 本日の総員数19人。ひぇー、行事前練習かー? ねぇねぇもうすぐ本番あるの?何もないっす。やっぱ春になってきたってことかしら。うれすぃー。ここ最近、10人以下の日が続いたから、19人でも大勢のように見えてしまう我が身の悲しさよ。見学者も参加者も増えてきて、ああ、もう少し広い練習場がほしい!!
・普段の倍くらいの人数となると、チューニングをいつもよりちょいと丁寧にやらんと。くちょくちょの音楽になっちゃうからにー。これくらいの編成になってくるとやっぱ低音がほしいよなー。くそぅ、私のバリサクはどうして今修理中なんだ。アルトは佐野さんといしぇがいれば、私なぞ出る幕がなーい。とっほっほっ。(スケール合奏中の私の心のつぶやき)
・今日も行くぜ!! 大人へのレッスンワン、『カラオケデュエットメドレー』。クラ民ちゃんが、隣に座るいたいけな女子高生クラりえりえに、早速とよすいサウンドのレクチャーを開始した。
  民「ええかぁ、とんでもないことが始まるでぇ」
  り「えっ、ど、どんなんですか?どんなんですか?」
  民「あそこに座っとんなるおっちゃんらぁが、やらしー音出すしけぇにな」
  り「えっや、やらしー音ってどんなんですか?どんなんですか?」
  民「聴いとったら分かるで。あの人らぁに負けんよーに、やらしー吹くんだでー」
  り「えっ、どうしたらいいんですか?どうしたらいいんですか?」
…りえりえは、民子の洗脳行為のまだ入り口に立ったばかりだ。がんばれ民子。うまく奥まで引きずり込め!!
・『銀座の恋の物語』のボーン斎藤さんのソロがうなる。隣で聴いていたボーン古ちゃん、思わず「おおぅっ!!」と驚きの声を発して、「これかぁ…」と妙に納得したようにうなずいている。聞くところによると、以前の戦務帳を読んでイメージしていたらしい。どうです?感想は。うちの自慢のエロエロ団長ですよ。
・とよすいでは10人以上の人間のことを「おおぜい」といいます。数の単位が「1、2、3、いっぱい」というエジプト並です。久々に19人という「大編成」の中で吹いたので、アルト佐野さんは興奮してきたようです。メドレーのラスト『居酒屋』にさしかかったところでくるっと後ろを向き、私とペットたにむらの眼前で「♪もぉしも~きぃらいで~なーかぁったら~…」と感極まって熱唱し始めた!! こ、こわいっす。真に迫ってて、声が妙に低くて、こわいっす。顔つきうっとりしてるし。
・他の曲もやったのになー。『デュエットメドレー』やると、あまりの強烈さとおもろさに、他の曲やったときのエピソードが薄れてしまいます。

練習日誌 3月2日(水)

