豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 1月19日(水)

・寒い。とても。今日も参加者は約5人だ。しかし、冬来たりなば春遠からじだよ。ガマンの季節だ。よよよ。
・クラ・アルト・ホルン・ボーン・ユーフォが各1名ずつ。5人では寂しいが、景気づけにやったろやないけ、合奏。と、なかばヤケ気分にもひたりながら、何曲かやってみたよ。ここで意外なことを発見。『ポップステップマーチ(85年)』と『そよ風のマーチ(91年)』を5人で吹き比べてみると、『そよ風…』の方がやりやすい、という事実。ぱっと見た譜面づらで判断すると、『ポップ…』の方が音数が少なく簡単そうである。『そよ風…』は、細かいリズムのパッセージがあり、主・対旋律の絡み方も比較的手が込んでいるように思う。なのに、『ポップ…』はボロボロ、『そよ風…』は結構ええ感じで吹けた(ステキやんって感じ)。なんでやろ?と言ってると、クラ民ちゃんとボーン斎藤さんがほぼ同時に、「休みがあるしけー…」と明確な答えをくれた。そうか!! 難易度に関係なく、休みなしで吹くことには、もう体がついていかなくなっていたんだ。納得!! って、わーん納得しちゃダメだよー(泣)。
・出石高校の麻生先生から、『伝説のアイルランド』の楽譜を貸して下さい、という依頼を頂いた。戦務帳を見て豊吹を頼ってくださったのですが…。ゴメンナサイ。その楽譜は台風で水没してしまいました。私もあの曲は大好きなので、いつかどこかで演りたいと思い、いつも車のトランクに積んでいたのです。そして…。車とともに沈めてしまいました、嗚呼。スコア含めて相当ぶ厚い楽譜なので、水を吸った後は紙と紙とが貼りつき、印刷もボロボロはがれていました。お役に立てず、とても残念です。またの機会にお引き立てのほどを。去年、出高の定演、聴きに行かせて頂きました。そのとき一緒に行ったメンバーはみんな麻生先生のファンになりました(きゃー)。またゴキゲンな出高サウンドを聴けるのを楽しみにしています。
・『伝説のアイルランド』の話をしたら、フルートさっちん高尾について語りたい。この楽譜は彼女に手配してもらって入手したものである。彼女は本当にスーパーポジティブガールだ。よく吹き、よくしゃべり、時に怒り、いつもよく笑う。大阪からやって来て、慣れない土地で知らない人達の中で過ごすしんどさが少なからずあっただろうに、周りにそれを気づかせなかった。豊吹内の活動ではもちろんのこと、市民会館から裏方仕事を頼まれたときなども、「いっすよ!!やりますよ!!」と明るく力強く引き受けてバリバリとこなしていた。ノリが良く、一緒に話してて楽しかった。吹奏楽への姿勢は常にひたむきで、一緒に吹いてて刺激を受けた。ずっと付き合っていきたいヤツだったのに、12月に大阪に帰っちゃったのよー!! 泣いたよ、マジで。元気でね、さっちん。今年の定演には必ず帰ってきてね。フルートの席あけて待ってるよ!!
・明日からしばらく降るそうだぞ、雪が。日曜の養父でのアン・コン、大丈夫かね? 他地区の皆様、但馬にちゃんと来れるの? タイヤにチェーン、必ず装着してきてね。

