豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 2007年7月25日(水)

・ホルンのりえぃ、来たーーーーーーーー!! 中井さんの「本番はホルン6本構想」の一環です。のりえぃちゃんは、現役音大生。うひょひょ。しかも最高学年、4回生でおじゃるよ。忙しい夏によう来んさった。ありがたやー。よしよし。
・さて、楽譜配って合奏合奏♪ ホルンの親子鷹がなんかヒソヒソ話してる。娘・のりえぃ:「どの曲やるんですか?」、中井パパ:「ママの顔見て読むんだぞ」。ヒソヒソしてたつもりだったのに、「顔見て読むって…」って、向かいに座ってたクラ民ちゃんにツッこまれた。思いっきり聞こえてるって。
・最初はうーん…『いそしぎ』!! →「当たったぁ!!」byホルン父娘。のりえぃは読顔術を会得した。大阪音大って、そんなことまで教えてもらえるんだ。
・『シンフォニックファンファーレとマーチ』、『私のお気に入り』を合わせる。「今、ホルンずれただら?」byアルト佐野さん。いいえ、佐野さん。佐野さんが2拍遅れられました。とってもうれしそうに指摘されたけれど、残念でした。こういうときの佐野さんはモルト・ヴィヴァーチェです。生き生きされてます。
・のりえぃちゃんのお世話になった先生の話をしてたとき、佐野さんが「あの先生は“チョンガー”かえ?」と尋ねた。チョンガー…。この言葉が発せられたとき、普通の顔してたのは私と中井さんだけだった。あとの全員、ことごとく「??理解不能」ってミョーな顔になった。ウソやろ?この言葉、知らんの? のりえぃとクラなお&りえ蔵の20代娘たちが知らないってのは分かる。でも、民ちゃんまで知らんとは思わんかったで。民ちゃんは私の1学年下だが、生まれた年は私といっしょ。だけど、冷静沈着博識豪胆な頼れるお人だから、姐サンとして慕っていた。それだけにちょっとショック…、同世代だと思ってた人まで知らないこんな昭和な言葉を私は知ってるって状況が。みんなまるで、しゃべりを覚えたての幼児のように、無邪気にチョンガーチョンガーと声に出して言ってみている。のりえぃちゃんは「大学でハヤらせます」とけなげに言った。でもそれ、ハヤらないと思います…。平成の世ですから。チクショウ、自分が急にトシとっちまったみたいでヤな感じ。あ、かんじんのその意味は〔ひとり者、独身〕ってことです。
・『タンツィ』タンツィぃぃ。2楽章ラストのクラのドロドロ、美しくなったねー(ドロドロって言うな)。最近、豊吹クラ界は活況に入ったから、みんな生き生き練習してるもんなー。上達度が他パートとは段違いです。ええなぁぁ。でも今日のホルン界も負けちゃいないよ。のりえぃ効果、絶大!!たった一人加わっただけとは思えぬ変わり様よ。音の厚みが増し音色が太くなった。中井さんの軍隊吹きを包み込んで、共に響かせる許容力。まろやか~ん。さすがサラ・ウィリスと一緒にエレベーター乗った音大生。娘の成長に、中井パパ、目じりが下がりっぱなしです。でれでれ。

練習日誌 2007年7月21日(土)

