豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

練習日誌

練習日誌 2007年3月24日(土)

・和田山ウィンドさんにお手伝いに行ってたテナーとも子が、土曜練習に久々にやってきました。お帰り、とも子。お疲れさん。さすが和田山さん、美しい音色でしたねー。そんなサウンドから一転、今日からまた、豊吹のおバカなエロエロノリノリ音楽にどっぷり浸かる日々に戻って下さい。サウンドギャップが激しすぎてリハビリが必要かしら?
・きょ、今日は木管王国よ。フルート3、B♭クラ5、バスクラ1、アルト2、テナー1。やったー、ホンマの“和音”になれるぅ。豊吹ではめったにこない「ハモれる日」。それだけに、仲間との音の重なりを感じたときの喜びは格別のものなのです。くぅー。
・金管はペットとホルン一人ずつです(なんか悪いなぁ、木管はぶ厚い思いさせてもらてるのに)。ペット参加者は、なんとたにむらです。彼女は丹波在住で、センセーしています。但馬に帰省しての練習参加。お帰り、たにむらー。オッサン化していない女性団員を見るのは久しぶりなので(クラ団員達ゴメンなさい)、アルト佐野さんがうれしそう。たにむらが席についてジャケットを脱いだとき、「うおっ!!」とあわてたような奇声が聞えた。佐野さんか、と思ったらホルン中井氏だった。いわく「ハダカになったかと思った…」。違うから!! あれは淡いピンク色した薄手カーデガンだから!! 中井さんもうれしそう。たにむらの生肌じゃないからね、落ち着いて。どうどう。
・『タンツィ』は最近、テンポをすこーしずつ上げながら練習してます。アレグロはそろそろ大変なことになりつつあります。クラりえ蔵となおちゃんは「今日、楽譜持って帰る」と言ってます。コピーして家で練習するんだと意気ごんでおります。おおー、かっこええっ。それでこそオトコってもんだよ。…失礼しました、誤植です。これと決めてひたむきに打ちこむ姿は、男も女も美しい。うちのクラは上質な美形がそろっています。
・1楽章の途中、休みを数えそこねて10小節ほども早く入ってしまった。なんでこんなことしたか、自分でも分からない失敗(世界フィギュアの織田くんのセリフ)。ん?そうか!!バスクラさくら、お前のせいだ。「はうぅぅっ!!」←さくら、驚愕の叫び。伴奏がおっきすぎて木低のメロディが聴こえんなー、止めたらそれ言わなあかんなー。と、つらつら考えながら吹いてたから間違えたんだ。そーだーお前のせいに違いないー。「ぅぅがぅぅ…」←さくら、抗議のうなり。冗談だって。「はやゃゃゃ…」←さくら、安堵の擬音。
・『千の風になって』。「ミュージックフェアで秋川さんが歌ってるの見た」byクラ民子。秋川歌手の顔を見るのは初めてだったらしい。「なんか仮面ライダーに変身しそうな顔だなぁ」on民子の印象。ははぁ? ああ、開襟シャツ・はねはねヘアー・さわやか系な感じが、最近のライダー役者と似てますね。うーん…。その仕事で多くの人が救われているが、悪の組織と戦っているバッタの改造人間だっちゅー訳ではないね。
・『リフレクション-映像-』。たにむらのペットの音色はクラシカルで、木管にもほどよく溶け合うなぁ。「え?そ、そんなことないです。いやん、ほめられてうれしいです」byたにむら。そこで佐野さんが「たまに来たんだしけぇ、ほめちゃらんななぁ」って言った。違うよー!!「ほめなきゃならない」からって言った訳じゃないよ。本心からそう思ったんだから。たにむら、信じてー。
・フルートまりまりが髪を切った。顔の輪郭まわりにシャギーが入ってて「おおー、ちょっとワイルドって感じ?」。かわいかっこいい。するとクラしほつんが「えっとーえっとー、ここ、何て言うんだっけぇ」と、自分のほっぺたあたりを指さす。何?フェイスライン?横髪?違うの?何のこと?「あ、分かった。もみあげ!!」。ん?しほつん、何で今“もみあげ”が出てくるの。「だって“ダンディ”って言ったら“もみあげ”だもん…」。しほつん?私が今言ったのは“ワイルド”だよ。「え?あ?あー。ああー!!」。まぁ、君の脳内変換機能が自動で働くのはよくあることだしな。気にしない気にしない。
・高校3年チームと楽しくおしゃべりできるのも3月いっぱいか…。切ないのぅ。「研修期間は土日が休みだから、練習来ます」byクラりえりえ。いやった、うれすぃー。「なんだぁ来るんけえな。ちょっとくらい“寂しなったなあ”とか思わせてーな」byりえ蔵。(注:りえ蔵は喜んでいます。いなせなりえ蔵さんの職人気質な感情表現です。)
・前回書いたように、明日はブラスのコンサットが日高と豊岡の2ヶ所で開催される。今日練習に来た人は、そのどちらかに必ず行って下さい。但馬で吹奏楽やってる仲間の演奏会はなるべく聴きに行こうでー。豊高定演にはホルンのりえちゃんがOB出演するよ。日高にはフルートまなまなが出るよ。楽しみっす。

練習日誌 2007年3月21日(水)