練習日誌 1月15日(土) 初練習

・2005年が明けました。今年はよい年になりますように。もう去年ほどひどい災害に見舞われませんように。豊吹の団員の皆が健康に過ごせますように。戦務帳、溜めずに書き続けられますように。
・この日のお昼、豊岡高校吹奏楽部におじゃまして、楽譜を貸してもらいました(近隣の団体の方々、大変お世話になっております)。豊高の楽譜といえば、「水害を免れた貴重な楽譜」だ。先日、某楽器店で顧問の西崎先生と出会い、水に浸かった部室の画像や掃除をしている生徒の画像を携帯で見せてもらって、後片付けの苦労話を聞かせてもらった。私が目撃したときは床上1メートル以上浸かっていた感じに見えたので、楽譜は全滅かと思っていたのだが、部員の皆のがんばりで洗って乾かし4割くらいは救えたそうだ。嗚呼いたわしい。すみません。貸してもらいました。
・豊吹けいこ初めー!! 今年最初の練習は、懐かしの課題曲とかそろえました。みんな、自分のパート譜とってー。すると、昔々の豊高生の“落書き”が楽譜の随所に発見された。84年課題曲『土俗的舞曲』の1st Cl.のパート譜冒頭には、鉛筆のよろよろしたラインで梅図か○おの「まことちゃん」に出てくるカビのキャラクターのような人の顔が書いてあり、「くみちゃん、めぐちゃん、がんばってねー」のセリフが添えられてた。85年課題曲『ポップステップマーチ』の1st Tp.のパート譜末尾には「死ぬー 助けてくれ のび太」という、当時のペット吹きの断末魔の叫びが書きなぐってある。アホですねぇ、80年代の豊高生は…。って私らの年代のことか!!
・まず何の曲、しょー? 佐野さんどうぞ!! 「えーっと、『シンフォニック・ファンフーレとマーチ』出せぇや」。吹きぞめ曲はこれに決定。木管は頭の2小節が休み。それを見て佐野さんは尋ねた、「この頭には何があるだいや?」。いやぁ、タイトルからして“ファンファーレ”しかないでしょう。今年も初げいこ早々に佐野節が聞けて幸せを感じた。
・課題曲の楽譜の頭には和名タイトルの下に英訳名がつけてある。『そよ風のマーチ(91年課題曲)』は『March“A Gentle Breeze”』となっている。ホルンせんださんが「“えー じぇんとる ぶりーず”? なんで“えー”なんか付くの?」としきりに首をひねってらっしゃった。隣の心優しきホルン戦隊員たち(なかい&ひろい)が、「せんださん、“えー”とちゃいますわ。“あ”でっせ」と小さな声でさりげなく教えてあげていた。しかし、せんださんは大きな声で自分の間違いを語り、「ははは、勘違いしとったー」とおおらかに一笑された。ああ、そんなせんださんが好きっ。
・『土俗的舞曲』やろー。くるくる変わるよ変拍子。4分の3→8分の3→8分の5、と1小節ずつ変わる。うぇーん、どうやって拍子とるんだー。と思っていたら、ボーン斎藤さんやペット坂ちゃんら、この曲の経験者の方々が「8分音符を1拍として数えたらええ」と教えてくれた。あ、なるほど。よしっ、やってみましょ。しかし、初見であるからして、みんな本能で吹いている。「1拍に8分音符は2つ入れる」というコマンドがどうしてもはずれない。8分休符+8分音符5つ(うん・ちゃーちゃーちゃーちゃーちゃー)のリズムを、「んっちゃちゃちゃちゃちゃ!!」と激しいスピードで吹いたり、4分音符+8分音符2つ(どぅーん・ちゃっちゃっ)を「どぅーん・テテっ!!」とダブルクリック速度で吹いてしまったり、倍速現象による事故が多発していた。うひゃひゃひゃ。楽しや楽しや。
・『ポップステップマーチ』。これは1985年の課題曲D。実は私、この曲大好きなの。豊吹でも初期の定演で演奏したそうだ。古参のユーフォ岩下さんやアルト佐野さんがそうおっしゃった。私はこの年に吹奏楽を始めました。昔話に花を咲かせて、ふと思い立ち聞いてみた。「山本くんはせんきゅーひゃく何年生まれ?」。突然、話を振られたユーフォ山本くん、はにかみながらこう言った。「この年生まれました」。「(低音で)おぉぉ~」と他全員からどよめきが起こった。ああ、今年はトシの話はすまいと思っていたのに…。
・『ポップステップマーチ』を吹き終えた後、ペット坂ちゃんが「死ぬぅ!! 助けてくれ、のび太―!!」と落書きそのままのセリフを吐き出した。1stペットは、そうとうシンドイ楽譜らしいのねん。

練習日誌 12月18日(土)

・台風後にチューバ谷下くんの顔を見たのは、今日が初めて。私が廊下で音出ししてたらゴロゴロっと扉を開けてやってきた。「うおぉーっ!!」byまえだ→「いやははははははは…」by谷下。意外にふっきれたような顔でわろてらっしゃる。あー、台風後どう過ごしてたかいろいろ尋ねたいー。でもこれまで既にいろんな人に同じ話をしてきただろうなぁ、と思って聞くのやめた。楽器吹く時間を存分に楽しんでくりょ。
・人数がたまるまで、のほほんと個人ごとに練習する。8人来たところで、なんか合奏しょっかー、と曲を合わせる。『はるか、大地へ』『いつか聴いた歌』と2曲続けて合奏した。か、かなりヘビーな2曲でした。ぜいぜい。もう一曲やれる時間はあるが、くちびる筋の力がもうないかも。『風の舞』やりたいなぁ。うーん、最後の方だけやろうかなぁ。と思い「Q(練習番号)からやろう」と言った。そのとたん、私の隣から「♪A・B・C・D、EFG~…」と『アルファベットのうた』が聞こえてきた。アルトいしぇである。…そうやな、いしぇ。Aから順にとなえていかんとQがどこにあるか出てこーへんわな(落涙)。私も辞書引くとき、「あかさたな…」ってア段を最初からとなえんと目指す頭文字のページにたどりつけんよ(感涙)。

練習日誌 12月15日(水)

