豊岡吹奏楽団

三度の飯より楽器好き!

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練習日誌 2007年7月21日(土)

・最近、『タンツィ』のひつこい反復練習ばかりやってるような気がする…。ポップスが吹きたいぃ。ということで、ここは豊岡総合高校の部室です。かねてから手に入れたいと思っていた絶版楽譜、ニューサウンズの『ラ・イスラ・ボニータ』があると聞いてやってきました。コンクルの練習でぴりぴりしてる中、能天気にお邪魔しちまいました。楽譜棚を見て、あ、あんなのもある、こんなのもある、とウハウハ捜して小1時間。お借りしました、8冊も。こんなこと、こんな場で書いちゃっていいのでしょうか。てへてへ。全部絶版になっている楽譜です。なので、お目こぼしもらえんかなぁ。
・今日は、1階を他団体の方々が使われてるので、冷房なしの2階です。あじぃ~、だらだらぁ。汗の擬態語です。怠けてるのではありません。せめて音出しの間だけでも窓開けさせてもらおう。さっ、合奏やるで。ご近所迷惑になるから、窓閉めよっか。「この網戸、防音だしけ大丈夫だわいや」。「そうそう」。…。みんなっ、思考回路がオーバーヒートしてるよ!! 正気に返って!!
・よっしゃ、突撃・初見大会!! 昔のニューサウンズ、あんまり聴いたことないから、佐野さん指揮して。って頼んで、まずは『愛のテーマ』。どっかの航空会社のCMのBGMか?って曲。次に『サン・ホセへの道』。ひたすらあっかるいラテンナンバーで、あまりの軽さに腰砕けするほど。「わし、これあんまり好きじゃねー」by佐野さん。っがーん。
・懐かしの『いそしぎ』ー。こういうねっとり系の曲、豊吹は得意。「あっ!! E♭だ!!」。何が? え?中井さん?ホルンのパート譜がE♭しかないの?昔の楽譜の悲しさよ。あいたた。「ええっと…、ドがシになるしけーに…」。必死の読み替え初見はキビシィね。
・『ビギン・ザ・ビギン』~♪。これ、タイトル言うとき、つい歌っちゃう。フリオ・イグレシアスのマネで(30代以上限定ネタですか、これ?)。「最初、管楽器はなんにもねぇだらぁしけー、途中から」って佐野さんの言葉に、「いや、最初、バリサクかなんかがあるはず」とペット坂ちゃん。さすがニューサウンズ・コンプリートコレクター。その通りでーす、6小節目からありまーす。じゃあそこから。バリサクまえだ、勇んで吹いた。♪てっとと、てっとと、てっとと、てっとと♪。あれー、おかしいなー。3小節吹いたらみんなも入ってくるはずなのに、誰も吹かないー。…って、あんた倍で吹いてるよ!! ♪てん・うん・とんとん、てん・うん・とんとん♪だろーがよ!! あああああ、ごめんなさいぃぃ。♪やっとこ・やっとこ♪、シブくて知的な曲を『オモチャのマーチ』に変曲。
・『燃える想い』は80年代チックな欧州歌謡曲。低音パートは4分音符と全音符の伴奏だけで、メロディなど存在しません。まだ高音と低音の間に厳しい身分制度があった時代の編曲ですなぁ。『私のお気に入り』は宮川彬良編曲。かっこええアレンジです。だだし「出来たら」の話。初見はボロボロさぁ。とほほ。
・本日最大の収穫、『吹奏楽のための協奏的序曲』。3年前、ホルンしろいちゃんがやりたいと言ってて、そのときは手に入らなかった楽譜です。本命の『ラ・イスラ・ボニータ』は、1・2番ペットのパート譜がなくって合奏できず。残念!!スコアもないから、起こせないよー。どーしよー。この楽譜お持ちの団体の楽譜係の方、どーぞ豊吹にご一報ください。お願いしますぅ。

練習日誌 2007年7月4日(水)