・今日は祝日。NHKFMで「今日は一日吹奏楽ザンマイ」っていう番組してたでしょ。我が家では、お昼食べたら夫婦そろっていそいそラジオの前に体育座り。冒頭にかかった懐かしの「ブラスの響き」の歴代オープニングテーマを聴いたとたん、録音用の空MDを探し始めてました。最初からとってりゃよかったよ!! 後悔先に立たずです。でも、米空軍軍楽隊演奏のスミス「フェスティバル・バリエーション」がとれたからいいんです。これを放送してくれたときは、東京に向かって泣いて手を合わせましたね。この演奏は、昔「ブラスの響き」をテープにとったものしかなく、CDは廃盤で入手不可能。テープの劣化を心配しながら大事に大事に聴いてきた一品よ。高校1年の定演でやった曲。“これぞ青春!!”な曲なの。他にも懐かしの曲やええ曲たくさんかかって、もうもう大感激!! …はっ。そろそろ、戦務帳本編に入んなきゃ殴られる。ヲタクの話はどんどん長くなってキリがありません。ねぇ。
・いいコンサートやいい音源を聴いて、吹奏楽やってる人間が心にふつふつ沸かす思いはみな一緒。「オレも吹きたい…」。今日の練習はぴゅーぴゅー吹いたる。気持ちは逸る。あ、でも録音疲れがたまって、ちとシンドイ…。心は楽器初心者のころに戻ってるけど、体の方はあれから20年経っているのだと思い知らせてくれるのであった。なにくそ負けるか。20年選手には、その経験をつんだ今の自分にしかできぬ演奏がある。よし行くぞ!!あぁーどっこいしょ!!
・豊小につくと、すでにクラ民ちゃんとドラムス細見くんが待ってました。民ちゃんに、ラジオ聴いた?と尋ねたら、「うん。“ザンマイ”だろ?『ディスコ・キッド』やってたねぇ。しかも当時のコンクール用の参考演奏で」と答えた。おお、チェック済み。そして、なんて通好みな話題のチョイス。コヤツも20年選手です。ブラスにかける気持ちはその分つもってます。
・ちょ、調子に乗って吹きすぎて、個人練の時間ですでに体が悲鳴を…。左手人差し指がかじかんでうまく動かないです。毛細血管に酸素がいきわたってません。冷えてきました。あったかい食べ物のことばかり考えてしまいます。しょうが湯がほしい…。自分はもうダメであります…。寝るな!!死ぬぞ!!
・今日の合奏では、久しくやってなかった『春、風が草原を渡る』をやる。前半に、フルートが♪ティッ・ティロリッ・ティロリッ・ティロリロリロ、ティッ・ティロリッ・ティロリッ・ティロリロリロ…♪と小鳥のさえずりのようにかわいらしい動きを繰り返す。何小節も繰り返す。ずーっと繰り返す。だから松田さん、次のフルートソロに入るところでも“小鳥”になったままだった。「どこやっとるか分かれへんようになる(えへっ)」by松田さん。思わず(えへっ)をつけてしまいたくなるほど、素敵な笑顔です。女子高校生りえりえに匹敵するスマイルを見て、へろへろ許しちゃう。後でパート譜を見せてもらったら、「おなじくマーク」(=※によく似た、棒と点でできてる記号。前の小節と同じことしろって意味をもつアレ。なんて呼ぶの?パソコンじゃ出せん)が、1段まるまるずーっと書いてあるの。これじゃあ、迷子になれ・わしゃ知らんって言ってるような楽譜です。つらいですねぇ。
・『タンツィ』。今日は、細見くんのスネアが入ってリズミック。だんだん舞曲らしくなっていってウレシイなぁ。この曲、タンバリンが大活躍する曲です。私、この曲をCDで初めて聴いたとき、「かっこええー、タンバリンやりてぇ~」って思ったものです。だからパーカスもう一人、二人来てほしいなぁ。ほしいぃぃなぁぁ。メンバー大募集中です。ところで、細見くん、就職決定おめでとうございます。ばっざーい、よかったねー。宴会しよー!!
・今度の日曜は、豊高の定演と、日高町内バンド&西宮市吹のジョイントコンサートが開催されます。二つ体がほしいー。どっちも聴きてぇー。本番間近なので、日高高校生のフルートまなまなは「今日、一日練習でした。しんどかったです(うふっ)」と言ってた(注:彼女の雰囲気はオトナっぽいので“うふっ”である)。いやいや疲れなど微塵も感じさせない吹きっぷりだったぞ。若手選手がうらやましいです。
・「私は今日誕生日です」とおっしゃったのはフルート松田さん。きゃーおめでとうございます。そうよ、ここによきお手本がいらっしゃるわ。35年選手です!!わたくしなぞまだまだ若造でございます。酸欠で頭クラクラさせてる場合じゃないわ。クラなおちゃんが「豊吹で一番長いこと続けとんなった人ってどれくらいされてたんですか?」と聞いた。たぶん松田さんが「更新中」です。みんなで目指せ!!松田長老!!

練習日誌 2007年3月17日(土)