・今日も、ドラムスの見学男子が来てくれました。わいわーい。リズム楽器にのって吹けるのは幸せなことです。ドラムセットをみんなで組もぉー。パーカスめぐが、仕事途中をちょっと抜けて、一声かけに顔を出しに来ました。最初見たとき、誰か分からんかった。なんでかっていうと、めぐの髪って長いストレートのきれいなサラ髪なんだけど、この日久しぶりに見たら、うねってた…違う。パーマあててたのよ。本人はいたく恥ずかしがってて、「おーやんふぃふぃみたいやろ?おーやんふぃふぃみたいやろ?」と、“他人からツッコまれる前に自分から言っちゃる防御”を繰り返した。えぇー。私は、ちょっとゴージャス版めぐって感じで、おーやんふぃふぃっちゅーよりは飯島愛みたいでええと思うけどナー。♪ラーヴイーズオーヴァぁぁぁ…♪ ああ、歌ってるし。
・アルト・マザー・いしぇ、この日久々復活。よし、君のリハビリのために、合奏前のスケール練習をいつもより長めにとっちゃろう。しかし、相変わらず元気です。ペットたにむらとスノボの話題で盛り上がってます。
・先週のミュージック8の楽譜を今日もやる…。今日はアルト佐野さんがいないので、ちょっとはタンパクな音楽になるやろ。うん、思った通り。今日の『銀恋』のアルトは1stまえだ+2ndいしぇの組み合わせで、どんなに似せようと頑張っても佐野さんに比べるとあっさりとした表情になってしまう。しかし、『銀恋』がさらっと吹けるということは、このコンビが艶っぽさまるで無しということの証明ですか。たはは。ううんそうじゃないわ。佐野さんがエロエロガッパすぎるのよ(エロエロっエロエロっと鳴くカッパ)。私たちノンエロガッパですもの。つい生真面目に吹いちゃうのよ。
・『ロンリーチャップリン』をやる前にまたまた出ました。ボーン斎藤団長の「これはハタチの頃です!!」から始まる追憶ターイム。今日は、「し○わせ」(←フィリピンパブ)で歌いまくってたという記憶が覚醒。独身時代のぶいぶいいわしてた頃の斎藤さんをしのぶひとときであった。そして、今日もボーンのメロディラインはノリノリ…。
・『マンシーニ!!』は、ホルンしろいちゃんのお薦めで購入した楽譜なのですが、やっぱ彼が薦めるだけの価値はあったよ。リード博士の編曲ってよく鳴る!! (こんなこと言っちゃって生意気ですね…)。それぞれの楽器の健全な音域内の音で構成されてるから、無理なく気持ちよく鳴らせる。和声づけがこってて、『ムーンリバー』ってこんなおしゃれな和音が使われてたっけ?って発見させられちゃう。ハモる楽しさ満載!! これはお買い得。買っててよかった…。
・『シンフォニックファンファーレとマーチ』(タイトル長いよ)の45からを、またやる。55からのリズム隊(中低音楽器&パーカス)は、縦の線とテンポ感覚を合わせるために、4ビートじゃなく8ビートで感じて。管楽器は裏拍が休符なんだけど、休符も“音楽”です。裏拍までかっちり歌って吹いてください。「歌いながら吹けばよい」。そうですよね、斎藤さん!!

練習日誌 2月26日(土)