・本日のメンバァ~。フルートゆうこりん、クラなお・りえ蔵・アラッキー、アルト佐野・まえだ、ホルン中井、ユーフォ山本。今日も6対2で木管の勝ちぃ。それでは、今日は『タンツィ』のこまけぇとこの練習に専念する。2楽章の練習番号40から。ここから18小節の間、木管は16分音符&トリルの嵐と格闘せねばならぬ。ゆっくりのテンポから合わせる。14小節目の指使い、タンギングも細かく入れるとこだから合いにくい。この小節を何度も繰り返す。次はその小節の1小節前から合わせる。何度も繰り返す。次はその2小節前から合わせる。何度も繰り返す。次はその2小節前から…(以下同様)。だんだん合わせる部分を長くしていって、最終的には18小節のカタマリをよどみなく吹けるようにする。のみならず、全員の縦の線を合わせられるようにする。それも、ごく自然に聴こえるふうに。繰り返す。繰り返す。しつこく。ねちこく。丁寧に。
・金管は、もちろん木管とまったく別の動きをしている。でも、動きは別でも同じ曲、同じ音楽を奏でているんだから、金管もテンポに従ってかっちり吹いてね。でないと、木管がびっちり合ったとしてもバラけて聴こえちゃう。「そうだぞー、たのむでぇ!!」by佐野さん。責任転嫁できると思うと、とたんに元気になる佐野さんです…。
・いつも、ここを苦手そうにしてた佐野さん、ミスがなくなってきた。だんだんできるようになってきましたねぇ。「指があったまってきたしけぇにな」。えっ、そんな理由なんですか。じゃあ、練習のときはおばあちゃんがよく使ってた指先のない手袋してきたらどう?「軍手の先ちょん切って、作ってみらぁっかなぁ」。そんなんしたら糸クズがぼろぼろ出てきて楽器に詰まるやろー!!(a little怒)。
・18小節ものフレーズを何度もやってると、どっかで誰かが落ちる(=吹けなくなること)。「休んでもいいぞ。だけど必ず戻って来い!!」。ビリー隊長も言ってます(fromビリーズブートキャンプ)。キャンプインした経験はないはずだけど、みんな、当たり前のようにまたすぐ次から吹き始める。みんなすごいなぁ。落ちたら最後、もう加わらないって人は一人もいない。失敗しても失敗してもすぐまた立ちあがる。ここをどこだと思っている!!(byビリー)。豊吹練習場のはずだけどなぁ。
・掛け合いの部分の練習もした。ここ、クラ1st対その他の木管ってことになってるから、クラなおちゃん一人奮闘。音量的にたいへんさぁ。「負けませんっ」byなおちゃん。おおっ、見えます、乙女の底力。
・3楽章のこまけぇ練習もやって、最後に2楽章のコーダのアンダンテ部分をやって終了。ラストのクラトレモロが静かに終わった後、佐野さんが感心したように言った。「…イエぇ~イ」。佐野さん、ここのイメージはロシアの深閑とした自然の中でがす。「イエ~イ」はやめておくれでがす。

練習日誌 2007年6月30日(土)

・チューニング終わりー。さぁ、何の曲、合奏しょっかぁ。「『タンツィ』以外ないだねぇかいや」。ええー?佐野さん、『日本おとぎ話ラプソディ』って曲がありますぜ。「おおっそうだった。こないだCDで佼成の演奏聴いたら、イメージと違ってええ曲だって、びっくりしたわえ」by佐野。だろぅ?私が前々から言ってるじゃないですか。ようやく、分かってもらえましたか。CDで模範演奏を聴いて以来、佐野さん、仕事しながら“桃太郎”のメロディなんかが頭に浮かんで離れなくなることがあるらしい。じゃっ、やりましょか。…そして、合奏後。「よっしゃ、これ、定演決定な」by佐野。って、即断即決すぎっ!! 気に入ったら気に入ったで、のめりこむ御方です。
・「あ~、今、民ちゃん間違えたぁ」と、半笑いしながら嬉々として指摘したのは佐野さん。日ごろ自分がたくさん間違えて、周りから(主に私から)たくさん指摘されるもんだから、他人が間違えるとうれしそう。特に、完璧主義の練習の虫・泣く子も黙って拝聴するクラ民子が間違えたんだから、民ちゃんでも間違えることあるんだーってな感じで大喜び。「だってこれ初見だもん…」by民子。そうなの。今日のクラ参加者は民ちゃん&なおちゃんの2名だけ。1st×2人で吹いてもおもろくないので、民ちゃんは2ndを吹いていたのでした。1stとはオクターブ違いの2ndの楽譜を初見でよう吹くよ。しかも『タンツィ』を。うん、民ちゃん確かに間違えた。でも、民ちゃんの初見の2ndの方が、佐野さんのアルトよりも確実に吹けていると思うよ。って言ったら、佐野さんが「やっぱそうかー、くそー」と悔しがる。佐野さん、本能で吹く人だからなぁ。楽譜にとらわれない天然児だから。四拾八の人をつかまえて“児”ってのもなんですが。