・2週間のご無沙汰でございました…。大変申し訳ありません。めそめそ。(泣くなっ)
・しかしまぁなんですな。2月があれだけぬくかったのに、今はむちゃくちゃ寒い。冬タイヤはずそうと思ってましたが、まだまだ必要なようです。やっぱり但馬の冬は「初午までは終わらない」ということでしょうか?出石の初午さんの時期はいっつもこんなふうにさみぃしなぁ…。「買い物に行った先のスーパーにいたオバちゃん達が、みんな“初午”の時候の挨拶してた」byクラ民子。っがーん。私もオバちゃんみたいな書き出ししてもたー。
・今週からフルートまなまな復活。長いテスト期間だったな。苦労したか?「死にそうでした」byまなまな。きゃぁぁー、まなまな、死んじゃイヤ!!
・『千の風になって』を合奏。ラストの伸ばしのハーモニー、このメンバーだと3音を吹いてるのはアルト私とクラりえりえの2人だけだということが、この前の練習で判明した。3音は音程ちょい低めに、音量バランスは根音と5音の邪魔をしない大きさで、と伝えて何回か合わせる練習した。そのときは、しっくりくる音程と音量をつかみあぐねていたりえりえだった。今日はどうかな? フェルマータ~…。おおっ、全体の中から3音が絶妙のバランスで聴こえてくる!! ええぞぉりえりえ!! やったな、つかめたな!! 「あっ、入るの忘れとって、途中で入った。えへへへ…」byりえりえ。なんだいやー。あーでも、途中で入ったのが分からんかったくらい、ブレンドしてたぞ。やっぱつかめてたんじゃん。あなどれぬヤツ。
・『タンツィー』出して。と言ったところで、ホルン中井さんからまた「違うっ!!」とツッコミ入れられる。中井さんのロシヤ語堪能なお友だちによると、正しい発音は「ターンツィ」(タにアクセント)だそうな。あい、ゴメンなさい。
・1楽章冒頭、テンポは4分音符=60。クラで始まり、フルートにメロディは受け継がれていく。ここは手拍子とか足拍子なんかするのヤだな。指揮ふろう。ゆったりとしたメロディがたゆたう美しい情景…。凪いだ湖面に白樺の林影が静かにたたずむ…。そこを松田さんのフルートが行く。フルートが行く…。そして走る!!ちょっと待って!! 松田さん、先さき行かないでぇ!! そこはあんまり速くないですから、あせらなくていいですよぉ。「ごめーん。何に合わせたらええか分かれへんでー」by松田さん。ああああ、満面の笑顔だ。そのとき、私の口から「うーん、じゃあまぁ、雰囲気で!!」という言葉がするんと出た。うううう、ホントは目の端っこにでも私のじたばた姿をとらえててほしいんですよぉ。
・2楽章ラスト、クラ殺しのトレモロフェルマータ、モルトディミヌエンド。クラ民・りえ蔵・りえりえの3人がせーえいっぱいの弱奏でお送りします。もう少し伸ばして。も少し…。も少し…。…。ぶはぁぁー!!「もうダメ。限界!!」。ああ~、最初のギブはりえ蔵さんでした。なんかガマン大会、もしくは生き残りゲームの様相になってきたなぁ。そんな中、ええー音出して吹いてるヤツがいる。バスクラさくらが、B♭クラを支えて根音をロングトーンしている。ええなぁさくら。その音、出しやすい音域だろ?「あい!!」。ピアノが作りやすい音だろ?「…んえ~…あいっ」。2番目の質問にはちょっと自信なさげなさくらであった。君だけじゃなくてみーんな弱奏で苦労してるから大丈夫(ううー、何が大丈夫なんだかー…)。
・2楽章なかばの、金管の延々続く8分音符メロディ。どこまで続くぬかるみぞ。隊長、息ができません。ばかもの、エラを発達させろ。…うーん苦しそう。そこ、もちっと力抜いてー。そんなにメいっぱい吹かなくていいよ。と言ったらペット坂ちゃんが「そ、そんなつもりはさらさらないんだが…(ぜいぜい)」と答えた。いやーん、リキんでないつもりでもしんどそうだわー。誰か!!誰か、アシスト来て!! 各パート一人では、この曲つらすぎる。カンニングブレスのできる態勢がほしい。急募!! メンバー求む!! 特にボーン。それにチューバ・ベース。あとサックスとホルンとペットと、ユーフォもほしいな。あ、そうそう、クラとフルートも高校生抜けちゃうからイタイし。あ、もちろんパーカスもほしい。…あれ?全パートだよ。

練習日誌 2007年3月3日(土)

・きょーおは楽しいぃひなまつりぃ♪ いや、歌ってみたかっただけなんです。許して、ぶたないで。
・合奏です。佐野さん、まず何しよっか? 「んー、『千の風になって』」byアルト佐野さん。「わし、今日たまたま、この曲聴いたんだわいや」。へぇ、偶然に?「うん。だしけー、この曲はわしに、まん、まん、まかせれや」。佐野さんは、どもるほどに意気込みが増す御方。じゃー、カウント取りお願いします。佐野さんのワンツーで合奏。この前の木管ディに合奏したときは空白が多くて分からなかったけど、曲の全体像がだいぶ見えてきました。冒頭のメロディ担当はなんとボーン。ブラス曲としてはぢみな切り出し方です。でも、ボーンの音色というのが、原曲のテノールの雰囲気に一番似通ってるのかもしれません(今日はいないユーフォも重なってるかもしんないけど)。その後、各パートにメロディのバトンは渡されていき、全員が必ずどこかでこの美しいメロディを歌い上げる恩恵にあずかれる、といった構成です。私も、今日はバリサクで参加してましたが、バスクラさくらとベース川﨑さんと一緒にしんぐ・あ・めろでぃ。ユニゾンでエンジョイ。伴奏部分は、なめらかな動きの表現に気をつけながら、8分音符はちょっと音を立てて、リズムをポップにしたり。ひとつのパートに様々な役割がつけてあるから、いろいろ考えて吹けて楽しい。いいぞう、この曲。
・…しかし、破局点は訪れた。前回クラなおちゃんが指摘した、終結部にしかけられたワナだ。今日1stを吹いてる民ちゃんがひかかったかって? NO!! ワナにかかったのは佐野さんです。カデンツソロの前のフェルマータまできたとき、その次のソロへの合図をどうすればいいのか出しあぐねた佐野さんは、突然私にフッてきた。「…ん…まん…まん…まかせるわー!!」。佐野さんは、追い詰められるほどにどもりが増す御方。おまかせください。佐野さんの後処理には慣れてます。
・カデンツ、どんなタイミングで入るのー?と民子の楽譜をのぞき込んだりしてる最中、クラりえりえ&バスクラさくらが何やらヒソヒソささやきあっていた。ここでマイデビルイヤー、パワー全開。「…カデンツって何?」「電化製品の一種…」。だはははははっ。電機屋さんの娘・さくらよ、お前の発案か?「ち、違います。タケガワが言ってたんです!!」byさくら。もぉー、しほつんわー。練習来てない日もおもろいんだからー。とひとしきり大笑いして、さ、練習に戻ろうというときになって、佐野さんが「ああ、カデンツを家電製品のカデンとかけてそう思ったんか?」と言い出した。え?今さら解説?さっきみんなでそれを笑ってたんじゃないですか? と思ったその瞬間、今度はりえりえが「あ!! そうなんだ!!」と“初・納得”という声を出した。佐野さんの解説を聞いて初めて分かったんだな?ああ、今春からの彼女の職場は笑いで満たされるであろう。
・次はヤン・フランツ・ヨーゼフ・ヴァン=デル=ローストの『タンツィ』。これって、神戸シンフォニックバンドさんの委嘱で作曲されたんだって。楽譜にもおっきくそう書いてあるし。で、HPをのぞいたペット坂ちゃんが“委嘱するに至るいきさつ”っていうのを教えてくれた。高橋徹さんがヤン・ヴァンデルローストのお友達で、高橋さんが「作ってくんない?」ってお願いしたんだって。…概略ですよ!!ここに書いたのは!! 依頼された本当のいきさつっていうのは、もっともっと正式なものでしょう、もつろん。でも、有名な作曲家や編曲家の方々と親交のある一般バンドって…、すごいですねぇ。
・うちだって、ツテを頼って解明したことがあるぞ。『TANCZI』の発音・意味について、ホルン中井さんが知り合いのロシヤ語堪能な人に尋ねてくれた。これが豊吹団員のツテだっ(とほほほ…)。舞曲、英語の「ダンス」にあたる単語は、ロシヤ語では「ターニェツ(TАНEЦ)」という。「ターンツィ(TАНЦЫ)」はその複数形。「複数形ってことは…よぉけの人で踊っとるってことか?」by佐野さん。3つの舞曲でしょぉぉぉー!!3つあるから複数形!! 佐野さんは、ダンスホールいっぱいの踊る人間を想像していたらしい。わいわいがやがやタンツィタンツィ。踊るあほぅと見るあほぅ同じあほなら踊らにゃソンソン。
・『タンツィ』合奏してて、すっごい不安になる部分があった。中低音の伸ばしのパートなんだけど、音程が合ってなくって変な和音が鳴った。そこの伸ばしの人は?ベース、バスクラ、バリサク、ボーンです。はい、その人たちだけで伸ばしてー。…。う、うあぁぁ!!あ、悪魔の和音だー!! ってくらい恐ろしい響き。何?何の音? 尋ねてみると、ボーンがB♭。その他がD。なんや3度の音程か?それがなんでおどろおどろしい響きに…。え、でもDやってる3パートに比べてボーンの方が音域は高いから、Dから上に数えてE・F・G…、え?6度音程?になるの。で、今日は間に何の音もないからすっげ不安定になって悪魔の和音になったわけか。あー、斎藤さんのせいじゃなかった。よかった。ふぅ。
・『行進曲「紅毛氈」』。佐野さんは、いつまでたってもこのタイトルの字面に慣れない。「毛ぇがよぉけ書いてあるなぁ」by佐野。いや、よぉけ(たくさん)って言っても2ヶ所だけですから。「なーんか難しげーな字ぃなんだわいや。パソコンで出るかいや?」。いや、“もうせん”って打てば普通に変換しますから。「そぉかぁ?ああ!! “て”ぇの漢字に一本増やしたら“毛”になるんだったけぇな」。“て”?“て”って…?“手”か!! 佐野さん!! 手と毛じゃハネる方向からして違うから!!…今度、漢字ドリルを買ってきてあげようかな? あの「えんぴつで書くなんちゃら」ってシリーズので、ええの出てないかな?