・注文していたミュージック8の楽譜が来ましたー。『カラオケデュエットメドレー』と『素晴らしき飛行機野郎』と『マンシーニ!』の3冊です。そして、久々にアルト佐野さん登場です。エイト新曲VS佐野。今日の練習は、とんでもないことになりそうな予感がするとです。(ヒロシです)
・チューニング終えてデイリートレーニング。8分音符吹くと、テンポが速くなっちゃうよー。指をまわす練習じゃないから、音の長さを保ってたっぷり響かせてから次の音に移行してちょーだい。金管のリップスラーの練習のときも同じね。コラールやりましょ。…って吹いていくと、トロンボーンの心地よい響きの音の中でシアワセに吹けました。この日のメンバーの中では唯一の、ヘ音譜表楽器(←ボーンを低音楽器と呼んでしまうことに抵抗ありなのでこの呼び名)として、全体の音楽を支えて朗々と奏でてらっしゃる。知的でノーブルなボーン、それは斎藤さん。斎藤さんって、こういうゆったりとした曲を美しく吹かれますよねー、と思わず誉めたら、斎藤さん「やっぱり心が表れるんでしょうか!!」と得意げな顔しておっしゃった。じ、自画自賛…。
・はいはい。『ひこうき野郎』やろうなー。4分音符=120のテンポ指定がある。でも初見なので120よりはちょっとゆっくりめでやってみようなー、これぐらいかなー。と言って私が膝を叩いてテンポを示すと、周りから一斉に「それ120やで」とつっこまれた。けど佐野さんの「まぁええわいや。そのテンポでやっちまえぇや」の一言で合奏テンポは決まった。冒頭に連続6連符など吹かなきゃならないクラ民ちゃんから抗議のつぶやきを頂きました。うえーん,ごめんなさい。
・さて問題の『カラオケメドレー』です。この曲はベタでっせ、お客サン。始まりの曲が銀恋でっせ、ギンコイ!!(銀座の恋の物語よ) ど頭のソロはテナーサックスなので、大石ちゃんがごくごくオーソドックスに吹いたんだけど、イントロ後はやはりとんでもないことになっていった。アルト佐野さんがやらしくねちこく吹くのはもうしょうがないとして、斎藤さんのボーンから発せられるメロディが意外にエロい!! 団長・副団長による白熱のエロエロ合戦勃発。さっきのコラールでみせた美しく清らかな音楽はどこへやってしまった、斎藤さん!? でもこの曲も生き生きと吹いている。一体、どっちがホントの斎藤さん?
・メドレーは続く…。「男と女のラブゲーム」「カナダからの手紙」ときて、お次は「ロンリーチャップリン」。ここでテンポが変わるので、いったん曲を止めてテンポ確認をした。これくらいですかねーと、私が♪ロンリィーチャップリ・イーン♪と歌ったところで、斎藤さんが「これはハタチのときですね!!」といきなり遠い目をして昔を懐かしみ始めた。若き日のカラオケキング。今は酒でのどをつぶして歌を忘れたカナリヤ状態。しかしこのカナリヤはボーンを持っていた。かつての持ち歌を前にして「“歌う”ように吹けばよい!!」と高らかに言い放った。おお、けだし名言!! さいとー青春グラフィティ。この後も斎藤さんのボーンの音はあやしく冴え渡った。メンバーたちは、この団長の人間性と音楽性の奥の深さに感服しきっていた。深い、あまりにも深すぎる。あなたのボーンにおぼれる。ぶくぶくぶくぶく…。
・豊吹のひとたちってなんでこんなに切り替えが早いんだろう…。次にやった『マンシーニ!』は、かのアルフレッド・リード博士が編曲なすった、ヘンリー・マンシーニの映画音楽メドレーです。さっきの『カラオケメドレー』を演奏した「場末のブラス」のメンバーが、がらっと変わって今は「小象の行進」を小粋に歌い、「ムーンリバー」をしっとりと奏でている。総二重人格化現象? 斎藤さんがうつった?
・リードの楽譜は、表現記号が英語である(普通はイタリア語で書いてあるよね)。冒頭に“Broadly”という単語があって、アルト佐野さんが「これどういう意味だえ?」と尋ねられた。私が、うーんよー覚えてへんけど“柔らかく”とかいう意味だったかなー?と、ない知識を雑巾しぼりして答えていると、ホルン中井さんが「これは“幅広く”っていう意味だっ」と正しく答えてくれた。メンバーみんな感心したが、若い女の子がいないので、中井さんは「おぉぉー…」という低音の野太い声しかもらえなかった。知識の披露、女子高生の前でできなくて残念だったねっ。
・最後は『シンフォニックファンファーレとマーチ』『ポップステップマーチ』でシメ。『シンフォニック…』の中で、ペットのメロディの裏でホルンが合いの手を入れるところがある。オクターブの上行グリッサンドで「パァオーン!」とかっこいい動き。こんなオイシイ動きをこのホルン吹き2人がだまって見過ごすはずがない。中井&しろいのおホモだちユニットが、ブレスをそろえて満を持してお送りしました。「ぷぁぁぁぁうおーーん!!!」うあーうるせぇー!! そろそろ音量バランスの限界というものを知ろう。もうつねにK点超えてるし。”

練習日誌 2月23日(水)