練習日誌 2007年6月27日(水)

・こないだの合奏、一番始めに『千の風になって』をやりました。みんなには「音出しとチューニングがてらにこの曲を」って言ったんだけど、私の胸の中ではフリュシャカへのレクイエムのつもりで吹いていたのです。後で話してたら、「実はわしもそのつもりで吹いとった」とホルン中井さんが言った。今、あなたを知る人たちは皆、同じ気持ちでいるようです。フリュシャカ、どうぞ安らかに。
・今日は水曜日。木管参加者が多い曜日。たおやかな“美しい合奏”を目指せそう。この日のメンバーは、フルートゆうこりん、クラ民・なお・りえ蔵・荒木・朝倉、バリサクまえだ、ホルン中井(敬称略)。チューニングが終わりかけた頃、出入り口の扉が開く音がした。誰だろう?薄暗い廊下で楽器を出してる姿を見ると、「い、岩ちゃん!?」。ユーフォ岩下さんか?やったー、久々岩ちゃんとバリでユニゾンできる。でもよくよく見ると違った。アルト佐野さんだった。「全然違うやん!!」byその場の大多数。白いポロシャツとジーパンが岩下さんぽく見えたんだもん。「サワヤカさが違う」「エロさも違う」「“エロ佐野”?」。わははははーと練習室の中で盛り上がってたら、廊下から「聞こえとるでー!!」って佐野さんの叫びが飛んできた。佐野さんに怒られたー。わー。
・ホルン中井さん、B♭以外の音もメーターで拾ってみよう。「ああ、この音が高いんか低いんか知りたかったんだ」と、いくつかの音を確認。自分のチューナー買ったら?「うん?タダならな」by中井。へ?“買ったら?”って言ったんですぜ。それは“もらいたい”ってことですかい? 誰かがお中元でくれるといいですね。♪夏ーの元気なごあいさっつぅ♪ まあお父さん、どなたからかしら、コルグのチューナーよ。
・佐野さん加わってから『タンツィ』。1楽章の冒頭アンダンテ。フルートとアルトのメロディ、フレーズの最後の部分が短くならないように。次の小節までたっぷり粘って歌いこんで。こちらからの指示を、佐野さん、楽譜に書きこむ。「ネバネバ…っと」by佐野。あー夏だしね。納豆やらオクラやら山芋やら、ネバネバの精のつくもんを…。じゃなくて!!“粘る”と“ネバネバ”じゃイメージが違うでしょ!! 嗚呼、美しい合奏が…。
・佐野さん、次の小節の1拍目って何分音符ですか?「ああ、4分音符だ」。じゃあそれ吹いたらブレスできますね。「えー、でもずーっとタイでつながっとるでー」。ん?4分音符をずっとタイでつなげる?そんな非効率な書き方の部分、あったかな? アルトの楽譜をのぞきこんだら、そこに書いてあったのは全音符。佐野さん…?“4分音符”って“4拍のばす音符”って意味ぢゃないですよ。
・練習番号30のいーちにぃさーんしぃ…、8小節前からどうぞ。←よくある指揮者からの指示ですが、プレイヤーさん達から苦情が。「練習番号の前なんか後なんか、先に言ってから数えてくれぇや」by佐野。あ、え? そ、そうだよね、分かりにくいよね。んと、んと、んじゃぁ「30の前!! 8小節!! から!!」。ああっ、みんなの顔に?マークが。よ、余計分かりにくくなっちゃった。ごめんごめん。頭悪くってすっきりした指示が出来なくて。勉強してきます…。ううう。