練習日誌 2007年2月28日(水)

・今日の参加者は、クラ4人、アルト1人、ホルン1人の計6人です。少なっ!! ってか、このかたよった編成!! 何でもバランスよく食べなきゃダメでしょっ、みたいなー。とよすいです。今日は木管ばっかりです。ホルンだって木管みたいなもんです。たまには大っきい編成でボーンの和音とかチューバのディビジとか聴いてみたかとです!!とよすいです…。とよすいです…とよすいです…
・そんな逆境(?)にもめげず、とよすいクラ娘たちは今日も元気です。パート譜争奪ジャンケン合戦が始まりました。きゃーきゃー言っててとても楽しそうです。サックスです。たまにはジャンケンで決めなきゃならないほど、パート分けでもめてみたかとです。佐野さんと2人でも、簡単でオイシイ曲の1stはみんな取られて、難しくってその割りに報われない曲の1stばっかりまわされるとです!!サックスです…。サックスです…サックスです…
・デル・ローストの『タンツィ』をこの人数でやる…。想像力が、実際は鳴ってないメロディやハーモニーをイメージする力が、自然と身に付きます(ポジティブシンキング)。クラ&アルトの細かいパッセージ中心に拾い出して練習する。譜読み段階なので、もちろんゆっくりとしたテンポだ。2楽章に、金管=8分音符が延々と続く主旋律、木管=16分音符やトリルを駆使した華やかな装飾、といった役割のがっつり分かれた部分がある。木管メンバーはその部分をゆっくりと、丁寧に快適に吹いていたのだが、たった一人の主旋律のホルンが酸素欠乏状態に陥った。「し、死ぬ…。助けてくれ…。もちっと速く…」by中井さん。えー、うーん、できんなぁ。あ、そこもっかい練習しとこう。ホルンの訴えはあっさりと却下され、無情にもそのままのテンポで反復練習が行なわれた。
・あーむずい曲やって疲れたわー。次はサワヤカな曲を、と『春、風』を練習。いい気持ちになったところで、次に『行進曲「紅毛氈」』。この曲を通してる最中に気づいたことがあった。途中のトリオ部分のメロディと、終結部の直前に出てくるメロディは、調は違うけど同じメロディだ。今まで同じように吹いていた。けど、改めて見るとスラーのつき方が違う。前者には、8小節間のフレーズ全体にかかる、切れ目のないスラーがつけてある。後者には1小節ごとに区切ったスラーがつけてある。それに、前者の表現記号は“Cantabile”だが、後者のそれは“Maestoso”だ。これは、同じメロディでも全然違う演奏をはっきりと要求されている書き方だ!! しっとりと優しい吹き方と、決然としたリズムで重々しく勇壮な吹き方と、区別してプレイせねば。これだけ大きく書いてあることなのに、これまでちっとも気づかなかった。譜を読んでたつもりでさっぱり読めてなかった。こんなこと考えながら吹いてたら、すっごいワクワクして、ますますこの曲がおもしろくなってきた。吹き終わった後、すぐに「あー、すっごい楽しかったー。この曲、やっぱりおもしろいわー!!」と叫んだ。…けど、みんなしんどそうな顔して肩をぜいぜい揺らせていた。「…この曲、しんどいよ…」、クラ民子がつぶやく。あ、こんなことでうれしがってたのは私だけだったか? あはは、あはは、能天気でゴメン。
・んで、こんなこと気づいたんだけどーって話したら、クラなお&りえ蔵が「あ、ホントだ!!」って感心してくれた。先週に引き続き、素直で優しいクラ戦隊なのだった。
・今日は新曲があります。ミュージック8の『千の風になって』です。個人的な話ですが、私はこの曲を、父を亡くしてしばらくたった頃に車のラジオで聴いたのです。聴いた時期が時期だったもんですから、号泣しました。車の中で。携帯通話運転なんか目じゃないくらいの危険運転行為でしたね。その後、紅白でブレイクして大ヒットしましたね。M8楽譜、買っちゃいました。ベース川崎さんからも、以前に「あれ買おうよー」と言ってもらいましたからね。で、初見で合奏。「ワナがっ、ワナがある!!」。またですか?1stクラのなおちゃんが、楽譜の最後に書いてある「Cadenza」の文字に驚愕。『宙船』の悪夢ふたたびですか? 曲自体は旋律線が美しいので、歌詞なしでも十分に味わえる一品でした。大勢で練習したら気持ちいいだろなぁ。
・時間が来ました。今日は『リフレクション』できなかったよー。「やったっ…」。ん?そこで喜んでるのはクラりえりえ? あ!! もしかして『リフレクション』の本日の1stはりえりえだった? 「そうですぅ。でもやれなくてよかった(えへっ)」byりえりえ。うー、やっときゃよかったよー。りえりえの1st姿、おもしろかっただろう…いや、聴きたかったなー(えへっ)。それはさておいて、高3団員の皆様、ご卒業おめでとうございます。総高の式は月曜だったね。天気が良くてよかったな。巣立っちゃうんだねぇ。しみじみ…。”