・今日も水曜。人数少ないんだろうな…と思いつつ練習場に行くと、うおっ、入り口外で鍵が開くのを待っている人影がある。それも2つも。先週土曜に来た総高生2人だった。平日も来たー!! すっげー、うれすぃ。そして、しばらくすると見学者がもうひとかた来てくれた。パーカスの実高3年生の男の子です。ユーフォ山本くんに連れられて来ました。きゃー、練習場開けた時点で5人になったー。こんなん水曜練習では久々―。きゃーきゃー、すぐドラムセット出すからなー。きゃーきゃー。台風からこっち、こんなうれしいことなかったわー。
・どうしよう。見学者3名を迎えて、どの曲を練習しよう…? せっかくドラムスの人が来てるんだからポップスはやりたいし。うえーん、ミュージックエイトのとっつきやすい曲の楽譜、持って来ればよかったー。うーん、困ったときの『はばタン』頼みだっ。♪はーばータンっ・はーばタンっ♪と楽しく吹きまくる。
・いやー、ドラムスがいるとやっぱノリが違うわ。じゃノリがいいうちに。という訳で、「…『ラメセスⅡ世』練習した?」と言い出す指揮者。クラ民&りえちゃんから“うそだろっ”みたいなまなざしで見られた。きゃー、そんな目で見つめないでぇ。うん、私も無謀だと思うが、パーカスが活躍する曲だし、クラ・ピッコロの高校生も度胸がありそうだし、「やれるかもっ!!」って思ったから…。少しずつ、繰り返しながら合奏していくから、やろうやろう。とかなんとか言いながら、休みをとらずけっこう曲の長い部分をやってしまった。でも、見学の御三方、しっかり演奏できてた。初見ですごいよ。うれしい…。
・『シンフォニックファンファーレとマーチ』の練習番号45から66までの部分だけ取り出して反復練習してたら、ドラムスの見学男子が片付けはじめた。聞けば、山東に住んでいるので9時半の最終列車に乗らなきゃいけないということだ。うわー、列車通学者だったのかー。遠くから大変だー。いいよいいよ。ドラムセットは後でみんなで片付けるから。ああ、そう言っても、恐縮して自分で片付けようとしている。ええ人だええ人ダー。
・練習終わったら、ピッコロとクラの女子高生が、おずおずと入団届けを出してきた。わーい、やったぁ。祝・新入団員2名!! おめでとー。ようこそ豊吹へ。これで、戦務帳に実名が書けるぞ、ふふふ。彼女たちの名前は、ピッコロまりまりとクラりえりえ。これから一緒に豊吹サウンドを作っていこう。じょじょにオトナの音楽やあれこれを、教えてあ・げ・る。

練習日誌 2月9日(水)~2月19日(土)