・サンタさんが来たわけじゃないけど、昔買ったアンサンブル楽譜がいくつか、実家の倉庫にあった。今日集まるメンバーがまたまた「あの4人」だったら、金管五重奏曲をチューバぬきでやってやる。
・8時半の時点での参加者は、アルトまえだ・ボーン斎藤さん・クラ民ちゃん(到着順)。エワルドの『金管五重奏曲』のパート譜をそれぞれに配ってみる。トップペットは民ちゃん、セカンドペットはまえだ。配るとき曲名を明かしてなかったので、“また変な楽譜吹かされるでぇ”と思ったのか斎藤さん、「チューバの楽譜か?」と怪訝そうな顔をして楽譜を受け取られた。いえいえ、れっきとしたトロンボーンの楽譜ですよ。自分の楽器でちゃんと吹ける楽譜だと分かって、ちょっと嬉しそう。
・難しい曲だから今日は1楽章だけでもできたらよいわ。そう思って譜読みに励む。しばらく個人練習した後、トップ民子と合わせてみた。アンサンブル曲だから当たり前のことなのだが、同じ楽器の楽譜とはいえ1番2番で動きがまったく異なる。何ヶ所か同じメロディのハーモニーを吹いてるところがあるが、全然違うことやってる部分の方が多い。いつもと勝手が違って…、お、おもしろい。でも5人の音がそろわないと、曲が見えないよー。メンバー揃ったときにきちんと楽しめるように、譜読みを完全にしておこう…(がむしゃら個人練習がまた続く)。
・ガラガラっと出入り口の扉の開く音。ホルン中井さんにしては軽い足音が近づく。練習室の引き戸がサッと開くと、久しぶりっ、さっちん高尾登場。おお、フルートが来たぞぉ。急遽、金管五重奏曲をひっこめて管楽六重奏曲『黒人霊歌・誰にも言えない私の悩み』の楽譜を出す。これは、フルート・クラ・アルト・ペット・ボーン・チューバという異色の編成のアンサンブル曲。タイトルを見て、クラ民ちゃんとアルトまえだは「私、実は眼球に傷もちでドライアイです」「実は私、坐骨神経痛です」と“私の悩み”を暴露しあっていた。ううう、誰に言ってもしょうがない私の健康上の悩み。…もっと胸がトキメクような悩みがほしい。
・残業あけのホルン中井さん、ようやく参加。ありゃ、この黒人霊歌、ホルンがないわ。ということでまたまた楽譜をひっこめ、管楽八重奏曲『薄暮の都市』を出す。これは但馬のアンコンで人気のある、木・金・打を網羅した編成の曲。ぱっと見た感じ、変拍子なので難しそうに思うが、ノリのよい曲。案の定、譜読み始めはみんな眉間にシワよってた(「けったいな曲!!」byさっちん)が、合わせてみて慣れてくると手応えを感じてきたようだ(「きちんとやってみたらオモロイかも!!」by民ちゃん&さっちん)。終了10分前にユーフォ岩下さんが来られたので、チューバの楽譜を吹いてもらい、通してやってみた。ええ曲かも!! 小人数の冬の練習にはぴったしの楽譜、ここに発掘。
・アンサンブルの楽譜は当然のことながら、休みが少ない。だから「こりゃぁ、リハビリにええぞぉ」。これは誰のセリフでしょう? 楽器を吹かない一ヶ月を過ごして衰えを感じている人。それは斎藤さん…。

練習日誌 12月11日(土)

・ユーフォ岩下さん、新ケースで登場です。浸水したケースは内部の布張り部分に水が染み込み、どうしても洗浄できなかったようです。今度のケースはソフトケースでリュックみたいにかつげるタイプ。シャープなデザイン、大きなサイズなので、実際にしょってみるとなんか宇宙服着てるような感じ。ホルン中井さんがさっそく「装着」して、月面歩行のマネをしてました。ちゃんちゃん。
・アルト佐野さんの空耳アワー。ケガをしたテナーとも子が言いました、「キズの治りが遅くって」。佐野さんが聞き返しました、「ケツ?」。そうそう、二つにぱっくり割れちゃって…。なんでやねんっ!! (のりつっこみ)
・はいはい、合奏合奏。まずはー…。よし、平井堅、やろう。「“しらいけん”の“しとみを閉じて”だな?」。あのー、ホルン中井さん。先週のいしぇに続いてあなたも江戸の人ですか?
・ボーン斎藤さん、なんだかお顔の表情すぐれません。クラ民ちゃんと私の間で「すーこしお酒を召されたかー…」と、二日酔い疑惑を膨らませていた。が、単に眠かったらしい。
・最後に『風の舞』やりました。今日は、演奏しててすっごくスッゴク燃えました!! 後半のアレグロ部分でのリズムパートを吹いてたら、自分の中のノリノリ度がものすごく急上昇して、ラストまで一気に吹ききったぁー!! 気持ちいいー! 超気持ちいいー!! って感じでしたのよ。「やっぱ、私、オリジナル曲大好きだわ」と言ったら、アルト佐野さんは「そーかぁ。わしぁ、オリジナルはきりゃぁだー(嫌いだ)」とおっしゃる。そうねー、佐野さん、クラシック好きだもんねー。だけど、佐野さんは「クラシックが」というよりも「知っとる曲が」好きなんだろー? 佐野さん、破顔一笑して「ばれたか!!」。