練習日誌 2007年2月21日(水)

・今日の参加者、クラ4人・バリ作1人・ホルン1人・ベース1人。行司のベース川崎さんを間にはさんで、クラ隊とサックス・ホルン隊が対面。今日のクラはしっかりモンが勢ぞろい。民・なお・りえ蔵・りえりえ。対面してると理由もなくちょっちコワイ…。ホント、理由はないんだけど。「全員でチューニングB♭出してー」のときに、ざっっと一斉に構える姿は威圧的。思わず「撃たないで!!」と叫びたくなる。命名「クラの壁」。いや、ホンマ、理由はないんすけどね。
・久しぶりにバリサクを引っ張り出して吹いてみました。案の定、吹き方を忘れてしまっています…。アンブシュアが定まりません(泣)。締めていいやら緩めていいやら、とんと見当がつかないこの悲しさ!!ぢみにロングトーンしながら唇をほぐしていく。しかし、すぐにアルトの圧力に戻ろうとしてしまう。上手い人はこんなことなく、各種サックスに通用する口を作ってるんだろーけどなー。これからしばらくマッピ+ネックだけのロングトーンを、車での移動時間利用して運転しながらやろっかなー?とマジで考えてしまいました。白バイに見つかったら、職質かけられるかな?それともダイレクトにつかまるかな?
・『タンツィ』の2楽章は、クラリネットのトレモロもどきの連続16分音符のフェルマータで終わる。それぞれやりにくそーな運指で必死に頑張っている。ばたばたばたばた…。そんな中、クラ民子だけが涼しい顔でリロリロリロリロ吹いている。何故だ? 「え?ここ一本の指でできるんだで」と言って、右手の人差し指だけを上下させて、吹いて聴かせる。ソ♯シソ♯シソ♯シソ♯シ…。クラなおちゃんが「あ!! ほんとだ!!」と感心。隣のりえ蔵さんが「え?どう?どう?」と尋ねて、再び民ちゃん実演。ソ♯シソ♯シソ♯シソ♯シ…。「あ!! ほんまだ!!」byりえ蔵。すっかりソンケーのまなざしで「成田さん、指使い、よおけ知っとんなるなぁ。どこで覚えるん?ネットとか?」と、りえ蔵は尋ねる。民ちゃんは「…いや…いろいろ試してみて…」と、まるで何でもないことのように答える。かぁっこええ~。賞賛されても得意にならない指揮官。隊長を信頼してついていく隊員たち。クラ戦隊はとよすいを救うために今日も団結する!! すてき・・・。
・うーん、ロシアーのさむーい地域の湖に白鳥がいてー、美しく水面を泳いでいたんだけど飛び去っていって、遠ぉくへ遠ぉくへ姿が見えなくなっていく。ぱたぱたぱたぱた ぱたぱたぱたぱた…って。2楽章のラストってそんな感じぃ? さっ、イメージしてやってみよっ。そしてクラ全員によって演奏。♪ばっさばっさばっさばっさばっさばさばさばさ…。ううう、運指教えてもらった甲斐がなかなか現れぬ。ア、アヒル…。アヒルのはばたき。何言ってんですか、アヒルは白鳥になれるんですよ。おおっ、そうであった、アンデルセン先生。美しく変身してするのだ、クラ戦隊よ。
・次の土曜は別のバンドの練習に行ってきまーす。なので戦務帳はお休み。練習行くついでに神戸ヤ〇ハに行ってCDや楽譜あさってくるんだー。そんで元町のケーキ屋さんでケーキ食べ歩いてくるぅ。ウッキウッキィー!!(猿化)”

練習日誌 2007年2月17日(土)