・最近、『タンツィ』のひつこい反復練習ばかりやってるような気がする…。ポップスが吹きたいぃ。ということで、ここは豊岡総合高校の部室です。かねてから手に入れたいと思っていた絶版楽譜、ニューサウンズの『ラ・イスラ・ボニータ』があると聞いてやってきました。コンクルの練習でぴりぴりしてる中、能天気にお邪魔しちまいました。楽譜棚を見て、あ、あんなのもある、こんなのもある、とウハウハ捜して小1時間。お借りしました、8冊も。こんなこと、こんな場で書いちゃっていいのでしょうか。てへてへ。全部絶版になっている楽譜です。なので、お目こぼしもらえんかなぁ。
・今日は、1階を他団体の方々が使われてるので、冷房なしの2階です。あじぃ~、だらだらぁ。汗の擬態語です。怠けてるのではありません。せめて音出しの間だけでも窓開けさせてもらおう。さっ、合奏やるで。ご近所迷惑になるから、窓閉めよっか。「この網戸、防音だしけ大丈夫だわいや」。「そうそう」。…。みんなっ、思考回路がオーバーヒートしてるよ!! 正気に返って!!
・よっしゃ、突撃・初見大会!! 昔のニューサウンズ、あんまり聴いたことないから、佐野さん指揮して。って頼んで、まずは『愛のテーマ』。どっかの航空会社のCMのBGMか?って曲。次に『サン・ホセへの道』。ひたすらあっかるいラテンナンバーで、あまりの軽さに腰砕けするほど。「わし、これあんまり好きじゃねー」by佐野さん。っがーん。
・懐かしの『いそしぎ』ー。こういうねっとり系の曲、豊吹は得意。「あっ!! E♭だ!!」。何が? え?中井さん?ホルンのパート譜がE♭しかないの?昔の楽譜の悲しさよ。あいたた。「ええっと…、ドがシになるしけーに…」。必死の読み替え初見はキビシィね。
・『ビギン・ザ・ビギン』~♪。これ、タイトル言うとき、つい歌っちゃう。フリオ・イグレシアスのマネで(30代以上限定ネタですか、これ?)。「最初、管楽器はなんにもねぇだらぁしけー、途中から」って佐野さんの言葉に、「いや、最初、バリサクかなんかがあるはず」とペット坂ちゃん。さすがニューサウンズ・コンプリートコレクター。その通りでーす、6小節目からありまーす。じゃあそこから。バリサクまえだ、勇んで吹いた。♪てっとと、てっとと、てっとと、てっとと♪。あれー、おかしいなー。3小節吹いたらみんなも入ってくるはずなのに、誰も吹かないー。…って、あんた倍で吹いてるよ!! ♪てん・うん・とんとん、てん・うん・とんとん♪だろーがよ!! あああああ、ごめんなさいぃぃ。♪やっとこ・やっとこ♪、シブくて知的な曲を『オモチャのマーチ』に変曲。
・『燃える想い』は80年代チックな欧州歌謡曲。低音パートは4分音符と全音符の伴奏だけで、メロディなど存在しません。まだ高音と低音の間に厳しい身分制度があった時代の編曲ですなぁ。『私のお気に入り』は宮川彬良編曲。かっこええアレンジです。だだし「出来たら」の話。初見はボロボロさぁ。とほほ。
・本日最大の収穫、『吹奏楽のための協奏的序曲』。3年前、ホルンしろいちゃんがやりたいと言ってて、そのときは手に入らなかった楽譜です。本命の『ラ・イスラ・ボニータ』は、1・2番ペットのパート譜がなくって合奏できず。残念!!スコアもないから、起こせないよー。どーしよー。この楽譜お持ちの団体の楽譜係の方、どーぞ豊吹にご一報ください。お願いしますぅ。

練習日誌 2007年7月4日(水)