・水曜日は9日・16日ともに少人数で個人練習ディ。体育館の少林寺マスター・フルート松田さんから、「今日、練習しとったん?音が全然聴こえれへんかったで」と言われてしまうほどのしょぼしょぼぶりだっ。12日は豊吹新年会で、食って飲んでしゃべって盛り上がって多額の会費を払って夜がふけた。ちゅーことで、19日の日誌からまともな戦務帳は再開される。(いや、この連載自体が“まとも”という言葉の範囲内のものかどうかっていうのはちょっと置いといて…)
・豊岡総合高校の吹奏楽部員が見学に来ました!! 1年生の女の子が2人です!! クラとフルートです。赤い顔して照れてしまって、はにかんでます。いやぁ、「女の子」っていいですなぁ。いいよね。うん。いいよなぁ…(しみじみ)。やっぱ吹かなきゃ面白くないから楽器を持っておいでーな、と言っておいたので、早速吹いています。吹いてる姿がいっしょうけんめいですねぇ。さわやかっす。
・今日はペット三人衆が勢ぞろい。坂ちゃん・ケンヂ上坂・たにむらのクリーンナップ。練習曲の楽譜を並べてパート分けをしていた。坂ちゃんが1stから3rdまでの楽譜をトランプのように広げ持って「どれでも好きなカードを選んで」と、上坂くんに取らせようとしている。「ええ~、1stはええですよー(結構ですよ)」と逃げの姿勢の上坂くん。そんな和気あいあいとしたペットパートのやり取りを、隣で見ていたボーン斎藤さんが「ええなぁ。わしも“1stはええです”って言ってみたいわ…」。ため息、ふぅ~。うっ、斎藤さん…。かつては最強と言われたパートだったのに。いとかなし。誰か、こんなさびしいオヂサンを慰めてくれるような心優しい、勢いのあるボーン吹きの方、入団して頂けませんか?
・ペットたにむらが「はばたん」のテーマ曲の楽譜を調達してきてくれた。ああ、ときどき大開通りに流れてる♪はーばーたんっ・はーばたんっ♪って曲ね。「これ豊吹でやりましょー。今この曲で幼稚園児が踊ってて、すっごいカワイイんですよー!!」と、たにむらキャピキャピ報告。クールクラ民ちゃんは「いや、それ、カワイイのは曲じゃなくて幼稚園児やし」と横からビシッとツッコミを入れていた。たにむらのギャルシュート、鉄壁のGK民子を前にあえなくブロックされた。
・合奏しーようっ♪ 今日は前途洋々たる若者が来ているので、ちゃんとした基礎合奏をしよう。そう思って、合歓のバンドクリニック版メソッドを持ってきてデイリートレーニングなんかやってしまった。新鮮。ユニゾン、スケール、アルペジオ。こういうことがバンド全体でばちっと合わせられるようになったら、もっともっと音楽がまとまって面白くなっていくんだろうなぁ。よし、毎回やっちみよう。
・曲合奏に入ると、ユーフォ山本くんの様子がいつもと違う。休みのところで膝を叩いてリズムをとったりしてノリノリである。どうした!?青年。…あぁ、後輩の女の子が来てる練習だからはりきってんな。いいねぇ、男の子って感じで。
・エアコンの風がきつくって、ときどき楽譜がペラッとめくれあがる。クラりえ蔵ちゃんが風の被害にあい、うっとうしそうにしていた。その風が隣の民ちゃんの楽譜を揺らしたとき、民ちゃんあわてずさわがず、譜面台の譜面押さえをサッと伸ばして楽譜のはしっこをピッとはさんで固定した。それを見た瞬間、りえ蔵は驚愕した。「えぇっ!!その棒ってそういうふうに使うもんだったんですかっ?!」。ちゃららら~ん、新知識発見。よかったなぁ。開眼したなぁ、りえちゃん。
・今日も、豊高さんから貸してもらっている『シンフォニックファンファーレとマーチ』の楽譜を使って練習した。当時の部員の落書きが随所に残されている楽譜である(1月15日の戦務帳参照)。ペット坂ちゃんが1stペットのパート譜を持って「おれ、この楽譜ちょっと貸してもらいたいんだけど、ええか?」と尋ねるので、次練習に来れるときに確実に返してくれるんならええで、でもどうするの?と聞きかえした。すると「この落書き、スキャナーでとっときたい!!」と言った。ああ、その楽譜の落書きの筆者はあなたの同級生さんだったなぁ!! いとおしげに大事そうに楽譜をカバンにしまいこむ坂ちゃんを見て、事情の分からないたにむらは、どうしちゃったん?そんなにこの曲気に入っちゃったん?とちょっと不審げにしていた。坂ちゃんは「思い出」をふところに抱いて帰りましたとさ。めるへーん(どこが?)

練習日誌 2月5日(土)