・この前の土曜は新年会でした。久々に楽しい酒呑んだわー。こないだの水曜はバレンタインでぃでした。♪あしたはっとっくべつ・すぺしぁおぅデイぃー?国生さゆり。高校生たちがそれぞれ思い思いの焼き菓子を作って持って来て、ふるまってくれた。クッキーありチョコケーキありカップケーキあり…。みんなむちゃむちゃ旨かった。最近の高校生はすごいのぉー。いやいやマジで。オッサン化現象の進んだとよすい成人女子たちは、ただただ感心するばかりであった。
・さて、17日(土)は新曲を配りました。わーいわーい、久しぶりの初見楽譜ー。ヤン・ヴァン・デル・ローストの『タンツィ』です。へっへっへー。買っちゃったんですよーだ。昼出てもバンデルろーすとー!!(高知大の岡田センセ、ローストの曲やるときはいつもこのギャグ使わせて頂いてます。この場で厚く御礼~)。私のパートはどんな動きがあるんかなー?個人練で譜読み、譜読みぃ。
・チューニングです。B♭クラ5本でチューニングB♭出してー。B♭ぇぇー…。おっ、ばっちり合った、さっすがー。と誉めたら、クラしほつんが「うふふふふふふ」と得意そうな態度で笑い出した。手柄はみんな自分のもの。ホルンの誰かさんと似とるなぁ。
・ホルン中井さんとアルトまえだのチューニング。最初合わなかったが、微調整を加えて3度目くらいにびたっと合った。よしっばっちり。その音聴いて、しほつんとさくらが顔を見合わせ「… おお~ …」とひそかにつぶやいた。言うなら言う!!言わんなら言わん!! 小声でどよめくな。
・では新曲やるど。ここで、しほつん&さくらが「… ええ~ …」。不満なキモチをかすかにもらす。言うなら言う!! 言わんなら言わん!! 小声でどよめくな!! 「えええええ~!!!!!」by2人。よしっ大きな声だ。その不満、確かにうけたまわったっ。
・「この楽譜、読んでへん」byクラしほつん。そーだなぁ。新曲配られとったのに、個人練の時間は『紅毛氈』ばっかり練習しとったもんなー。余裕やなー。しかも、テクニカルな部分じゃなくて、トリオのメロディ(マエストーソ)ばっか練習してたもんなぁ。よゆーやなー。「ばっかりじゃないもんん!!」byしほ。
・1楽章はフルート大活躍。もっとクラが吹きっぱな曲かと思いきや、意外な感じ。2楽章は、表現記号が“Merancolico”。メランコリーコ~、めらんこりーこ~。なんかかわええ、メランコリー子~。
・2楽章の最後にさー、クラリネット、トレモロあるよねー。2楽章を一回やった後、私がそう聞いたら、クラ民ちゃんが「違うよっ。16分音符だよ。」と否定した。ありゃ?でも聴いた感じ、トレモロっぽかったんだけど…。もっかいやってみて。せーのぉ。♪タリラリラリラリ♪の中に、♪ディヨイヨイヨイヨイヨイヨイヨイヨイヨイヨイヨイヨ…♪と激しい倍速音が聴こえる。ううっ超音波かっ?!震源地どこ?…しほつんやん!! 「ん?え?ん?あれ?ええ~、だって先輩がぁ…」byしほ。手柄はみんな自分のもん、悪いことはみんな人のせい。こんなとこまでホルンの誰かさんにそっくりです。ねぇ中井さん。
・3楽章は“トロイカ”。トロとイカじゃないよー。「えー、わたしナマモノだめー」と、しほつんがつぶやく。クラりえりえは「えぇー、お刺身おいしいのにぃ」と反論。おっ、りえりえオトナだねぇ。そうだなー、ナマモノあかん奴は大きぃなっても宴会に参加できんなぁ。「ええっ!!それはイヤだぁ」。しほつんは、とよすいが宴会をする度に私も出たいー出たいーと主張する“宴会あこがれっ娘”である(注:とよすい内規により、高校生は酒の席には出席不可)。しほつん、残念だなー。宴会楽しめないなー。「えーもん!!えーもん!! 揚げモン食べとくもん!!」byしほ。そりゃぁカロリー過多ですよ。またハラとオッパイ大きぃなりますよ、しほつん。たぷんたぷん。
・ 『タンツィ』おもしろいぞ。ロシアンダンスの音楽だから、あの独特のワクワク感あふれるリズムで全編進むし。よくあるアレンジ物のように木管高音だけがしんどい目にあって金管はヒマ、ってこともなく、みんながまんべんなくシンドイように書いてあるし。ペットやユーフォにも細かい動きがちょこちょこあって。低音はひたすら刻んで刻んで、馬車ウマのようにテンポ牽引の仕事に勢を出す。ええぞー、これ。ああー、早くもっとメンバーが揃った状態でやりたいなー。うふふふふふー。

練習日誌 2007年2月7日(水)