練習日誌 2007年6月25日(月)

・本来ならここに、17日に終わった全但吹奏楽祭のことを書かなきゃなりません。しかし、先週とても悲しい出来事が起こり、書けなくなりました。パーカスの古坂ゆりちゃんが亡くなりました。24歳という、とてもとても若い年齢で。それを知らされたときには、まったく信じられなくて、何度も何度も聞きかえしました。ウソでしょう?何かの間違いでしょう?
・フリュシャカが豊吹に初めてやって来たのは、彼女が高校2年の6月だった。それから卒業するまで在団し、大学進学・就職後はめっちゃ頼れる助っ人として豊吹を盛り上げた。文字通り「盛り上げ」てくれた。彼女の周りには絶えず笑いがあった。パーカス成ちゃんとめぐと3人でいつもギャハギャハ大笑い。でも、音楽にはひたむきで一所懸命で合奏中は超マジメ。鍵盤楽器を得意としたが、私はフリュシャカのバスドラムが忘れられない。音色が多彩で表情豊かで。メロディアスなベードラなんて、あの子が初めてだった。
・「忘れられん」と言えば、平成14年の空港フェスだ。あれはもう、不滅の伝説となっている。当初ドラムスを叩くことになってた人が、当日未明になってドタキャンした。本番は9時間後だ。他に出れるパーカスはめぐ一人だけだったので、余剰人員などいない。出演取り止めなど絶対にできない。ドラムスなしで演奏か?どうする、豊吹!! この掛け値なしの絶体絶命のピンチを救ってくれたのが、誰あろうフリュシャカゆり、その人なのであった。当時、大学生だったフリュシャカはたまたま帰省していたのだろうか。運良く連絡がついて、その日叩いてくれることになった。当日の朝早くに楽器置き場で簡単に譜読み。管楽器との合わせもできず、そのまま現地へ直行。そのときのリズムセクション、ベース川﨑・チューバ谷下・バリサクまえだは、初見のフリュシャカをサポートしよう、もしドラムスの音がなくなっても我々でカバーしよう、と新たに気合を入れなおした。そして本番。見よ!フリュシャカは、初見とは絶対に思えない完璧な演奏を成し遂げた。それは見事な腕前であった。低音隊の心配は無用のものとなり、それどころか彼女の軽快なリズムのおかげでいつもよりノリのよい演奏ができたのだ。無事に、なんてもんじゃない、バンド全体を引っ張ってもらって演奏の質を上げてもらって本番が終了した。なぁんだ、フリュシャカにとって豊吹の曲なんて初見でさっとできるんだ。心配することもなかったなぁ。なんてお気楽に思ってたら、楽器を片付けながら、彼女ボロボロ泣き出した。えっ!! あんなに堂々と叩いてたのに…。そうは見えても、やはり彼女はものすごいプレッシャーを感じていたのだった。その後は、もらい泣きしたり抱きしめたりありがとありがと言ったりカルガモ米アイス食べたり。ドラマーとしてのたくましさと感じやすい繊細な心をあわせもつ乙女に、豊吹の危機は救われたのだよ。
・おバカなエピソードもいっぱいあったなぁ。いつの行事だったか覚えてないけどー、と話してくれたのはパーカスめぐ。豊小の駐車場にみんなが集まったときに、ユーフォ岩下さんが灰色のパーカーを着て、フードをすっぽりかぶって来られた。それ見て、めぐは「いやーん、岩下さん。“ねずみの鬼太郎”みたい~」と言っちまった。それを聞いてフリュシャカがすかさずツッコミを入れた。そりゃそうだ、入れるだろう。しかし、彼女の口から出た「ツッコミ」はこうだった。「何言っとるん、めぐさんっ。“ねずみのおやじ”だろ!!」。OH,ボケボケコンビ!! 「それを言うなら“ねずみ男”だーっ(怒)」、ペット坂ちゃんがたまらず正しくツッコミました。