・2月2日(水)の練習は、豪雪のため中止になりました。久々の大雪です。あまりの積雪に、この日、私は駐車場から車を掘り出すのをあきらめて、徒歩行動しました。そして帰りにコバスに乗りました…(注:コバス=豊岡市市街地循環バス。1回乗車につき100円)。はばタンが乗ってなかったのが残念でした。(注:はばタン=兵庫国体マスコット。ときどきコバス乗車。猛吹雪の中そんな着ぐるみ着とれっかい!!とお叱りは必至。)
・土曜日の練習参加者は、木管3名・金管3名・弦1名の計7名でした。去年中止にした定演2部でやる予定だった曲は今年の定演でやる、ということがこの前の総会で承認されたので、あらためて楽譜を配りなおし、あらためて譜読みを開始しています。この冬の間に個人練習の時間をたっぷりとって、確実丁寧に演奏できるようになればいいなっ。
・でも、合奏もちょっぴりやりましょう。さてさてチューニング。昨年なかばから、姿勢を正すとピッチが合うという技(?)を会得したペット坂ちゃん。1回目に音合わせたとき、少しピッチが低かった。「ちょっち“姿勢”が低いようだな」と言ったら、坂ちゃんは一瞬キョトンとした後、にやりと笑って「うん、腰が低いんだ」と返してきた。おおっ、瞬時にええ意味あいの言葉に変えた。お口がじょうずぅー♪
・『ラメセスⅡ世』のAからDまでやりました。Cから低音群の主旋律、リズムが細かくて演奏するだけでいっぱいいっぱいになる動きです。でも、細かい音符に気をとられるあまり、ときどき出てくる長い音符の長さや響きがぞんざいにならないように気をつけよーねー。このメロディ、ベース川崎さんが苦心しとんなる。ユーフォ山本くん、健闘してる!! 以前に比べて積極的に吹いてる感じ。難しいパッセージでも音が前に出てきてる。いいぞぉー。
・『はるか、大地へ』のラストをやりました。この曲、シンフォニックでかっこ良くってとてもええ曲。それだけに、クラ民ちゃん、ぼそりとつぶやきました。「聴いとる分にはええ曲だけど、やったらしんどいわ…」 うーん、クラ1本では確かにきっついな…。
・『はるか、大地へ』のラスト部分に、ペットの16分音符の刻みがけっこう長いこと続くところがある。伴奏なので弱めに吹いてほしい。ペット坂ちゃんに「そこはもっとひそやかに。遠くから聴こえる感じにして」と言った。すると「じゃあ、トヨダに行って吹いてくるわ」。トヨダは練習場から150mほど離れた場所にあるスーパーである。そうだなー、トヨダ2階の100均ショップレジあたりから吹いてもらったらええ感じかなぁ? いやぁ、1階軽食屋さんの厨房の中に入らせてもらってそこからっていうのはどお?
・この曲、小編成バンド用に作られてるからか、ユニゾンで動く部分が多い。そんなユニゾン部分で感じたよ。山本くん、ピッチが安定してきた? クラ・アルト・ユーフォ一緒にユニゾンで吹くとこで、違和感なく音の上にのっかれた。いいぞぉー、いいぞぉー。

練習日誌 1月26日(水)

・1月23日(日)のアンサンブル県大会、関係各位の皆様方、お疲れ様でしたー。豊吹からも、クラ民ちゃん&りえちゃんとバリ作まえだの3人が舞台係として、養父のビバホールへ行ってまいりました。いやー、それにしても寒かった。朝方の冷え込みとホール内の気温の低さはハンパじゃありませんでした。但馬で冬季に楽器のコンクールをやるというのは考えもんですねー。出番が午前のチームと午後のチームとではまるっきり演奏条件が違います。朝は体が起きてない、とかそんなレベルの違いじゃないんですよ。舞台袖にいると「寒い」通り越して「痛い」んですもん。おーぶるぶる。指は回らないわ、体が縮こまってるから息は出ないわ、楽器は冷えてるわ…。気の毒に。早い時間に出たチームは、皆さん苦しんでいらっしゃったようでした。そんな中、袖なしで胸元の大きく開いたイブニングドレスなどお召しになって舞台袖に現れたフルートアンサンブルの方々もいらっしゃいました。セレブ? なんてまぁチャレンジ精神旺盛な。悪いこたぁ言えへんしけーに、但馬に来るときゃ、なんか防寒着をはおって来んせーな。
・水曜の練習です。調整に出している愛器バリサクがまだ帰ってこないので、私はここしばらくアルト生活です。新しいリードを買いました。リコートラディショナルの3番です。吹き始めはよい感じなのですが、すぐにへたりました。以前買った31/2は私には分厚いです。誰か私によきリードをあたえたまへ…。
・今日の参加メンバー!! アルトまえだ、クラ民子、ユーフォ山本、ユーフォ岩下、ホルン中井(到着順・敬称略)。以上、5名です。わははははー。もう合奏やんない!! 個人練習デーにするぞぉ。ということで、みっちりたっぷり基礎練と譜面読みができました。よー吹いた、よー吹いた。
・水曜日は、隣の体育館で少林寺の師範になってらっしゃるフルート松田さんに、練習場の鍵を預ける。体育館の鍵を返すのと一緒に、うちの使ったのも返してもらっているの。で、今日も鍵を預けに行ったら、「今日は何人集まった?」と聞かれた。戦務帳上で少ない少ないと書いているから聞かれたのか、今日練習場からもれ聴こえる音数で判断して聞かれたのか…。どっちにしても、うえーん5人です。
・次の土曜は総会だー。楽器は持たずに会議だ会議―♪ みんなでしゃべろう豊吹の今後―♪