・ 「あれ?あれ?…ぬけれへん」。チューニング中、クラりえりえの楽器のボトム部分が抜けなくなった。りえりえ、がんばってますがんばってます。よいこらしょ どっこいしょ。それでも かぶは ぬけません。『おおきなかぶ』をパロってる場合じゃない。本気で困ってるよ。隣に座るクラりえ蔵が「貸してみ」と、りえりえの楽器を受け取ってなにげにクイっとひねりを入れた。あ、カンタンに抜けた。わぁすごーい、と感嘆のまなざしを向けるりえりえに楽器をひょいと返しながら、りえ蔵さん一言。「楽器も人を選ぶんだで」。りえりえさん、ふにゃーん。一同笑いに包まれた中、しかし私は聞き逃さなかった。ホルン中井さんのつぶやきを。「腕力がちがう…」。
・はいー、『紅毛氈』。練習番号2からのホルンのメロディ、付点4分のリズムが甘くなりますよー。もっと付点の音をたっぷりとって、2拍目の裏をきれいにはめて。そんなに難しくないとこなのに、なんで急いじゃうのかな?と言うと、ホルン中井さんが「…おめぇがこっち見るしけぇに…」と責任転嫁発言。じぇんじぇん見てまっしぇんから!! そこ、まるまる8小節休みだから、楽器をひざの上に置くぐらいで。その他、変わった動作してませんから。君、被害妄想強いなぁ。ここまでしゃべった、その直後だった。私と同じタイミングで「自意識過剰?」と聞いた人がいた。誰だろう?あああっ、クラしほつんだ!! わー、しほつんと同じ発想してもたー。どーしょー。今夜、夢に出るー。
・しほつん、激しくうなずきながら笑いこける。首グラグラです。首のちょうつがい、外れとるんちゃうか? ジュンテンドーで買ってきて着けかえれぇや。「あそこ、いまいち何屋さんか分かれへん」byしほ。まぁ、たいがいのモノ置いてあるしな。雑貨屋さんか。「ホームセンターだろ?」byりえりえ。それ聞いてしほつん、「へ?家?」と聞き返した。直訳か!?たしかにそのまま訳したら「家中央」だけどな。
・今日のクラ布陣は、1st民子、2ndしほ、ペット隊りえ蔵・なお・りえりえ。「楽譜決めジャンケン、今日は負けたー」とりえりえがぼやいている。ペットの楽譜はクラの楽譜に比べて休みが多いから、数える作業がちょっち面倒なのだ。まぁジャンケンは時の運だから負ける日もあるわなーと思って聞いてたら、クラ民ちゃんが「だって、りえりえ、2回目に絶対グー出すんだもん」と言った。りえりえ、見切られてたよ。負けは偶然ではなく必然だったんだなー。それにしても、げに恐ろしきはパートリーダーの眼力なり。ジャンケンの戦法ひとつも見逃さぬ。きらーん。
・じゃあジャンケンじゃなくて、今度からサイコロで決めたら? 一番大きい目を出した人から好きな楽譜を取っていく。ここでしほつん発言、「サイコロって何マス?」。☆〇△×㍊〆!!…???…。「あっあっ、今“桃鉄”やっとるしけー」byしほ。その後、桃太郎電鉄ばなしに突入。「トットリのなー…」と身近すぎる地名が出てきたから、からかっちゃろうと思い、こんな質問をした。「トットリって鳥が先か?取るが先か?」。当然答えられるだろうと思っていたが、ここにしほつんの奥深さを見た。「えー?(しばし熟慮の末)、取るが先?」byしほ。あっ、隣のりえりえが驚愕のまなざし。「鳥が先だろー!!!!!!!」byりえりえ。即座のツッコミであった。お見事、一本。
・『春、風が草原を渡る』をやる前に、課題曲のマーチ『春風』っていい曲?って総高生たちに尋ねてみた。いい曲なら豊吹でもやりたいなぁ。そしたら、総高生たち、額を寄せ集めて、まずは『春風』がいつの課題曲だったかを思い出そうとしていた。ええっ!!私、自分が高校3年間やった課題曲全部、今も歌えるくらいには覚えてるよ(吹けれへんど)。今の子たちは、忘れっちゃうのかにぇー。

練習日誌 2007年2月3日(土)

・「今年は仕事や地区や子どもの学校の役が重なっちゃって、全然練習に来れないかも」と、なんと休団届けを出されたユーフォ岩下さん。うえぇぇぇーん、イヤだー。岩下さんー、休団しても絶対復帰してくださいねー。「戻ってくるよ!!辞めたないもん!!」by岩下さん。うわぁぁぁーん、力強い言葉がうれしいですー。
・…っていうのが、先週の土曜の出来事でした。しばらく岩下さんの顔見れないんだな。音聴けないんだな…。あれ? 岩下さん来なったで。わはははは。なんかすっげうれしい肩透かしです。でも、今日以降は本当に来れない日が続くらしいそうな。今日は思いっきり吹き鳴らしてってください。
・その輝きはアイボリー…。フルート松田さんが、カバンから美しい楽器ケースを取り出した。うぉっ。松田さん、ひょっとして新しい楽器ですか? 「いいや。新しい“ケース”」。あ、ケースだけなんですか。でもでも、その色艶&光沢はすんごいキレイ。特注ですか?「いいや。ネットで買った中国製。色が赤すぎたから、自分で削って作りなおした」。えぇーっ!! 器用すぎっ。左甚五郎的技術。“四拾になってもプラモデラー”のホルン中井さんが、その削りの技術の高さにしきりに感じ入っていた。
・クラりえりえ、登場。あれ?土曜はバイトなんじゃ…? 「バイト、辞めました」byりえりえ。そうかー。久々の土曜参加で、佐野さんのエロエロサックスが聴けるなー。「えへへへへへ…」。そうかー。エロエロ、うれしいかー。
・チューニングっす。ペット坂ちゃん、ちょっと音程定まりませんねー。姿勢変えてみたら? するとピシッと背筋を伸ばしてB♭を一発吹いた。ちょっち高いね。すると今度はイスに背中をもたせかけてダラッと吹いた。お、ピッチ合いましたよ。その姿勢、崩さないでね。「うううううう…。せ、接着剤、接着剤」by坂ちゃん。誰か、火ぃつけたロウソク持ってきて、頭の上からたらしたげて。たらーりたらり…。
・ユーフォ岩下さんと山もってぃ、一緒にB♭出して。さんはいっ。べぇぇぇー…。うん、合ってるね。私は右手をクルリと回して、“止めて”の合図を出した。べぇぇぇー。止めずにまだ吹いてる。もっかいクルリ。まだ吹いてる。声が必要か?「やめてー…やめてー…やめぇぇぇっ!!」。…やっと止まりましたとさ。うちの練習隊形はリングフォーメーション(輪形陣ね)。ユーフォのななめ右に座っている私は、彼らからすれば構えた楽器に隠れてまるっきりの死角になる。今度からユーフォの音切りたいときは、「やめっ!!」って言うわ。「それまでっ!!」とか、「一本っ!!」とか、「有効っ!!」とか。
・『セプテンバ』、合奏。この楽譜のトランペットってハイノートが多いんだろなぁって思ってた。で、今日、ペットありで一曲通してみて思った。私は間違っていた。ハイノートが“多い”のではない。ハイノート“しかない”のだ。なんだかなー。
・『ハーレムノクターン』。今日のフルートは松田さんとまなまな。2本いるときにこの曲やるのは初めてだったっけ? 2人の音がぴゅーぴゅー前に出てきてて、ここでフルートこんなの吹いてるんだ、とあらためて分かったところがちらほら。そんなふうに聴いてて、練習番号Eに入ったときハッとした。ここ、けっこうフルートもエロい動きしてる…。佐野さんに負けんなフルート。フルートでエロエロフレーズなんて稀有なり。稀有。けうーけうー。
・『春、風が草原を渡る』。まぁ、小編成用の楽譜だし、これが今練習してる楽譜の中では一番吹きやすい曲かな? 佐野さんが一言、「この曲、スウェアリンジェンみてぇだなぁ」。ええぇぇぇ、やめてよぉぅ!! 失礼しました、失言です。いや、私もスウェアリンジェン、嫌いって訳じゃないですけどね。むしろ、彼の曲のスロー部分のメロディはわりと好きな方で…。あ、カミングアウトします。私は“リンジェン好き”です、はい。でもねっでもねっ。『春、風』は、アレグロ部分がリンジェンみたいに軽薄じゃないっ!! 後藤洋に失礼だろう!?(←思いっきりスウェアリンジェンに失礼な言い草ですね)。ホルン中井さんが、「でも、♪ほらね~♪の曲に似とるぞ」。何それ? 『ブルーリッジ・サガ』か?(←リンジェン作曲)。「うんうん、それそれ」byホルン中井。うそぉぉぉ、違うわぁぁぁぁ!! あーんあーん、違うよぉぅ違うんだよぅぅ。ぐすっぐすっ。『春、風』の方が品があるよー、絶対ぃ。「なっ、中井も似とると思うだら?やっぱりなー」by佐野さん。ぶつぶつ文句たれている私の横で、佐野さんと中井さんは意気投合していた。
・本日の練習しゅうりょー。何か連絡ないですかー? あ、はい、会計成田さん、どうぞ。「団費まだの人、払ってくださーい。子どもたちっ、払えよ。」えっ?高校生たち、未納かい?クラしほつんが困った顔して、「家に帰ったら忘れるぅ~」。うーん、3歩あるいたらリセットされるもんなー。こっちが困っちゃうよー。