・『サザエさんア・ラ・カルト』を定演でやったとき、彼女、ドラムスを担当。「私、ここがむっちゃ好き」と、とあるテーマをものすご気に入ってた。♪ダカダカダンダン・ダダンダダンダン・ダカダカダダンダダン♪って、主に波平さんとかマスオさんとかオジキャラが登場するときに流れる低音なテーマ。…音域もリズムもローギアなメロディだよ。でも、ここ叩くときはめっさハイテンションだったらしい。あ~、そういえばお気に入りの曲はもう身振り手振りがぜんぜん違ったなぁ。シロフォン叩いた後にガッツポーズ入れてたのがビデオにばっちり映ってたのは、あれは何の曲だったっけかねぇ。
・高校3年のときのコンクール、豊吹のステージで一緒に『大仏と鹿』を演奏した。フリューシャカはこの行事の後、受験が終わるまで豊吹を休団。これが高校生活最後の演奏、と思ってステージに臨んでいた。本番終了後、控え室にしてた和室で、みんなで車座になって一言ずつ感想を言った。そこで彼女は、「今日で最後です。ありがとうございました!!」って言って涙を流した。ああ、叩くことがホントに好きなんだな、吹奏楽と離れるのが辛いって本気で思ってるんだ、って感じだった。とてもすがすがしかった。
・ここまでの文章にあるように、戦務帳ネームは「フリューシャカ」だった。ロシヤっぽい名前で、かわいいっしょ。この名前をどう思ってたのか。彼女からはっきりした言葉で聞いたことはないけれど、以前彼女からもらったメールに「ども!!フリューシャカです!!」って書かれてた。どうやら気に入ってくれてたらしい。会えば必ず「ああ~中井さぁーん」と満面の笑みで駆け寄ってきてくれた。「フリュ~シャカぁぁ」と、こちらも自然と笑って答えた。「相変わらずオデコぴかぴかやなぁ」「もぉぉぅ言わないでくださいよっ」。いつも最初につやっつやの額をからかって会話が始まる。もうあのやりとりができないなんて。
・去年の11月、久々に豊吹にひょっこり遊びにやってきたフリュシャカ。1年後輩のクラなおちゃんとの再会にはしゃいでた。その数日後の飲み会に誘うと喜んでて、当日参加してくれただけでなく、2次会のトマオニの閉店時間まで一緒にいた。来年の定演は一緒にステージに立とうで。わぁそうしたいけどいいんですかぁ、私、ブランク長いですよぉ。そんなんあんただったらすぐ取り戻せるわ、出よ出よ。あのとき他愛もなくしゃべったね。楽しかったね嬉しかったよ。でもまさかこんなに早い別れが来るとは思いもよらなかった。フリュシャカのお父さんから、めぐがスティックを頂きました。「ゆりと一緒に定演に出たいから」、めぐがそう言ってます。今年の定演は一緒だよ。
・まだ信じられなくて、連絡したらまた豊吹を助けに帰ってきてくれる気がする。本当にいい子だった。誰に聞いても、いい子だったって言葉が返ってくる。この世の中で生きるには、あの子はあまりにピュアすぎたのかなぁ。それで神様は早くに取り上げてしまわれたのかもしれない。いつも他人を思いやる、家族や仲間を。いつも全力投球、音楽も笑いも。いつも笑顔を忘れない、辛いときでも。フリュシャカはこんな子だった。ああでも、彼女の魅力の万分の一も表せてない。これからずっとずっとくり返しくり返し頭に浮かぶだろう。尽きないフリュシャカの思い出を、長い時間かけて語り合おう。そうして彼女の冥福を祈ろう。