・本日のメンバァ~。フルートゆうこりん、クラなお・りえ蔵・アラッキー、アルト佐野・まえだ、ホルン中井、ユーフォ山本。今日も6対2で木管の勝ちぃ。それでは、今日は『タンツィ』のこまけぇとこの練習に専念する。2楽章の練習番号40から。ここから18小節の間、木管は16分音符&トリルの嵐と格闘せねばならぬ。ゆっくりのテンポから合わせる。14小節目の指使い、タンギングも細かく入れるとこだから合いにくい。この小節を何度も繰り返す。次はその小節の1小節前から合わせる。何度も繰り返す。次はその2小節前から合わせる。何度も繰り返す。次はその2小節前から…(以下同様)。だんだん合わせる部分を長くしていって、最終的には18小節のカタマリをよどみなく吹けるようにする。のみならず、全員の縦の線を合わせられるようにする。それも、ごく自然に聴こえるふうに。繰り返す。繰り返す。しつこく。ねちこく。丁寧に。
・金管は、もちろん木管とまったく別の動きをしている。でも、動きは別でも同じ曲、同じ音楽を奏でているんだから、金管もテンポに従ってかっちり吹いてね。でないと、木管がびっちり合ったとしてもバラけて聴こえちゃう。「そうだぞー、たのむでぇ!!」by佐野さん。責任転嫁できると思うと、とたんに元気になる佐野さんです…。
・いつも、ここを苦手そうにしてた佐野さん、ミスがなくなってきた。だんだんできるようになってきましたねぇ。「指があったまってきたしけぇにな」。えっ、そんな理由なんですか。じゃあ、練習のときはおばあちゃんがよく使ってた指先のない手袋してきたらどう?「軍手の先ちょん切って、作ってみらぁっかなぁ」。そんなんしたら糸クズがぼろぼろ出てきて楽器に詰まるやろー!!(a little怒)。
・18小節ものフレーズを何度もやってると、どっかで誰かが落ちる(=吹けなくなること)。「休んでもいいぞ。だけど必ず戻って来い!!」。ビリー隊長も言ってます(fromビリーズブートキャンプ)。キャンプインした経験はないはずだけど、みんな、当たり前のようにまたすぐ次から吹き始める。みんなすごいなぁ。落ちたら最後、もう加わらないって人は一人もいない。失敗しても失敗してもすぐまた立ちあがる。ここをどこだと思っている!!(byビリー)。豊吹練習場のはずだけどなぁ。
・掛け合いの部分の練習もした。ここ、クラ1st対その他の木管ってことになってるから、クラなおちゃん一人奮闘。音量的にたいへんさぁ。「負けませんっ」byなおちゃん。おおっ、見えます、乙女の底力。
・3楽章のこまけぇ練習もやって、最後に2楽章のコーダのアンダンテ部分をやって終了。ラストのクラトレモロが静かに終わった後、佐野さんが感心したように言った。「…イエぇ~イ」。佐野さん、ここのイメージはロシアの深閑とした自然の中でがす。「イエ~イ」はやめておくれでがす。

練習日誌 2007年6月30日(土)

・チューニング終わりー。さぁ、何の曲、合奏しょっかぁ。「『タンツィ』以外ないだねぇかいや」。ええー?佐野さん、『日本おとぎ話ラプソディ』って曲がありますぜ。「おおっそうだった。こないだCDで佼成の演奏聴いたら、イメージと違ってええ曲だって、びっくりしたわえ」by佐野。だろぅ?私が前々から言ってるじゃないですか。ようやく、分かってもらえましたか。CDで模範演奏を聴いて以来、佐野さん、仕事しながら“桃太郎”のメロディなんかが頭に浮かんで離れなくなることがあるらしい。じゃっ、やりましょか。…そして、合奏後。「よっしゃ、これ、定演決定な」by佐野。って、即断即決すぎっ!! 気に入ったら気に入ったで、のめりこむ御方です。
・「あ~、今、民ちゃん間違えたぁ」と、半笑いしながら嬉々として指摘したのは佐野さん。日ごろ自分がたくさん間違えて、周りから(主に私から)たくさん指摘されるもんだから、他人が間違えるとうれしそう。特に、完璧主義の練習の虫・泣く子も黙って拝聴するクラ民子が間違えたんだから、民ちゃんでも間違えることあるんだーってな感じで大喜び。「だってこれ初見だもん…」by民子。そうなの。今日のクラ参加者は民ちゃん&なおちゃんの2名だけ。1st×2人で吹いてもおもろくないので、民ちゃんは2ndを吹いていたのでした。1stとはオクターブ違いの2ndの楽譜を初見でよう吹くよ。しかも『タンツィ』を。うん、民ちゃん確かに間違えた。でも、民ちゃんの初見の2ndの方が、佐野さんのアルトよりも確実に吹けていると思うよ。って言ったら、佐野さんが「やっぱそうかー、くそー」と悔しがる。佐野さん、本能で吹く人だからなぁ。楽譜にとらわれない天然児だから。四拾八の人をつかまえて“児”ってのもなんですが。