練習日誌 2007年1月31日(水)

・長らくお休みしてましたー。ごめーん、許してぇ。(かわいこぶってもダメっ)
・『マーチ「ストレート・ロード」』、今日のクラの布陣をチェックする。ペットの楽譜を吹くのは誰? 「はーい、私です」としほつん。すっげうれしそう。今日の金管はホルンとユーフォしかおらんから、どソロだぞ。こんじょ入れて吹けよ。「あいっ!!」…って言ってるそばから、とてもオイシイ主旋律を吹きそこねなった。ああ落ちちゃったか。
・『ストレート・ロード』は、指定速度=142だ。メトロノームで確認してみるとけっこう速い。冒頭にも“Fast March”って書いてあるしなぁ。思ってたよりちゃきちゃき演奏した方がいいかもしんない。なんて言ってたら、私の隣の総高3ばか…じゃない、総高クラ3人娘が何やらぼそぼそささやき合っている。耳をそばだてると「ふぁすと、って何?」という言葉が聞こえる。お、おいおい。今、何の話してた? 速度の話だったろ? バスクラさくらがぐるっとこちらを向いて、「ふぁすとって“第1の”って意味ですか?」って聞いてきた。…真剣そのものだ。どうしよう。こちらもマジに答えるべきか。は、“速い”って意味だよ。すると、この“もうすぐ自衛官”娘は「えっ!!知らなかった!!」とマジに言ってるじゃあーりませんか。わーどうしよう。上官から「Fast!! Fast!! Move fastっ!!」って命令されたら、“一番”前に動いてって敵の弾にすぐあたってしまいそうです。自衛隊の、いや日本の未来が心配だ…。
・購入したけど一回練習しただけでボツっちゃった楽譜を、も一度引っ張り出してきた。なんとか使えないかな? ということで去年買った『LOVE LOVE LOVE』を配る。しほつんが「ドリカム?」と言ったが、違う。平井堅の、ですから。作曲者名はアルファベットで書いてある。そこを見て、「あーKenだー。たむけん?」。その後、しむけん、マツケン、トミーズ健、英検、漢検etc.…、とケンつながりの言葉がとびかった(皆、バカだ…)。
・ボツ楽譜・第二弾、『セプテンバー』。この曲を知ってるって人は、たいてい熱帯Jazz楽団の演奏を聴いて知ってるんだと思う。あ、但馬で楽器やってる人は、老舗楽団・フリーサウンドの演奏で知った、という人も多いかな?いずれにしろ、それらの楽団の演奏する『セプテンバー』っていうのは、むちゃむちゃかっけー血沸き肉踊る曲なの。それに比べてこの楽譜の『セプテンバー』は…、お、おもんない。今日はペットがいないからそう感じるのかなー。クラりえりえはこの曲をやるのは3回目なんだそうだ。「中学のときにやって、高校のおととしの定演でやって、今回」で3回。そのりえりえいわく、「せぷてんば、おもんない」。あ、やっぱフルバンドでやってもそうなの?ううう、買ったの失敗? 悲しくなっちゃう…。
・『春、風が草原を渡る』。これってとってもさわやかな曲。吹いてて気ん持ちいい曲。これ、6月の吹奏楽祭でやるってのどう? ちょっち提案してみたら、皆「わぁーいい~」「私、この曲好きぃ」とか、けっこういい反応。でも、クラりえりえがハッとした顔で言った。「あ、うち、おれへんのだ」。あありえりえ、そうよあなたは3年生。来春からは社会人。もうその頃は但馬にいないのよ(泣)。「出るつもりでおった」って、当たり前のように吹奏楽祭の選曲について考えていた。あーん出れれへんのだー、と嘆くりえりえ。するとその横でしほつんがいきなり、「うち、おるで!!」と叫んだ。すんごい得意げな顔だ。あーそーだねー。元気なええ子がうちにはおるわ。うれしいうれしい。はいはい(笑)。りえりえが就職するのは、土日が休みのところ。「休みにはこっち帰ってきますから」と言っている。おぉ、かつて阪神地区に勤めていたペット坂ちゃんとボーン斎藤さんが土曜に遠距離参加していた。りえりえ、豊吹大阪支部の支部長となるのだ。