練習日誌 2007年6月27日(水)

・こないだの合奏、一番始めに『千の風になって』をやりました。みんなには「音出しとチューニングがてらにこの曲を」って言ったんだけど、私の胸の中ではフリュシャカへのレクイエムのつもりで吹いていたのです。後で話してたら、「実はわしもそのつもりで吹いとった」とホルン中井さんが言った。今、あなたを知る人たちは皆、同じ気持ちでいるようです。フリュシャカ、どうぞ安らかに。
・今日は水曜日。木管参加者が多い曜日。たおやかな“美しい合奏”を目指せそう。この日のメンバーは、フルートゆうこりん、クラ民・なお・りえ蔵・荒木・朝倉、バリサクまえだ、ホルン中井(敬称略)。チューニングが終わりかけた頃、出入り口の扉が開く音がした。誰だろう?薄暗い廊下で楽器を出してる姿を見ると、「い、岩ちゃん!?」。ユーフォ岩下さんか?やったー、久々岩ちゃんとバリでユニゾンできる。でもよくよく見ると違った。アルト佐野さんだった。「全然違うやん!!」byその場の大多数。白いポロシャツとジーパンが岩下さんぽく見えたんだもん。「サワヤカさが違う」「エロさも違う」「“エロ佐野”?」。わははははーと練習室の中で盛り上がってたら、廊下から「聞こえとるでー!!」って佐野さんの叫びが飛んできた。佐野さんに怒られたー。わー。
・ホルン中井さん、B♭以外の音もメーターで拾ってみよう。「ああ、この音が高いんか低いんか知りたかったんだ」と、いくつかの音を確認。自分のチューナー買ったら?「うん?タダならな」by中井。へ?“買ったら?”って言ったんですぜ。それは“もらいたい”ってことですかい? 誰かがお中元でくれるといいですね。♪夏ーの元気なごあいさっつぅ♪ まあお父さん、どなたからかしら、コルグのチューナーよ。
・佐野さん加わってから『タンツィ』。1楽章の冒頭アンダンテ。フルートとアルトのメロディ、フレーズの最後の部分が短くならないように。次の小節までたっぷり粘って歌いこんで。こちらからの指示を、佐野さん、楽譜に書きこむ。「ネバネバ…っと」by佐野。あー夏だしね。納豆やらオクラやら山芋やら、ネバネバの精のつくもんを…。じゃなくて!!“粘る”と“ネバネバ”じゃイメージが違うでしょ!! 嗚呼、美しい合奏が…。
・佐野さん、次の小節の1拍目って何分音符ですか?「ああ、4分音符だ」。じゃあそれ吹いたらブレスできますね。「えー、でもずーっとタイでつながっとるでー」。ん?4分音符をずっとタイでつなげる?そんな非効率な書き方の部分、あったかな? アルトの楽譜をのぞきこんだら、そこに書いてあったのは全音符。佐野さん…?“4分音符”って“4拍のばす音符”って意味ぢゃないですよ。
・練習番号30のいーちにぃさーんしぃ…、8小節前からどうぞ。←よくある指揮者からの指示ですが、プレイヤーさん達から苦情が。「練習番号の前なんか後なんか、先に言ってから数えてくれぇや」by佐野。あ、え? そ、そうだよね、分かりにくいよね。んと、んと、んじゃぁ「30の前!! 8小節!! から!!」。ああっ、みんなの顔に?マークが。よ、余計分かりにくくなっちゃった。ごめんごめん。頭悪くってすっきりした指示が出来なくて。勉強してきます…。ううう。